3月9日(日)に「3.9 NO NUKES DAY原発ゼロ統一行動」が行われる。首都圏反原発連合、さよなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会の3者が合同で行うもので、今回で3回目だ。これに先立ち、2月24日(月)に記者会見が行なわれた。
日比谷野外音楽堂で開催される集会には、ミュージシャンの坂本龍一氏などが登壇する。その集会の後に、請願デモと国会大包囲が行われる。国会大抗議、首相官邸前での抗議の2部構成となる予定だ。首都圏反原発連合の越後芳氏は「原発はなくてもいいというのがマジョリティーだと思う。思っているだけでまだ行動に移していない人が多いのではないか。多くの人の参加をお願いしたい」と述べた。 さよなら原発1000万人アクションの藤本泰成氏は、エネルギー基本計画に疑問を呈した。また、名護市長選挙で勝利した稲嶺市長に触れ、「交付金の財政には頼らない。(稲嶺市長が)4年間やってきた実財源による市民目線の政治を名護市は選択した」とした上で、「原発についても、地域社会が交付金を受け入れてきたが、これから先は交付金に頼らないあり方になっていくだろう。それが日本の将来だと思う」と主張した。
過去2年、3.11前後には様々な取り組みが行なわれている。首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフ氏が「NO NUKES WEEK」について説明した。「NO NUKES WEEKは、事故が風化してしまわないよう、全国各地で行われるいろいろな取り組みを可視化する試み。全国で73件、海外からも2件が登録されている。まだ未登録の行動も見込んでいる」と述べた。また、9日から15日まで福島キャラバン行動が行われることも発表された。