街宣にきた創価学会の方の声を出せない声を背負ったガチンコ勝負! 参院選 れいわ新選組 街頭演説(新宿駅西口小田急デパート前)―弁士:山本太郎 代表、東京選挙区 野原善正候補、ほか 2019.7.15

記事公開日:2019.7.16取材地: テキスト動画
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(IWJ編集部)

特集 れいわ新選組
※公共性に鑑み、ただいま全編特別公開中‼
 2019年7月27日、テキストを追加しました。

 2019年7月15日(月)18時より東京都新宿区の新宿駅西口小田急デパート前にて、参院選 れいわ新選組 街頭演説が行われ、山本太郎 代表、東京選挙区 野原善正候補らが支持を訴えた。

 山本太郎代表は安倍政権について「おそろしい6年間。みなさまを削って、みなさまを踏みつけて企業側の利益になる政治が行なわれてきた。しかし、安倍の所信表明。『世界で一番企業が活躍できる国にする』。法人減税、より安い労働力。国の財産を切り売りしてもグローバル企業を設けさせようとする。2012年TPP反対の自民党。けれども政権を取ったとたん手のひら返し。アメリカとは二国間で食い物に」と振り返った。

 そして山本代表は、一人で旗揚げしたのは「いま政治に足りないものをあつまる。緊張感のため。これがなければ政権与党のやりたい放題。永田町の論理を無視する。この国に生きる人のために徹底的に抵抗する野党が必要」だからと訴えた。

 続けて「東京選挙区では野原ヨシマサ」と、東京選挙区に沖縄創価学会壮年部の野原善正氏を擁立した理由を語った。

 「この方は沖縄の創価学会壮年部に所属されている方。現在の公明党はすっかり変質してしまったよねって話。福祉を掲げるならどうして生活保護カット、消費増税なんですか。年金目減りのマクロ経済スライドなんですか。平和の党なら、辺野古新基地に反対しないんですか。安保法制に賛成したんですか。

 公明党の方向性はこれまでの創価学会と違う。党は学会を裏切ったんじゃないんですか。デニー知事誕生の立役者のひとりです。創価学会で村八分になっている、これまで大事にしてきたものを奪われる。政権与党がこんなことをしている。

 東京選挙区の山口那津男にガチンコ勝負を挑んでいる。この大人のケンカ、ガチ勝負にかけてください。村八分も関係ない、これまでの教え通りでいく。党の代表に挑む、この人どんな人なんですか!」

 この紹介を受けて登場した野原氏は次のように演説を始めた。

 「沖縄県知事選挙の際、玉城デニー知事は8万票差、最高得票で勝利。その後のいずれの選挙も辺野古新基地建設反対の候補勝利、県民投票は72%の新基地反対。沖縄の民意は示されてきた。選挙のたびに。現在の自公政権は沖縄の声を聴きません」

 そして現在の公明党について野原氏は、「公明党が平和福祉の党ならば、山口那津男、今すぐ辺野古新基地建設を止めてみろ! 辺野古新基地建設を止められないくせに、平和福祉と言うな!工事の目的は国防であるとか、中国の脅威というが、本質は利権。土建屋さん、ゼネコンを儲けさせるための利権。2兆5000億円の国税を浪費している。何で一部のゼネコンを儲けさせるために、きれいな辺野古を壊さなくてはいけないんでしょうか」と糾弾した。

 沖縄の創価学会の方々が直面している状況について野原氏は、「沖縄の創価学会は辺野古新基地建設反対です。容認の候補は応援できない。けれども容認の候補を応援させられた。公明党の執行部がおかしくなったからです。池田大作勇退は、今の執行部に乗っ取られたというのが実態です。今の執行部は自分たちの都合で、集票マシーンとして(学会員を)利用しているだけです」と述べた。公明党が今の執行部に乗っ取られ、学会員が利用されている。その現状こそが、野原氏が「公明党に盾ついている」理由であるという。

 現在の公明党について、野原氏は、「平和福祉と言いながら、安保法制(海外派兵)・共謀罪(現代版治安維持法)、民衆を弾圧する平和福祉の党はどう考えてもおかしい。公明党は平和福祉の旗を完全に下ろして」しまっていると告発する。

 野原氏はこの演説の結びとして、「学会員に対する人権侵害を止めなくてはなりません。小さな声を聴く力とか抜かしていますけど、沖縄の大きな声も聴いてないじゃないか。まじめな顔して天下の往来を歩けるのか不思議です。公明党を下野させさえすれば、この世の中が変わるんです。山口那津男さんがやってきたこと、私の主張とどっちが正しいのか、東京都民の判断に任せます」と訴えた。

 この野原氏の姿に対して、山本代表は「熱っ! 街宣にきた創価学会の方の声を出せない声が私に届いている。投票は自由です。野原が国会議員になって、なっちゃん(公明党の山口那津男代表)落ちちゃう。あなたには力がある。まつりごとのだいご味」と応えた。

 まさにれいわ新選組の選挙戦は、祭りごとにして政(まつりごと)である。野原氏ほど、今回の選挙戦で争点を明確に、ブレずに、力強く訴えた候補は、他にそういないのではないか。

■全編動画

  • 日時 2019年7月15日(月)18:00〜
  • 場所 新宿駅西口小田急デパート前(東京都新宿区)

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