沖縄県民の民意を無視し、またしても深夜の強行搬入が、辺野古で行われた。
「1月14日、夜10時に辺野古に機動隊が投入される」という情報が流れ、現場には辺野古埋め立てに反対する市民らが駆けつけた。IWJも急遽、中継市民らが現地へ急行。現場から中継を行った。
(IWJ・原佑介)
※ 1月20日、会員ページに別アングルTwicas動画追加しました!
沖縄県民の民意を無視し、またしても深夜の強行搬入が、辺野古で行われた。
「1月14日、夜10時に辺野古に機動隊が投入される」という情報が流れ、現場には辺野古埋め立てに反対する市民らが駆けつけた。IWJも急遽、中継市民らが現地へ急行。現場から中継を行った。
■ハイライト
現場には、参議院議員の山本太郎氏も駆けつけ、市民らと連帯し、抗議行動に参加した。
市民運動の中核を担う山城博治氏は、「なんとしても今夜、頑張りぬきましょう。夜が明ければ多くの県民が駆けつけます。明日以降、県内から計4台のバスで毎日200名の応援がくる予定です」と挨拶。23時頃には、現場に100名の市民が集まっていた。
山本太郎議員もスピーチした。
「参議院の野良犬、山本太郎です。24時間体制で座り込んでいる皆さんに敬意を表します。ここに来るのが今日になって、申し訳ない。ただ、今日からが辺野古は山場です。
ここ沖縄には新らしい基地が作れないことははっきりした。辺野古反対の名護市長、県知事が選ばれ、すべての小選挙区で、基地を作らせない、という議員が勝利を収めた。
それなのに、どうして基地が作れるんですか。何がなんでも基地を作らせようとする人がいるなら、独裁者、暴君だ。何があっても作らせない、絶対に勝ち抜きましょう」
その後、続々現場には機動隊が駆けつけ、深夜0時になったとほぼ同時に、機動隊は現場の市民らの強制排除を開始。シュワブゲート前の現在の模様。100人近い機動隊員が集合し、市民らは機動隊らに「恥を知れ!」と怒号を上げた。
先頭に立った山本太郎議員を始め、次々と「ごぼう抜き」にされた。市民らは機動隊と激しくもみ合い、現場は騒然。怒号が舞い、「救急車を!」と叫ぶ声もあちこちで上がった。
午前1時。強制排除開始から1時間が経過。
「シュワブゲート前はごぼう抜きが進んでかなり手薄になってきた。このままゲートが開けば資材が搬入されるだろう」とIWJ中継市民が報告した。
現場には、沖縄選出の参議院議員、糸数慶子議員も駆けつけた。暴力的な排除を続ける機動隊に対し、「沖縄の歴史を学んでください。この土地、海を守りたい、どんな思いでここに来ているか知ってください。戦争で死んだ人たちが、ここにも眠っています」とし、反基地を訴えた。
深夜2時頃。結局、市民らがごぼう抜きにされ、がら空きとなったゲートを複数台の大型トレーラーやクレーン車が通り、敷地内へと進入。市民らは進入を阻止できなかった。
その後も市民らは、ゲート前に横たわって「ダイ・イン」を敢行。「沖縄を返せ」とう合唱しながら、最後まで「辺野古NO!」の姿勢をアピールした。
現場の模様はIWJがUstreamとツイキャスで同時配信。山本太郎議員の個人アカウントでもツイキャス配信され、合わせて4000人以上の同時視聴者が深夜の凶行を見守った。
これまで安倍政権に無視され続けてきた翁長沖縄県知事(※)は、昨日、初めて官邸を訪問。やはり安倍総理や菅官房長官は面会に応じなかったが、杉田官房副長官が面会に応じ、翁長知事は「辺野古は容認できない」との意向を伝えた。
杉田官房副長官は「基地問題に関して、負担軽減という意味で、認識は政府も全く一緒なので、これからも意見交換していきたい」と答えた矢先に、真夜中の強行搬入が行われた。つまり、翁長沖縄県知事の上京中のことだった。
怒りでいっぱいです。アベは原発再稼動でも核廃棄物処分場でも同じことをするでしょう。一刻も早くアベ政権打倒!