5月6日(火)放送のテレビ朝日「モーニングバード!」で、レギュラーコメンテーターとして出演している岩上安身は、消費税増税後初めてとなるゴールデンウィークの高速道路事情、韓国旅客船「セウォル号」沈没事故、中国に「ユニクロ」を真似た「メイソウ」という店舗が登場したという3つのニュースについてコメントした。
特集 IWJが追う ウクライナ危機
※5月6日の岩上安身の連投ツイートをリライトして再掲します。
5月6日(火)放送のテレビ朝日「モーニングバード!」で、レギュラーコメンテーターとして出演している岩上安身は、消費税増税後初めてとなるゴールデンウィークの高速道路事情、韓国旅客船「セウォル号」沈没事故、中国に「ユニクロ」を真似た「メイソウ」という店舗が登場したという3つのニュースについてコメントした。
ゴールデンウィーク最終日となった5月6日(火)、高速道路はふるさとや行楽地から戻る人たちで混雑している。そんな中、ガソリンの小売価格が5年7ヶ月ぶりの高値となり、1リットルあたり164.8円に達した。昨年4月末の153.2円から比べると10円以上も値上がりしており、ゴールデンウィークで自動車を利用した人には痛手となった。
岩上安身は、ガソリン代が高くなった背景として、依然として緊迫が続くウクライナ情勢が影響していると指摘した。
岩上安身(以下、岩上)「高くなっているのには、2つ理由があると思います。ベースとしては、アベノミクスで円安に振れたので、輸出はいいんですけど、輸入が高くなってしまった、ということがあります。
もう一つ、通常の経済の状態とは違う要素として、日本では本当に報道が少ないのですが、ウクライナ情勢が関係していると思います。ウクライナ東部は、今や内戦状態になりつつあります。
まだ、ロシアは天然ガスを切っていないのですが、5月中に答えを出す、ということになっています。ウクライナは、天然ガスのガス代をロシアに払っていません。滞納しており、ロシアと揉め始めているのです。
なので、このまま内戦がひどくなるということになると、ロシアが天然ガスを打ち切る、ということになる。そうすると、ヨーロッパにまで影響するということになります。今度は、天然ガスの代替エネルギーということで、原油が高騰してくる。そうなると、世界中に影響を与えることになります」
※緊迫するウクライナ東部の最新情報は、こちらの記事をご参照ください
4月16日の事故発生から、まもなく3週間が経過しようとしている韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故。乗客を置き去りにして先に脱出した船長と乗組員を非難する報道が加熱しているが、岩上安身は、韓国海洋水産部の癒着体質を指摘した。
岩上「政府批判を果敢にすることで知られる韓国のハンギョレ新聞が4月22日の時点で『海洋水産部マフィア、責任論』という見出しの記事を出しています。海洋水産部というのは、政府の役所のことです。
海洋水産部の高級官僚が天下りして、海運組合というところに行きます。その海運組合が、船の運航や検査を司っています。それで、おそらくは、見逃していただろう、と。この船員が気づかないというよりも、構造的に癒着があったのではないかと分析しています」
この日は他にも、中国に登場した「メイソウ」という店舗についてコメント。「メイソウ」は、ロゴや店舗のデザインが日本のユニクロと酷似しており、日本のネット上で「パクリではないか」といった声があがっていた。
岩上「これは、中国でも大炎上になっているんですよ。最初は日本のネット上で『ふざけるな』という声が上がったんですが、それが中国にも伝わり、中国版のツイッターでこれが書かれ、『いんちきじゃないか』という風に中国でも言われるようになりました。
オーナーも、三宅さんというある有名な学校の卒業生の名前を引用しているそうなんですね。
かなり込み入った『遊び』なのか、『パクリ』なのか分かりませんが、かなり話題になっているようです。もしかすると、これ自体が炎上マーケティングなのかもしれませんね。
ユニクロなどは中国でブランド店として迎えられています。中国は、都市部の富裕層と地方の人との落差がかなりありますよね。このメイソウは、そういった地方出身の人達をターゲットにしているのではないでしょうか。中国の人達も、ある程度はパクリだと分かって買っている部分もあるのかもしれません」
★岩上安身がレギュラーコメンテーターとして出演中のテレビ朝日「情報ライブショー モーニングバード!」は、毎週火曜日午前8時から放送中! ぜひ、ごらんください。