2014年12月5日（金）14時30分から、原子力規制庁で米谷仁総務課長による定例ブリーフィングが行われた。特定秘密保護法の対応について、12月8日の非公開の臨時委員会で議論することが報告された。事後に議事要旨をウェブで公開し、記者レクはない予定だ。

• 会見者　米谷仁氏（原子力規制庁長官官房総務課長）

• 日時 2014年12月5日（金）14:30～
• 場所 原子力規制庁庁舎（東京・六本木）

規制委員会会合

• 平成26年度第44回規制委員会会合 臨時会合
  • 日時：12月8日（月）14：00～
  • 場所：原子力規制委員会庁舎 会議室A
  • 議題 1 原子力規制委員会の特定秘密保護法への対応について
  • 非公開。終了後速やかに議事要旨を公開、記者レクはない
• 平成26年度第45回規制委員会会合
  • 日時：12月10日（水）10：30～ 12：00
  • 場所：原子力規制委員会庁舎 会議室A
  • 議題は追って連絡

原子力規制委員会 会合・検討チーム会議などの開催予定

• 12月 5日(金)13:30 第169回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：石渡明委員、対象事業者：泊原発（北海道電力）基準津波について、事業者から説明を聞き議論を行う
• 12月 5日(金)16:00 第5回核セキュリティ/個人の信頼性確認制度に関するWG
  • 担当：田中知委員、【非公開】18:30より内容について記者ブリーフィングの予定
• 12月 8日(月)15:00 第34回核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：田中知委員、対象事業者：再処理施設（日本原燃）設計基準についての議論のほか、今後の審査の進め方について事業者から意見を聞く予定
• 12月 9日(火)10:00 第170回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：更田豊志委員、対象事業者：伊方原発（四国電力）、大規模損壊への対応
  • 【非公開】
• 12月 9日(火)13:30 第171回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：更田豊志委員、対象事業者：島根原発（中国電力）、柏崎刈羽原発（東京電力）、重大事故対策の有効性評価、前回に引き続き3回目の議論
• 12月 9日(火)14:30 定例ブリーフィング
• 12月10日(水)14:30 田中俊一規制委員長定例記者会見
• 12月10日(水)15:00 敦賀発電所敷地内破砕帯調査に関する有識者ピアレビュー
• 12月11日(木)10:00 第172回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：更田豊志委員、対象事業者：未定
• 12月12日(金)10:00 第3回原子炉安全審査会核燃料安全専門審査会合同審査会
  • 議題は、会長選任とスクリーニング状況について
• 12月12日(金)13:30 第173回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：石渡明委員、対象事業者：未定
• 12月12日(金)14:30 定例ブリーフィング

委員の視察について

• 田中俊一委員長の福島第一、第二原子力発電所視察
  • 日時：12月11日（木）～12日（金）
  • 場所：東京電力、福島第一、第二原子力発電所
  • 内容：第一の廃炉に向けた作業、第二の津波被災時の対応について直接確認をする
• 更田豊志委員、柏崎刈羽6、7号機の現地調査
  • 日時：12月12日（金）
  • 場所：東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の現地調査
  • 新規制基準適合性審査の一貫としての現地調査

特定秘密保護法の適用について、非公開の臨時委員会で決める

　特定秘密保護法が12月10日から施行されることから、12月8日の臨時規制委員会にて、規制委員会・規制庁の対応について議論することが分かった。

　議題は大きく二つ予定されている。一つは、規制委員会・規制庁がもっている情報について、特定秘密指定として指定するか否か。個別の情報について指定の有無を議論する。かなり突っ込んだ議論を行う予定だと、広報官の米谷仁総務課長は説明した。

　もう一つの議論は、関係する規程、訓示の制定について。特定秘密を適切に保護するために、行政機関は必要な措置の実施に関する規程を制定することになっている。そのための議論をするということだ。

非公開の委員会、事後の記者レクを多くの記者が要望

　12月8日（月）に予定されている第44回臨時規制委員会は、特定秘密保護法の対応について議論するため、会合は非公開となっている。事後に議事要旨を公表するとされたが、事後の記者レクは予定していないという。

　これまでにも非公開の検討会は多くあり、終了後に記者レクなどを行う場合もあった。多くの記者からは、この臨時委員会が重要な内容であり、選挙期間とも重なっている等の理由から、記者レクを要望する声があがった。

　しかし広報官は、議事要旨を公表する、非公開会合の後で常に記者レクを行ったわけではない、などの理由から、今の時点では全く予定していないという回答に終始した。