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角谷浩一氏「みなさん、こんばんわ。本日、司会を務めます角谷浩一です」
野口かおり氏「こんばんわ。アシスタントの野口かおりです」
角谷「2月の9日に投開票が行われる東京都知事選挙。日本の首都にふさわしい人材は誰なのか?またその人材は一体どんな考えを持って、この選挙に臨んでいるのか。それを今日はたくさんのユーザーのみなさんとともに、考えを伺って投票行動の一環にしてもらいたいと。こういう趣旨でこの討論会を開こうと思っています」
特集 東京都知事選2014
角谷浩一氏「みなさん、こんばんわ。本日、司会を務めます角谷浩一です」
野口かおり氏「こんばんわ。アシスタントの野口かおりです」
角谷「2月の9日に投開票が行われる東京都知事選挙。日本の首都にふさわしい人材は誰なのか?またその人材は一体どんな考えを持って、この選挙に臨んでいるのか。それを今日はたくさんのユーザーのみなさんとともに、考えを伺って投票行動の一環にしてもらいたいと。こういう趣旨でこの討論会を開こうと思っています」
■全編動画
野口「それでは、ただいまより東京都知事選候補者ネット討論。ご登壇者の皆様をご紹介いたします。
紹介の順番は届け出順となっております。まずは宇都宮健児さん」
宇都宮健児氏「よろしくお願いします」
野口「続きまして、田母神俊雄さん」
田母神俊雄氏「よろしくお願いします」
野口「続きまして、舛添要一さん」
舛添要一氏「こんばんわ」
野口「最後に、細川護煕さん」
細川護煕氏「よろしくお願いします」
野口「以上、4名の立候補者による東京都知事選候補者ネット討論をはじめてまいります」
角谷「さて、さっそくですけれども、この登壇していただいた4方に、まずはひとりひとりメッセージを頂きたいと思っております。
時間は、2分間ということになっております。これは、時間が短い限られた時間だということ。それから、今、選挙中でございまして、このあと明日も候補者のみなさん遊説が待ってるということもあって、時間をきっちりしたいということが趣旨でございます。
2分間になりますと、<チーン>こういうふうに、まあ時間ですよというふうなことはお知らせさせていただきます。そうしますと、お話途中かもしれませんけれども、遮らせていただく場合があります。どうか、よろしくお願いします。
では、宇都宮さんから順番にこれはいこうと思います。みなさん、マイク、どうぞいいように近づけたりなんなりしていただいて、お話いただければと思います。では、宇都宮さんお願いします」
宇都宮「はい。都知事候補の宇都宮健児です。まず私は東京都を世界一働きやすく、暮らしやすい、そしてひとりひとりの都民にとって希望の持てる町を作りたいと考えております。石原都政、猪瀬都政、14年間の間に、福祉が大幅に削られてきております。
石原さんは知事になったときに、何が贅沢かと言って、まずは福祉だということで、福祉を削減してきております。その結果、どういう事態になっているかと言いますと、高齢者で特別養護老人ホームに入りたくても入れない人が4万3千人を超えております。
また、若いお父さんお母さんたちが、子供を預けて働きたくても保育園が足りません。現在、認可付き認可保育園に入りたくても入れない待機児童が2万人を超えております。
また、住まいの問題も深刻です。石原都政、猪瀬都政、14年間で新規の都営住宅は一戸も建設されておりません。しかしながら、都営住宅に入りたくても入れない人たちが20万人を超えております。
また、若い人の雇用の問題も深刻です。なかなか仕事に就けません。仕事に就いたとしても、非正規労働者です。賃金は安くて結婚もできない。家庭も持てない。また、やっと正社員になったとしても、長時間労働で過労死や過労自殺が多発しております。
また、有名な企業に就職した若者も数年で使い捨てにされる。ブラック企業の問題が昨年から問題になってます。こういう問題にしっかりと対処していく必要があると考えております。
私は若い人たちが希望を持って働ける、働きやすい職場をつくります。そして、お年寄りも安心して老後を過ごせる、そういう暮らしやすい町、みんなが希望を持って生きられる町、東京を作りたいと考えております」
角谷「はい、ありがとうございました。では、田母神さんお願いします」
田母神「はい。私は今回、東京都民のいのちを守りたいという思いで立候補いたしました。今、東京には6年以内に24%、30年以内に70%の確率で地下直下型地震が来ると言われております。
私は福島県の出身で、私の友達もいっぱい死んだし、惨状を私は現地にも何十回も足を運んでますので、現地の地震の被害の惨状を目にしておりまして、東京都で、東京都民をああいう目にあわせたくないという思いで今回立候補いたしました。
立候補して何をやるかというと、心のふるさと東京を作りたいと。昔の日本のように、安心して隣近所助け合って生きられる東京を作りたいと。そのためにまず何をやるかというと、今、最初に私が立候補の理由とした東京の強靭化。東京のインフラは今、かなり老朽化してます。
道路、橋、それからトンネル、こういったものを耐震化を強化しなければいけないというふうに思ってます。また環状7号線周辺は7割8割が木造の建物ですので、地震が来れば火災が予想されます。
従って火災にならないように中央分離帯に木を植えて防火帯にするとか、そういったことで震災に強い町を作っていきたいと思います。
次に経済政策としては、のちほど説明しますが、アベノミクスにならって、タモガミクスを実施したいというふうに考えています。さらに、ひとりぼっちにさせない。これは女性、子供、お年寄り、それから子供を持つ母親。そういった弱い立場にある人をひとりぼっちにさせないということで、ふるさと東京と言われるような町を作っていきたいというふうに思っています。以上です」
角谷「はい。ありがとうございました。では、舛添さんお願いします」
舛添「はい。私は東京を世界一の町にしたいと思ってます。ちょうどそのきっかけになるのが6年後の東京五輪。東京オリンピック・パラリンピックです。
みんなでおもてなしをして、こんなオリンピック・パラリンピック、見たことないよというような史上最高のオリンピックに都民の力を結集してやりたいと思ってます。
しかし、いつなんどき直下型地震や大きな風水害含めてあるか分かりません。これはもう、私は現場を歩いて歩いて視察してきましたけれども、下町の木造密集家屋。こういうところは、火事になると大変です。全力を挙げて防災。
もうどんな災害にも打ち勝つ世界一強い町が東京だと、やりたいと思っております。それから、厚生労働大臣をやりましたから、福祉。これはもう、ゆりかごから墓場まできちんとやっていきたいと思っています。
福祉でもやっぱり世界で一番安心できる町が東京だと。これをめざしたいと思っております。それから治安対策。これもしっかりやらないといけない。せっかく治安でトップの座を守ってるわけですから、これを守っていきたい。
そして、やはり文化の香りする、文化でも世界一をめざしたいと思ってます。しかし、そういうことをやるためにも、何よりも経済を良くしないといけない。
まあアベノミクスで長い長い不況のトンネルから日本は抜けだそうとしてますんで、東京の経済特区を作って、そこで思い切った実験をする。霞ヶ関の規制を廃した実験をする。
そのことによって、とにかく雇用を生みたい。若い方、職がないんですね。非正規なんです。雇用を生んで、本当に力強い、明るい日本にしたいと思っております。
そういうことすべて含めて、世界一の東京と。これをめざすのが私の政策です。ありがとうございます」
角谷「はい。ありがとうございました。では、細川さんお願いします」
細川「はい。なぜ立候補したかということからまず申し上げなきゃならないと思うんですが、色々最近の政府のものの、物事の進め方、そうしたものを見ておりますと、何か非常に危ないものを感じる。
特に、エネルギー基本計画のなかで、原発を基幹的な電源として位置づけるとか、あるいは再稼働をする方向に進んでいきそうだとか、そういうようなことが非常に私の危機感を呼び起こしました。
そういうことで決断をしたということです。東京にはもちろん赤ちゃんからお年寄りまでの様々な問題があります。そうしたものは、今、都のほうでも職員の方々が一生懸命練りに練られた素晴らしい2020年アクションプログラムとか、あるいは防災の計画についても、地域防災計画とか、直下型地震の際、どうするか。
様々な具体的な対応がそれに記されておりますが、そのなかで優先順位をつけて、本当に心豊かな知的興奮が得られるようなそうした首都東京というものを、世界の人達が来て、住みたいと思うようなそうした町づくりをすすめていきたいものだと思っています。
もちろん緑とか環境とか、その他あらゆることに心配りをして、素晴らしい首都東京を目指していきたい。そういうことです」
<0:10:15.3>
角谷「はい。ありがとうございました。それぞれの皆さんにまずは2分間のメッセージを頂きました。さて、ここからは個別の討論、ひとつのテーマについて皆さんの考えと、また意見を頂いていきたいというふうに思っております。
それぞれのテーマですけれども、時間を設けてお一人ずつお話を頂いて、そのあと皆さんで討議していただくというふうな構成にしております。では、まず初めてまいります。最初のテーマです。
『2020年 東京オリンピック・パラリンピックへの対応』です。2020年ですから6年後ということになりますけれども、私どもにとって、東京という町をどういうふうに準備していくのかというのは、それぞれの候補者にとってはひとつひとつ考えがおありだと思います。その考えをぜひここで伺いたいというふうに思っております。
これもお一人2分でお話いただければと思います。では、ここは田母神さんからお願いします」
田母神「はい。私は東京オリンピックを出来るだけ盛大にやって、そして心のふるさと東京ということを私は考えてますので、おもてなしの心で世界中のみなさんがもう一度東京に来たいと思うような形の盛大な東京オリンピックをやりたいというふうに考えてます。
オリンピックで準備する施設も、あとあとの活用も考えて、できるだけいま日本はデフレですから、公共事業で金をかけるのは景気回復にも貢献すると思いますので、どんどん金をかけて今まで世界中でやってきたオリンピックのなかでもさすが日本最高だと言われるようなものをやりたいというふうに思います。
もちろん、何度も強調しますけど、おもてなしの心を忘れてはいけないということで、世界中からやってきた人たちがもう一度来たいというオリンピックにしたいというふうに思っています。
それで、例えばオリンピックスタジアムとか、ですね。あるいは選手村とか、こういったものは私は東京でも三世代住宅を出来るだけ作りたいと。
これは、一つの血が繋がった三世代ではないかもしれないけれども、一階には、お年寄りが住んでる。高層階には子供を持った若い夫婦が住むと。これは若い人たちに家賃を安くしますから、住んで下さいということでお願いをして住んでいただければ、若い人が出かけるときには一階に住むお年寄りに気を配り、また、子供が学校から帰ってくれば、お年寄りが広場で遊ぶ子供を見守ってあげることができると。
おじいちゃんおばあちゃんから、子どもたちに話をして、おじいちゃんおばあちゃんの知恵が子どもたちに伝わる。伝統文化が伝わる。日本の素晴らしさが伝わると。
そういう世代間の継承が出来るような町を作っていきたいということで、選手村は三世代住宅に利用出来るんではないかと思いますし、避難所でオリンピックスタジアムなんかも利用できるということを考えて作りたいと思います」
角谷「はい。ありがとうございました。では、舛添さんお願いします」
舛添「私は、史上最高の五輪だというときに、色んな点があるんですけども、今、東京を見てますと、交通網、これが他の先進都市に比べて、非常に遅れてます。
色んな有機的な関連がない。そのなかで一つ強調したいのは、環境をしっかり守るという意味でも、自転車の活用。私は諸外国の先進都市見ましたけど、車と自転車と歩行者、綺麗に住み分けができてる。ところが、東京はもう本当に自転車レーンって狭すぎます。
環境対策としても、自転車を含めての相互的な交通体系をやらないといけません。これはまあ、防災ってことも同時にやらないと。首都高を見てると、コンクリートが剥げ落ちてる。こういうこともしっかりやって、インフラ整備含めてハードもやります。
それから、23区だけが東京のなかでオリンピックやるわけじゃありませんので、三多摩地域。これにキャンプを諸外国から招請して、ここで十分自然の美しい三多摩のいい空気吸いながら美味しいものを食べながら準備して頂いて、本番に臨んでもらいたいと思ってます。
それから、あくまで都民の全員参加ですんで、私はご高齢の方含めて、ぜひみなさん、英会話勉強して下さい。ちょっとしたガイドぐらい、みんなでやりましょうと。
そうすれば、高いお金を出して通訳を使うってなこともなくなるわけですから。そういうことで活き活きとボランティアがオリンピックを支えていくと。それともう一つ。
例えば晴海の選手村。ここだけ全部自然エネルギーでやってみよう。ないしは、全部東京都民が作るエネルギーでやってみよう。全部、よそから、今までの新潟とか福島、こういうとこに頼るんじゃなくて、都民の力で生み出したエネルギーでどうかやってみると。これも一つの夢であります」
角谷「はい、ありがとうございました。では細川さんお願いします」
細川「前回のロンドンのオリンピックというのは、持続可能性をスローガンにしたオリンピックでした。なぜそういうことになったかというと、そういうことを謳ったかというと、これから今までやってきたような非常に贅沢な施設にお金をかけたオリンピックというものはこれからやる国々では、もうみな財政がたいへん困難な状況ですから、出来ない。
アフリカでやろうと思ってもアジアのどこかでやろうと思ってもなかなか出来ないという状況がでてきたから、持続可能なオリンピックということをスローガンに掲げました。
私もその精神は今回も東京でも継承していくべきだと思っています。ですから、過大な施設はやっぱりそれは少し見なおさなければいけないだろうし、私は選手村とか、あるいは施設とかそういうところも、原発をまったく使わない自然エネルギーとか、分散型のエネルギーとか、あるいはエネルギーの効率化とか、つまり省エネということですね。
そうしたもので、オリンピックをすべて成功させるという、これはおそらく世界中がびっくりするような素晴らしいオリンピックだということになると思いますので、ぜひそういうことを実現をしていきたいと。
それから、東北とやはり一緒にやっていくという。どういうことが一緒にやれるか。それはまあオリンピックのムーブメントというのは、文化とか環境のこともありますし、色々な点で恩恵を、恩恵というか、オリンピックの果実というものを東北と分かち合っていくということも可能だと思います。
そういう形のオリンピックを是非、進めていきたいと。そのように思います」
角谷「はい。ありがとうございました。では、宇都宮さん」
宇都宮「はい。わたくしはオリンピックは、コンパクトかつシンプルで環境に配慮したオリンピックにする必要があると考えております。今、新国立競技場、8万人入るような巨大な建物にたてかえようとしてますけど、こういう問題についてはあまり金をかけないで、既存の施設を補修してる変えるようにすべきだというふうに思ってます。
また、葛西臨海公園をカヌー競技場を作るために3分の1を掘り返して人口の川を作ろうとしてますけど、葛西臨海公園の豊かな自然体系を破壊するような会場作りは見直すべきだと考えております。
また、オリンピックは全国民が歓迎できるようなオリンピックにすべきだと思います。その意味で、東日本大震災の被災者や原発事故の被害者、こういう人たちも歓迎できるようなオリンピックにするために、被災者被害者の支援、生活再建を急ぐべきだと考えております。
またパラリンピックを成功させるためには、それに向けて、東京の町を障害者にとって住みやすい暮らしやすい町にするためのバリヤフリーのまちづくりが必要かと思っております。
それから、オリンピックは平和で友好的な祭典ですので、真に平和で友好的な祭典にするためには、アジアに於ける平和的な環境づくりが重要かと思っております。
1940年の幻のオリンピックに終わった東京オリンピックの二の舞いは避けるべきだと考えております。この点から、私が知事になりましたら、ソウルと北京の市長に呼びかけて、東京ソウル北京の平和都市会議を開催したいと考えております。
自治体外交を通じて、アジアにおいて平和的な環境づくりをやっていきたいとい考えております。なお、オリンピックの際に、東京にカジノを誘致するという意見がありますけど、これに私は反対します。
青少年の夢を与えるオリンピックには、カジノはふさわしくありません。博打で賭博です」
角谷「はい。オリンピックの6年後のイメージと、それからそれに向けての都としての考え方としては、それぞれの候補者であることが分かってきました。
今、宇都宮さんの指摘のなかでは、それに関わる特区構想の話まで広がってきました。さあ、このことで皆さんのご議論を少し深めていきたいんですが、このオリンピックの問題、少し幅を広げて、6年後に向けた都市づくりの問題まで少し広げて頂いても結構だと思います。みなさん、あれば?じゃあ田母神さんからいきましょう」
田母神「あの、オリンピックの例えばスタジアムが過大であるという意見もありますけれども、私はこういうものはやっぱり日本が世界に冠たる国として、オリンピックをやった時に、あまり恥ずかしくないものをやっぱり整備しなきゃいけないし、きちんとしたものを整備をして、そのあとこれを利活用することを考えた作り方にすればいいと思うんです。
<0:20:11.9>
私は、地下直下型地震が予測されて、その時に避難所にできるように、食料の備蓄とか、それから水とか食料とかガスとか、そういったものをきちんと蓄えておけることが出来るような避難所として活用できるようなものな形にしておけば、そんなに避難所を別に作るよりは経費も効果的に使えるんではないかというふうに思ってます。
ですから、私はやっぱりきちんと。デフレですから、金をかけて、公共事業をやれば景気回復にも貢献するというふうに思います」
角谷「はい、ありがとうございます。で、すいません。説明が遅れました。これは最大1分ぐらいで、して頂いて。もちろん短ければぜんぜん構いません。今、田母神さんはそれで問題ありませんでした。じゃあ、舛添さんいきましょう」
舛添「パラリンピックについてちょっと申し上げたいのは、私が厚生労働大臣のときに、パラリンピックを担当いたしましたけども、例えば、メダルを獲った選手に対する報奨金、金メダルオリンピックは300万。パラリンピック100万。私は相当努力して、これを上げるように、今100万までなりましたけれども。
ですから、せっかく東京でやるときには、パラリンピックの方々と、オリンピックの方々、同じ額に、都民のみなさんの寄付も含めて、都の財政からどこまで出せるか考えたいと思ってます。
それから、バリアフリーってことについて言うと、例えば新宿駅に降り立った時に、新宿ステーションて書いてるんですけど、地下鉄線、小田急線、そういうものに京王線、乗り換えできるかって、書いてない。
ね?だからやっぱり、日本語を読めない人は日本語がバリアなんだから、横文字できちっと書く。これを徹底的に町づくりでやってバリアフリー。外国人にとってのバリヤフリーの町づくりをやりたいと思ってます」
角谷「はい。じゃあ細川さん」
細川「外交はもちろんこれは国の専権事項ですけども、しかし、今のように、アジアの近隣諸国とぎくしゃくした関係のなかで平和の祭典であるオリンピックというものがうまくいくのか?
私は非常に懸念をしております。ですから、その辺について、できるだけいい方向に持って行ってもらいたいものだと。さきほどちょっとお話がありましたけども、首都間同志で、色々やる方法もあるのではないか。
例えば、PM2.5のような話でも北京とかソウルとか色んな国と話をするということは東京としても出来ることではないかと。そう思っております」
角谷「はい、宇都宮さん、いきますか?」
宇都宮「はい。あの、新国立競技場、今8万席の常設のメインスタジアムに変えようとしてます。今30Mの70Mの建物を建てると。ロンドンの場合は、仮設の椅子を使って開催して、終わった後は仮設をどけてるんですね。
現在、それ終わったあと、16日間終わったあと8万人入るイベントっていうのは、今やれるのは嵐とAKBだけらしいですね。ほとんど毎日イベントをやれるかというとやれないわけですね。それをどうするかと。巨大な赤字が残ってしまう。
だから、終わった後の使い方を考えるべきだと考えております。それから、たとえば、今、都営住宅は一戸も建ってません。一方で脱法ハウスのような問題。2万3万の倉庫の間仕切りしたところで住んでる人。
だから、都営住宅の建設をやると同時に、私は選手村なんか、公営住宅にしたらいいんじゃないかと。そのあと。こういうことを考えてます。終わった後のことを考える必要があると思うんです」
角谷「まあ、そういう意味では、国際都市東京としてどういうふうなオリンピックにするか。色々な考え方や価値観があるんだと思います。もう少し、この時間かけられますけども、もう少しほかの候補者に対してのご意見や感想などあればいただきますけども。じゃあ宇都宮さん」
宇都宮「他の候補者に対して、カジノについてはどのようにお考えなのか?私は長年、サラ金クレジット問題をやってきて、ギャンブル依存症の方がすごく多いんですね。厚労省の調査でも、日本は千数百万人がパチンコを利用していて、そのうち数百万人が依存症になっていると。これは非常に深刻な病気だとWHOも認定してるんです。だから、その辺の問題についてどうお考えなのかということをお聞きしたいと思います」
角谷「はい。細川さん」
細川「私もカジノについては、ほとんど同意見です。やはり公序良俗とか、青少年の健全育成とか。色々な観点から考えて、カジノはそれは経済に役立つかもしれませんけれども、やはりやるべきではないと思っております」
角谷「はい。お二方どうですか?田母神さんいきますか?」
田母神「ええ。私は、カジノについてまだあんまり勉強しておりませんけれども、世界の富裕層を呼びこむということで、各国でカジノをやっているんだと思います。
従って、あまりお金のない人たちがお金を失ってしまうようなことが出来るようなカジノではない、やっぱり世界の富裕層を呼びこむということを目的にカジノをやったらいいんではないかなというふうに思います」
角谷「はい、舛添さん」
舛添「これはもうちょっと慎重に検討して万機公論に決すべしで、色んな方を意見を聞いて決めるべきだと思ってます。確かに経済的な効果はあります。それから、色んな意味で国際交流という点でも役に立つこともあります。
しかし、ご指摘のような、まあギャンブル依存症で家庭崩壊だということも困りますんで、あらゆる可能性を残した上で、あらゆる可能性というのは例えば、国によっては、自分の国の国民には許さないけども、外国のお客さんには許すってことはやってるところもあります。
だから、そういう可能性をみんなで検討したうえで、慎重に議論を進めて、結論を出すというのが私の立場です」
角谷「はい。まあ、オリンピック・パラリンピックが6年後にあるこの都市でカジノの問題をどうするかと。国会のなかでは議論されるかもしれませんけれども、都政を担う可能性のあるみなさんから見ると、まだまだ議論の余地があるし、やり方や慎重論の議論があるということは、4人の候補の中から見えてきたと言っていいのかもしれません。
では、次のテーマに行きたいと思います。続いてのテーマは、『原発活用の是非を含めたエネルギー政策』の是非についてです。この政策は、争点になるかどうかというふうな議論も内外ではあるようですけれども、私どもは、この問題についてそれぞれの考えを頂きたいと思ってます。これは舛添さんからいきます」
舛添「はい。私はずっと昔から国際政治の立場から、原子力発電というのを見てきました。色んなIAEAの規制含めて、研究もしてきましたし、現に福島とか福井とか、発電の現場も見てきました。
ただやっぱり東日本大震災、とりわけ福島の大事故、このあとやっぱりちょっと私は考えを変えたほうがいいんじゃないかなと。というか、あの惨状を見ると、これはやっぱり長期的には原発を依存する体制から脱却しないといけないというふうに思っております。
ただ、じゃあ具体的に何十年、どういう行程をするか。まあ、感覚としては、感じですよ。3、40年という感覚でしょうけども、そのあいだに色んなことが起こりえます。
例えば、シェールガスの革命とか、今、油を生み出すような藻があります。こういうことでグーッとそのエネルギー事情が変われば、それは早く原発依存体制を作れる。
ただ、忘れてならないのは東京は日本一の電力消費地、消費者なんですね。だから、生産地の方々、どう思ってるでしょう。本当に私は新潟、福島の皆さん方に、都民としてありがとうございますということを言いたいのは、これはずっと3.11より前に言ってたんですけど、我々はそういう地域に向けて足を向けて寝ちゃダメだと。
やっぱり私たちが何が出来るんだ。今全体のエネルギーのうちの東京都民はたった6%しか、再生可能なエネルギーを作ってません。これを20まで上げる。そうすると、差額の14%分、原発依存を減らすことができるわけです。
そして、さきほど申し上げたように、例えば晴海の選手村は、東京都民が作った、そういうエネルギーできちんとやってみようということをやってみて、私たちもこのエネルギー問題に熱心に参画してるんだと。そういう姿勢で真剣にこの問題を議論したいと思っております」
角谷「はい。細川さんお願いします」
細川「原発は都知事選挙の争点じゃないと言われる方があるんですけれども、私はそれは違うと思います。この間の原発の事故の後、東京のかなりの範囲で水が止まったり、電気が止まったり、外国人の方々もみなさん国に逃げ帰られました。
それはまさに都政の問題だと思います。一旦大きな事故が起こったら、これはもう壊滅的な事態になるわけですから。都知事の第一の任務というのは、都民の命と暮らしを守るということなんだから、原発の問題こそ、どうするかという問題こそ、これは今度の選挙の、私はもちろん他のあかちゃんからお年寄りまでの問題というものも重要なテーマとして、しっかりやっていかなきゃなりませんが、なんといっても原発はいのちの問題だから、お金に代えられないいのちの問題ですから、最優先でこれは考えなければならないテーマだと思います。
<0:30:14.4>
だから、東京は東電の株主でもありますから、これを自然エネルギーに切り替えていく。今、ヨーロッパでも色々な国が自然エネルギーに切り替えて、再生可能エネルギー、あるいは分散型エネルギーでもって成長を進めているところですから、この原発ゼロの状態を続けて、そこを明確にして、これからの成長産業である自然エネルギーに切り替えていったら、日本は非常にこれから飛躍的に発展をしていける。そのように確信をしております」
角谷「はい。では宇都宮さん」
宇都宮「はい。原発は安い。コストが安いとよく言われますけど、原発のコストは、いったん事故が起こったらその被害の損害賠償まで入れないとおかしいと思います。
今、福島の人は、原状回復がなされておりません。ふるさとを失って家族がバラバラになって、かつ仕事も失う。そういう補償すら、まだ完全にできてないんです。
それから、廃炉にするための費用というのは莫大な費用がかかります。それからもうひとつ、原発の使用済み核燃料から出てくる高レベル放射性廃棄物というのは10万年管理しなきゃいけない。このコストを考えた場合、原発は極めて高いエネルギー産業だと考えてます。
現に今、原発は全部止まってますので、再稼働さえしなければ、今、現状、電気は供給できてるわけです。従って、私は日本の、地震大国、津波大国の日本では、原発はふさわしいエネルギー産業ではない。だから、再稼働は止めるべきだというふうに考えてます。
そして、新しいエネルギーに切り替えていく。その場合に重要なのは、発送電の分離だと思います。東電は債務超過会社になってますから、弁護士の考え方からすれば、もう解体すべきです。それで、送電線を公有化して、自然再生エネルギーで使えるような枠組みをすべきだと思います。
それから脱原発を進めるためには、原発の被害者の救済と向き合ってやらないといけないです。東京にも6千人以上の人が避難されています。この人達の生活再建支援をやらなきゃいけない。
それからもうひとつは脱被曝を重視する必要があります。放射線量が高いところがあります。東京でも。放射線の被曝から子どもたちのいのちと健康をまもるために、都が率先して、調査をして、食べ物の安全や給食の安全を確認していく。こういう基準を作って、被曝から子供の健康を守るということが重要かと思います。脱原発派は脱被曝、被害者の救済と同時に進める必要があると思います」
角谷「はい。ありがとうございます。田母神さんお願いします」
田母神「ええ。私は、原発は安全管理を徹底しながら使っていくべきだと思っております。原発が使えないということで、現在、日本は4兆円の火力発電用の油代を外国に払っているわけです。このために、電気料金が15%も値上がりして、今、中小企業の経営がたいへん苦しいんですね。
GDPが日本はアベノミクスで回復し始めましたけれども、中小企業は日本の99.3%を占めてます。これらで働く多くの人の賃金は今上がっていないんですね。
たいへん経営が苦しいんです。だから原発をこのまま止めたまま、3年も5年も10年も、日本の経営が成り立つかというと、日本の中小企業はたぶん倒産するとこが多いんではないかと私は思います。
まあそういうことで、原発を使えば、エネルギーが十分供給できて、今後GDPをずっと継続的に伸ばしていくことは私は可能だと思います。安全管理を徹底して原発を使っていかなければいけないというふうに私は思ってます。
原発が危ないというのは、非常に非科学的な議論が日本は多すぎるんです。例えば、高濃度汚染水というのが漏れるそうですけども、しょちゅう漏れます今。福島原発で。
これ、1リットルあたり190ベクレルとか、基準値の19倍だとかいうことで、この間ニュースがありましたけれども、日本の基準は1リットルあたり10ベクレルと、極めて厳しいんですね。アメリカは1200、ヨーロッパは1000、世界中だいたい1000ぐらい。100倍厳しいんです。
それから核のゴミで日本がいっぱいになるというのも、これも私は嘘だと思ってます。原子力の技術者に確認をしました。新潟の柏崎刈羽発電所で、あそこがいま一番核燃料のゴミが多いそうです。
23年間で7機の原発を使って7機の核で平均23年使って10M×10M×10Mが核のゴミの総量です。だから、日本中が核のゴミでいっぱいになることは何億年もかかります」
角谷「はい。ということで、四方にお話を伺いました。じゃあこの安全、このエネルギー問題について、すこし皆さんでもう少し議論を深めたいんですが、どなたか。じゃあ細川さんからいきましょう」
細川「原発が非常に高くコストがつくエネルギーだと。リスクの多いエネルギーだということは、これはもう今や世界の常識になってきてるわけですね。これを続けるってことは、これは日本の将来にとって、まったく望ましくない。本当にとんでもないことだと思っています。
ですから、今まで中心になって原発を作ってきたヨーロッパなどの大手の会社も、みな原発をやめて、自然エネルギーに切り替えて、経済成長を進めている。そういう方向に早く日本も切り替えるべきだと。即ゼロということを宣言すれば、今日本の産業は、みなそちらに成長産業である自然エネルギーに切り替えて行くだろうと。それが非常に重要なポイントだと思っています」
角谷「はい。じゃあすいません。いきましょう」
宇都宮「原発をやめた場合に、すべて自然再生エネルギーに一気に代替できるかというと、それはすこしずつ自然エネルギーを増やしていかないと、一気に代替できないと思っております。
だから過渡的には火力発電所を利用せざるを得ないです。ところがここの燃料の価格というのが、今、田母神さんが言われたように、高くなって電気代に跳ね返ると言いますけど、実はこれまで日本の電力会社っていうのは、原発に頼りすぎて、燃料の安定供給、安定輸入、あるいは、安価な輸入の努力をしてこなかったんです。
日本は天然ガス等は、世界各国と比較して最も高い値段で輸入しておりますん。もっとそういう交渉努力をすれば、石油、天然ガス等の輸入は減らすことが出来ます。安価で輸入することは出来ると思います。そういう電力の高騰を招かない輸入の仕方がありうると考えております」
角谷「はい。田母神さん。なんかありますか?」
田母神「はい。あの、原発が、原発を使わないことが世界の常識だと細川さんがおっしゃいましたけども、私はそんなことはないと思います。よその国はどんどん原発を作ってるし、中国も韓国も原発を作ってるわけですよね。
日本はいま世界一の原発技術を持ってるんです。よその国が原発を安全に運転できるときに、日本が原発を安全に運転できないわけはないと私は思ってます。
この原発をなくすと言った途端に、大学の原子力工学とか入る優秀な学生がどんどん減るわけですよね。やがて日本の原発技術はよその国に追い抜かれることになります。
世界一のものを持ってるんであって、そして私はこの安全を管理できると思ってますから、原発を日本は50年使っていて、運転中の原発の放射能事故で亡くなった方はひとりもいないんですよね。
亡くなったのは茨城県の東海村で、放射性物質の取り扱いを間違えて亡くなった2人だけなんですよね。だからそういうことを考えれば私は安全管理は可能だと思います」
角谷「はい、ありがとうございます。じゃあ宇都宮さんにいってから、いきましょう」
宇都宮「いや、質問があるんです。先に」
角谷「じゃあ舛添さん先に」
舛添「エネルギーっていうのは安定供給を考えないといけないです。ですから、太陽光にしても風力にしてもその点で欠ける。そしてまた経済を考えないといけない。先ほど来、燃料費の高騰ということがあるんで。
経済がやっていかなくなれば、これは大きな問題です。そしてまたCo2。オリンピック来るときに、東京がPM2.5みたいなことでなったらどうするのか。こういうことも考えないといけないと思います。あらゆる分野についてそうなんですけども、ひとつの政策から次の政策に変わるときには、責任ある為政者、リーダーというのはきちんと代替案を示したうえでないといけません。
総理大臣が決定すれば、あとは知恵がある人がなにか考えてくれるだろうというようなご発言というのは私は責任あるリーダーの発言ではないと思っております」
角谷「はい。じゃあ宇都宮さんいきましょう」
宇都宮「あの、田母神さんにちょっと質問したいんですけど、さきほど原発は安全だと言われましたよね。じゃあなんで、福島でああいう原発の事故が起こったんですか?全然安全じゃないじゃないですか?」
田母神「福島原発はですね。運転中の原発が地震でボンと原子炉が爆発したわけではないんです。あれは建屋が水蒸気が爆発したんです。建屋はものすごくコンクリートで覆われてるんですけども。ミサイルとか爆弾が降ってきても、あれは一発や二発ではとても壊れないコンクリートですけども、これが水蒸気の圧力で壊れた。
<0:40:05.6>
それは、原発が自動停止したんですね。地震でも。自動停止したけれども、継続的に冷やさなきゃいけない。水を送らなきゃいけない。この水を送る電源が三重系統ぐらいになってたそうですが、全部低いところにあって、津波でぜんぶやられた。だから、原発の水を送る電源を高いところに置けば、あの爆発事故はなかったんですよね。
そのあと、じゃあ周辺が放射能的に危ないかというと、今、動物はみな元気に走り回ってますよ。原発の上を飛んでるカラスも一匹も落ちてこないですよ。
だから、危ないっていうのが過度に煽られてるんです。日本が原発を使わなければ景気回復は無理です。それは、外国が当然望むところですよね。と、私は思います」
角谷「はい。じゃあ宇都宮さん」
宇都宮「あの、まず福島原発については、津波が原因なのか、地震が原因なのか、まだ完全に究明されてないんですね。だから、そういう津波とか地震は日本であれば、いつでも起こる可能性があるわけです。これは、もう日本は地震大国、津波大国ですから。そうすると、他でも起こる可能性が十分考えられます。
それから、動物が走り回ってると言いますけど、だいたい放射線を浴びた人の発病というのは何年か遅れる場合が多いんです。原発で働いている現場の労働者、常に被曝しながら働いてますけど、毎年5ミリシーベルトの被曝をした人が、8年後に白血病を発生した可能性があるんで。
だから、継続的に何年か調べていかないと、それがどういう影響をしてるか、分からない。それから、さきほど、死んだ人はいないと言ってますけども、もうすでに農家とか、牧畜農家が自殺してるし、震災関連死がかなり出てるんですね」
角谷「さきに田母神さんに答えて頂いてから細川さんにいきます」
田母神「今の、放射性の、なんだ?なんだっけ?」
宇都宮「長期的な累積で」
田母神「ああ、これは放射線医学について、私は放射線医学の先生と原子力技術者に半年ぐらい通って勉強しました。人体のDNAは、だいたい2年もかからないで全部更新するんですね。だから、現在の放射線医学では、今出てない放射線障害の症状が5年後、10年後に出るってことはあり得ないことなんだそうです。
これは放射線医学の専門家が何人も言ってます。だから、溜まって危ないというのは、これは1927年にアメリカのテキサス大学のハーマン・J・マラー博士という人が、DNAの更新機能がないショウジョウバエのオスで実験をした結果で、今はこれは間違いだと。世界の放射線医学会が言ってる。
累積で危ないってことはないんです。2年以内に出ないものはもう出ないんです。だから、4年5年経って出たっていうのは、そのとき浴びた放射線とはまったく関係ない。それは放射線医学の専門家の先生に聞けば分かります」
角谷「はい。ちょっと細川さん、先に」
細川「まだ、さっきのお話のように、事故の究明もできていない。原因の究明もできていない。垂れ流しも続いている。核のゴミもどうしたらいいのか。この間から、政府が今度は決めて、今まで十数年間やってきて、なかなか手をあげてくれるところがないから、今度は政府が決めて自治体に押し付けるという話だけど、そんなもの受け付ける自治体は私はないと思いますね。どうするんですか?この核のゴミの問題は」
田母神「だから、今、放射性物質がものすごく危ないということがもう煽られているわけですよね。どのぐらい危ないのかと。これ今、世界で実験がどんどん進められてますよ。だから、例えば、世田谷区に一昨年の11月に家があった。そこからラジウムの放射線が出てた。あれは毎時160マイクロシーベルト。一日24時間にすれば、15ミリシーベルト出てたんですよね。その上に家があった。家族が何十年も住んでた。92才のおばあちゃんはピンピン元気ですよ。
だから今、何マイクロシーベルトで危ないとか言ってるのは、まったく危なくないというのが、私が言ってるんじゃなくて、放射線医学の専門家のお医者さんに聞けばもう分かります。これは」
角谷「いいですか?」
宇都宮「いまの点について、田母神さんは被曝してから数年後に発病しなきゃ大丈夫だと言いましたけど、これまで被曝労働者がずっと長期間被曝しながら働いているなかで、白血病を発生したり、ガンを発生したり。労災が認定されているんですよ。これは、日本の行政機関、ある意味では、政府機関が労災だと認定したっていうのは、被曝が原因になって白血病を発症したと。8年後に。こういう認定がなされているんです。これを否定するわけですか?」
田母神「それはですね。行政が昔の放射線医学に基づいたままだからですよ。新しい放射線医学に基づいた基準に直さなきゃいけないですよ」
宇都宮「それはきわめて独自の見解なんですね」
田母神「いや、私の独自のじゃなくて、放射線の専門家。たぶん宇都宮さん、放射線医学の専門家の先生に聞いてないと思います。私はこれ半年も勉強したんだから」
角谷「はい。ということで、舛添さんなにかありますか?」
舛添「いや」
角谷「いいですか。はい。ではこの問題は、考え方がかなり割れたということは見ていらっしゃる方はよくわかったと思います。この問題は、争点かどうかというよりも、今もこうやって色々議論があったということは、みなさんのなかで留め置いていただければというふうに思います。
では、次のテーマに行きます。『少子高齢化の進展に伴う社会保障の充実』の問題です。東京は、ことに急速に高齢化社会が訪れると言われている大都市のひとつです。この問題について、みなさんのお考え、これも同じように、これは宇都宮さんからお願いします」
宇都宮「高齢化の問題は日本全国の問題ですけど、東京も例外ではありません。ところが、冒頭にお話しましたけど、石原都政、猪瀬都政ではやっぱり高齢者に対する福祉の問題をかなり軽視してきた面があります。
さきほどお話しましたように、特別養護老人ホームに入りたくても入れない人が4万3千人を超えてるわけです。そういう対策をきちっととっていくべきだと思います。また、在宅で介護をしなきゃいけない。それを望む高齢者に対しても、私はヘルパーさんとか看護師さんが巡回で24時間巡回介護をする在宅型のケアシステムを作るべきだと考えております。
それから、高齢者に対する様々な制度。美濃部都政のときは、例えばシルバーパスというのは無料で公共交通機関利用できた。あるいは老人医療の助成制度があった。こういう問題について、もう一回それを復活させるようなことを考えるべきだと思っております。
それから少子化の問題、やはり若いお父さんお母さんが、結婚をして、子どもを育てる環境になってないですね。収入が非常に低い。それから住まいがちゃんと整ってない。こういう問題について、相当、行政のほうが応援して、保育園を増やす。
それから保育園だけじゃなくて、児童館とか学童を充実させる。こういうことで、女性が社会進出しやすいような環境を作るということがない限り、子どもは私たちがいろいろ話を聞くと、二人目はもう諦めたと。そもそも最初、子供を産むこと自体がしんどいというような状況があります。
そうすると、働いている人の収入を相当あげる。それから保育環境を作っていく。それから、住まいをちゃんと人間らしい住まいにしていく。こういう環境づくりをやらないと、少子化の問題は解決できないと考えています」
角谷「はい。じゃあ田母神さんお願いします」
田母神「子供がたいへん生まれにくいという状況が東京にありますので、子育て支援策を強化していかなければいけないと思います。私は、女性の社会進出が進んで働きたいという女性がいっぱいいます。
こういった女性が子供を預けて働くことができるように、待機所とか、待機所じゃなくて保育所とか、託児所とか必要、すぐ作らなければいけないというふうに思ってます。
また、一方では家庭にあって子育てに専念をして、次の世代の子供を育てるという女性もいます。こういった女性もやっぱり支援が受けられるような体制を作らなければいけないと思います。
具体的には、例えばアパートの家賃を子供が1人居れば3万円安くします、補助しますとか、2人いればさらに安くしますとか。そういったことで子育てがしやすいような環境を作ってやることが必要ではないかと思います。
高齢化については、これは今、東京は一人暮らしのおじいちゃんおばあちゃんがたいへん多いと。どんどん増えるということで、孤独感とかひとりぼっちを味わうことが多いわけです。
そして、亡くなっても1週間も10日も誰も気がつかないという状況もありうるんです。ありうるというか、いっぱいあるんです。ですから、こういったことでは、優しい町東京とは言えないということで、私はさきほど言ったように、3世代型の住宅ですね。
そしてお年寄りに絶えず配慮が配られているというような町にしたいなというふうに思います。お年寄りが子供達と接触することもできるし、そうすれば孤独感を味わうこともないということで、町内会とか、それから子ども会とか、あるいは自治会とかPTAとかそういった会が緩やかに機能してるという状態を作って、首都直下型地震も来ますので、災害の時の対処訓練も必要だと思いますから、そういったことを積極的にやることによって、周辺の人が顔見知りであると。困ったときは助けてくれると。てな町を作っていくことが大事かなというふうに思ってます」
角谷「はい。ありがとうございます。では舛添さん」
<0:50:01.3>
舛添「社会保障ってのは、ゆりかごから墓場までと言われているように、人の生涯を見ないといけない。厚生労働大臣をやりましたから、まさにその政策をずっとやってきました。
例えば、妊婦さんが参加をたらい回しにして病院に行けない。なんとかこれを解決しようと思って、相当参加の問題は解決しました。ただ、産婦人科のお医者さん、数、全国的には増えてるんですけど、ちょっとまだ東京はそこまでいってない。これも改善したいと思います。
じゃあ、子供が生まれて子育てしたいというときに、保育所。これが足りません。今、待機児童が8千人。私は細かい主張は後ほど話しますけども、この待機児童8千人を4年間でゼロにすると。これはもう都民の皆さんにしっかりとお約束したいと思っております。
さあ、それから学校を出て、就職したいというときに、なかなかこの不景気が続きましたから、職がない。今、景気が上がってきてますけど、やっぱり職業訓練とか色んな手当てをしないといけない。
私は厚労大臣の時はハローワーク含めて、雇用保険のファンドを使って、相当頑張って職業訓練をしました。その国のレベルに上乗せした形で、東京都としても様々な援助の手段がありますから、とにかく若者に雇用をというふうに思ってます。もちろん、中高年の雇用もそうです。
それから、医療介護について、これはもうもっともっと拡充しないといけない。さきほど、待機児童と申し上げましたけど、特養に入れない。待機老人が万単位でいるわけです。
これもやはり特養をどうすれば建設できるのか。こういうことを含めてきちんとやりたいと思います。最大のポイントは、土地の値段が高いからなんです。
東京都には都が保有する土地がいっぱい余ってます。これを安い地代で有効に活用することによって、特養も老健も保育所もやると。知恵を働かせれば、さほどお金は使わないでも、かなりの前進ができると思っております」
角谷「はい。ありがとうございます。では、細川さん、お願いします」
細川「都の資産なども活用して、これは両方の高齢者の場合にも待機児童の問題についても言えることと思いますが、そうしたスペースの確保というものはもちろん考えていく余地があると思います。
高齢者の問題について言えば、やはり孤独死がよく報じられるというような状況ですから、何か隣組的なネットワークというものを行政も支援してお年寄りはそうしたものに頼ることが出来るような仕組みというものを、何か考えられないものかと。
それが、やはり。ただ公助だけということではなくて、共助ですね。共に助け合う。そういう精神に則って進めていくということが一つポイントではないかと思います。
それから待機児童のことについては、実数は今、報じられている8千人とかなんかいうことよりもはるかに多いと思いますし、やっぱりこれは女性が社会に出て、活躍をする。仕事につくということが、日本の社会の活性化に一番繋がっていく話ですから。
そういう点をやはり考慮して、念頭において、そこをとにかくどういうふうに広げていくか。色々、有資格者の支援をしていくとか、あるいはもちろん手当てのことも考えていかなきゃならんと思いますけれども。
一番手っ取り早いのは、都の担当の職員の人たち。今、女性半分ぐらい要るんですけれども、そこをもっと女性を増やす。そうすると、彼女たちは一番実際に体験として身近なこととして、問題として考えられるわけですから、その職員を今3分の2ぐらいに増やせるのではないか。増やしたらいいのではないかと思います」
角谷「はい。ということで、この問題ですけど。はい、じゃあ田母神さんからいきましょう」
田母神「今、横浜市で子育て中の若い女性の相談に応じる子育てコンシェルジェというシステムがあるんだそうです。子供を預けたい。いつどんな時間帯に預けたいかとか、色んな要望を聞いて、それを行政にきめ細かく反映をしたり、預かってくれる人を紹介をしたりとか、色んなことをやってるそうなんですが、これが横浜市でたいへん評判がいいんだそうです。
ですから、私は東京でこの子育てコンシェルジェというシステムを導入してもいいし、これは各地区に子育てを終えた45歳ぐらいから60歳ぐらいの女性を配置をして、女性の相談に乗るということだそうです。
そういう意味では高齢者コンシェルジェとか、障害者コンシェルジェもあっていいし、そういったものでこういったいわゆる弱者ですね。青少年も含めて、そういった人たちが直接相談できる、そのコンシェルジェのようなシステムを東京ももっと強化していったらいいのかなというふうに思います」
角谷「はい。じゃあ舛添さん」
舛添「あの、首長さん、知事や市町村長から見ると、国の色んな指示っていうのはなんだこれはってのがあって、相当不満がありました。私が厚労大臣のとき。それまで、厚生労働大臣と知事さんたちの話し合いって、そういう一堂に会する会議まったく無かったら、私作ったんです。
その後、民主党政権になってどうなったか分かりませんけども。もうちょっとそういう対話を続けるべきで、知事になれば、立場逆になります。厚労大臣としては、一般的なこの基準でやって下さいっていうことを言わざるをえないんです。
だけど、大都会と地方と違うんです。立場が。そうすると、東京都知事の立場だと厚労大臣、ちょっとここは緩和してください。保育所でも、この程度でいいじゃないですか。それは十分ありうる。
だから、きちんと厚生労働大臣と協議をしながら、許される範囲での規制緩和をやっていくことによって、切羽詰まってる待機児童、切羽詰まってる待機老人、きちんと解決できると思いますから、この点やりたいと思ってます」
角谷「はい、細川さん」
細川「待機児童の問題で、何年間でゼロにすると。色々なそれぞれに公約を出しているわけなんですけれども、でも、最低基準は、1畳の畳みに1人とということになってますね。そこにただスペースの問題でスペースを広げるだけで、3人も4人も1畳の畳みに子供が入るってことになれば、これは本当にちょっと大きな問題だと思うんですね。
だから、やっぱり質の問題というのを考えないと、ただゼロになっただけでは私はやっぱり問題は解決しない。そう思います」
舛添「いいですか?」
角谷「はい。どうぞ」
舛添「まさに、だからどういう手法でやるんですか?っていうのが私が問うてるわけです。切羽詰まってるわけですよ。共稼ぎしたい。仕事と家庭を両立したい。そのときに、100%保育士が揃ってなければ入れちゃいけませんよっていう立場と、それは10人必要なのに1人しかいない。それは論外ですよ。
だけど、8人まで揃ってるんですから、それでどうですか?って言った時に、私は切羽詰まってるお母さんの立場に立てば、いやそれでも入れて下さいってことがあるんではないでしょうか?ということを申し上げてるんで、おっしゃるように、基本的な最低限守らなきゃいけない基準はあると思います。それはいい加減にダメにしちゃいけませんけども、やっぱりその女性、都民のみなさんの極めて切羽詰まったニーズにどう対応するかっていうのは、もうひとつ重要な視点だと思っております」
角谷「はい、宇都宮さんいきますか」
宇都宮「保育園造成するためには、保育士を育成する必要があります。それから、優秀な保育士さんが集まるように、保育士さんの労働条件を改善する必要があると思います。それから、少子化の問題は、やっぱり建物の問題が重要で、住まいの問題。
新しい都営住宅を建設を開始すべきだと思っております。それから都内に75万戸空き家がありますから、それを借り上げて、公共住宅として、提供する。あるいは、高齢者ばかりの都営住宅に若者が入れるようにする。こういう工夫が必要だと思います。
それから、労働条件の改善で、最低賃金の引き上げ、ブラック企業を規制する。長時間労働をなくす。こういうことをやらないと、子育てが出来ないです。
それから、公契約条例を私は必要だと思ってます。都が発注する企業で働いている労働者の賃金は一定以上にする。男女平等にしていく。そういうことが必要だと思います。そのために、私は女性の地位の向上のために、私は女性の副知事をひとり作りたいと思ってます」
角谷「はい。よろしいですか?これが最後になります」
田母神「東京の大田区の例だと、一人あたりの子供を預かるのに65万円ぐらいかかるんだそうです。ですから、それを考えると、もっと違ったやり方がひょっとしたらあるかもしれないと。
お隣同士で頼めるとか、そういうシステムをやるために、さきほどの子育てコンシェルジェのようなシステムはあっていいし、そして、あと今、介護の問題は、介護の働くことがたいへん辛くて、辞める人が大変多いという問題があるわけですね。
だから介護士の給料とかという面で、もっときちんと考えていかなければいけないのかなと思います。まあ、今、たまたま女性の福祉の話をされましたけれども、そういった子育てとか、障害者対策、お年寄り対策とかいうときに、女性の副知事のほうがいいかもしれないなということで、私もそれ今、考えて、すでに当たっているんです」
角谷「はい。この問題は今のお話それぞれの皆さんのお話からも、規制緩和の問題。それから、予算の問題。それから、雇用の問題。様々なテーマがすべて包括されているテーマでもあると思います。この問題は、いずれにしろ着手しなければならないテーマと。4候補がどういうふうな結果になっても、この問題は避けられないテーマであるということは、有権者のみなさんもよく分かったのではないかというふうに思います。
<1:00:23.4>
角谷「さて、次のテーマです。次のテーマは、この様々なテーマと非常にリンクしてると言ってもいいかもしれません。『首都直下地震に備えた防災対策』の問題です。
東京都だけでなく、一都三県、または関東地方という規模でも考えなきゃいけないことなのかもしれません。この問題、細川さんからお願いします」
細川「これは、原発の問題とも、脱原発の問題とも大きく絡む話ですけども、今、地域防災計画というものを東京都のほうで職員の方々がたいへんいいものと作っておられるので、そういうものをしっかりとメリハリをつけて、スピードをあげて実施をしていくということに尽きると思います。
そのなかに、例えば水と緑の回廊をとか、もちろん不燃化対策とか、帰宅困難者の対策とか、木造密集地域の問題とか、色んなことが書かれておりますが、私は水と緑の回廊みたいな話も、これは環境とも結びついた、非常に江戸時代、東京は水の都と言われて、素晴らしい景観があったということですが、そういうことにも配慮して、景観と防災というものが合わせ備わった素晴らしい魅力のある首都が出来ていくならば、これは本当に素晴らしいことだなと。是非、そういう観点でこの地域防災計画というものを、しっかり進めていくことが大事なんじゃないかと思っています」
角谷「はい。宇都宮さんお願いします」
宇都宮「はい。この首都直下型地震。政府の防災会議でも発表がありましたけど、だいたいマグニチュード7クラスの直下型地震が30年以内に70%の確立で発生すると予想されておりますので、この震災、直下型地震に対して、都民の命を守るための対策は急務になっていると思います。
ただ、石原都政、猪瀬都政のなかでは、やっぱり防災があまり力が入れられなかったんじゃないかと。石原さんが知事になったときは防災予算は1兆円だったんですけど、今は6千億ぐらいになってます。そして、本当は耐震工事、あるいは木造の不燃化工事が重要なんですけど、今は炎症防ぐための道路の周辺の地域の都民の建物だけが助成の対象になって、それ以外は、都民自身が自分の手で耐震工事、不燃化工事をやりなさいってことになってます。
だけど、それならお金のない人は出来ないわけです。だから、私はこれは都が助成金を出して、耐震工事、不燃化工事を進めて、都民の命を守るべきだと考えてます。
静岡県は助成金を出してますから、静岡県の耐震工事、不燃化工事の進捗率と比較して、20分の1しか進んでないんですね。それから、もうひとつやっぱり東京湾のコンビナート地帯の震災対策が重要だと思います。
東京湾には、5千基以上のガソリンタンク。それからガスタンク、劇物タンクがあります。これが火災が発生したら、大惨事になります。また、東京湾には12箇所の火力発電所がありますから、火災が発生して燃料が運ばれなけりゃ、東京、首都圏に電気が送電されません。
従って、東京湾の安全対策のためにはおとなりの神奈川県、それから千葉県とも話し合って、協議しながら耐震化工事、安全化を進めていく必要がある。
これに対しては、国も巻き込んで行く必要があると思ってます。ご承知の通り、東日本大震災では気仙沼、仙台、千葉で火災が発生しておりますので、こういう対策も同時に重要な対策だと思っております」
角谷「はい。ありがとうございます。では、田母神さんお願いします」
田母神「はい。私は、東京の、やっぱり耐震化を強化しなきゃいけないということで、この公共事業等をどんどんやっていかなければいけないというふうに思います。
また、木造住宅が多い環状7号線は、防火対策も施していかなければいけないと思います。そのために、私はこの耐震化工事とかをやる個人とか企業に対して、減税をするということを考えてます。
4月に消費税があがりますので、一兆円規模の減税を実施していきたいというふうに考えます。あわせて、一兆円規模の公共事業をやって、約2兆円規模の景気刺激策をやるということを実施していきたいと思っています。
これによって、景気が維持されると同時に、公共事業だけでなく、耐震化が強化されるというふうに思います。
そして一方でもう一つは、万が一災害が起きた時の災害救助の体制が東京都は諸外国に比べて遅れてるんです。何が遅れているかというと、即時に動ける体制が出来てないんです。
今、大臣とか政府で言えば集まってくると、各大臣が、さて今回はどんな組織で救助しようかという相談から始まるわけです。これではもう遅れてるわけですね。
だから、緊急事態、災害ですという発令があったと同時に、警察、消防、国の機関である自衛隊とか、あるいは建設会社、土木会社、運送会社とかが即時に動けるという即応の体制を作っておく必要があると思います。そういう体制を作るうえでも、私は私の自衛隊における経験がそうとう役に立つんではないかと思いますけれども。
電線の地中化なんかも進めて、そして災害に強い町を作ると同時に、いざ災害が起きた時にはすぐに救出できるという体制を作っておくことが大事だと思います」
角谷「はい。舛添さんお願いします」
舛添「関東大震災の時もそうですが、火災が非常に怖いですね。木造密集地域、そういう地域、火が出たらほとんどアウト。で、先般、有楽町駅の近くで、火災が起こりまして、5時間も新幹線止まった。東京のどまんなかで。あれ、本当に道が狭くて、消防車が何十台も来たんですけども、消火活動が出来ないと。
だから、今の状況では消防車は入れないし、来る前に火が広がる。だから、町内会で本当にその防火のためのバケツ訓練をやるとか、そういう自助もやらないといけないけど、やはり木造密集地域しっかりやる。
それから例えば、江東区なんて本当に、水、水面下になりますから、そうするとこれ、水門とか堤防の耐震化もやっていかないといけない。今、一生懸命学校含めて、耐震化を進めてますから、こういうこともやっていかないといけない。
それから、できれば、防災マニュアルのようなものを簡潔なものを各家庭に常備薬のように置いておく。これ私、長いこと生活したスイスでそういうのを置いてあるんですけれども、最低5人家族ならば、ミネラルウォーター何本、お米何キロ、これだけ置いててくださいよと。そして、これを定期的に更新していくと。
災害は忘れた頃にやってくるっていう。みなさん、3.11、9.11。失礼しました。9.11、失礼。3.11ですね。ごめんなさい。3.11をお忘れじゃないですか?ってこと。もう忘れてきてる。だからそういう意味で、やっぱり過去の災害の経験をしっかり活かして、もちろん学校で防災教育を一定程度やってるんですけど、もっと防災教育を強化する必要があるというふうに思ってます。
いずれにしても、自助、共助、公助という仕組みのなかで危機管理しっかりやる。それはやっぱり東京都が中心になって都民の生活を守ると。これが必要だと思ってます」
角谷「はい。細川さん」
細川「不燃化とか、耐震化。これはもちろんやっていかなきゃならないんですけども、割にコストかけないで、すぐ取り組めるのは、拠点的なビルとか、大型のモールみたいなところでもいいんですが、そういうところに帰宅困難者のために、色々発電機を備えたり、あるいは水とか食料を備えておく。そういうことは、この間の事故のときでも、例えば六本木の大きなビルなんかはそういうものが備えてあったために、ずいぶん帰宅困難者のよりどころになりました。
ですから、そういうものをできるだけ多くあちこちに作るようにすると。置いてもらうように発電機でもなんでも置いてもらうようにするということが、さしあたり手近な方法として、わたくしは非常に効果的なんじゃないかと思っています」
角谷「はい。じゃあ舛添さん」
舛添「いま、帰宅困難者の問題が出ましたけども、本当にあの3.11のときは、車で埋まって、ぜんぜん動かなくなった。私はさきほどオリンピック・パラリンピックに関連して、自転車の活用ということを申し上げました。
これ、自転車専用道路がサーッと通ってれば、自転車っていうのはちいちゃな道でも行けますから、そういう意味でも、これはしっかりやりたい。それで、確かに高層ビルとかしっかりした建物に帰宅困難者がそこで寝泊まりできるように、それは企業含めて、みんなでやりますけど。
やっぱりね、自分の家族がどうなんだろうってみんな気になりますよ。できれば、自宅に帰りたいという、その気持もある。もちろん、携帯電話のシステムでこれちゃんとやれるように、今どんどんどんどんITが発展してますけど、だけど、自転車の活用って私が申し上げるのは、帰宅困難者対策としても十分ありうるというふうに思ってますから、ひとつの政策っていうのは、それだけに役立つんじゃなくって、様々な面で役立つということも申し上げておきたいと思います」
<1:10:13.6>
角谷「はい。じゃあ宇都宮さん」
宇都宮「帰宅困難者対策については、やっぱり民間の高層ビルなんかと連携を取りながら、避難所としていつも使えるような体制はつくるような必要があるかと思っております。
それから、火災が発生する原因というのを調べると、ほとんど電気関係のトラブルから発生しているらしいんですね。そうすると、地震が起こったときにすぐ電気を遮断する耐震ブレーカーを設置すると、火災の発生率が大幅に削減することが出来るということなんで、各家庭に耐震ブレーカーを設置させる。それを都が助成するということも必要かなと思っております。
それから、中学校とか高校等が避難場所になることが多いので、そういう都立の小学校、中学校、高校、大学等には、ソーラーシステムで、屋根で自力で発電できるような装置を作っておくと、地震の時に電気が停電しても、そこだけは助かるということが出来るんじゃないかと思います」
角谷「はい。田母神さんいきますか」
田母神「今、東京では緊急時の水とか食料とか、220万人分だったかと思いますが備蓄されているんですが、実際、帰宅困難者がどれだけ起きるかというと、700万人ぐらいは起きるんじゃないかということですので、これをそれぞれの地域に配備して、確保しておくということが必要であるかなというふうに思います。
あと、さきほど言った緊急時にどういう組織で救助に当たるかということが決まっていると、これ各町内会みたいなところでも訓練が行われますし、大規模の場合は東京が全体となってやると思いますけれども、そういったシステムができることによって、青年団とか消防団みたいな、昔の。いうようなものも立ち上がることになって、私はこの地域共同体が強化されて、ふるさと東京みたいな町が出来上がることにも、この災害救助体制を作ることによって、できるんではないかと思います」
角谷「はい。ありがとうございます。あの防災の問題は、それぞれのみなさんのほうからアイディアも、それから家庭でできること。それから、都でできること。それからもっと広域に考えるべきこと。様々なアイディアが出てきたと思います。
これもそれぞれ防災に対してのアプローチの仕方が今後、都政を担う方が様々なアイディアをぜんぶ吸収してもらうということも期待したいというふうに思います。
では、次のテーマに行きます。続いてはユーザーテーマとなります。ユーザーテーマというのは、事前にご覧になっているユーザーのみなさんから、ニコニコ生放送のメールフォームとツイッターで4人の候補者に聞きたい東京都政に関することをすでに募集しております。
その4つのテーマ。上位4つのテーマを今から提示します。そのなかで、ちょっと時間の関係で、その4つのテーマのなかで、改めてアンケートを取りまして、そのなかで一つだけテーマを絞りたいと。こんなふうに思っております。
一つ目は、東京都青少年の健全な育成に関する条例について。それから景気と雇用について。それから、東京都尖閣諸島寄付金について。そして、東京らしい国家戦略特区についてと。
この4つが上位のテーマでした。これをこれから皆さんに今、見てる方々に、アンケートを取って、それで一番高いテーマを討論してもらうと。こういうふうに考えております。
アンケートが出ました。画面上のどのテーマがいいかというのをこれからご覧のみなさんは、アンケートに答えて下さい。クリックしますと、画面は元の画面に戻ります。そのパーセンテージの一番高いものをテーマにしたいというふうに考えております」
アシスタント「出ました」
角谷「出ましたね。はい。一番高いのは、東京都尖閣諸島寄付金問題についてです。東京都青少年健全育成に関する条例が12.5。景気と雇用が26.7。尖閣諸島寄付金問題が44.6。東京らしい国家戦略特区問題は16.1と。
ということで、この尖閣諸島寄付金問題。これは、石原都知事が尖閣の購入をするというところで寄付を集めたところで、そのあと、ちょっと宙ぶらりんになっているという問題です。この問題について、さて、これはどうします?田母神さんからいきましょうかね。田母神さんから、お願いします」
田母神「はい。尖閣諸島で、今、国有化されてない島がひとつあるんです。久場島という島ですね。これは、栗原さんという人がまだ所有したままなんですね。だから、これを私は買えばいいんではないかと思います。一つは。もう一つは、尖閣諸島が日本のものだという発信、宣伝を英語を使って世界中に対して、やっていくということに使ってはどうかと思います。
だから、久場島の購入と、全世界に対して、尖閣諸島が日本のものですよという発信をするために使うというのが、私の意見です」
角谷「はい、ありがとうございます。では、舛添さん」
舛添「まず、国がどういう立場を取るのか。これをちょっと待たないと、いかにも決めがたいなあと。ですから、例えばあそこに公務員を常駐させるとか、船だまりを作るとか、色んな案がありますね。
だけど、今のところ国の政策が決まっていません。まずこれを待たなければいけない。それから、例えばちゃんと住所、名前を書いて一万円と、こうくださった方にはそのまま返還するという手があるんですけども、おそらく匿名の方もたくさんおられて、それが不可能だと思いますね。
ですから、これについては、ちょっともうちょっと時間を頂いて、じゃあどうすればいいのか。あの時、寄付なさった方々のそれぞれの気持ちがあるわけですから、まったくそれと関係ないところに使っていいんだろうかというのがありますから。
今申し上げたように、国の政策を待ちたい。それから、もう少し時間をかけて慎重に検討したいというのが私の立場です」
角谷「はい。細川さんお願いします」
細川「私がもし、仮に石原さんの立場だったら、ああいう試みはしなかったと思います。しかしまあ、こういうことになったから、今のお金をどう使うかと。今のお話のように、国がどう対応するかということもありますでしょう。
それから寄付をされた方々のお気持ちのことも考えなきゃならない。いずれにしても、これはなかなか難しい頭の痛い問題で、よく衆知を集めて、衆知を集めてというか、色々な見識のある方のご意見も十分伺って決めていかなきゃならん課題だと思います」
角谷「はい。じゃあ宇都宮さんお願いします」
宇都宮「まず私は尖閣の購入と、都政とどういう関係があるのかと、たいへん疑問ですね。果たして、通常であれば予算が都議会で承認されるべきものなのか。都民の税金で尖閣を購入する。都政とあんまり関係がないんじゃないかと。だから、そういう尖閣の購入を言い出したこと自体が、私は間違ってると。都政とまったく関係ないということですね。
だから、原則として私はこのお金というのは寄付者に返すべきだと思います。ただ舛添さんが言われたように、これは返すに返せない人たちがいるので、それをどうするかっていうのは、問題なんですけども。
まあ、例えば、そういう人たちに名乗り出てもらって、照合できるかどうかですね。できるだけ基本的には寄付者に返すのが筋だろうと考えております。それでも返せなかったものについての取り扱いについては、いい方法をなにか検討せざるを得ないと思います」
角谷「はい。この問題は、討論するべきテーマではなくて、逆に関心のあるテーマということで、皆さんのアンケートの結果をいただいたわけです。それぞれ国の対応を待たなければならないという現実や、それからすでに集められた寄付をどうする、それぞれの候補者の所見というのがいただければ、というふうなことだと思います。
一方で今アンケートでとった二番目のテーマですけど、景気と雇用はやはり切実なテーマであるし、いま番組をご覧になっている若い人たちにとっては大きなテーマだと思います。
この問題も少し、じゃあみなさんの所見をいただければというふうに思っています。こちらは舛添さんから頂きます」
舛添「あの、国家戦略特区法案が通りました。私はもう東京をその特区に指定して、国と協力しながら、東京で大胆な実験をやりたいと。やっぱり霞ヶ関の様々な規制がある。そして霞ヶ関はやっぱり省庁の縄張りが激しいんです。
ですから、経済産業省もあり厚労省もある。薬。新しい薬を使って医療技術含めて、これでぐんと輸出を増やして、景気を良くしようっていっても、なかなか大変だと。それであの時は、私、厚生労働大臣と文科大臣、科学技術大臣、それからもうひとり経産大臣入れて、それから民間の製薬会社の、外国の製薬会社も入れて、議論して、どうすればいいかを考えたんです。
こういうことまでやらないと、国ではできない。しかし、東京都は省庁の縄張りもありません。特区ってことは、様々な規制に対して、チャレンジして緩和していっていい。
<1:20:00.1>
ですから、まずそこから新しい自由な発想で、若い方にはどんどん会社を作ってもらう。で、儲かってもらう。そうすれば雇用が生まれてくる。そして、色んな先端技術がどんどん進んできます。
先般、30才の女性が素晴らしい万能細胞を見つけたと。作り方を。だから、こういうことを国も援助するけども、都としても一生懸命援助して素晴らしい才能を育てていきたいと。
やっぱりね。職業訓練をやらないといけません。国に上乗せした形の職業訓練方策をやって、若い人が職を身につけて、スキルアップ、スキルアップ、スキルアップしていくと。
そして、今どんどん経済、アベノミクスで良くなっていってますから、その成果を若い人の雇用に繋がるというような形で経済特区。これを東京でやって、東京モデルから日本を変えて、世界を変えたい。これが私の雇用と経済の戦略です」
角谷「ありがとうございます。じゃあ細川さんお願いします」
細川「さきほど出たことと関連するんですけども、やっぱり私は、自然エネルギーというものがこれからの成長の鍵を握っていると思います。もちろん、省エネということ、エネルギーの効率化ということと合わせて進めていかなきゃならんわけですけども。
外国の例を見ても、みな原発から成長エネルギーに、自然エネルギーに切り替えて、急角度で経済の成長が進んでいるわけですね。そういう国が結構あるわけです。ヨーロッパなんかには。
ですから、今、自然エネルギーに原発をやめると。自然エネルギーでいくんだという方向をトップが明確に言えば、そういう方向にいろんな産業が切り替えて、もうそれは、例えば、シーメンスとか、GEとか、今まで原発を作っていた企業もみんな原発は高くて割にあわない。リスクが大きい。自然エネルギーに切り替えようってことで、そういう産業に切り替えているわけですから。
わたくしは日本の企業もそういうことを鮮明にすれば、たちどころに、自然エネルギーに向かって、雪崩を打ってくると言っても大げさでないほどに私は企業がそういう方向に傾くと思いますね。
今、それは蓄電の技術も進んでるし、それは自動車だってなんだって、今これだけ効率的な車が出来て来ている。これなんかもずいぶん思ってたよりも早い時間でそれが達成されているわけですし、必ず、私はそういう方向をトップが明確に示せば、日本の成長というものはこれから素晴らしくなる。その成長の果実でもって、雇用や福祉を維持していくということは、現実的な課題だと思います」
角谷「はい。宇都宮さんお願いします」
宇都宮「はい。私は日本の経済はよく6割から7割が、内需で持ってるというふうに言われております。それで内需を拡大するには労働者の賃金をあげなきゃいけないし、社会保障を充実させて、国民の所得を、収入をあげなきゃいけないと思っております。
ところがこの間、労働者の賃金はGDPは上がってきてるんですけど、下がりっぱなしなんですね。労働者の平均賃金、働いている人の平均賃金が一番高かったのは1997年なんです。そのときが467万円です。
これは非正規と正規労働者の平均です。それが2012年には408万円に下がってきてます。1997年に働いている人がもらった総給料額と比較すれば、2012年は、25兆円減ってるんです。
GDPは、生産は増えてるのに、働いている人の労働分配率が減ってる。それから、安倍さんは昨年の通常国会で、生活保護の基準を3年で670億削減してますね。
それから、医療、介護、年金、どんどん改悪をしてます。だから、社会保障でどんどん国民の社会保障は削られてますから収入は増えないので、これが逆に社会保障を充実する。賃金が上がらないと、景気は本格的な回復にはならないと思っております。
それから雇用の問題は、私はこれからは、福祉の充実、例えば特別養護老人ホームを作る。保育園を作る。保育士さんを増やす。介護士さんを増やす。あるいは震災対策。都民の命を守るための耐震化工事、不燃化工事、あるいは原発に代わる自然再生エネルギー。
そういうところが新たな雇用が増えていく。そういう可能性が大いにあると思ってますし、そういう方向での雇用の拡大が持続可能性の高い雇用の拡大だと考えております」
角谷「はい。じゃあ田母神さんお願いします」
田母神「はい。私はタモガミクスと呼ばれる、私が呼んでる東京総合経済対策を実施したいと思います。タモガミクスと。アベノミクスになぞられてますけども。
まず先ほど言ったように、経済は消費税のアップに連動して、都民税の減税を実施をしたいと思います。二番目は、公共事業をもっと拡大をして、オリンピックの準備とか、東京の強靭化ということを実施をしたいというふうに思います。
公共事業の拡大。三番目に、中小企業対策ですね。日本では会社の99.3%が中小企業です。ほとんどの人がここで働いてます。97%の人が中小企業で働いて、これが景気が良くならなければ、日本が経済的に強くならないし、皆さんの給料も上がらないということです。
ですから、中小企業に仕事がじゅうぶん行き渡るように、東京都としても、強靭化だとか、あるいは町の景観を綺麗にするとか、防火対策とか、そういったことにお金をかけて行きたいなというふうに思ってます。そういったことを三本の矢を総合的にやることによって、景気が回復して、景気が回復すれば、当然仕事が書く中小企業にぜんぶ行き渡りますので、行き渡って、景気が回復して、みなさんの給料も上がるということになりますので、好循環がはじまるのではないかというふうに思ってます。以上です」
角谷「はい。4候補に急遽、アンケートのなかの2位になりました『景気と雇用』の問題についてもお話をいただきました。もうそろそろ時間も押し迫ってまいりましたけれども、最後に、細川さんから逆にこちら側に向けて、ひとことずつ頂いて、番組を終わらせたいと思います。
各候補の最後の訴えでも所見でも結構でございます。また、このインターネットをみていらっしゃる有権者のみなさんに一言ということでも結構でございます。では、細川さんから」
アシスタント「お時間30秒程度でお願いします」
角谷「30秒です」
細川「福祉とか防災とか雇用とか、そうした問題は誰がトップについても、あまり変わらないと思いますね。問題は原発です。誰がトップにつくかによって、これは日本の国の形がガラッと変わってくる。成長できるか。それとも衰退に向かうか。そこが非常に重要な今度の選挙だと思います」
角谷「はい。ありがとうございます。舛添さんお願いします」
舛添「今、世界の都市ランキングでずーっと東京は4位です。6年後のオリンピック・パラリンピックを目指して、3位のパリを抜く。2位のニューヨークを抜く。そしてトップのロンドンを抜く。そして世界一の東京を目指したい。それは、防災でも、福祉でも、芸術文化でも、経済でも、あらゆる分野でそういう世界一の街、本当に東京で生まれて育ってよかったなあと、みなさんがこう言える東京を作りたいと思っております」
角谷「はい。田母神さん、お願いします」
田母神「東京都が何かをやろうとするときに、東京都の公務員、警察官、消防官、あるいは都の職員のみなさんが、それぞれ、よしやるぞと思って仕事をしてくれなければ、最大の都民サービスは提供出来ないと思います。
知事がどれほど頑張ってもついてくる人たちが、まあやらしとけということでは、いい仕事は出来ない。ですから、私は都に勤める人たちのやる気を出させるということに精一杯努力をしていきたいというふうに思ってます」
角谷「はい。宇都宮さん」
宇都宮「安倍政権は成長戦略の一環として国家戦略特区構想を考えているようですけど、安倍首相は、世界が企業。日本は世界で、企業が一番活動しやすい国にするということで、特区構想を考えてます。
この特区構想の象徴の雇用特区は、いつでも労働者を解雇できる。残業しても、労働者に払わなくてもいい。だから、企業にとっては天国かもしれないですけど、働いている人に取っては地獄の特区構想だと考えてます」
角谷「はい。ありがとうございました。今日は4候補に遊説のなか、選挙中のなか、お越しいただいて、生放送で様々な質問についてお答えを頂きました。
明日の朝から、またみなさんは各場所に飛び回るわけですから、今日はこの辺で終わりたいと思います。ただ、ユーザー、ご覧になっていたユーザーの皆さんも、それぞれの候補の同じテーマであっても考え方や優先順位や特徴、それからアプローチの仕方、様々だというのが違いがここで分かっていただければ、この討論会の意味があったのかなあというふうに考えております。
それでは東京都知事選挙、候補者ネット討論、これで終了させて頂きます。どうもありがとうございました」
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