福島原発告訴団は、2012年の告訴を審議している第五検察審査会と、2015年の告訴を審議している第一検察審査会の委員に対して、東電元会長らの強制起訴を求める激励行動を5月21日(木)、東京地裁前で行なった。
福島のみならず、仙台や栃木、北陸などからも参加者が集結。地裁に向かって「検察審査会の皆さん、強制起訴を出してください。原発犯罪を追及してください。被害者を切り捨てないでください」と声をあげた。
(IWJ・松井信篤)
※5月22日テキストを追加しました!
福島原発告訴団は、2012年の告訴を審議している第五検察審査会と、2015年の告訴を審議している第一検察審査会の委員に対して、東電元会長らの強制起訴を求める激励行動を5月21日(木)、東京地裁前で行なった。
福島のみならず、仙台や栃木、北陸などからも参加者が集結。地裁に向かって「検察審査会の皆さん、強制起訴を出してください。原発犯罪を追及してください。被害者を切り捨てないでください」と声をあげた。
記事目次
■ハイライト
福島第一原発事故における東京電力や政府の事故責任を追及する福島原発告訴団の団長を務める武藤類子氏は、「原発事故から5年目に入って、国は非常に露骨な被害者切り捨ての政策に方向を定めています」と語る。
実際に国は、自主避難者の住宅支援を打ち切り、警戒区域を解除して避難者の帰還を半ば強制している。武藤氏は、「私たちの告訴がきちんと強制起訴となり、裁判を起こして事故の責任が問われなければ(被害者の暮らしを守るようなことが)方向的に難しくなっていくのではないか。なんとしても私たちの告訴が認められて、責任を取るべき人達に責任をとってもらう。このことが被害者の救済に繋がっていくと思っています」と語った。
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