2012年11月22日(木)19時から、東京都武蔵野市のCafe Gallery Musashinoで、「安冨歩氏 講演会『Cry ~マイケルは死なない』」が行われた。死後もなお、世界中に影響を与え続けるアーティストであるマイケル・ジャクソン。彼が残した楽曲の歌詞を通して、読み取れる内面世界について、経済学者の安冨歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)が解説を行った。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)
2012年11月22日(木)19時から、東京都武蔵野市のCafe Gallery Musashinoで、「安冨歩氏 講演会『Cry ~マイケルは死なない』」が行われた。死後もなお、世界中に影響を与え続けるアーティストであるマイケル・ジャクソン。彼が残した楽曲の歌詞を通して、読み取れる内面世界について、経済学者の安冨歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)が解説を行った。
■ハイライト
安冨氏は、2009年6月のマイケル・ジャクソンの死後、彼の魅力に触れて、その歌詞を読み解く作業を始めたと話し、2001年に発売されたアルバム『Invincible』 の中の『Cry』という曲の歌詞を解説した。歌詞の中の『People laugh when they’re feelin’ sad.』について「『悲しみを感じている時、笑う』というのは、マイケルの幼児期の体験と重なる。
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個人的には一番初めに小学生のころ聞いたoff the wall やstarting something の歌詞の意味が知りたかったりするのですが、ここでのお話で印象に残ったのはマイケルは父親の虐待は客観視できたが宗教がらみの母親からのそれは客体視できず、それが彼を苦しめたのではないかということでした。そしてスリラーのビデオがそのトラブルの鍵となる問題にもなっていたということでした。自分としてはダンスの意味や曲の構成、歌い方などの解読が次にまたれるように思いました。