長年にわたり、東京都の築地市場移転計画について取材している、日刊食料新聞の木村岳記者が、4月8日(火)、築地市場労組従組連絡会の学習懇談会に招かれ、記念講演をおこなった。日刊食料新聞は、生鮮食品流通の業界専門紙。木村記者は築地市場の豊洲新市場への移転計画についての取材を続け、移転問題に精通している。
(IWJ 石川優)
特集 築地市場移転問題
長年にわたり、東京都の築地市場移転計画について取材している、日刊食料新聞の木村岳記者が、4月8日(火)、築地市場労組従組連絡会の学習懇談会に招かれ、記念講演をおこなった。日刊食料新聞は、生鮮食品流通の業界専門紙。木村記者は築地市場の豊洲新市場への移転計画についての取材を続け、移転問題に精通している。
■ハイライト
築地市場の豊洲新市場への移転計画をめぐり、東京都は当初、移転先である豊洲新市場用地について、土壌汚染対策工事の完了を平成24年度末と見積っていた。しかし現在、工事完了はこれよりさらに1年遅れる見込みとなっている。当時の猪瀬直樹東京都知事は、平成25年(2013年)1月4日の年初会見で、築地市場移転計画について「多少ずれこみますが、大きな変更ではありません」と、答えていた。
その後、今年2014年に入り、東京都は土壌汚染対策に関する会議を開催し、土壌汚染対策工事が、2013年に発表した1年延期がさらに半年遅れるという見通しが示された。
先月3月28日に開かれた、農水省の食料・農業・農村政策審議会の食料産業部会の配布資料「築地市場の豊洲地区移転をめぐる東京都の動きについて(報告)」と題する資料では、土壌汚染対策工事完了後、平成26年2月末に施設工事着工、平成28年3月末に竣工、都からの認可申請、大臣認可、開場となっている。
しかし、築地から豊洲への市場の移転をスムーズに行えるのか、引っ越し時期の設定も課題となりそうだ。実際に豊洲新市場の建築物がすべて揃ったとして、すぐに開場となるのか。
市場の2日以上の休みは、『5月のゴールデンウィーク』、『8月の盆休み』、『年末年始等のお正月』の計3回。このうちの年末年始は、一年の中でも最も栄える繁忙期で、この時期の引っ越しは到底、現実的なものとは考えられない。
(…会員ページにつづく)