日刊IWJガイド・非会員版「少女性的人身売買『エプスタイン事件』で顧客リストに名前の上がっているトランプ氏が関与を否定! 大統領になればリストの公開を表明!」2024.10.14号~No.4352


┏━━【目次】━━━━
■組織的な少女性的人身売買の「エプスタイン事件」で顧客リストに名前の上がっているトランプ氏が、関与を否定! 大統領に就任した暁には、エプスタインの顧客リスト公開に意欲を示す! トランプ氏を支持するイーロン・マスク氏は「カマラ・ハリスが支持される理由は、トランプが大統領になればエプスタインのクライアント・リストが公開されるからだ。カマラの背後にいる大富豪はその結果を恐れている」と指摘! 一方、マスク氏が交友関係を自慢していた大物音楽プロデューサー、ショーン・コムズ氏が「第2のエプスタイン事件」で逮捕される! 押収されたセックス・パーティーの映像には、大物セレブが映っているとの情報も!

■今年1月コロナ感染した岩上安身は、その後遺症か、体調不良が7、8、9月と続き、大変ご迷惑をおかけしました。静養の結果、岩上安身の体調も上向き、10月から積極的にインタビューも入れます! 復帰第1弾で4日に行った立憲民主党の原口一博議員インタビューは記事アップ済み!! ぜひ会員の方は御覧ください! 10月は1日から10日間で44件、50万6129円のご寄付・カンパをいただきました! 月間目標400万円の13%。10月の3分の1終了時点でこれでは、今月もIWJの財政状況はまだまだピンチです! 一方では、「IWJしか報じられない情報」激増中! こうした時だからこそ、ぜひご支援をお願いいたします!

■「負けるな負けるな! みんな一緒に頑張ってるぞ!」「偏らない視座が得られ、世界に開かれたる唯一の窓口です」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

■【中継番組表】

■日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞! 石破総理の核共有論に「論外。怒り心頭だ」と訴え! 石破総理は翌日行われた党首討論会で、核兵器禁止条約への参加について「核抑止力から目を背けてはいけない」と逆行した反論!

■<IWJ取材報告 1>伊勢崎賢治氏「世界平和のために『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずだが、岸田政権では真逆のことをやってきた。これに対して、僕は日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えている」~10.7 れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見

■<IWJ取材報告 2>「『対米従属』ではなく、自主的、主体的に、ウクライナとロシアの和平実現を後押しする外交へと転換する必要があるのではないか?」IWJ記者の質問に対し、テンプレート化した答弁で返す中谷大臣は日本の「国益」を本当に、真摯に考えているのか?~10.11 中谷元 防衛大臣 定例記者会見
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■組織的な少女性的人身売買の「エプスタイン事件」で顧客リストに名前の上がっているトランプ氏が、関与を否定! 大統領に就任した暁には、エプスタインの顧客リスト公開に意欲を示す! トランプ氏を支持するイーロン・マスク氏は「カマラ・ハリスが支持される理由は、トランプが大統領になればエプスタインのクライアント・リストが公開されるからだ。カマラの背後にいる大富豪はその結果を恐れている」と指摘! 一方、マスク氏が交友関係を自慢していた大物音楽プロデューサー、ショーン・コムズ氏が「第2のエプスタイン事件」で逮捕される! 押収されたセックス・パーティーの映像には、大物セレブが映っているとの情報も!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 米大統領選の共和党候補のドナルド・トランプ前大統領が、先月9月3日に、人気ポッドキャスターのレックス・フリードマン氏の番組に出演し、政治・外交から社会問題まで、大統領選についてのさまざまな質問に答えました。

※Donald Trump Interview Lex Fridman Podcast #442(Lex Fridman、2024年9月4日)
https://youtu.be/qCbfTN-caFI

 このインタビューの内容を報じた、9月9日付『FNNプライムオンライン』は、「エプスタイン事件」について、「エプスタイン氏についてはトランプ氏とも交流があったと指摘されるが、番組の中で問われると、『多くの大物がその島に行った。しかし幸いなことに、私はその中の一人ではなかった』と関与を否定した。その上で、エプスタインの顧客リストの存在について『おそらく公開されるだろう』と発言し、『私はエプスタインについて調べたい。何の問題もない』と調査に意欲も示したのだ」と報じました。

※ケネディ暗殺の未公開文書に続き・・・トランプ前大統領が新たなUFO動画公開を約束 少女への性的搾取と怪死「エプスタイン事件」顧客リストの調査・公表も示唆(FNNプライムオンライン、2024年9月9日)
https://www.fnn.jp/articles/-/755903

 米国で、ユダヤ人「大富豪」とされるジェフリー・エプスタイン氏が、カリブ海の米領ヴァージン諸島に所有する島に、世界中から、交友のあった有名人、科学者、王室メンバーといった国際社会の最高位のセレブ客を迎え入れ、少女達に性的人身売買を行わせていたことが、大きなスキャンダルとなりました。

 エプスタイン氏は、2019年に逮捕されましたが、刑務所内で不審死しています。公的には自殺と発表されていますが、その時間だけ防犯カメラが作動していなかったなど、不審点が指摘されており、口封じのために殺されたのではないかという他殺説も根強く指摘されています。

 米ニューヨーク・マンハッタン連邦裁判所は、エプスタイン氏の交友関係を示す資料の一部を公開していますが、そのリストの中には、ビル・クリントン元大統領や、ドナルド・トランプ元大統領、英国のアンドリュー王子、レオナルド・デカプリオ、ケイト・ブランシェット、ブルース・ウィリス、故マイケル・ジャクソンなどといった名前があったことが報じられています。

 このスキャンダルについては、IWJも報じています。

※はじめに~米国の億万長者の性的虐待者故ジェフリー・エプスタイン氏の裁判関連資料をニューヨーク・マンハッタン連邦裁判所が公開! クリントン元大統領、トランプ前大統領、英ヨーク公アンドリュー王子、スティーブン・ホーキング博士ら、続々と明らかにされる200人近いセレブとの交友関係! カリブ海の島で「性奴隷」の少女を監禁し、世界中から著名人・有力者らを呼び集めていたエプスタイン氏の鬼畜ぶりが明らかに!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240110#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53104#idx-1

 他方で、今、米国では「第2のエプスタイン事件」「ブラック・エプスタイン事件」などと呼ばれる、著名人を巻き込んだ性的人身売買事件が注目を集めています。

 今年9月、米国の著名な音楽プロデューサーであるショーン・コムズ氏が、性的人身売買や恐喝などの罪で逮捕・起訴されました。

 1990年代に、音楽レーベル「バッド・ボーイ・エンタテインメント(バッド・ボーイ・レコード)」を創設し、TLC、マライア・キャリー、ボーイズ2メンなどのプロデュースを手がけたコムズ氏は、1997年に「パフ・ダディ」というMCネームでラッパーとしてデビューし、グラミー賞も受賞しています。

 「P.ディディ」「ディディ」と頻繁に名前を変えているコムズ氏は、一方でこれまでにも銃刀法違反や暴行事件、女性への虐待などが、何度も報じられていました。

 2023年に、かつて交際していた女性から、レイプや暴行で訴えられたコムズ氏は、その後も次々に複数の女性から性的暴行で訴えられ、今年10月1日には、120人の原告が、性的虐待でコムズ氏を訴えたことが明らかになりました。

 音楽誌『ローリング・ストーン』日本版は、10月10日付記事で、レコード契約したいと望んで「バッド・ボーイ」のオーディションを受けた子達が、「スターにしてやる」と約束され、「コムズを含む複数人から性的虐待を受けた」「性的暴行の犯行時に未成年だった依頼人は25人にのぼる」「原告団120人のうち男性は60人、女性は60人」だと報じています。

※米ラッパー、ショーン・コムズの黒歴史 騒動と疑惑の時系列まとめ(ローリング・ストーン日本版、2024年10月10日)
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/41693

 手口だけを見れば、ジャニー喜多川氏による性加害事件に酷似しています。

※【IWJ号外】「ジャニーズにあこがれを持ち、純粋な気持ちで入所した子どもに手をかけるなんてあり得ない!」~5.11「ジャニーズ事務所は性暴力被害者の声を無視しないで!性加害の検証と謝罪を求めます!」記者会見 2023.5.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516007

※10数人のジャニーズ・ジュニアが寝ているところにジャニー氏がきて……! 国連の批判をどう考えるか、林外相に聞きたい!―8.7 第5回立憲民主党「性被害・児童虐待」国対ヒアリング ―内容:国連調査団からのヒアリングを受けた石丸志門さんよりヒアリング 2023.8.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517877

※故・ジャニー喜多川氏からの性被害を公表した橋田康氏が、児童虐待防止法改正の署名集めと、被害者からの相談を受けることを表明!~5.26 日本外国特派員協会主催 橋田康氏(元ジャニーズJr.・俳優・ダンサー)記者会見 2023.5.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516169

※「ジャニー氏の性加害行為がタレント支配力の源泉になっていたのではないか?」IWJ記者の質問に井ノ原快彦氏「絶対的な支配の中にいたと思う。それは巧妙な手口だと思います」~10.2 ジャニーズ事務所記者会見 2023.10.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518857

 ただ、コムズ氏のスキャンダルは、それだけにとどまりません。

 コムズ氏の逮捕を受け、コムズ氏が頻繁に開催していた「フリークオフ」と呼ばれるセックスパーティー(乱行イベント)に参加していたとされる「セレブ」達が注目を集めています。コムズ氏は、音楽業界や芸能界だけでなく、政治家や英王室、財界にも交友が広かったためです。これが「第2のエプスタイン事件」といわれる所以です。

 女性誌『エル』は10月12日付記事で、「国土安全保障省と連邦捜査局の合同捜査で押収された(※「フリークオフ」の)ビデオに写っていると思われる大物セレブや音楽業界の大物がビデオの回収に躍起になっていて、高額な買取金を提示し、交渉しようと頑張っているという噂も出ている」と報じています。

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■今年1月コロナ感染した岩上安身は、その後遺症か、体調不良が7、8、9月と続き、大変ご迷惑をおかけしました。静養の結果、岩上安身の体調も上向き、10月から積極的にインタビューも入れます! 復帰第1弾で4日に行った立憲民主党の原口一博議員インタビューは記事アップ済み!! ぜひ会員の方は御覧ください! 10月は1日から10日間で44件、50万6129円のご寄付・カンパをいただきました! 月間目標400万円の13%。10月の3分の1終了時点でこれでは、今月もIWJの財政状況はまだまだピンチです! 一方では、「IWJしか報じられない情報」激増中! こうした時だからこそ、ぜひご支援をお願いいたします!

 10月になり、IWJの第15期も3ヶ月目に入りました。

 第15期の最初の1ヶ月である8月のご寄付・カンパは、85件、156万2260円で、目標額400万円の39%どまりでした。

 9月は1日から30日までの30日間で、269件、233万787円のご寄付・カンパをいただきました。カンパしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 9月のご寄付・カンパの額は、月間目標額400万円に対して、58%どまりでした。

 第15期が始まってから2ヶ月連続で、かなり厳しい状態にあると言わざるをえません。

 10月は1日から10日までの10日間で、44件、50万6129円のご寄付・カンパをいただきました。これは月間目標額の13%にあたります。ありがとうございます。ただ、1ヶ月の約3分の1近くになろうとしている時に、まだ13%どまり、ということは、今月もかなり厳しくなりそうな予感がいたします。

 第15期こそは、赤字にならないようにするために、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 また、9月に静養しつつ、仕事もセーブしてきた結果、私、岩上安身の体調も上向いてまいりました。10月からは積極的にインタビューを入れてまいります。第1弾として、4日に、新刊『プランデミック戦争~作られたパンデミック』を上梓した原口一博衆議院議員にインタビューしてきました。7日に記事アップいたしましたので、皆さま、ぜひ御覧ください!

※「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員 2024.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

 全編視聴は、会員のみとなりますので、ぜひ、会員登録を皆さま、よろしくお願いします!

※会員登録のご案内
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 9月末現在、IWJ会員の総数は2208人、このうちサポート会員の方は840人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、欧州と同じく、米国に操られたまま、無謀な戦争へと向かう日本の対米従属権力に対し、リスクを負い、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■「負けるな負けるな! みんな一緒に頑張ってるぞ!」「偏らない視座が得られ、世界に開かれたる唯一の窓口です」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 頑張って! と思った! 負けたら駄目です! 負けるな負けるな! みんな一緒に頑張ってるぞ!

(T.W. 様)

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T.W. 様

 力強い応援のメッセージ、ありがとうございます!

 弱気になることなく、フルラウンド戦い抜くことをお約束します!

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身 拝

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 偏らない視座が得られ、世界に開かれたる唯一の窓口です。困難を乗り越えて頑張ってください。

(フジタ トシミツ 様)

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フジタ トシミツ 様

 ありがとうございます!

 プーチン大統領のインタビューの翻訳も再開しました!

 ぜひ、第1回、第2回もふり返って、御覧になってください!

 「世界に開かれたる唯一の窓口」とは、ありがたい評価です。恐縮です。

 たしかに、欧州では、ロシア発の情報は検閲体制が敷かれ、簡単に読むことも、見ることもままなりません。

 ロシアが新帝国を築くために、ウクライナを侵略・征服したあと、東欧のみならず、西欧まで侵略してゆくと考えるのは、西側で共通して流されているプロパガンダです。ロシアを悪魔化して、戦争を引き起こし、米国の覇権を維持したい、という試みは、ベトナムやセルビア、イラクやアフガニスタンなど、小国をいじめてきたケースとわけが違います。

 米国に並ぶ核超大国であり、米露が核戦争に陥れば、世界が滅亡するのは、冷戦時代と何ら変わりません。

 核の恐怖のもと、均衡が続いていたのに、ロシアが、共産主義を捨てたところで、そのリスクは何も変わっていないのに、NATOの東方拡大にみられるように、米国を筆頭に西側諸国はロシアを弱体化させるべく、圧力をかけ続けてきました。なぜ、冷戦時代にはおかさなかったこんな危険な冒険を、ネオコン台頭以降の米国はおかすのか。

 「代理戦争」戦略をとりさえすれば、米本土だけは安全である、というおごりがあるのではないでしょうか。

 こんな危険なゲームに、日本はつきあわされてはいけません。

 IWJはこれからも、世界に対して窓を開け、真実の風を呼び込みます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いします!

 岩上安身 拝


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◆中継番組表◆

**2024.10.14 Mon.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.10.15 Tue.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第3回)クリミア半島は、ウクライナとは歴史的に何の関りもなかった! ウクライナは、スターリンの意のままに形作られた人工国家だった!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525037

◆「2024年10月27日」まで、フルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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【フルテキスト掲載!】違法寄付受領罪および収支報告書虚偽記載罪で刑事告発!落選対象議員「第4号」自民党・野村哲郎参議院議員(鹿児島選挙区)の疑惑に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第636回 ゲスト 神戸学院大学・上脇博之教授(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/296258

高市総務相に計925万円の闇金疑惑!?「米国連邦議会立法調査官」の給料は松下政経塾から出ていた!~岩上安身によるインタビュー 第653回 ゲスト 上脇博之氏 2016.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/302378

【特別寄稿】「原発再稼働阻止のシンボル」泉田裕彦氏が自民党から立候補表明! 泉田ファンクラブ主宰の講演会で語った出馬動機をレポート! その場に登場した古賀茂明氏は泉田氏の目の前で「落選運動」を宣言!(ジャーナリスト・横田一) 2017.9.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398560

ママたちはもう信用しません!「国民の命を危険にさらす法案を米国の利益のために無理やり通した」安倍総理――「安保関連法に反対するママの会」廃案と賛成議員の落選運動に向け決意表明 2015.9.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/266905

「じゃあ武藤さん、あんたが一番に前線に行くんだね?」~自民党・武藤貴也議員の選挙区で落選運動がスタート「絶対に今後、当選させてはならない」2015.8.8
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【フルテキスト掲載!】「野党共闘」が実現した注目の熊本選挙区、自民党の松村祥史議員に3500万円もの「出所不明金」!~岩上安身によるインタビュー 第636回 ゲスト 神戸学院大学・上脇博之教授(その1) 2016.3.26
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【フルテキスト掲載!】違法寄付受領罪および収支報告書虚偽記載罪で刑事告発!落選対象議員「第4号」自民党・野村哲郎参議院議員(鹿児島選挙区)の疑惑に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第636回 ゲスト 神戸学院大学・上脇博之教授(その2) 2016.3.26
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普天間「県外移設」の公約破棄だけではない!裏金作り?カレンダー配布?偏向ラジオ放送!?沖縄担当相の島尻安伊子参議院議員に浮かび上がった疑惑の数々!ついに刑事告発される! 2015.12.4
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自民党は39人処分するだけで幕引きをはかる!?「裏金問題はまだ始まったばかり」! 自民党議員らと岸田総理と後援会を次々と刑事告発!~岩上安身によるインタビュー 第1153回ゲスト 神戸学院大学法学部・上脇博之教授 2024.4.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522485

「1994年の政治制度改悪が裏金作りを生み『米国の利益のための戦争をする国作り』に直結した!」~岩上安身によるインタビュー 第1154回ゲスト 神戸学院大学法学部・上脇博之教授 2024.4.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522670

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■日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞! 石破総理の核共有論に「論外。怒り心頭だ」と訴え! 石破総理は翌日行われた党首討論会で、核兵器禁止条約への参加について「核抑止力から目を背けてはいけない」と逆行した反論!

 10月11日に発表された今年のノーベル平和賞に、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が選ばれました。2017年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞したのに続き、改めて「核兵器禁止条約」の重要性が注目を集めることになります。

 岩上安身は、2018年1月11日に、ICAN国際運営委員でピースボート共同代表の川崎哲氏にインタビューを行っています。

※「軽はずみな核保有論は日本の信用を傷つける」核の禁止は核廃絶への大きな第一歩!~岩上安身によるインタビュー 第835回 ゲスト 核兵器禁止条約でノーベル平和賞を受賞した「ICAN」の川崎哲氏 2018.1.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409354

 今年のノーベル平和賞受賞を受け、被団協は12日、記者会見を開きました。

 12日付『東京新聞』は、『共同通信』の配信記事で、「代表委員の田中熙巳さん(92)は、石破茂首相が言及している『核共有』について『論外。政治のトップが必要だと言っていること自体が怒り心頭だ』と訴えた」と報じています。

※核共有は「論外、怒り心頭だ」 被団協、廃絶は「人類の課題」(東京新聞、2024年10月12日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/360055

※ここから先は【会員版・中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

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 岩上安身は2013年に、当時長崎原爆被災者協議会会長だった故・谷口稜曄(すみてる)氏にインタビューを行っています。ぜひ、以下の記事もあわせて御覧ください。

※「核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない」 ~岩上安身によるインタビュー 第328回 ゲスト 谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長 2013.8.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95640

※【第97号】岩上安身のIWJ特報!「核には、きれいな核も汚い核もない」原発再稼働に邁進する安倍政権に、長崎原爆の被爆者が警鐘~長崎原爆被災者協議会会長・谷口稜曄(すみてる)氏インタビュー 2013.8.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/99271

■<IWJ取材報告 1>伊勢崎賢治氏「世界平和のために『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずだが、岸田政権では真逆のことをやってきた。これに対して、僕は日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えている」~10.7 れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見

 10月7日午後2時より、東京都千代田区の衆議院第1議員会館にて、れいわ新選組の次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見が行われました。

 会見冒頭、れいわ新選組代表・山本太郎参議院議員が、以下のようにあいさつしました。

山本代表「災害大国日本におきまして、被災地を切り捨てたまま、置き去りにしたまま、解散総選挙という狂った状況です。

 それに加えまして、30年の経済災害、これもあわせて、国民が疲弊している中、予算委員会さえも開かず、補正予算さえもこれは組まれないという異常事態。

 ここにおいて、私達、れいわ新選組はさらに候補者を発表するということを、今日やらせていただきたいと思います」

 続いて、2024年10月4日のれいわ新選組役員会で公認が決定された、次期衆議院議員選挙の候補予定者17名が発表されました。すでに発表されている11名をあわせると、合計28名となります。

※次期衆議院議員選挙における、れいわ新選組公認候補予定者決定について(れいわ新選組、2024年10月7日)
https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/21531/

 この日発表のあった17名の候補予定者は、北から順に、以下の通りです。

のむらパターソン和孝氏(比例北海道ブロック)
佐原若子氏(比例東北ブロック)
にとうべとうま氏(山形県第2区・比例東北ブロック)
大林まさひで氏(宮城県第4区・比例東北ブロック)
辻村ちひろ氏(埼玉県第5区)
高井たかし氏(埼玉県第13区・比例北関東ブロック)
加川ゆうみ氏(茨城県第3区)
伊勢崎賢治氏(比例東京ブロック)
長谷川ういこ氏(比例北関東ブロック)
梅村忠司氏(比例東海ブロック)
上村英明氏(比例東海ブロック)
冨谷こうすけ氏(静岡県第6区・比例東海ブロック)
ミサオ・レッドウルフ氏(千葉県第14区・比例南関東ブロック)
やはたオカン氏(兵庫県第8区)
細井俊希氏(比例中国ブロック)
ライト 光氏(比例四国ブロック)
民田森夫氏(比例九州ブロック)

 注目は、比例東京ブロックの候補予定者である、平和学研究者で、「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」の呼びかけ人の、伊勢崎賢治・東京外国語大学名誉教授です。

※自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会
http://kenpou-jieitai.jp/

 伊勢崎氏は、次のように自己紹介しました。

伊勢崎氏「僕は国連や日本政府の代表という立場で、国際紛争の現場で働いてきた、実務家であります。

 東京外国語大学というところで教鞭を執り、平和構築という分野を教えてきました。

 同時に防衛省の統合幕僚学校という堅苦しいところで、陸海空の自衛隊の精鋭達を、10年以上にわたって教えてきました。安全保障の専門家でもあります。

 非戦、つまり戦争に抗い、いかに戦争を回避するか。僕のアプローチは、歴代の日本政府、これは旧民主党政権も含みます、歴代の日本の政権とは正反対のものであります。

 でもしかし、防衛省の中には、そういう僕の講座を維持してきた人達もいるということ、これを忘れてはいけません。実際に命をかけるのは、政治家でも官僚でもなく、彼らですから。

 僕はれいわを通じて、日本の外交防衛政策を正す。これは日米地位協定の改定も含みます。残りの人生をそこにかけるつもり、れいわにかけるつもりであります」

 候補予定者17名のあいさつ、自己紹介に続いて、質疑応答となりました。IWJ記者は、伊勢崎氏と山本代表に対し、次のように質問しました。

IWJ記者「(伊勢崎氏への質問)ウクライナ戦争について、ロシアのウクライナ侵攻をもって、ロシアを一方的に非難し続けることにより、極東において、中国、北朝鮮だけでなく、ロシアとの軍事的緊張を高め、結果的に対露外交を悪化させた岸田・上川外交について、現状、何らかの総括が必要だと思うのですけど、つまり国民への説明責任を果たすということですけど、その点について、ご意見があればお聞かせください。

 (山本代表への質問)先の自民党総裁選、また立憲民主党の代表選でもあまり言及されなかったことなのですけど、新型コロナ(mRNA)ワクチン接種による健康被害の現状について、代表の認識をお聞かせください」

伊勢崎氏「ウクライナ戦争の開戦直後に、早期、できるだけ早い対話と交渉と、停戦に持ち込むために、国連というものに最後の頼みを託す、と、そういう趣旨の表明を出されたのは、党首としては、山本代表が唯一であります。

 しかし、党首じゃありませんが、有力な政治家の中で、実は僕と一緒に、同じような発言をまとめた人があります。

 二人います。そのお二人が、今の首相と防衛大臣です。これは僕の著作にも書きました。まったく同じ趣旨で、つまり、日本の国益、そのお二人は、日本の国益を本当に真摯に考える。

 当時は、ですよ。今は役職に就きましたから、それはまた別の話です。

 で、そこなんですね。日本は、どれだけアメリカについていって、ロシア・中国を敵視する、『悪魔化する』(のか)ですね。

 両方とも、アメリカと同じように超大国ですから、くしゃみをしただけで、我々は風邪をひきます。そういう意味で、警戒はしなきゃいけないという意味では、同じなわけでありますけれども、アメリカは何千キロも海の彼方で、中国・ロシアは、我々の隣人であります。そこだけ、そこは違いますよね。

 だけども、海の彼方から、我々にアメリカがささやく。

 つまり、『あいつらに気をつけろ。あいつらは悪魔だ』。

 それにまんまと乗って、我々が、例えば、沖縄で武装を、重度の武装をして、ミサイルを仮想敵国に向けることが、果たして日本の国防にとっていいのか、悪いのか。

 たぶん、今から皆さんが考えなきゃいけない。メディアの人も考えてください、これを。よろしいでしょうかね。

 つまり、敵国の一番近いところで、怖いからといってミサイルを向けるっていうのは、ガキの発想です。…すみません、子供に失礼ですね。バカの発想です、それは。バカでもできる発想です。

 いいですか、バカでもできるんです。そんなことは。

 でも、敢えてそうしないで、敵国の目の前にいるからこそ、アメリカの仮想敵国の目の前にいるからこそ、アメリカと本当の戦争にならないように、対話の役目を果たす、緩衝の役目を果たす。それを『緩衝国家』って言うんですけれども、そういった実例は、北欧諸国にあります。

 NATOの創立メンバーでありながら、例えばノルウェーみたいな国ですね。ロシアと隣接しているんですよ。国境を見てください。日本の沖縄のように武装していますか? してませんよ。そういう防衛のやり方もあるわけであります。

 もちろん、ロシアの政治的な信条とかとは、バッティングします。僕も自由が大事だと思っています。民主主義が大事だと。ロシアは民主主義の国家ですからね。いいですか、独裁国家ではありませんからね。いいですか。ちょっと違う民主主義かもしれませんけれど。

 でも、しかし、世界平和のために、そういう『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずなんです。で、残念ながら、この自民党政権はそれと真逆のことを、特にこの岸田政権において、真逆のことをやってきました。

 これに対して、僕は大変に、日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えています。

 まあ、石破さんに対する期待というのは、今のところはちょっと発言を控えますが、野党としてできること、それが『れいわ』に、僕が人生を託す理由でもあります」

 続いて、山本太郎代表からも回答がありました。

山本代表「G7と足並みをそろえて、ロシアに対して経済制裁を行うというのは、これは自分達から敵国になるって言っているということですから、こんな愚かなことないですよ。すべての立場を捨てることになっちゃう。もう対立することにしかならない。

 目の前にロシアがあって、目の前に中国があるという現実も含めた上で考えるのが、外交防衛なんですよね。

 だとするならば、当然、ウクライナに対して、ウクライナとの戦いに関して、『これはやめようや』と言える唯一の近隣国というような立場を、やはり、つくっていくべきだったのに。

 残念ながら、なんでしょうね。『自分も西側諸国の一員になりたい』というような、ある意味で、そういうものへの憧れというか、そういう部分が大きく表れた。『対米従属』を強化するということで、逆に言えば、自分達の首を絞めることになってしまっている。

 第2ラウンドが東アジアにならないような、やはり私達も動きをしていかなきゃいけない、というふうに思っています。

 ワクチンのお話がありました。当然、コロナワクチンというのはですね、国が『打て打て』と。

 逆に言ったら、公衆衛生という部分においての、『この感染症の拡大をいかに止めるか』ということに関しては、全然力が入れられなかったわけですね。

 逆に言えば、『ワクチンさえあれば、何とかなる』というような、一本槍。これで戦おうとしたってことです。

 これ、あまりにも無責任なんですね。だって効くか、効かないかは、あとにならなきゃわからないじゃないですか、ってことです。

 しかも、開発期間はものすごく短いです。従来のワクチンに比べて。それを考えると、やはりリスクはあがってしまいます。結果、リスクはあがったんですね。

 で、それを考えるならば、当然、多くの被害者、ある意味での重い副反応というものに悩まされる方々が、人によっては命を失う人も出てくるということを、予測しなければならないんですよ。

 一方で、国の対応はどうかというと、これは例えばですけれども、亡くなった方を看取った医師などが解剖をされて、『これはワクチンの影響では?』『これはワクチンの影響だろう』ということになったにもかかわらず、それが認定されずに、補償もされないということが起こっています。

 無茶苦茶ですね。考えてみれば、これはワクチン問題だけじゃないです。ある意味でさまざまな分野に関して、テーマに関して、もうこの国は壊れている。事実上終了しているような国になってしまっている、という状態だと思います。

 ここに対して、因果関係というものがはっきりと証明されなくても、当然、これは補償・賠償していくと。『支えるんだ』と。打つ前と打ったあとでは、大きく変わったというならば、やはり、そのようなフォローの仕方をしていくということが、国の信頼につながるわけだし。

 次に感染症が広がった時の、社会防衛を考えた時の、国の提案というものに対して、さらに人々の疑念を生むような状態を、今、放置してしまっているということに対しては、憤りしか感じない。そういうところです」

 記者会見の詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※伊勢崎賢治氏「世界平和のために『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずだが、岸田政権では真逆のことをやってきた。これに対して、僕は日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えている」~10.7 れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524966

■<IWJ取材報告 2>「『対米従属』ではなく、自主的、主体的に、ウクライナとロシアの和平実現を後押しする外交へと転換する必要があるのではないか?」IWJ記者の質問に対し、テンプレート化した答弁で返す中谷大臣は日本の「国益」を本当に、真摯に考えているのか?~10.11 中谷元 防衛大臣 定例記者会見

 10月11日午前11時より、東京都新宿区の防衛省にて、中谷元防衛大臣の定例記者会見が行われました。

 会見冒頭、中谷大臣より、10月16日(水)から10月21日(月)の日程で、ベルギーとイタリアを訪問する旨の報告がありました。

 中谷大臣は、ベルギーのブリュッセルで、NATO(北大西洋条約機構)国防相会合に、日本の防衛大臣として初めて出席します。

 また、イタリアのナポリでは、本年のG7(主要7ヶ国)の議長国であるイタリアの主催により、初めて開催される「G7国防相会議」に出席する予定です。イタリアでは、次期戦闘機に関する「日英伊防衛相会合」も実施される予定となっています。

※次期戦闘機の開発について(防衛省・自衛隊)
https://www.mod.go.jp/j/policy/defense/nextfighter/index.html

 中谷大臣は「本訪問を通じまして、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分であることや、インド太平洋地域の情勢について、力強く発信をするとともに、次期戦闘機につきましては、日英伊3ヶ国の協力強化のコミットメントを改めて確認をし、法の支配にもとづく自由で開かれた国際秩序の維持強化に向けた同志国との強い結束を確認してまいりたい」と抱負を述べました。

 続いて、各社記者と中谷大臣との質疑応答となりました。

 IWJ記者は、ウクライナ情勢、および日本の外交方針の転換の必要性について、10月8日(火)に行われた外務大臣定例会見にて、岩屋毅外務大臣へ行ったものと同様の質問を、中谷大臣にも投げかけました。

※「対米従属ではなく、自主・主体的に(ロシアとウクライナ)両国の和平実現を後押しする外交へと転換する必要があるのでは?」IWJ記者の質問に対し、「(ウクライナ支援は)我が国独自の判断であって、米国の言うことを聞いたということではない」と開き直る岩屋毅外務新大臣!! ~10.8 岩屋毅 外務大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524988

 また、この質問については、もうひとつの背景があります。

 10月7日、「れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見」が行われ、そこで、比例・東京ブロック単独の候補予定者として登壇した伊勢崎賢治氏(東京外語大学名誉教授)が、IWJ記者の質問に回答するかたちで、次のように語ったのです。

※伊勢崎賢治氏「世界平和のために『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずだが、岸田政権では真逆のことをやってきた。これに対して、僕は日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えている」~10.7 れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524966

伊勢崎氏「ウクライナ戦争の開戦直後に、早期、できるだけ早い対話と交渉と、停戦に持ち込むために、国連というものに最後の頼みを託すと、そういう趣旨の表明を出されたのは、党首としては、山本(太郎)代表が唯一であります。

 しかし、党首じゃありませんが、有力な政治家の中で、実は僕と一緒に、同じような発言をまとめた人があります。

 二人います。そのお二人が、今の首相と防衛大臣です。これは、僕の著作にも書きました。まったく同じ趣旨で、つまり、日本の国益、そのお二人は、日本の国益を本当に真摯に考える。

 当時は、ですよ。今は役職に就きましたから、それはまた別の話です」

 このたびの質問は、中谷氏が防衛大臣就任後も、日本の国益を真摯に考え続けているのか、その試金石となるものと言える内容でした。IWJ記者は以下の通り質問しました。

IWJ記者「ウクライナ紛争で、岸田政権は、一方的にロシアを『悪』として、ウクライナに肩入れする、硬直した外交を展開して来ました。

 ロシアによる侵攻までの8年間、ウクライナ国内の東部ドンバスで、ロシア系住民への差別政策や、民間人殺傷などの民族浄化があった事実を、日本政府はまったく認めませんでした。

 岸田政権の対露制裁と、ウクライナへの63億ドル(9015億円)もの支援で、日本はロシアから敵視されています。

 その一方、米大統領選でトランプ政権になれば、米国のウクライナ政策の変更が予想されます。NATOの対応も一様ではない現在、日本は、『対米従属』ではなく、自主的、主体的に、両国の和平実現を後押しする外交へと転換する必要があると思われます。

 本来、この質問は、外務省マターだと思うのですが、外務省の外交政策は防衛省の政策にも大きな影響を及ぼすものであると考えますので、中谷大臣の考えをぜひお聞かせください」

 中谷大臣はこの質問に、以下の通り、答弁を行いました。

中谷大臣「ウクライナの状況につきましては、国連の常任理事国であるロシアが、白昼堂々、隣国の独立国を力によって現状を変更するという行為。これは許されない行為だと思っております。

 国際秩序の根幹を揺るがす行為であるということで、こういった力による一方的な現状変更というのは、どこであっても許されないと考えておりますので、このことにつきまして、この認識のもとに、国際社会全体の平和と安全のために、ロシアの侵略をやめさせ、1日も早く、公正かつ永続的な平和をウクライナに実現すべく、この問題に取り組んできました。

 しかし、残念ながら事態が長期化をしておりますが、これが一刻も早く解決をしていくように、我が国としては、ウクライナを引き続き支援をしていかなければならないと考えています。

 したがいまして、このロシアによるウクライナ侵攻、欧州のみならず、アジアを含む国際社会の根幹を揺るがす暴挙でありまして、このような行為は断じて認められない。

 そして、今後の支援の内容等については、予断を持ってお答えすることは困難でありますが、我が国としては、引き続き国際社会と連携しながら、最大限の支援を行ってまいりたいと考えております」

 この中谷大臣の答弁の内容と、先ほど紹介した10月8日の定例記者会見での岩屋外務大臣の答弁内容を比較してみると、多少の表現の違いや、文章の多寡といった違いはあるものの、ほぼ同一のものと言っていいものだということがわかります。

 国民の「知る権利」を担保する記者からの「国益」に関する質問に、テンプレート化した答弁で返すという、安易かつ不誠実な姿勢は、「日本の国益を真摯に考える」ものとは真逆のものです。伊勢崎氏が言ったように、「立場」についたら、持論を変えてしまうのでしょうか。

 中谷大臣には、NATO国防相会合に日本の防衛大臣として初めて出席することを喧伝する前に、日本の「国益」についてもう一度真摯に考えていただきたいものです。

 会見内容の詳細については、全編動画を御覧ください。

※「『対米従属』ではなく、自主的、主体的に、ウクライナとロシアの和平実現を後押しする外交へと転換する必要があるのではないか?」IWJ記者の質問に対し、テンプレート化した答弁で返す中谷大臣は日本の「国益」を本当に、真摯に考えているのか?~10.11 中谷元 防衛大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525024

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