細川・小泉氏が脱原発を目指す「自然エネルギー推進会議」を設立 2014.5.7

記事公開日:2014.5.7取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材:IWJ松井信篤、記事:IWJゆさこうこ)

 今年2月に行われた東京都知事選で敗北を喫した細川護熙元首相は、選挙後の会見で次のように述べた。

 「原発の再稼働をやめて、自然エネルギー利用とエネルギーの効率化によって新たな成長を促していくことが日本の将来にとってベストな選択であると訴え続けてきた。何よりも脱原発の活動にあらためて火を灯すという大きな役割を果たしえたと自負している。脱原発の活動を自分の信念として続けていく」。

 細川氏は、この決意をかたちにするために、自らが代表理事となる社団法人自然エネルギー推進会を設立した。5月7日、同会の設立総会が開かれた。

■ハイライト

  • 挨拶 細川護熙氏、小泉純一郎氏
  • パネルディスカッション 桜井勝延氏(南相馬市長)、瀬戸内寂聴氏、田中優子氏、香山リカ氏他
  • 収録 2014年5月7日(水) 18:30~
  • 場所 全国町村会館(東京都千代田区)

自然エネルギーは「日本の活路を開いてくチャンス」

 先般、政府は「原発を重要なベースロード電源とする」との文言を盛り込んだエネルギー基本計画を決定した。細川氏は、事故に対する反省も教訓もなしに原発再稼働を行おうとしていること、事実上破綻している核燃料サイクルをさらに推進しようとしていることを、「とんでもないと思う」と強く批判。さらに、途上国に原発を輸出しようとしていることについて、「平和国家としての我が国のあり方としてとても容認できるものではない」と批判した。

 細川氏は、自然エネルギー推進会の目指すところは、「再稼働をやめ、原発から自然エネルギーに転換し、実感できる経済をつくりあげること、そして、放射能の心配のない社会をつくること」だと説明し、「かつて排ガス規制が自動車技術の開発と雇用の創出に貢献したように、自然エネルギーによって日本の活路を開いてくまたとないチャンスであることを認識しながら活動を進めていきたい」と述べた。

 都知事選で細川氏の応援を行った小泉純一郎元首相は、自然エネルギー推進会の発起人のひとりとなった。小泉氏は、「選挙に勝っても負けても原発ゼロの国を目指す」と語った。そして、原発が安全であるということ、コストが安いということ、クリーンであるということは全て「大嘘」だと主張。さらに、日本の全ての原発が止まってから間もなく一年になることを指摘し、「原発なしに日本はやっていけないと言っていたが、今やっているではないですか」と述べ、「過去の人と言われようが、未来の世代のためにも、原発のない国づくりのために頑張っていく」と決意を語った。

 細川氏と小泉氏が都知事選に続いてタッグを組んだかたちとなったが、両氏とも、今後は選挙には関わらないことを強調した。

 来年春の統一地方選挙などで反原発候補者を応援するのではないかと見る向きもあるが、細川氏は、「目標は原発をゼロにすること。それ以外に関わろうとは思っていない」と否定した。

エネルギー転換は「危機を乗り越える策」

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入よりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 300円 (会員以外)

関連記事

「細川・小泉氏が脱原発を目指す「自然エネルギー推進会議」を設立」への2件のフィードバック

  1. あのねあのね より:

     原発推進は儲かるからやるワケで、いまだに推進する人の多くは自分が儲かる人々、つまりは自分の為です。自己の利益の為に大儀を語るのはマルチ商法や一部の新宗教と似ている。だから、普通の人には理解できない原発推進ついて何人の人に批判されようが一向に構わない。そういう普通ではない方々が原発推進をしているのです。但し、ご本人達が気付いていない場合も多いでしょう。
     今後の日本の電力供給で参考になるのは、原発の電気が一切関係が無い日本に多く存在する離島です。東京都の全ての離島にも本土からの送電は無い。これらの島々の悩みは天候による物資補給の滞りで、発電用燃料も計画的に輸送できるとは限らない。それに、輸送費がかかるために、発電用や船舶用の重油も軽油、自動車用ガソリンも島では高くつくのです。
     こういう地域で進めなければならないのは、トヨタ自動車のプリウスに代表されるように燃料を効率よく使い切ることです。発想を転換するときに参考に成るのが積算電力保証型供給という考え方で、ピーク保証電力型供給のようにピークの為に無駄な設備を持つ必要は無くなります。ピークの時に使う電力も、予め蓄電や充電しておくという考え方で、消費電力が少ない時間帯に予め蓄電や充電しておけばよいだけです。ピークの為の無駄な設備を廃棄すればコストは下がります。
     離島の電力供給も一刻も早くプリウス型に転換し、東京オリンピック開催の時には世界にその技術と、転換した早さをアピールすべきでしょう。

  2. Takumi Soyama より:

    原発、及び石油の代替、再生可能エネルギーとしては、、
    原発より高効率で一般家庭から大規模まで発電できるKNITO-50が最高でしょう。石油、天然ガスなど不要でCO2を排出せず、安全な発電システムであり再生可能エネルギーとして世界が採用されるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です