「事故を防止できなかったこと、その経験を審査に活かすのは当然のことだ」 ~原子力規制庁定例ブリーフィング 2013.12.13

記事公開日:2013.12.13取材地: テキスト動画
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 2013年12月13日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。福島第一原発の事故調査で新たに得られた知見を審査に活かすのは当然で、他事業者にも対策を求めていくという考えを示した。

■全編動画

  • 日時 2013年12月13日(金)14:00~
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

審査途中でもどんどん指摘していく

 東京電力から福島第一原発の事故に関する新たな検証結果が公表される予定であり、それに対する見解を問われた森本英香原子力規制庁次長は、「事故調査で得られた知見、事故を防止できなかった経験を審査に活かすのは当然のことだ。事業者に対して同じく求めていくことになる」と回答した。

 その上で、現在既に進んでいる審査でも、審査の途中で判明した新たな知見はどんどん審査の中で見て指摘していくよう審査を進めていくというのが基本的な姿勢だという自身の考えを示した。

補正予算

 補正予算の閣議決定があり、長官官房や原子力安全人材育成センターなどが新設されることが分かった。

 JNESの統合による組織改訂も含まれる。森本次長は、実務に対する実践力のある人材育成、人事配置に重点を置き、長期的に取り組んでいきたいと述べた。来週の第36回原子力規制委員会の議題に上げられる予定。

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