生活の党・小沢一郎代表は5月26日の定例会見で、28日に安倍総理出席のもとで行なわれる衆院予算委員会での集団的自衛権に関する集中審議と、今年11月に始まる沖縄県知事選について、見解を示した。
(IWJ・石川優)
特集 小沢一郎/陸山会事件|特集 集団的自衛権
生活の党・小沢一郎代表は5月26日の定例会見で、28日に安倍総理出席のもとで行なわれる衆院予算委員会での集団的自衛権に関する集中審議と、今年11月に始まる沖縄県知事選について、見解を示した。
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28日、集団的自衛権の問題について、衆院予算委員会で集中審議が始まる。党内からは、小沢代表自ら質疑に立って欲しいとの声が挙がっている。小沢代表は、民主党代表時代に予算委員会の場で、当時の小泉純一郎首相や第一次安倍内閣時の安倍首相に質問をしている。
これについて、小沢代表は「質問をしたが、質問に答えてくれなかった。 政談みたいになるとメディアの方もそちらを取り上げる。それでは筋道の通った議論が国民に伝わらない。(わたしが質問の場に出ても)プラスにならない。党内からは、出てやってもらいたいという意見が多いようだが、僕は疑問です」と、自身は集中審議の場に立たないとの考えを示した。
今年12月に投開票となる沖縄県知事選挙。沖縄県議会の野党5党(社民党、共産党、社大党、生活の党、県議会会派「県民ネット」)は、候補者の一本化に向けた調整に入っている。この野党5党は、普天間基地の辺野古移設反対で共闘し、候補者を現・那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏と琉球大学法科大学院教授の高良鉄美(たから・てつみ)氏に絞ったと伝えられている。
沖縄県知事選について、小沢代表は「私どもで特定の候補者を考えていません。私ども小さい政党が主導するというのも、常識的に妥当ではない」とし、独自候補を立てる考えがないことを示した。