日本は、いまだ米軍の占領下なのか。2015年2月22日朝、沖縄県名護市のキャンプシュワブのゲート前で、安倍政権による辺野古埋立て強行に反対する市民ら2人を、米軍が拘束、連行した。
抗議行動の現場責任者をしている沖縄平和運動センターの山城博治議長が、米軍が引いた境界線から(市民が)外に出るよう呼びかけているところを、米軍の憲兵隊約30名に足をつかまれ、手錠をかけられ連行されたという。山城氏ら2人の身柄は米軍から警察に移されており、報道によれば、警察は基地への立ち入りを禁じた刑事特別法の疑いで事情を聴いている。
現場に急行した共産党の小池晃議員はTwitterで、「いつもは警備の前面にでない米軍憲兵隊が出て来て、山城博治さんをねらいうちにして拘束したようです」と指摘している。ゲート前ではこの日13時から、移設計画に反対する国会議員や県議会の各会派が中心となった大規模な抗議集会が予定されていたため、それを見越した拘束との見方が強い。
小池議員は、世耕弘成官房副長官に電話で事態の把握と説明を要請。世耕副長官は、2人の日本人が拘束された事実は確認したが、それ以上の事情は分からないと回答したという。
・小池晃議員のTwitterより
https://twitter.com/koike_akira/status/569321098963079169
また、沖縄防衛局は赤嶺政賢衆議院議員に対して、「世耕副長官から問い合わせがあったが、米軍軍警のことなのでわからない」と回答したという。
・小池晃議員のTwitterより
https://twitter.com/koike_akira/status/569378861042900993
13時からの集会には、主催者発表で3000人以上の市民が集結し、山城氏らの拘束に対し「不当拘束やめろ」「仲間を返せ」「民主主義を返せ」と怒りの声をあげた。