「原発を継続するかどうかというのは人類史的なテーマ」─。
生活の党・小沢一郎代表は1月21日、定例の記者会見で、2月9日投開票の東京都知事選で、元首相の細川護熙氏を支持することを正式に表明した。
(IWJ・石川優)
「原発を継続するかどうかというのは人類史的なテーマ」─。
生活の党・小沢一郎代表は1月21日、定例の記者会見で、2月9日投開票の東京都知事選で、元首相の細川護熙氏を支持することを正式に表明した。
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細川氏を推す理由について小沢代表は、「原発についての考え方。大袈裟に言うと、原発を継続するかどうかというのは、人類史的な問題だと思う。非常に大きなテーマ。その点についてのものの考え方が一致している」と述べ、小沢代表自身の支援者などに呼びかける考えを示した。
また細川氏について「性格的なことについては、20年前に細川内閣を作った一人ですので、よく知っている。自民党に対比して私達の考え方と非常に近い。舛添さんも自民党ではありませんけど、自民党に挨拶に行き、自民党の事実上の候補ですから。その意味では明確な違いがあると思います」とし、細川氏支援に至った動機を明かした。
一方で、小泉純一郎元総理が細川氏を強力に支援している。記者から「小泉改革について批判的に話をされてきたが?」と問われた小沢代表は、「新自由主義的な考え方、強者の論理、弱肉強食の経済政策に私は賛成しておりません。弱肉強食を是認すれば政治は入りません。経済政策のやり方として、賛成できませんけども、原発がひどくなったらどうしようもない」と説明し、あくまで「脱原発」を最重要項目にして細川氏を支援していく姿勢を示した。