オウムは「東京上空サリン散布構想」を計画!「事件の全容解明を考えているか?」とのIWJの質問に、上川法相は安倍政権に特徴的な常套句で答える!? 〜7.13上川陽子 法務大臣 定例記者会見 2018.7.13

記事公開日:2018.7.14取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材・文 松本 聰)

 7月13日午前、法務省で、上川陽子法相の定例記者会見が開かれた。

 7月6日に「オウム真理教教祖・麻原彰晃」こと松本智津夫元死刑囚をはじめ、教団元幹部7人の死刑が執行され、7月10日には新たなオウム真理関連の殺人事件が報じられ、さらに余罪がある可能性が高まってきたことから、IWJは上川法相に対し「『オウム事件』の全容解明を考えているか?」と質した。

 1995年5月16日、山梨県上九一色村(当時)の教団施設・第6サティアンで松本元死刑囚が逮捕され、オウムによる一連の事件は収束した。この後、メディアは連日、個々の事件に関わったとされる信者・元信者の人間像や、起訴された信者・元信者の公判の模様を伝えた。

 同じ年、岩上安身もオウムを追っていた。

 岩上安身はそうしたメディアの取材姿勢とは一線を画し、早川紀代秀元死刑囚の「早川ノート」の詳細な解析から、オウムの「戦争計画」に迫ろうとしていた。その営みは、雑誌「宝島30」1995年12月・1996年1月号に「オウム『11月戦争』の恐怖(前編)」と題するスクープ記事として結実し、掲載されるに至る。

 「早川ノート」に記されたオウムの「戦争計画」のひとつに、「東京上空サリン散布構想」があった。空からサリンを降らせて、東京都民1200万人を皆殺しにする計画だ。「早川ノート」には「’95 11月→戦争」との記述もあった。松本元死刑囚をはじめとした教団幹部が、5月に逮捕されていなければ、11月にはこの計画が実行に移された可能性は高いだろう。

 岩上安身はこうも書いている。

「オウムは自ら、破滅に向かってひた走っていた。それは間違いのないことだ。その妄想と衝動の具体化が、いわゆる『ハルマゲドン計画』なのであり、すべてではないにせよ、個々の犯罪の大半は、その計画を遂行するプロセスで、また、その目標を達成する手段として引き起こされたのだ。

 したがって、その破滅的な計画の全容を解明し、国民の前に明らかにすることなくして、オウム事件捜査の幕引きは許されないはずである」

 そこで、IWJはオウムに新たな殺人の事実が出たのを機に、上川大臣に「全容解明を考えているか?」と訊ねたのだが、上川大臣は、安倍政権の閣僚らに特徴的な常套句を述べるにとどまった。

■ハイライト

  • 会見者 上川陽子氏(法務大臣、衆議院議員)
  • タイトル 上川陽子 法務大臣 定例記者会見
  • 日時 2018年7月13日(金)9:45頃〜
  • 場所 法務省(東京都千代田区

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入よりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 300円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です