「TPPと安全保障はリンケージしない」――26日、帰国したばかりの「米国におけるTPPに関する実情調査団」が記者会見し、団長の原中勝征前日本医師会会長の他、山田正彦元農水相、首藤信彦前衆議院議員、舟山康江参議院議員が、アメリカで行なったTPPに関する調査内容を報告した。
首藤氏が、アメリカでは日本のTPP推進派が主張する、TPPと安全保障との関係がまったく議論されていないという驚きの実態を報告。
岩上安身が「日本国内では、安全保障とバーターでTPPに入るという議論になっているが」と質問すると、首藤氏は「先方に何度も水を向けたんですが、そういったことは一切出ませんでした」と回答。舟山議員も「(アメリカが)経済連携と安全保障を一緒にすることはあり得ないですよ」と答えた。