「小魚を追うシャチのよう」な海上保安庁 ~防衛省前抗議行動 2014.9.1

記事公開日:2014.9.2取材地: テキスト動画
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(IWJ・薊一郎)

 沖縄・辺野古での新基地建設に反対する抗議活動に呼応して、9月1日、東京・防衛省前では「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」主催による「沖縄・辺野古の海に杭はうたせない!」と題した抗議行動が行われた。

 防衛省は8月18日、ボーリング調査に着手した。これに抗議する市民たち3,600人(主催者発表)がキャンプ・シュワブ基地前で抗議行動をするなど、現在も辺野古の基地建設に反対する抗議活動は続いている。

 辺野古の基地建設に対する抗議に加えて、この日の抗議行動では、各地で飛行訓練を続けるオスプレイに対しての抗議も行われた。

■ハイライト

海上保安庁は「小魚を追うシャチのよう」

 沖縄現地からの報告として、8月27日から29日まで辺野古での座り込みに参加した男性は、抗議に若い人からお年寄りまで、職業も幅広い人々が集まっていたと証言し、「世論の実力を感じた」と語った。

 同じく現地の抗議行動に参加した日本山妙法寺の女性は、8月23日のキャンプ・シュワブ基地前での抗議について報告した。当日は沖縄各地からバスで市民らが駆けつけ、キャンプ・シュワブ前を埋め尽くしたという。

 この時、カヌー隊7人ほどが拘束された。海上保安庁は、まるで「小魚を追うシャチのよう」に波を立ててカヌーを追い、転覆させた。カヌーに乗っていた人を引き上げる時には、頭をわざと海水につけていたと証言し、海上保安庁の暴力性を訴えた。

 周辺の海域を30人が常に交替して行っているという過剰な警備についても、「血税を湯水のごとく浪費している」と批判。県民の8割は辺野古への基地移設の中止を求めているとして、沖縄と一体となった運動の継続を呼びかけた。

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