安倍総理の私的諮問機関「安保法制懇」(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)が、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認を提言する報告書を提出したことを受けて、5月15日(木)、安倍総理の記者会見と同じ時間帯に、首相官邸前で約2000人の市民が集まり、抗議行動が行われた。
安保法制懇の提出した報告書の中身は、自衛のための措置として、「必要最小限度」の範囲に集団的自衛権の行使も含めており、軍事措置を伴う国連の集団安全保障措置への参加も、憲法上の制約はないとする解釈変更を提言する内容となっている。
首相官邸前には様々な団体、市民が集い、主催者発表で2000人もの人々が駆け付けて解釈改憲に反対した。シュプレヒコールでは何度も「戦争反対」「9条守れ」との声があがった。抗議活動は19時半には終了する予定だったが、参加者は21時過ぎまで残り、声を上げ続けた。