東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理についてタウンミーティング 2012.6.6

記事公開日:2012.6.7取材地: テキスト動画
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(IWJボランティアスタッフ・神湊)

 2012年6月6日(水)、北九州市市小倉北区の北九州国際会議場で、震災がれき受け入れ問題をテーマにした「タウンミーティング」が開かれた。また、この問題に関し、北橋北九州市長は、初めて不特定多数の市民の前に姿を現した。

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  • 1 基調講演 北橋健治北九州市長 18時30分~19時00分
    2 来場者との意見交換 19時15分~20時00分
  • 日時 2012年11月2日(金)17:30~
  • 場所 北九州国際会議場(福岡県北九州市)

 会場には北九州市内外から、定員500人を上回る約1000人が詰め掛け、会場に入りきれない観客は、ホール外のモニターでタウンミーティングの様子を見守った。
また、熊本市からは、大型バス1台が会場まで駆け付け、この問題が北九州市のみならず、近県にまで波及していることが伺えた。

 このタウンミーティングの中で、北橋健治市長は「震災がれき試験焼却の放射能濃度は、健康への影響を無視できるレベル」と安全性を強調したが、市民との質疑応答では、北橋市長や北九州市側選任のパネリストに対する非難が飛び交い、度々紛糾した状態となった。

 また、質疑応答の際、質問者1人に付き1回づつパネリストから回答される方式ではなく、複数の質問者から質問を受け付けて、パネリストから回答がなされるという方式が取られていた。そのため、論点がはっきりしなくなったり、回答がなされないままといった、運営上の重大な問題がみられた。

 それでも、観客からの質問は尽きることがなかったが、北九州市側は、予定の1時間半を10分過ぎて段階で、集会を一方的に打ち切った。
会場内の様子からすると、震災がれき受け入れに賛成派は約1/4程度で、反対派が約3/4の大多数を占める状況であった。

 質疑応答の最初の質問に立った斎藤利幸弁護士は、宮脇昭博士が提唱する「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の意義を訴え、このプロジェクトを紹介する短編ビデオの会場内でのビデオ上映を要求した。観客内からは、大きな拍手が起こったが、進行役の浅野直人福岡大学教授からは、「時間がない」との理由で頑なに拒否された(中継動画2 55:45頃~)。

 一方、「このタウンミーティングで、市民の声いかんによっては、受け入れを撤回するということもあり得るのか?」というIWJ神湊の質問に対し「試験焼却の結果が出ましたので、その説明を市民の皆様に丁寧にさせて頂いている。行政におきましては、今日のタウンミーティングの会場の他に、焼却場や最終処分場のある4つの行政区において、私も出席させて頂いて説明をさせて頂くことになっております。そして、石巻市に出かけまして防潮堤であるとか、山下公園のようなものを造るというのは、私は大変魅力的な考えだと思っておりますので、それでも尚且つどうにもならない状況なのかどうかを、自分の目で確かめて参ります。そして、その過程におきまして市民・各界の方々のご意見を承りまして、最終的に判断をさせて頂きます。従いまして、可否はこれから決めることであります」という柔軟な回答も、北橋市長からは得られた。

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