公開シンポ 原発事故と有機農業 — 有機農業運動論の再構築 2013.2.24

記事公開日:2013.2.24取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・安斎さや香)

 2013年2月24日(日)13時から、東京都千代田区の明治大学リバティタワーで、「公開シンポ 原発事故と有機農業―有機農業運動論の再構築」が行われた。福島県の有機農業の現状報告と研究報告、また、それに基づく問題提起や提言が、各パネリストから述べられた。今後の福島での復興のあり方や、生産者と消費者が有機農業の現場から共に学び、有機農業を身近なものとして感じながら生きる、農的暮らしのあり方などについて、議論が深められ、活発な意見交換があった。

■ハイライト

  • 第1部 特別講演 本橋成一氏(写真家・映画監督)
  • 第2部 福島からの現地報告 根本洸一氏(有機農家、南相馬市小高区)/野中昌法氏(新潟大学農学部教授)
  • 第3部「有機農業運動論再構築へ向けて」 明峯哲夫(あかみね・てつお)氏(有機農業技術会議)/菅野正寿(すげの・せいじ)氏(福島県有機農業ネットワーク)/高橋久夫氏(福島県有機農業ネットワーク)/黒田かをり(CSOネットワーク)/コーディネーター 大江正章氏(アジア太平洋資料センター)

  シンポジウム冒頭、菅野氏は「3.11からまもなく2年となり、福島の原発事故で有機農業運動は試練にさらされているが、これまで『安全性論』と『消費者提携論』に、安易に依拠してきたことの見直しが求められている。このシンポジウムでは、チェルノブイリ原発事故以後のベラルーシ、ウクライナの状況を踏まえながら、『かけがえのない地域で暮らし続ける』『有機農業運動のあり方を問い直す』ことをメインテーマとして、議論を深めていきたい」と挨拶した。

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です