2023年8月27日(日)14時より、京都弁護士会館(京都府京都市)にて、京都弁護士会主催・日本弁護士連合会共催による「日弁連 再審法改正全国キャラバン 元裁判官と考える再審法の問題点『なぜこんなにも再審は認められないのか?』」が開催された。
冒頭、京都弁護士会会長の吉田誠司氏は、「冤罪を晴らすための法律がちゃんとできていないんです。弁護士が闘うための武器がないんです。キーワードは人間は間違える、間違ったあとにどうすればいいのか」と口火を切り、シンポジウムが始まった。
基調報告では、「再審法の問題点と改正の現在地」と題し、日弁連再審法改正実現本部本部長代行の鴨志田祐美弁護士が、再審法の問題点と再審法改正への取組みに関して報告を行った。
袴田事件の再審開始・死刑執行停止決定を出した当時の裁判長、村山浩昭弁護士と元裁判官の井戸謙一弁護士の対談では、実体験を踏まえて再審について語りあった。