「さようなら原発1000万人署名運動」を呼びかけてきた鎌田慧氏、大江健三郎氏、落合恵子氏らは11月26日、衆参両院に約90万人分の署名を提出した。昨年6月にも署名を提出しているが、2回目の今回と合わせて約840万人分の署名を集めたことになる。鎌田慧氏は提出後に開かれた記者会見で、「近年、稀な数字だ。100万筆集めるのも精一杯だが、それだけ反原発の声が強いということだ」と、市民らの脱原発運動に対する想いを高く評価した。
(IWJ・ぎぎまき)
「さようなら原発1000万人署名運動」を呼びかけてきた鎌田慧氏、大江健三郎氏、落合恵子氏らは11月26日、衆参両院に約90万人分の署名を提出した。昨年6月にも署名を提出しているが、2回目の今回と合わせて約840万人分の署名を集めたことになる。鎌田慧氏は提出後に開かれた記者会見で、「近年、稀な数字だ。100万筆集めるのも精一杯だが、それだけ反原発の声が強いということだ」と、市民らの脱原発運動に対する想いを高く評価した。
■ハイライト
呼びかけ人らは首相官邸を訪れ署名を提出しようとしたが叶わず、内閣府が代理で受理した形だ。昨年の提出時には、官邸前で官房長官が直接受け取ったというが、鎌田氏はこれについて、「当時の民主党政権の態度と明らかな違いがあった。国民の声を聞こうとしない今の政権の体質が良く出ている」と苦言を呈した。
この日は奇しくも、衆院本会議で特定秘密保護法案が採決される日と重なった。記者会見が開かれた衆議院第二議員会館の外では、採決阻止を訴える100名以上の市民らのシュプレヒコールが鳴り響いていた。
「戦前、『軍機保護法』と『国防保安法』が曖昧なまま制定された。軍港の側で写真を取った、飛行場でシャッターを下ろした無垢な市民が、また、軍事的噂話をしたただけで刑罰に処せられた時代が、今とあまりにも重なることを忘れてはならない。この法案自体も秘密の領域を曖昧なままに通っていく、その恐ろしさを感じる」
会見中、落合恵子氏はこのように話し、「政府は命へのテロリズムを始めているのではないか」と指摘しつつも、「失望なんてしない。これまでも権力者が市民のことを考えたことは一度もなかった。想いを1つにして反対を言い続けたい」と、ひるまずに運動を続けていこうと呼びかけた。