【東京都知事選】宇都宮健児氏が支援者との対話集会を開催 「東京から脱原発」を主張 2014.1.12

記事公開日:2014.1.12取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 来月9日に投開票が行われる東京都知事選挙の立候補を表明している宇都宮健児氏が1月12日、「希望政策フォーラム」と題する支援者との対話集会を開催した。集会では政策に焦点があてられ、活発な意見交換がおこなわれた。宇都宮氏は、今回投げかけられた質問や意見を政策に反映していくと語った。

■ハイライト

東京から脱原発、泉田新潟県知事と連携

 宇都宮氏の主要政策のひとつとなっている原発政策について、「福島原発で発電された電力の最大の消費地は、東京だった。だから、東京は原発と無関係ではないし、東京都は東京電力の大株主だ。東京電力が起こした事故の対応、被害者に対する支援を最大限やっていく責任がある」と、東京都が先頭に立って脱原発を掲げることを宣言。さらに、それにあわせて、福島第二原発と新潟県の柏崎刈羽原発の廃炉に向けて泉田裕彦新潟県知事と連携していくことを宣言した。

東京五輪とカジノの是非

 宇都宮氏は、前回2012年の都知事選の際、2020年の東京五輪については「東京五輪招致の前にやるべきことがある」との考えから、否定的な構えで挑んだが、今回は、東京・北京・ソウルの平和都市会議の開催を提案し、自治体外交を展開していく考えを示している。こうした提案の背景には、安倍政権が、アジア諸国との関係を悪化させているなど、平和の祭典という五輪の理念とはかけ離れた現状がある。宇都宮氏は、「アジアで平和な環境を作りながら五輪を迎えたい」と五輪の理念を重視した環境整備を強調した。

 また、東京五輪開催を機に一部国会議員などが意欲を見せるカジノ誘致。宇都宮氏は、「カジノには断固反対します。五輪は青少年に夢を与えるスポーツの祭典だが、カジノは博打。五輪を契機に賭場を開くなんて、とんでもないことだ」と話し、カジノ誘致を批判した。

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「【東京都知事選】宇都宮健児氏が支援者との対話集会を開催 「東京から脱原発」を主張」への2件のフィードバック

  1. 阪本肇 より:

    宇都宮健児さんが当選されることを心から願っております。
    しかしながら、この対話集会はあまりにも内向きではないかと感じました。
    支持者を拡大してゆくことが何より重要なのに、支持者の方々のそれぞれの問題意識を宇都宮さんにぶつけている
    だけで、発言者はそれぞれの現場でどのような取り組みをしているのかという話はありませんでした。
    宇都宮さんに荷物を背負わせればいいわけではもちろんない。なかには24時間無休で働け、という奴までいる。
    こんな集会を頻繁に開いても効果に乏しいし(内向きだから)、宇都宮さんは疲弊するだけだ。
    事務局があまり優秀とは言えないことを危惧する次第。

  2. 宇佐美 保 より:

    2013/09/07の
    「岩上安身による泉田裕彦新潟県知事インタビュー 」
    http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100574

    から、今回の福島原発事故が、東日本全体の壊滅に至らなかったのは、泉田知事が働きかけで、福島原発事故の半年前に、福島にも免震重要棟が出来ていたという事実を知ることが出来ました。
     この事実を、宇都宮氏の都知事選運動(福島第二原発と新潟県の柏崎刈羽原発の廃炉に向けて泉田裕彦新潟県知事と連携していく)の中で都民、更には、全国民に広めて下さい。
    そして、原発には、今回の泉田知事のご尽力が及ばない不安定要素(免震重要棟が無かったりの類)が多々ある危険性を私達は認識すべきではないでしょうか?

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