2013年12月27日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。田中俊一原子力規制委員長は、新潟県の泉田裕彦知事との面会は拒否し続けているが、自民党の議員とは面会した。その理由について、森本次長は、「個別に判断すべきことと考えている」とコメントした。
2013年12月27日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。田中俊一原子力規制委員長は、新潟県の泉田裕彦知事との面会は拒否し続けているが、自民党の議員とは面会した。その理由について、森本次長は、「個別に判断すべきことと考えている」とコメントした。
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4月22日に、泉田裕彦・新潟県知事と池田克彦・原子力規制庁の面談があった。しかし、知事が希望している田中委員長との面談は、規制委側が拒否しており、いまだ実現していない。その一方、12月25日に自民党原子力規制に関するPT座長の塩崎恭久議員が、田中委員長と面会している。森本次長は25日の記者会見で、この異例の面会に関して、「事務方の裁量に任せていただいている」と説明している。
この「事務方の裁量」に関して記者団が質問すると、森本次長は「これまでも、知事であれ、国会議員の方であれ、一概に会わないということは言われていない」と回答。「個別に判断すべきことと考えている」と続けた。「個別に判断」された理由について問われた森本次長は、「地元に規制庁職員が居り、個別に説明もしているから」と補足した。
続いて記者団から、新潟県技術委員会への規制委職員派遣の要請があるが、今年12月から派遣しなくなった理由について質問があがった。規制庁の佐藤・広報部課長は「新潟県とは事務的には頻繁に連絡をとっている。新潟県にも了解をいただいている」と回答した。
佐藤・広報部課長によると、新潟県技術委員会ではフィルターベントの内容について審査しているが、規制委員会でもフィルターベントについて審査している。審査の途上段階において質問に受け答えするのは適切ではないと、規制庁は考えている。
ただし、技術委員会に出席することと、自治体からの意見を聞くことは別物であり、ある程度の見解がまとまった時点で、説明責任の観点から説明する、という見解を示した。
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