クラスター対策からの転換は「ものすごく遅かった」! 日本の医療機関はコロナ以前から危機的状況にあった! 医療への政府支出の増額を含め制度の見直しを!〜4.20 神戸大学教授岩田健太郎氏がオンライン記者ブリーフィング 2020.4.20

記事公開日:2020.5.17取材地: テキスト動画
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(取材:八重樫拓也、田上壮彌 文:近藤ゆり)

 2020年4月20日(月)に、日本外国特派員協会主催で、神戸大学教授の岩田健太郎氏がオンライン記者ブリーフィングを開いた。

 岩田教授はアフリカでエボラ出血熱、中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)の対策にあたった経験のある感染症の専門家である。2月に「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船した際には、感染症対応の原則を無視した「悲惨な現実」を告発した。

▲岩田健太郎氏(2020年4月20日・日本外国特派員協会主催オンライン記者ブリーフィング・IWJ中継画像より)

記事目次

  • 初期の日本と韓国の対策を比べるのは無意味!? ある時期までは日本の対策は功を奏していた!?
  • 「検査拡充やホテルなどの施設に無症状者や軽症者を受け入れるなどの変革は、我々が2月から主張」! クラスター対策からの転換は「ものすごく遅かった」!
  • 日本の医療制度の構造的な問題! 感染症指定の医療機関での患者があふれ、準備不足の一般病院が院内感染!
  • 医療費の政府支出が少ない日本! 「最初から時間と努力をコロナに費やす余裕はなかった。すでに危機的状況にあったのが、コロナによって明らかになった。それが現実なのです」!
  • 緊急事態宣言は上手く機能していない! 政府は国民にディスタンシングの重要性を訴える正しいメッセージを!
  • 病院の役割は患者を回復させることにある! 医療現場の負担軽減のために入院と退院のルールの変更を!
  • 抗体についての誤解! 「抗体が体内に形成されたからと言って、その病気に対して免疫がつくというわけではない」!

■全編動画(※英語のみ)

  • 日時 2020年4月20日(月)10:00~11:00
  • 場所 日本外国特派員協会(東京都千代田区)
  • 主催 日本外国特派員協会

初期の日本と韓国の対策を比べるのは無意味!? ある時期までは日本の対策は功を奏していた!?

 冒頭では、「今は社会や人間の問題ではなく、ウイルスの問題に取り組むべき」として、政府・メディアなどに敵意を向ける時期ではないと前置きした。また中盤でも「政治的なコメントは控えたい」と発言するなど、あくまでも専門家として、科学の知見から政府の政策を評価するとの立場を貫いた。

(…会員ページにつづく)

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