「1・26秘密保護法廃止へ!国会前行動」が2015年1月26日(月)12時から、国会裏・衆議院第二議員会館前で行われ、主催者発表で約200人の市民らが声を上げた。
(IWJ・細井正治)
特集 秘密保護法
「1・26秘密保護法廃止へ!国会前行動」が2015年1月26日(月)12時から、国会裏・衆議院第二議員会館前で行われ、主催者発表で約200人の市民らが声を上げた。
記事目次
■ハイライト
※以下、発言要旨を掲載します
社民党・吉田忠智党首「特定秘密保護法案廃止法案を2度、他の政党、議員さんと提出してきましたが、廃案にされてきました。これまで以上に広く呼びかけ、議論を積み重ねて、成立をめざし全力で闘っていきます」
「許すな!憲法改悪・市民連絡会」高田健氏「今日(1月26日)から国会が始まります。私も平和運動を続けてきていますが、その中でも最大の、厳しい状況の国会になると非常に緊張しています。問題がたくさんあります。昨日も『後藤さんを救え』緊急行動をしました。
後藤さんたちを全力で救い出すべき日本政府が、昨日の安倍首相の発言を聞くと、『集団的自衛権の行使』の正当化に悪用しようという懸念で、急遽11時に仲間と相談し、ツイッター等でよびかけたところ、大阪から新幹線に飛び乗って駆けつけて下さった方もいました。これからもあわせて訴えていきます」
海渡雄一弁護士「やはり人の命が何よりも大事、戦争は避けなければいけない。後藤さんを救い出す運動とともに、『テロとの戦い』といった泥沼にハマり込んでいくことを避けていかなければならないと思います。そのためにも政府のやることを明らかにしていくことが重要です。
私は秘密保護法対策弁護団もやっており、今後、実際に処罰や人権侵害等の被害に遭う人々などを救援しながら、国際連携の中で闘っていく準備もしています。昨年(2014年)、国連自由権規約委員会からの勧告などもありましたが、『ツワネ原則』に基づき改善していく。
もう一つ、政府を透明化し合っていこうという『オープン・ガバメント・パートナーシップ』(OGP)入りの提言、実際イギリスからも昨年5月、安倍首相は要請をうけ、あまり報道されていませんが、真剣に検討すると約束もしてきているのです」
新聞労連・新崎盛吾委員長「私もイラク戦争の時2ヶ月ほど滞在。現地で『日本はアメリカに原爆も落とされたのに、なぜ追従、派兵するのか』と聞かれました。憲法9条も結構知っており、ヨソから見れば軍隊である自衛隊の派遣問題を問われたのです。
ちょうど11年前、やはり『日本人人質事件』がありましたが、5人までは無事、解放されました。あの時はまだ、平和を守るイメージが現地の人々にあったからです。しかし今は大きく変わってしまいました。
昨年(2014年)末の『紅白歌合戦』でサザンオールスターズの『ピースとハイライト』の件にしても、朝日新聞の『吉田調書』のような『調査報道』も社内監視・規制が強まるなど、『表現の自由』、『報道の自由』の萎縮に対し、みなさんと一緒に闘っていきます」
(…会員ページにつづく)