2012年5月19日(土)、大阪市北区の府立国際会議場で行われた、第20回関西広域連合委員会の模様。細野豪志・原発担当相が、原発安全性の確保や再稼働について、出席した首長らに説明を行った。
(IWJ大阪・松田)
2012年5月19日(土)、大阪市北区の府立国際会議場で行われた、第20回関西広域連合委員会の模様。細野豪志・原発担当相が、原発安全性の確保や再稼働について、出席した首長らに説明を行った。
■ハイライト
細野大臣は、野田政権が4月に決めた原発再稼働にあたっての安全基準を説明。福島第一事故の技術的知見から得られる30項目の中長期対策を進めていくとし、「現時点でやるべきことはすべてやるという姿勢で取り組んでいく」と理解を求めた。
これに対し、首長らは疑問や批判が相次いだ。嘉田由紀子・滋賀県知事とともに、再稼働に関する共同提言を示している山田知事は「なぜ専門家である原子力安全委員会の意見を取り入れることなく、安全基準が作られているのか」と反発。橋下市長は「日本の安全基準はデタラメ。信頼を得られていない保安院の確認では国民は納得しない」と批判する一方、需給が逼迫し政府が再稼働必要と判断した場合、「次善策として1〜3ヶ月程度、稼働させる方法もある」と提案した。
(…会員ページにつづく)