┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~創業以来最大の財政危機! IWJは、会社を清算するか否かの岐路です! 支出を半分に削減し、収支を合わせる取り組みはすでに開始! 先月1月のご寄付・カンパは月間目標額の52%で、170万円弱が不足! 今期第16期は、昨年8月から今年1月末までの6ヶ月間で約1千万円の赤字! 会社の借り入れ残高は、岩上安身個人から約1100万円、金融機関から約1800万円! 合計2900万円! もはや岩上安身個人の私財だけでは、支えきれません! IWJ存続の可否は皆様からの会費とご寄付・カンパによるご支援にかかっています! どうぞ皆様、力強いお力添えをよろしくお願いいたします!
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┠■「IWJは信頼できるメディアです。厳しい状況ですが、もちこたえてほしくて貯金を切りくずしました」「続けてほしいから」~ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
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┠■衆院選で自民党が圧勝! 統一教会議員も裏金議員も続々当選し、1955年の結党以来史上最多の単独で316議席! 野党は惨敗、民主党政権時代の閣僚が、軒並み落選!! 9日午前の日経平均株価は、初の5万7000円台! しかし、この株価高騰は、さらなる円安・国債安の裏返し! 加速する「高市クライシス」!!
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┠■<岩上安身による投開票直前緊急インタビュー報告 1>日本株は今や海外投資家の投機商品!「日経平均株価史上最高値」は歴史的円安・国債価格急落の裏返し! 岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その1)
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┠■<岩上安身による投開票直前緊急インタビュー報告 2>高市リスクから高市クライシスへ! 現在は、幕末、第二次大戦末期に匹敵する歴史的分岐点! 岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その2)
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┠■【本日のニュースの一撃!】
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┠■【第1弾! 自殺したと報じられたジェフリー・エプスタインはイスラエルで生きている!? さらには彼のクローンがいるという、荒唐無稽な噂まで飛びかうほど、エプスタイン・ファイル公開に、米国内外で高い関心が寄せられている!!「僕(エプスタイン)はクローンを作り始めたいんだ、僕自身をね」! エプスタインは、ハーバード大学の「進化動態プログラム」に650万ドル(約10億円)を寄付していた! さらにエプスタインは、優生学と「人類改良」への執着に取り憑かれ、デザイナーベビー企業を本気で立ち上げる計画だった!】(『テレグラフ』、2026年2月5日ほか)
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■はじめに~創業以来最大の財政危機! IWJは、会社を清算するか否かの岐路です! 支出を半分に削減し、収支を合わせる取り組みはすでに開始! 先月1月のご寄付・カンパは月間目標額の52%で、170万円弱が不足! 今期第16期は、昨年8月から今年1月末までの6ヶ月間で約1千万円の赤字! 会社の借り入れ残高は、岩上安身個人から約1100万円、金融機関から約1800万円! 合計2900万円! もはや岩上安身個人の私財だけでは、支えきれません! IWJ存続の可否は皆様からの会費とご寄付・カンパによるご支援にかかっています! どうぞ皆様、力強いお力添えをよろしくお願いいたします!
IWJ代表の岩上安身です。
2月も第2週へと入りました。
昨年8月から始まったIWJの第16期は、1月末で上半期が過ぎ、2月からは後半の下半期(2月~7月末)へと、折り返しのタイミングとなりました。
1月は、1日から31日までの31日間で、181万9000円のご寄付・カンパをいただきましたが、月間の目標額の350万円には、あと48%、168万1000円足りませんでした!
昨年8月に第16期がスタートして以降、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円に対し、8月は16%、9月は14%、10月は33%、11月は55%、12月は38%、1月は48%にとどまりました。
6ヶ月連続未達となり、トータルでも赤字幅は、約1千万円を超えています。
この赤字は、岩上安身個人の私財を投じてカバーしてきましたが、この赤字ペースが続けば、第16期は約2千万円を超える赤字になることになります。
岩上安身には、それだけの赤字を埋める貯えはなく、あと半年もこの赤字を続けることはできません!
今すぐ会社を精算するか、否かの選択を、迫られています!
支出を半減させ、収支をあわせる厳しい作業には、すでにスタッフ一同、全力で取り組んでいますが、急には半減まではできません!
この『日刊IWJガイド』を、質を落とすことなく、週3日の発行に変更させていただいたのも、その一環です!
IWJの活動に終止符を打たざるをえないのか。
それとも、支出を大きく減らした上で、収支をあわせて存続させていけるのか。
我々としては、後者のように、大幅にダウンサイズした上でなお、IWJを続けていきたいという思いです!
そのためには、IWJをお支えくださってきた皆様のご助力、お力添えが、ぜひとも必要となります!!
コロナの際に経営が危機に至った時に、私、岩上安身が会社に貸しつけたお金のうち、返済されていない残高がまだ約1100万円残っています。
それと、コロナの時の特例で自治体が利子を補助してくれて、無利子で金融機関から借りたお金も、あと返済が約1800万円残っています。
金融機関からの借り入れは、会社がつぶれようが、待ったなしで返し続けなければいけません! 保証人は岩上安身個人となっています。
つまり2900万円もの借入金が、まだ残っており、それが最終的には私、岩上安身個人の肩にのしかかってくる、ということです。
会社を即、精算ということになると、借入金は保証人である私、岩上安身が返済しなければならなくなります。
規模を縮小して、収支を黒字にして、私の健康の続く限り、IWJの活動を続け、その間に借入金を返済してゆくのが、健全で合理的なシナリオです。
IWJは、2010年12月に設立して、約15年が過ぎましたが、コロナになるまでは、金融機関から借り入れず、私自身の私財をつなぎの運転資金として注ぎ込み、会社から返済してもらうというサイクルで回してきました。
しかし、コロナ禍の際、私自身、コロナに罹患してから後遺症が重く、肺気胸、糖尿病の発症、たびたびの消化器系疾患での入院などが連続して、罹患以前の数分の1も活動できなくなり、会員数も減って経営難となってしまいました。
コロナ禍の時に無利子とはいえ、金融機関から借り入れしたのは、そうした理由もありました。
加えて、世界的な不況やインフレなど、個々人ではどうにもならない外部環境の急激な悪化も重なりました。
既存メディアまでがネットメディア化して、新規参入が急増したことも、逆風となりました。
それでも、ウクライナ紛争ひとつとっても、ネット上の情報量は膨大な量となったのに、真実を伝えるメディアが比例して増えたかというと、そういうわけではありません。
むしろその逆で、西側の政府とマスメディアが無理やり作ってしまった「物語」をなぞる情報ばかりが増え、我々の希少性はかえって増している始末です。
我々IWJがやるべきこと、やらなければならないことはまだまだあると、確信はかえって深まっています。
1月末から2月初旬で、解散が決まってから、選挙の投開票までの短い期間に、2回連続してエコノミストの田代秀敏氏への緊急インタビューを行ったのも、他のメディアでは、ほとんど報じたり、論じられたりしていない論点を、投開票日までにお伝えするためでした。
幸いにして、大きな反響を呼んでおり、再生回数があわせて5万回を超えています。
もちろん、そのような無理なスケジュールで仕事をすると、体調に響くこともありえます。
年始早々から、トランプの引き起こす狂乱沙汰を追い続けていくうちに、急性の胃炎で病院行きとなったことをお伝えしてきました。
弱り目にたたり目ですが、多くの方々に、ご心配をおかけして本当に申し訳なく思っています。
また、お見舞いの言葉もたくさんの方々からいただいています。大変、励まされました。
この場をお借りしまして、御礼申し上げます。ありがとうございます。
2月4日に、胃の内視鏡検査の結果が判明しました。
検査時に、ドクターから気になる箇所があると言われ、細胞組織をつまんでの生検となりましたが、その結果は、腫瘍と潰瘍はあるものの、悪性のものではない、ということでした。ホッと胸をなでおろしました。
医師からは、投薬治療と、胃の負担を軽くするための食事制限をあと1ヶ月は続けるようにいわれました。そうではないと、吐き気に見舞われ続けていた、1月上旬のような状態に逆戻りもありえる、というのです。
医師の戒めを守りつつも、IWJの収支をあわせることに取り組みたいと思います。
ただ、体調に気をつけながらも、田代氏のインタビューは、タイムリーなインタビューとなっており、ぜひ、皆様にお届けしたいと思っておりました。
選挙のあとでも、視聴する価値のあるインタビューであると自負しています。ぜひ、御覧になってください!
また、その要旨は、今号を含め、この『日刊IWJガイド』で、何回かにわたってお伝えしていきます!
どうぞ皆様、お伝えしたいことは山ほどありますが、IWJの活動が続けられるか、停止せざるをえないのかの瀬戸際ですので、存続を望まれる方、応援していただける方は、緊急のご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
なお、スポンサーも募集しています。窮地のIWJを支えてくださる個人、法人の方々、ひと口3万円から、何口でも結構です。スポンサーとなっていただければ、『日刊IWJガイド』や、YouTube、ウェブサイトなどに、お名前や宣伝アピール、応援メッセージなどを貼らせていただきます。
個人の方も、本名でも、ニックネームでも構いません。掲示する箇所へのご希望も受け付けます。
お問い合わせは、以下のショップあてのメールにて、お願いします。
※ shop@iwj.co.jp
どうぞ、ご検討のほど、よろしくお願いします!
私自身も健康を回復し、IWJも、サバイバルできるように、2月から始まる今期の下半期は、上半期の赤字を巻き返して、黒字にまたもっていけるように、支出を削減して、頑張りたいと思っています!
IWJの活動を続けて、嘘情報だらけの情報の洪水の中に、真実を伝えていきたい、というのが、病を得て、なお強く思い至った本心です!
どうぞ、お力をお貸しいただければと思います! よろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。ぜひとも、皆様、会員となって、お支えください!!
(会員登録済みの方)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
YouTubeの登録もよろしくお願いします!
※Movie IWJ
https://www.youtube.com/@IWJMovie
■「IWJは信頼できるメディアです。厳しい状況ですが、もちこたえてほしくて貯金を切りくずしました」「続けてほしいから」~ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
IWJにご寄付をいただいた皆様から、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!
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IWJは信頼できるメディアです。厳しい状況ですが、もちこたえてほしくて貯金を切りくずしました。
(N.I 様)
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N.I 様
ご寄付・カンパをありがとうございます!
まずはなんとかあと半年、持ちこたえたいと思います! そのためにも、最低限、毎月の収支をあわせないといけません!
赤字幅が減っても、毎月、赤字が出るようであれば、半年後の第16期の期末を迎える前に「サドンデス」もありえます!
最悪はそうしたシナリオですが、できれば支出の思いきった削減と、皆様からのご支援によって、あと6ヶ月、上半期に累積してしまった赤字を毎月減らしていって、7月末の期末には収支をプラスマイナスゼロにもっていきたいと思います。そうなれば来期への展望も見えてきます。この半年間が大きな分かれ道となります!!
N.I様はじめ、皆様のご好意にこたえるためにも、頑張り続けたいと思います!
どうぞ、引き続きのご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
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続けてほしいから
(K.B. 様)
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K.B. 様
ご寄付・カンパをありがとうございます! 本当に助かります!
何としても、1日でも長く続けたいと思いますので、今後ともご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします!
皆様のご好意が無にならないように、ダウンサイズしても、活動を存続できるようにいたします!
どうぞよろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
■衆院選で自民党が圧勝! 統一教会議員も裏金議員も続々当選し、1955年の結党以来史上最多の単独で316議席! 野党は惨敗、民主党政権時代の閣僚が、軒並み落選!! 9日午前の日経平均株価は、初の5万7000円台! しかし、この株価高騰は、さらなる円安・国債安の裏返し! 加速する「高市クライシス」!!
2月8日に投開票を迎えた第51回衆議院選挙は、9日朝までに全465議席が確定し、改選前198議席だった自民党が、単独で316議席と圧勝しました。単独で、衆議院の3分の2である310議席を超え、参院で否決された法案を再議決して成立させることも、改憲を発議することも可能です。
※自民 316議席獲得 単独で3分の2超 中道は49議席【開票結果】(NHK、2026年2月9日)
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015046481000
これまでの自民党の最多議席は、1986年(中曽根康弘政権)の300議席でした。1955年の結党以来、最多議席を獲得したことになります。
他方で野党では、立憲民主党と公明党が合流して結成した新党・中道改革連合の公示前勢力は、『朝日新聞』などが167議席、『NHK』などが172議席と報じていますが(立憲民主は合流前148議席のうち、合流時に5名が離党、公明は32議席全員が合流、このほか、出馬を見送った議員が複数人いるため、報道機関によって数に開きがある)、49議席と、3分の1以下に沈んでしまいました。
このほか、与党の一角である日本維新の会は、改選前34議席から36議席へ2議席増、与党寄りの国民民主党は、改選前27議席から28議席へ1議席増となりました。
一方、立憲民主との野党連携から外された日本共産党は、改選前8議席から4議席へ4議席減、山本太郎代表が「多発性骨髄腫の一歩手前」という健康上の理由で参院議員を辞職したれいわ新選組は、改選前8議席から1議席へ7議席減と、厳しい結果となりました。
このほか、参政党が2議席から15議席へ、チームみらいが衆議院で初めて11議席を獲得するなど躍進した一方、減税日本・ゆうこく連合は、5議席から1議席へと議席を減らし、日本保守党と社民党は議席を獲得できませんでした。
※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください! 緊急のカンパもお願いします!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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■<岩上安身による投開票直前緊急インタビュー報告 1>日本株は今や海外投資家の投機商品!「日経平均株価史上最高値」は歴史的円安・国債価格急落の裏返し! 岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その1)
第51回衆院選投開票日の前日2月7日午後7時から、「投開票直前緊急インタビュー」として、2月5日に収録した「岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏」を(その1)と(その2)の2本に分けて、撮りおろし初配信しました。
米国のトランプ大統領の外交・安全保障政策や米国内の政策に対する「トランプリスク」から、投資家のドル離れが進み、安全資産としての金や銀など貴金属の価格が上昇を続けていましたが、1月30日に一転、急落し、米株価も下落しました。
きっかけとなったのは、トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長として、財政規律を守る「タカ派」と目されていたケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名したことでした。
※記録的高騰を続けていた金・銀・銅の価格が暴落! トランプ大統領が指名した次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、トランプ大統領の金融緩和政策に慎重な「タカ派」であることから、トランプ・リスクでドル資産から金に流れていた世界中の投資家が、ドル資産に戻ってきた!?(日刊IWJガイド、2026年2月2日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260202#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55408#idx-2
しかし、週明けの2月2日には、貴金属価格は反発し、米株価も上昇。すると、3日の東京株式市場では、日経平均株価が一時史上最高値を更新しました。
※【貴金属価格暴落からの反発! 2月2日の米市場では、金も株価も上昇! 東京株式市場でも、日経平均が一時史上最高値を更新!】(『日本経済新聞』、2026年2月3日)(日刊IWJガイド、2026年2月4日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260204#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55411#idx-7
この株価だけを見て、日本経済は好調なのだと、勘違いする向きが少なくありません。マスメディアでも、YouTubeはじめ、SNSでも、そうした前時代的な認識がまかり通っています。
しかし、株価が、各企業の業績や将来性に対する評価だった時代は前世紀までで終わっており、今世紀に入ってからは会社の業績・将来性と株価はリンクしていないと、田代氏は、これまでのインタビューの中でも、繰り返し指摘してきました。
日本株の株価高騰について、田代氏は、「日本企業の株は、もはや、外国の金融機関による投資商品」であると指摘し、「円安ドル高が進むと、輸出企業の業績が良くなることが好感されて、輸出企業の株式が買われて日経平均株価が上がるなどと言っているのは、ファンタジー」だと、次のように解説しました。
「日本の株式というのは、極端に円ドル為替相場に影響されます。
日本の株価というのは、その時の為替レートで、ドルに変換されて(外国の金融機関に)表示されているわけです。
元の日本円で表示されている価格が変わらなくても、円安が起きれば、ドル表示されている株価は下がります。
プロの金融機関は、下がった時こそ、買い進むわけです。
そうすると、元の日本円建てでの株価が変わっていなくても、円安が進行して、ドル表示されている株価が下がれば、(AIによって)買いが自動的に入ります。そうすると、株価が上昇します。
今、歴史的な勢いで円安が進行しているから、その裏返しとして、歴史的な勢いで日経平均株価が押し上げられているのです」。
さらに田代氏は、「高市早苗総理の『積極財政』を市場が好感した」などというストーリーが「ファンタジー」であることは、「日本国債の価格を見れば明らか」だと指摘し、次のように述べました。
「財政に関しての評価というのは、株式じゃなくて、国債に対して出てくるはずです。国の借金の証文である国債の値段と、その裏返しである金利、それこそが、唯一、高市政権が唱えている経済政策への評価を、マーケットがどう下しているかという内容になるわけです。
それで言うと、実は日本は今、大変な危機的事態なのです」。
田代氏は、「1700年以降の世界の覇権国(1904年までは英国、1905年以降は米国)の1人あたりGDP(購買力平価建て)に対する日本の比率」というグラフを示し、1990年のバブル崩壊以降、下がり続けている数値が、現在は、「1970年、高度経済成長の最後の時期ぐらいの水準まで来ている」と述べしました。
田代氏は、このグラフで数値が急激に下がっているのが、近世以降、近現代では、江戸時代末期と第2次世界大戦末期と現在との3回であることを示し、「これはもう、何か適当なことをやってお茶を濁してたんじゃダメだということ」「(明治維新や大日本帝国の解体のような)レジームチェンジが必要」だと、危機感を訴えました。
今回の短い選挙期間中に、1度しかなかったテレビでの党首討論である2月1日のNHK『日曜討論』を、高市総理がドタキャンし、「敵前逃亡」したのは、1月31日に川崎での選挙演説で「円安で外国為替資金特別会計(外為特会)の運用もホクホク状態だ」と発言し、批判を浴びたからだといわれています。
田代氏は、「これは、本当に腰が抜けるような発言」だと述べ、以下のように解説しました。
「外国為替資金特別会計というのは、為替介入をするためにプールしているんです。例えばドル売り円買いをするために、ドルをプールするのがここなんです。
そのドルは、実は日本国債発行して集めた資金で買ってるわけです。多くが(現金ではなく)米国債なんです。
バランスシートの中で、最初は、(日本の『借金=日本国債』と、それを使って購入した『資産=米国債』が)同じ金額で、両方あるわけですね。
ところが、円安が進むと、米国債の、あるいはもし現金があるとしたら、米ドルの現金の、円建て表示額が増えるでしょう。それが、剰余金になるわけですね。この剰余金は、翌年度の一般会計に組み込まれます」。
「で、それを『ホクホクだ』と言ってるんだけど、問題は、それは来たるべき、いつかやる大規模為替介入のための原資を積み立てているわけじゃないですか。
それが円安で、日本円建ての評価額が増えたからといって、何かいいことがあったんですか?
それは、逆に言うと、もうそろそろ、外為特会で積み上げた外貨を使う時が近づいたのかな、という感じですね。
どうしてこんなに(高市総理が)笑っていらっしゃるのか、私にはわからないぐらい、怖い話ですよ」。
こうした高市総理に対する金融界の評価について、田代氏は、高市総理の円安容認発言に対して、2月2日にみずほ銀行が発表した、みずほ銀行国際為替部チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏によるレポート「高市演説を受けて~危うい現状認識~」を紹介しました。
※高市演説を受けて~危うい現状認識~(みずほみずほマーケット・トピック、2026年2月2日)
https://www.mizuhobank.co.jp/forex/pdf/market_analysis/econ2600202.pdf
この中で唐鎌氏は、「今回の高市発言が、円安容認だったかどうかは本質的な話ではない」とした上で、「それよりも『為替が修正されれば、日本企業の行動変容が劇的に期待できる』という前時代的な価値観が温存されている可能性の方が気になった」「さらに言えば、外為特会が果たして有事の際に温存されておくべき弾薬と理解されているのかどうかも気がかりであった」と述べています。
その上で唐鎌氏は、「とりわけ前者(※為替修正による企業の行動変容への期待)については、既に2013年以降のアベノミクスを経て失敗が立証されている理屈である」と指摘し、「日本企業の対外直接投資ブームは本来、逆風であるはずの円安基調と共にあったことを思い返すべき。為替だけで企業の行動変容は起きない」「また、外為特会は将来の通貨防衛に際し、投機筋と戦うための有限な原資だからこそ『弾薬』と形容されるのである。目的外利用は禁忌」だと論じています。
このレポートについて田代氏は、「マーケットでみんなが思っていることを、『危うい現状認識』だと、素早く文章にまとめてくれた」と評価し、「もっといえば、端的にキャピタルフライト(日本から海外への資本逃避)が起きると、銀行は考えますよ」と指摘して、以下のように解説しました。
「もともとアベノミクスは、金融緩和をやって『円安になれば、日本企業は生産拠点を日本に戻して、日本の国内での雇用が増えて、国内投資が増える』と言っていたんだけど、そうはならなかった。
それどころか、円安が進めば進むほど、日本企業、特に大企業は、海外に生産拠点を移していきました。
今や、生産拠点をどんどん海外に移していった結果、海外で生じた利益を、日本に戻さない。海外でプールして、海外でまた再投資するという仕組みになりました。
ドルならドルのままで、ユーロならユーロのままで持っているという風になって、その結果、ずっと長期的に、円は下がっていったわけです。
それを、『日本企業の対外直接投資ブームは本来、逆風であるはずの円安基調と共にあったこと』を、長い間見てきたじゃないか、と言っているわけです。
そして、『為替だけで企業の行動変容は起きない』ことも、学んだはずだと。
アベノミクスの失敗を、自ら立証したのに、なぜ、経営学部卒業の高市総理は見ていないのか、というのが一つ。
さらには、外為特会は、将来の通貨防衛、つまり為替介入に際して、投機筋と戦うための限りある原資である『弾薬』なのに、それを『ホクホクだ』と言っているということは、『景気対策に使う』と言ってるわけじゃないですか。それは、厳禁ですよ。
日本は、為替介入するために積み上げた、『虎の子』の外為特会を、景気対策のために使うわけ? そうすると、『弾薬庫』が、どんどんなくなっていくわけじゃないですか。それこそ、投機筋の思うつぼですよね」。
田代氏は、「この人(高市総理)は、通貨防衛するという意味をわかっているんだろうか」と疑問を呈し、「やすやすと、為替レートについて言及すること自体、すでに総理大臣の資質が、十分すぎるぐらい疑われる。国の制度を理解していないんじゃないか」と、懸念を表明しました。
詳しくは、ぜひ岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その1)をご視聴ください!
このインタビューは、事の重大性、公益に資するために世に訴えなくてはならないと考え、会員向けサイトのアーカイブ、YouTubeのIWJチャンネルとも、フルオープンにいたしました! ぜひ、ご寄付・カンパで、IWJをお支えください!
※日本株は今や海外投資家の投機商品!「日経平均株価最高値」は歴史的円安・国債価格急落の裏返し!~岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その1)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/530445
※日本株は今や海外投資家の投機商品!「日経平均株価最高値」は歴史的円安・国債価格急落の裏返し!~岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その1)
https://youtu.be/jFSGBrwhVa8
■<岩上安身による投開票直前緊急インタビュー報告 2>高市リスクから高市クライシスへ! 現在は、幕末、第二次大戦末期に匹敵する歴史的分岐点! 岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その2)
続く(その2)では、『日本経済新聞』が今年1月25日付で掲載した論説コラム「核心」の「忍び寄る財政破綻の足音 高市早苗首相、異論を封じるな」を紹介しました。
※忍び寄る財政破綻の足音 高市早苗首相、異論を封じるな(日本経済新聞、2026年1月25日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2104U0R20C26A1000000/
コラムを執筆した客員編集委員の大林尚氏は、「(高市政権の)経済財政政策は責任ある積極財政に名を借りた大盤振る舞いここに極まれり」「首相は『税率を上げずとも税収が自然増に向かう強い経済』の実現を繰り返すが、その実はインフレ税である」と主張。「月々の稼ぎや預貯金が思ったほど増えていない多くの納税者の懐に財務省が手を突っ込み、気づかれぬよう現金を奪っているのが現実だ。これは、財政破綻処理の初期症状ではないか」と懸念を示しています。
さらに大林氏は、現代において「政府債務の累増を問題視しない人々の主張」が、国民に戦時国債を買わせるために「すこしも心配は無い」と説明していたことと「似ていないか」と疑問を呈した上で、第2次世界大戦での敗戦で、(ハイパーインフレによって)戦時国債が紙くずと化し、政府が預金封鎖、新円切り替えといった「国民からの富の収奪という最も手荒な財政破綻処理」を実施したことを指摘しています。
田代氏は、「『日本経済新聞』が、実名での署名記事で、しかも明確な表現で、遠回しなことを言っていない。総理大臣に対して『異論を言います』と言っている」と述べ、高市総理の経済政策への懸念を示しました。
さらに田代氏は、この『日経新聞』のコラムは、「大事なこと忘れていて、財産税があった」と、次のように指摘しました。
「財産税によって、持っている財産の多くを、税金として没収しますと。
例えば東京の古河庭園。あれは、古河財閥の当主が、財産税を払えないので、邸宅を物納した結果、公園になっているんです。こういうのが、いっぱい出てきたわけですね。
そうやって、物の形にして財産を残していても、それもきっちり、特に金持ちほど、9割以上の税率で召し上げていった。そうすることによって、国家財政の破綻は、免れた。でもそれは、各国民を、デフォルトしていたということ。(中略)
最も手荒な財政破綻処理をやったんですけど、今、その前段階に来ているわけです」。
ハイパーインフレ、預金封鎖、財産税などについては、ぜひ以下の記事も御覧ください。公共性に鑑み、しばらくフルオープンにいたします。
※異次元金融緩和の重大かつ深刻な弊害!出口を模索しようにもわずかな金利上昇で日本経済は大混乱!? アベノミクスの無残な最期!~岩上安身によるインタビュー 第879回 ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏 2018.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/424996
※失敗したアベノミクス・異次元金融緩和の副作用!? 人口減少にも関わらずバブル化する不動産市場・サブリース契約の地獄!~日銀が発表した英語論文の謎に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第885回 ゲスト 田代秀敏氏 第2弾! 2018.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426176
※【第409-413号】岩上安身のIWJ特報!スクープ!日銀が発表した英語論文の謎 アベノミクス・黒田バズーカによる副作用の責任を逃れようと裏で金融緩和の出口を模索!? 岩上安身によるエコノミスト 田代秀敏氏インタビュー(前編) 2019.2.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/440989
※【第414-419号】岩上安身のIWJ特報!スクープ!日銀が発表した英語論文の謎 アベノミクス・黒田バズーカによる副作用の責任を逃れようと裏で金融緩和の出口を模索!? 岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー(中編) 2019.3.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/443760
※【第420号-426号】岩上安身のIWJ特報!スクープ! 日銀が発表した英語論文の謎 アベノミクス・黒田バズーカによる副作用の責任を逃れようと裏で金融緩和の出口を模索!? 岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー2018.7.1(後編) 2019.6.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450686
※【第427-435号】岩上安身のIWJ特報!スクープ!日銀が発表した英語論文の謎 アベノミクス・黒田バズーカによる副作用の責任を逃れようと裏で金融緩和の出口模索!? 岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー 2018.7.1(後編) 2019.9.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455022
※改憲で緊急事態条項が通れば「国民に『お前らの財産没収します!』なんてこともできます!」と明石順平弁護士が危惧!~岩上安身によるインタビュー 第937回 ゲスト 『データが語る日本財政の未来』著者 明石順平弁護士 第3弾 2019.4.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447524
※自民党内にくすぶる「消費増税再々延期」論、「消費税廃止」を訴える山本太郎議員! 減税合戦の先に、国債と日本円の信用はどうなる!? 改憲による「緊急事態条項」創設に固執する安倍政権は、財政破綻とハイパーインフレを予期している!? 2019.5.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449137
※「急速な円安は『アベノミクス』の経済的帰結!? 安倍元総理の国葬よりも『アベノミクス』の国葬を!」~岩上安身によるインタビュー第1099回 ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 2022.9.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511025
※【第582号】岩上安身のIWJ特報!急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!?日本はこれからどうなるのか?岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー(その1) 2023.1.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513329
※【第583号-585号】岩上安身のIWJ特報!急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!?日本はこれからどうなるのか? 岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー(その2) 2023.2.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513580
※【第586号-第589号】岩上安身のIWJ特報!急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!? 日本はこれからどうなるのか?岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー (その3) 2023.3.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514318
※【第590号-第593号】岩上安身のIWJ特報!急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!?世界最悪の財政危機に見舞われ、岸田政権のもと増税による軍拡に走る日本はこれからどうなるのか?岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー(その4) 2023.4.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514927
田代氏は、さらにこう続けました。
「『インフレ税』というのは、納税者の懐に、国家が手を突っ込んでいる。
今、税収はどんどん増えていっているでしょう? それは、当たり前ですよ。物価が上昇しているわけですから、当然、税収が増えるわけです。
でもそれは、みんなの財布に国が手を突っ込んで、どんどん吸い上げているわけですよ。
それはもう、敗戦後にやった(財政破綻処理の)第1段階ですよね」。
田代氏は、政府のこうした強引な徴税は、「敗戦時に匹敵するぐらい、政府債務が累積しているから」だと指摘し、「自由民主党や、旧帝国大学がみんななくなってしまうくらい、よっぽどのことをしない限り、(財政破綻の)処理はできない」との見方を示しました。
最後に田代氏は、自民党が衆院選で圧勝し、円安と国債下落(金利高)が加速した場合の見通しについて、解説しました。
田代氏は、主要各国の10年国債(長期国債)の利回り上昇幅を表したグラフを示し、日本だけが、2025年10月24日を境に、突出して上昇していることを指摘しました。2025年10月24日は、高市氏が総理大臣に就任した日です。
「ここまで政府債務を積み上げておいて、『責任ある積極財政』だと。
そういうわけのわからないことを言い出したので、それに見事に市場が反応した。
日本国債の所有は、今でも日本人が主体ですけど、売買取引は、これは外国の金融機関が主体です。現物でもそうですし、先物、オプションとかだと、もうほとんど、外国の金融機関だけが取引します。
だから彼らは、高市早苗総理の言っていることの英語訳された『ブルームバーグ』とか『ロイター』とかの記事を見て、評価している。(中略)
そうすると、そういった冷徹な反応が、こうやって出てるんです」。
「(10月4日に)高市氏が自民党総裁選挙に勝って以来、円は各主要通貨に対し為替レートを大幅に下落させている」という田代氏は、『ロイター』が報じた円の下落率を表したグラフを示し、以下のように解説しました。
「緑の線は、米ドルに対して、為替レートがどれだけ円安になったか。直近で、マイナス5.3%。わずか3ヶ月余りで、こんなに下がったんです。
最も下がったのは、豪ドルです。豪ドルに対しては、高市早苗政権発足から3ヶ月余りで、何と、10.8%下落してるわけです。
オージービーフを出しているレストランは、パニックですよね。わずか3ヶ月ちょっとで、仕入れるオーストラリア産の牛肉の価格が、円建てで見ると、1割上昇したわけですから。これは、もうちょっと、レストランが抱えられる水準じゃないですよ」。
田代氏は、さらに次のように続けました。
「この『ロイター』の記事のタイトルが、『エン・クライシス・トラッカー』『円の危機を追いかけよ』。その下に全部大文字で、『ザ・タカイチ・タンブル』。『タンブル』は、転げ落ちるという意味です」。
高市早苗氏を救国の政治家のようにありがたがっているのは、日本国内だけで流通している「物語」です。海外の投資家から見れば、高市氏は日本経済を「転落」させつつある人物なのであり、そのように大きく報じられている、ということです。
日本国内のマスメディア、あまたいる経済関連ユーチューバーらは、何を見て、聞いて、報じているのでしょうか!?
※Yen Crisis Tracker(ロイター、2026年2月4日)
https://www.reuters.com/data/yen-crisis-tracker-2026-02-03/
また、金利が上昇していることについて、田代氏は、日本の10年国債の先物価格の変動を表すグラフを示して、次のように解説しました。
「金融の世界にいない方からすると、金利が上がるならいいんじゃないか、という方もいらっしゃるんです。でも、金利というのは、長期国債の価格の裏返しで見ているわけです。(中略)
2010年から、日本国債の価格は、バッと上がっていますよね。つまりアベノミクスというのは、日本銀行が怒涛の勢いで、日本国債を市場で買い上げていたから、国債バブルが起きたんです。
国債バブルの裏返しとして、ゼロ金利が起きたわけです。
つまり、国債価格が上昇すれば、国債の金利が下がる。その結果、ゼロ金利どころか、マイナス金利まで起こした。
それが限界に達して、黒田総裁が退任し、植田総裁が出てくる。日本銀行は、怒涛の勢いでの国債の買い入れというのを、弱めていくわけです。買ってはいるんだけど、前のようには、どんどん買えない。
そうすると、国債の需給は、買いが減るわけです。でも、相変わらず政府はお金がないから、どんどん国債を発行しますよね。そうすると、買いが少なくて、売りが一定だとしたら、当然、価格は下がります。下げないと買ってくれないですから。
特に、パンデミック対策、コロナ対策で、膨大な国債発行したから、どんどん値下げして、売り込んでいくわけです。
下げてきて、下げてきて、ここ(2025年10月)で、高市早苗総理が就任します。そこから先は、赤(色で示された、急降下の線)です。(中略)
驚くべきは、わずか3ヶ月余りで、これだけ下げちゃったんです。これはもう、世界中が騒然となりますよ。
しかもこれを見ると、どんどん下落速度が早まっているわけですね。
裏返して言うと、長期金利、10年国債の金利は急騰していますよね。
これを御覧になって、金利が上がることは良いことでもあるとおっしゃる方がいたら、びっくりです」。
その上で田代氏は、この長期国債の抱える問題点を、さらに以下のように解説しました。
「この10年国債、10年たったら償還しなきゃいけないでしょう。でも償還するお金がもともとないから、『60年ルール』を作っていて、60年経ったら、その6分の1だけを償還して現金に変えて、残り6分の5は、新しい国債に借り換えちゃう。そうやってつないできているわけです。
ところが、今、高市早苗政権の肝いりの日本成長戦略会議、あそこのメンバーになっているエコノミストの中には、恐ろしいことを言う人がいて、『償還しなくていいんだ』と。『全額、借り換えていけばいい』と。
『あとの世代の負担にはならない』と言うんだけど、これはかなり暴論ですね。
どう考えたって、これから日本は、急速に人口が減少していく。しかも、働き盛りの人口が、急速に、もっと早く減っていく。
その上に、国債価格が下がってるわけですよね。ということは、2016年に発行された10年国債の償還が来るわけです。
その時の価格を見てください。150でしょう。それが、今、130の価格でしかない国債で借り換えるとすれば、この20という差額分は、余計に国債を発行しなければならない。
上昇局面であれば、この議論も、まだいいんですよ。より少ない金額の国債で買い支えられるから。
でも、今、現状は逆ですよね。国債が下落局面にあるから、もっとたくさん発行して借り換える。
借り換えられる方よりも、もっとたくさんの国債を発行しないと借り換えられないということは、国債残高は、雪だるまのように膨れ上がってくるわけです。
そういうことを言う人を、政権内に抱えているから、余計、外国の金融機関は、日本国債を売り浴びせるわけです」。
詳しくは、ぜひ岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その2)をご視聴ください。
このインタビューは、事の重大性、公益に資するために世に訴えなくてはならないと考え、会員向けサイトのアーカイブ、YouTubeのIWJチャンネルとも、フルオープンにいたしました! ぜひ、ご寄付・カンパで、IWJをお支えください!
※高市リスクから高市クライシスへ! 現在は、幕末、第二次大戦末期に匹敵する歴史的分岐点!~岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/530446
※高市リスクから高市クライシスへ! 現在は、幕末、第二次大戦末期に匹敵する歴史的分岐点!~岩上安身によるインタビュー第1211回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏(その2)
https://youtu.be/0X9wvfTMY84
■【本日のニュースの一撃!】
■【第1弾! 自殺したと報じられたジェフリー・エプスタインはイスラエルで生きている!? さらには彼のクローンがいるという、荒唐無稽な噂まで飛びかうほど、エプスタイン・ファイル公開に、米国内外で高い関心が寄せられている!!「僕(エプスタイン)はクローンを作り始めたいんだ、僕自身をね」! エプスタインは、ハーバード大学の「進化動態プログラム」に650万ドル(約10億円)を寄付していた! さらにエプスタインは、優生学と「人類改良」への執着に取り憑かれ、デザイナーベビー企業を本気で立ち上げる計画だった!】(『テレグラフ』、2026年2月5日ほか)
1月30日に、米司法省が、新たなエプスタイン・ファイルを300万点公開しました(これには、2000本以上の動画と18万枚の画像が含まれています)。
ちょうど、このタイミングで、トランプ政権は、航空母艦エイブラハム・リンカーンをペルシャ湾へ送り、イランへの圧力を強め戦争の危機を煽り始めました。
「イスラエル・ファースト」のトランプ氏が、イスラエルのためにイランを叩くことだけが目的ではなく、世界の眼を、エプスタイン・ファイルから逸らすことも目的のひとつだと思われます。
トランプ大統領は、ベネズエラの時のように、ごく短期間で終わる戦争オプションを軍部に打診しましたが、そんなオプションはないと、軍部にすげなく断られています。
この新たに公開されたエプスタイン・ファイルは、トランプ政権を始めとした世界の支配層に、それだけ致命的なものだということを示唆しています。
トランプ大統領は、公約でエプスタイン・ファイルの公開を約束しましたが、当選後、パム・ボンディ司法長官に、そのファイルの存在自体を否定する発言をさせて、うやむやに葬ろうとしました。
しかし、支持母体のMAGAからも強い批判が出て、しぶしぶ、ファイルを公開する大統領令にサインしたのです。
この新しいエプスタイン・ファイルをめぐって、世界中のメディアが、その解読を競っています。
その中でも、2月5日付の『テレグラフ』の報道は、エプスタインとその交友関係者達が共有していた人種差別的な意識について、驚くべき事実を伝えています。
※Epstein’s sinister plot to seed the human race with his DNA(テレグラフ、2026年2月5日)
https://www.telegraph.co.uk/news/2026/02/05/jeffrey-epstein-eugenics-obsession-human-race-dna/
「2006年、エプスタインは英領ヴァージン諸島のセント・トーマス島で会議を主催し、そこにはスティーヴン・ホーキングも登壇者として名を連ねていた。
会議の表向きのテーマは重力理論だったが、出席者の一人によれば、エプスタインは人類ゲノムの完成や、遺伝形質がいかにして優れた人間を生み出すかに強い関心を示していたという。
これは彼にとって唯一の関与ではなかった。彼はハーバード大学の『進化動態プログラム』に650万ドルを寄付し、同大学で昼食会も開いている。
さらに2011年には、当時『世界トランスヒューマニスト協会』と呼ばれていた団体(現在のヒューマニティ・プラス)に2万ドルを寄付した。
実際、先週公開された最新の文書群は、遺伝的優越という観念に取り憑かれた男の姿を浮かび上がらせている。
エプスタインはユダヤ人でありながら、ホロコーストについて冗談を言い、アーリア人的特徴に異様な執着を示していた。
電子メールの中で、エプスタインは繰り返し『青い目』の望ましさを強調しており、それを知性のしるしだと確信していた。
彼は、性行為のために調達した女性に、青い目を求めただけでなく、交友関係においてもそれを重視していた。
ある文書には、科学会議の出席者の名前とともに、その目の色が一覧として記されている」。
同日付『テレグラフ』は、エプスタインが、クローン技術に強い関心を示していたと、こう報じています。
「投資家としてのエプスタインは、デザイナーベビーや遺伝子操作された子供の可能性にも強い関心を抱いていた。
司法省が公開した文書の一つには、エプスタインがアンドルー・マウントバッテン=ウィンザーとクローン技術について交わした会話が記されている。
クローンの話題は、エプスタイン・ファイルの中で何度も登場する。
『僕(エプスタイン)はクローンを作り始めたいんだ、僕自身をね』と彼は語っている。
『ある人達と話したとき、アンドルー王子は「もしそれに意識があったら、予備の部品のために殺せるのか」と言って動揺していた。
そこで僕(エプスタイン)は「じゃあ頭のない状態で作ればいい。それなら気が楽か?」と言ったんだ』。
当時の王子に対しては冗談だった可能性もあるが、自分自身のデザイナーベビー企業を立ち上げることについて、エプスタインは本気だった」。
そして、このデザイナーベビーや遺伝子操作された子供の可能性への関心は、実際の投資行動とも結びついていたのです。
同日付『テレグラフ』は、こう報じます。
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