┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~激動の2022年も残すところあと3日! IWJは2022年注目のハイライト・記事・日刊記事を集めた年末年始特設ページを開設しました! 年末年始にぜひじっくりと御覧ください! 非会員の方も、会員登録をすればすぐ御覧になれます!
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┠■2010年12月の創業以来、IWJは最大の経済的危機です! 12月1日から12月26日までのご寄付は238万5900円。今月の月間目標額390万円の61%です。第13期が始まった8月から11月までの4ヶ月間の累積の不足額931万7470円を合計すると、12月末までに1321万7470円が必要ですが、現時点で18%にとどまっています! 1年の3分の1に相当する4ヶ月間で、すでに約1000万円不足していますから、このペースだと、第13期が終わる頃には、約3000万円近く不足することに! 皆さまの支持・応援、会費、そしてご寄付・カンパによるご支援がなければ、活動規模を縮小しても立ち行かなくなります。今後とも精いっぱい頑張ってまいりますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!
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┠■【中継番組表】
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┠■2月のロシア軍の大攻勢を前にウクライナのドミトロ・クレバ外相が国連のアントニオ・グテーレス事務総長を仲介者に平和サミットを提唱! しかしモスクワの参加は拒否! 実効性のある和平案が提出されなければ、ロシア軍の2月の大攻勢が実現する!? それは第3次世界大戦への道か!?
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┠■速報!! プーチン大統領がロシアの石油および石油製品の上限設定に対する対抗措置を発表! 発効は2月1日、期間は7月1日まで! 例外規定も定める! 上限設定は「グローバル・ノース」の終焉の始まりか!?
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┠■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その20)>第一部 ロシア零年「第四章 マフィアのために人道援助を ―一九九二年四月~五月―」(part4)
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■はじめに~激動の2022年も残すところあと3日! IWJは2022年注目のハイライト・記事・日刊記事を集めた年末年始特設ページを開設しました! 年末年始にぜひじっくりと御覧ください! 非会員の方も、会員登録をすればすぐ御覧になれます!
おはようございます。IWJ編集部です。
2月24日のロシア軍のウクライナ侵攻、7月8日の安倍晋三元総理の銃撃事件、事件に続いて政界に激震をもたらした統一教会問題、12月16日に閣議決定された「安保3文書」の改訂と防衛費の倍増…どの事件も出来事も、個人の人権の侵害と、戦争という最大の人権侵害と結びついています。
激動の2022年も残すところ、あと3日になりました。そろそろ仕事納めの方も多いかと存じます。逆に年末年始が稼ぎ時、社会を回していくためには通常通りお仕事、お休みの取れない方もいらっしゃることかと思います。それぞれに、新しい年を迎えるご準備はお進みでしょうか?
IWJでは、年末年始12月29日から1月7日(予定)まで「新春特設サイト」を開設します。
「ウクライナ=善vsロシア=悪の二元論で世界を染め上げた米戦略の最終目標はロシアの弱体化・ロシア、ウクライナ侵攻編」、「自民党と癒着し日本を蝕む反日カルト・統一教会編」と2つの主題のもとに、皆さまにぜひみていただきたい今年の岩上安身によるインタビューやIWJ取材・ハイライト、そして日刊記事をまとめました。普段は忙しくてゆっくりインタビュー動画を見る時間がないという方も、ぜひこの機会にインタビュー全編とハイライトを御覧いただければと思います。
「新春特設サイト」(その1)は、「ウクライナ=善vsロシア=悪の二元論で世界を染め上げた米戦略の最終目標はロシアの弱体化」と題して、岩上安身のインタビュー・IWJ取材記事と、関連する日刊記事をそれぞれまとめました。
2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻した後「ロシア=悪、プーチン=悪魔・狂人」、「ウクライナ=善、ゼレンスキー大統領=世界の自由と民主主義を守る英雄」の善悪二元論が世界のメディア・言論を席巻しました。
スポーツ界でもロシア選手・ロシアチームの排除が始まり、テニス界の頂点に位置するウインブルドン大会でも、男子シングルス世界ランキング1位のダニール・メドベージェフ選手不在の寂しい大会となりました。
文化・芸術分野でもロシア勢は排除されました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演で指揮をとる予定だったロシアの指揮者ヴァレリー・ゲルギエフ氏の降板は、世界に衝撃を与えました。
もちろん、そうした動きばかりではありませんでした。
日本では、新国立劇場で11月、ロシアオペラの傑作『ボリス・ゴドゥノフ』が、指揮・大野和士氏、演出はポーランド人のマリウシュ・トレリンスキ氏のまさに今日的な演出で上演されるという素晴らしい「事件」がありました。
YouTubeには、大野氏と、ロシア文学者の亀山郁夫氏、元外交官・作家の佐藤優氏が、ウクライナ紛争が続く中での『ボリス・ゴドゥノフ』上演の意義について語っています。
※オペラ『ボリス・ゴドゥノフ』オペラトーク
https://www.youtube.com/watch?v=mWEZWRZinLc
日本および西側世界のメディアが「ウクライナ=善vsロシア=悪の二元論」一色に染まる中、岩上安身とIWJはウクライナ紛争の実相をお伝えすべく、善悪二元論から離れ、徹底的に中立の立場に立って客観的に報道・論評を行うことを貫きました。
西側メディア、ロシアやウクライナのメディア、中国やインドなどの第三国のメディア、政治家、知識人の発言、米国の政策やシンクタンクのレポートなどを幅広く情報を集め、それぞれを付き合わせながら検証を行い、それぞれの時点で最も確からしいと思われる情報をお届けしてきました。
2022年に岩上安身とIWJが公開したウクライナ紛争の関連コンテンツを一堂にまとめましたので、どうぞ御覧ください。
また、このウクライナ紛争は、突如、2022年2月24日に始まったわけではありません。少なくとも、2014年のユーロ・マイダンクーデターまでさかのぼる必要があります。そうした「2022年ウクライナ紛争」の「前史」についても、IWJはずっと追いかけてきましたので、蓄積があります。それらもあわせて、ぜひ、御覧になってください。
※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine
1)IWJピックアップ集・2023年新春特設サイト ウクライナ=善vsロシア=悪の二元論で世界を染め上げた米戦略の最終目標はロシアの弱体化【ロシア、ウクライナ侵攻編】2022.12.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513150
2)日刊IWJガイド2022年総まくり【ロシア、ウクライナ侵攻編】2022.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513189
「新春特設サイト」(その2)は、「自民党と癒着し日本を蝕む反日カルト」と題して、岩上安身のインタビュー・IWJ取材記事と、関連する日刊記事をそれぞれまとめました。
7月8日、参議院選挙の只中に、安倍元総理が街頭遊説中に銃殺された事件は衝撃的でした。
まさにこの日は、岩上安身は、元外務省国際情報局長・孫崎享氏にインタビューを行った日でした。孫崎氏は、インタビュー直前に続々と届き始めたニュースを見て、その場で安倍氏銃撃事件に関する報道がおかしい、不自然だ、と看破しました。山上容疑者の殺害行為の認否も明らかにしないうちに、メディアが揃って「動機は政治信条とは関係ない」とまず打ち出したからです。
孫崎氏の直感は当たりました。山上徹也容疑者の「動機」をめぐって、統一教会の名前が浮上し、岸田政権だけではなく、自民党という「保守」政党の根幹に関わるような、統一教会との癒着関係が次々と明らかになりました。
岩上安身は、統一教会の元信者である女性や全国霊感商法対策弁護士連絡会や統一教会問題に精通するジャーナリスト、政治家などに次々とインタビューを行い、IWJも立憲民主党によるヒアリング、大臣会見、全国霊感商法対策弁護士連絡会やジャーナリスト・元信者の会見などをできるかぎりお届けしてきました。
2022年に岩上安身とIWJが公開したウクライナ紛争の関連コンテンツを一堂にまとめましたので、どうぞ御覧ください。
1)IWJピックアップ集・2023年新春特設サイト 自民党と癒着し日本を蝕む反日カルト【統一教会編】2022.12.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513154
2)日刊IWJガイド2022年総まくり【統一教会編】2022.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513199
※【IWJウィークリー41号】ウクライナ政変をどう見渡すか(ePub版・PDF版を発行しました!)2014.3.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129443
※【IWJウィークリー43号】原発立地自治体の苦悩/ウクライナ政変2幕ドキュメント(ePub版・PDF版を発行しました!)2014.3.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/132389
※【IWJウィークリー46号】台湾とウクライナ ~2つの「ひまわり」の明暗/核安全保障サミット衝撃の舞台裏/IWJが追った一週間をダイジェストで振り返る(ePub版・PDF版を発行しました!)2014.4.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/135518
※【IWJウィークリー48号】内戦続くウクライナ東部/福島20km圏内の今(ePub版・PDF版を発行しました)2014.5.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138728
※【岩上安身のニュースのトリセツ】「世界の戦場」ウクライナ情勢を読み解く マレーシア航空機”撃墜”事件を徹底検証―交錯する各国の主張(IWJウィークリー66号より)2014.10.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/172027
※【岩上安身のニュースのトリセツ】東部ウクライナ避難民の大多数が「侵略者」扱いされているロシアへ逃げこむ!――黙殺を決め込む西側各国の政府・主要メディア(IWJウィークリー67号より)2014.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/172963
※ロックの会「IWJ NIGHT」集団的自衛権、ヘイトデモ、日本のエネルギー戦略で激論 ~藤和彦氏×岩上安身の「ウクライナ問題」詳解も 2014.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/167732
■2010年12月の創業以来、IWJは最大の経済的危機です! 12月1日から12月26日までのご寄付は238万5900円。今月の月間目標額390万円の61%です。第13期が始まった8月から11月までの4ヶ月間の累積の不足額931万7470円を合計すると、12月末までに1321万7470円が必要ですが、現時点で18%にとどまっています! 1年の3分の1に相当する4ヶ月間で、すでに約1000万円不足していますから、このペースだと、第13期が終わる頃には、約3000万円近く不足することに! 皆さまの支持・応援、会費、そしてご寄付・カンパによるご支援がなければ、活動規模を縮小しても立ち行かなくなります。今後とも精いっぱい頑張ってまいりますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!
おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
第13期が始まった8月から先月11月末までの4ヶ月間で、月間目標を下回る月が続き、この4ヶ月間の累積の不足額は931万7470円にまで膨れ上がってしまいました。
12月に入り、8月から始まったIWJの第13期も、5ヶ月目を迎えました。1年の3分の1にあたる約4ヶ月間で1000万円近くが目標額よりも不足していますから、このペースだと、第13期が終わる頃には、3000万円近く不足することになりそうです。
12月は、上記の累積の不足額932万770円に、12月分のご寄付・カンパの目標額390万円を加えた1321万7470円が、12月末までに必要となります。大変困難な、厳しい見通しです。
12月1日から26日までの26日間のご寄付・カンパ額は、164件で238万5900円です。これは今月の月間目標額390万円の61%、累積額を合計した1321万7470円の18%に相当します。
IWJの内部留保も底を尽き、今月12月は、キャッシュフローが不足したため、経理から依頼されて、私、岩上安身が、個人的な私財から、500万円をIWJにつなぎ融資することでしのぐことになりました。
この状況が続くと、来月も同じように私が私財を出して支えないといけなくなり、私の貯えが尽きると、その時点でIWJは倒れてしまいます。
IWJの規模と活動に、抜本的な改革が必要であり、規模を縮小し、コンパクトで最優先の情報をお届けする体制を再構築したいと思っています。今よりコンパクトなスペースのオフィスに移転することも真剣に検討中です。
人員、活動ともに引き締めて行いますが、情報の質の部分は落としてはなりません。その分、発行する情報の量をコンパクトにせざるを得なくなるかもしれません。
ご寄付・カンパをお寄せくださった皆さまには、あつく御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。
どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!
皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。
しかし、ご寄付が急減してしまうと、私が私財を投じて一時的に支えても、私の蓄えなどたかがしれたものですので、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。
IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことと、ご寄付・カンパをいただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、独立市民メディアとしての活動を貫いてきました!
権力に不都合であっても、真実を追及し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが可能になります。これも、市民の皆さまのお支えがあってのことです。
また、大新聞、大手テレビが、足並みをそろえてウクライナ紛争において情報操作を行っている現状を御覧になればわかるように、権力と大資本から距離を置く独立メディアが存在しないと、真実はまったくわからなくなってしまいます。それは結局のところ、めぐりめぐって、私たち自身の生存や生活を、脅かすことになります。
2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻しました。その後に起きた西側メディア・コントロールは、凄まじいの一言に尽きます。「ロシア=悪、プーチン=悪魔・狂人」、「ウクライナ=善、ゼレンスキー大統領=世界の自由と民主主義を守る英雄」の善悪二元論がメディアを席巻しました。
4月23日には、アゾフ大隊の司令官へのテレビ・インタビューが行われ、TBSの看板キャスターの金平茂紀氏が「ロシア側は、アゾフ連隊のことを『ネオナチズムの象徴だ』というふうに非難していますけど、怒らないでくださいね」「アゾフ連隊は極右団体だったというような情報は、フェイクニュースだっていうふうに思っているんですね?」とアゾフをホワイト・ウオッシュする演出が行われました。
インタビュー前に流された映像では、アゾフ連隊旗、隊員の腕のワッペン、アゾフ連隊基地入り口に掲げられた連隊のマークの、ネオナチの象徴である「ヴォルフスアンゲル」にぼかしが入っていました。
公安調査庁はホームページの「国際テロリズム要覧」から「ネオナチ組織がアゾフ大隊を結成した」などの記載を削除しました。
国会では、紛争当時国の一方だけを招いて行われたゼレンスキー大統領のビデオ演説に、与党だけではなく、れいわ新選組を除く野党議員までもが皆、スタンディング・オベーションを送りました。
戦況は、メディアによれば、いつもウクライナ軍が優勢でした。「ウクライナ軍が健闘」、「ウクライナ軍が反撃」、「ウクライナ軍が奪還」。まるで第2次大戦中に行われた大本営発表です。
ウクライナ軍には、米国からロシアの年間軍事費の半分にあたる軍事支援が送り込まれています。ロシア軍側が苦戦していないはずはありません。必死の戦闘が続けられていますが、この12月の時点では現実には、ロシア軍とドネツク・ルガンスク人民共和国軍側がウクライナの東部南部の4州を占拠しています。つまり、大局を見れば「いつもウクライナ軍が優勢」であったはずはありません。
東部の要衝都市・マリウポリとセベロドネツクを奪われると、ウクライナ軍側は、テロ攻撃ともいうべき、ザポリージャ原発への砲撃を激化させました。ザポリージャ原発はロシア軍側が占拠しているのですから、ロシア軍側が攻撃するはずがありません。
しかし、西側のメディアは「ロシア軍による攻撃」だと、ゼレンスキー政権の発表をそのまま流し続けました。現地を調査したIAEA(国際原子力機関)も攻撃主体を絶対に明らかにしませんが、そうしたIAEAの対応からもウクライナ軍側による攻撃であることがうかがえます。
「嘘は大きければ大きいほどバレない」といいます。ウクライナ紛争をめぐるメディア・コントロールの範囲は、西側メディアを覆ってしまうほど広く、IAEAのような国際機関であっても、西側の圧力に従わされてしまいます。
IWJは、西側はもちろん、紛争当時国であるロシアやウクライナ、そして中国やインドなどの第三国のメディア、政治家、知識人の発言、米国の政策やシンクタンクのレポートなどを幅広く情報を集め、それぞれを付き合わせながら検証を行い、それぞれの時点で最も確からしいと思われる情報をお届けしてきました。
私、岩上安身は、多くの研究者・専門家へのインタビューを通じて、米国が計画した「米露代理戦争」であるウクライナ紛争の実相を浮かび上がらせ、これが日本列島を戦場にする「米中代理戦争」につながる危険性があると、警鐘を鳴らしてきました。
私がウクライナ問題についてインタビューを行なった方々は、以下の通りです。元外務省国際情報局長・孫崎享氏、国際政治学者・六辻彰二氏、ジャーナリスト・大野和基氏、エコノミスト・田代秀敏氏、ロシアNIS経済研究所所長・服部倫卓氏、経済産業研究所コンサルティングフェロー・現役経産官僚である藤和彦氏、国際政治学者・神奈川大学教授である羽場久美子氏、東アジア共同体研究所上級研究員・須川清司氏、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長・原田大輔氏。
私は、ソ連崩壊前後のロシアを足かけ6年かけて取材しています。ウクライナ紛争は2014年のユーロマイダン・クーデターからとらえるべきだ、という声がようやく少しずつ聞こえるようになってきました。さらに遡って、ソ連崩壊の1991年から見ると、また違う世界が見えてきます。絶版となっていた私の著作『あらかじめ裏切られた革命』を日刊IWJガイド誌上で掲載しましょう、という提案をIWJスタッフから受け、復刻連載を開始することにしました。
岩上安身とIWJが2022年に行なってきたウクライナ紛争関連の報道・取材・インタビューを、2022年末から2023年初めにかけて公開する新春特番でまとめます。このような形で、ブレることなく、ウクライナ紛争の実相を伝えてきたメディアは他にはないと自負しています。ぜひ、IWJ会員となって御覧ください。
我々のような、客観的・公平な視点に立つ独立メディアが存在しなければ、この事態を人々が正確に知る手がかりがひとつ失われてしまいます。独自の視点で真実の報道を続けるIWJの存在価値を、ご理解いただき、お支えいただければと思います。
2022年のもう一つの大事件は、安倍晋三元総理の銃殺事件とそれによって引き起こされた統一教会問題です。
安倍元総理の銃殺事件は、まさに私が、孫崎享氏にインタビューを行った日に起きました。孫崎氏は、その場で安倍氏銃撃事件に関する報道がおかしい、不自然だ、と看破しました。山上容疑者の殺害行為の認否も明らかにしないうちに、メディアが揃って「動機は政治信条とは関係ない」とまず打ち出したからです。
※安倍元総理襲撃事件の報道は統制されている!?「今必要なのは『平和を創る道』の探求! 第2弾」~岩上安身によるインタビュー 第1081回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.7.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508501
まさにその後、「動機」をめぐって、統一教会の名前が徐々に浮上し、岸田政権だけではなく、自民党という「保守」政党の根幹に関わるような、統一教会との癒着関係が次々と明らかになりました。
IWJは、統一教会が反日・反社的な性格のきわめて強い組織犯罪であることを示す、米国人ジャーナリストの故ロバート・パリー氏の埋もれていた調査報告を発掘し、統一教会が行っていた犯罪行為や、北朝鮮への送金と核ミサイル開発に流用された疑惑までもお伝えしました。
私、岩上安身も、統一教会の実態を描き出すために、研究者・弁護士・元信者・政治家など多くの人々にインタビューを行いました。統一教会の教義を示す『天聖経―文鮮明先生御言葉集』の内容の紹介と解説もしています。
私が、統一教会問題でインタビューを行った方々は、以下の通りです。『統一教会―日本宣教の戦略と韓日祝福』の著者であり、北海道大学大学院文学研究科・文学部教授である櫻井義秀氏、『となりのカルト』の著者であり元統一教会信者である榊あまね氏、全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人・弁護士の山口広氏、元文科事務次官・前川喜平氏、政治経済学者・植草一秀氏、ジャーナリスト・鈴木エイト氏、立憲民主党・参議院議員の小西洋之氏。
大手メディアは、被害者救済法案が国会を通過したことで、まるで幕引きをしたかのように統一教会問題を扱わなくなりました。しかし、統一教会と自民党の癒着がどのように築かれ、安倍晋三氏がどのようにそこに関わり、統一教会がどのように日本の政治に影響を及ぼしてきたのか、韓国に本部を置く統一教会と韓鶴子総裁の「使用者責任」を問うにはどうしたらいいのかなど、統一教会問題はまだまだこれから解明されなければならない問題が残っています。
12月16日、岸田総理は「安保3文書」の改定を閣議決定したと発表しました。改定された「安保3文書」では、「北朝鮮・中国・ロシア」という日本にとって最も近い隣国であり、かつ核保有国である3カ国を名指しで「脅威・懸念」と明記しています。
その北朝鮮の核ミサイル開発に、統一教会が日本人信者から搾り上げた献金が使われたかもしれないのです。統一教会と癒着し、捜査も抑制してきた自民党が「何をか言わんや」です。
岩上安身とIWJが2022年に行なってきた統一教会問題関連の報道・取材・インタビューも、2022年末から2023年初めにかけて公開する新春特番でまとめます。ぜひ、IWJ会員となって御覧ください。
また、改憲による緊急事態条項の創設は、統一教会が自民党の背中を押して、実現に向けて推進してきた政策です。統一教会という「反日・反社会的カルト」を、日本社会から追放し、政治への介入をやめさせるとともに、この危険な緊急事態条項の憲法への導入を阻止するために、私と、IWJのスタッフは、全力で立ち向かいたいと思います!
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口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
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店番 008
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どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身
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◆中継番組表◆
**2022.12.29 Thu.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2022.12.30 Fri.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
米海兵隊員の不祥事について「日米地位協定を見直すべきでは?」とのIWJ記者の質問に対し「具体的な問題への対応を積み上げることで日米地位協定のあるべき姿を不断に追求する」と林大臣!!~12.27 林芳正 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513255
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■2月のロシア軍の大攻勢を前にウクライナのドミトロ・クレバ外相が国連のアントニオ・グテーレス事務総長を仲介者に平和サミットを提唱! しかしモスクワの参加は拒否! 実効性のある和平案が提出されなければ、ロシア軍の2月の大攻勢が実現する!? それは第3次世界大戦への道か!?
27日付『AP通信』がウクライナのドミトロ・クレバ外相に行った単独インタビューを伝えています。
※The AP Interview: Ukraine FM aims for February peace summit(AP通信、2022年12月27日)
https://abcnews.go.com/Business/wireStory/ap-interview-ukraine-fm-aims-february-peace-summit-95831047
AP通信が付けた副題は「ウクライナの外相は、戦争終結のためのサミットを望んでいるが、ロシアが参加することは想定していないと発言しており、この壊滅的な侵略がすぐに終わるとは考えにくい」というものです。
戦争を終結させたいと願い、話し合いの場を設けたいが、そこに当の戦争当事者であるロシアの参加は望まない、というウクライナの主張は、奇怪な言い訳です。
他方、2月に部分動員の残りの15万人の訓練が終了した時点で、軍事協力協定を結んでいるベラルーシから、ふたたび、ロシア軍がウクライナの首都キエフ(キーウ)へ侵攻するという見方が強まっています。
※はじめに~ゼレンスキー大統領の訪米のタイミングは今しかなかった! なんと米国が供与する自慢のパトリオット・システムはたったの1基! ハイマースの追加弾薬の数は明記せず! 開戦から10ヶ月経った今も、何も真実を報じない日本のマスコミ!(日刊IWJガイド、2022年12月24日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51688#idx-1
クレバ外相は、ロシア侵攻1周年になるこの2月に平和サミットを開催したいと述べているわけです。攻勢を強めるロシアに対して、平和を求めるウクライナ、というイメージを演出することが狙いなのでしょうか。
しかし、ウクライナはロシアの参加を拒んでいるため、関係国すべての出席という国連の仲裁の条件を満たすことはできません。この呼びかけはウクライナ側のかけ声だけで終わることは、今から明らかです。
しかし、そうなると30万人のロシア軍と、中身はかなりの程度、実質NATO軍化したウクライナ軍との全面対決というシナリオが現実味を帯びてきます。そのシナリオの先には、ロシア軍とNATO軍の全面対決という悪夢の第3次世界大戦の可能性もあり得なくはないのです。
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■速報!! プーチン大統領がロシアの石油および石油製品の上限設定に対する対抗措置を発表! 発効は2月1日、期間は7月1日まで! 例外規定も定める! 上限設定は「グローバル・ノース」の終焉の始まりか!?
27日、ロシアのプーチン大統領は、ロシアの石油および石油製品の上限設定に対する対抗措置を発表しました。
※一部の外国によるロシアの石油および石油製品の最高価格の設定に関連して、燃料およびエネルギー部門における特別経済措置の適用に関する法令(ロシア大統領府、2022年12月27日)
http://kremlin.ru/acts/news/70196
この法令の冒頭では次のように規定しています。
「ロシアの石油および石油製品に上限価格を設定することを目的としたアメリカ合衆国および外国ならびにそれに加盟する国際機関の非友好的かつ国際法に反する行為に関連し、ロシア連邦の国益を守るため、2006年12月30日付連邦法No 281-FZ『特別経済措置および強制措置について』、2010年12月28日付連邦法No 390-FZ『安全保障について』および2018年6月4日付連邦法No 127-FZ『アメリカ合衆国及び諸外国の非友好的行為に対する影響力の行使(対抗措置)に関して』に基づき、次のように対応する」
そして、具体的な措置として以下のようにあげているのです。
1.アメリカ合衆国及びこれに加盟した外国による、ロシアの石油及び石油製品が上限価格を超える価格で販売される場合に適用される(上限価格固定措置)ロシアの石油及び石油製品の海上輸送の禁止およびその輸送に関するサービス提供の禁止に関し、外国の法人及び個人に対するロシアの石油及び石油製品の供給は、契約に定めるところにより禁止される。この禁止事項は、最終購入者に至るまでのすべての供給段階において適用される。
これがロシアの対応措置ですが、第4項で例外規定を設けています。
4.本法令で禁止されているロシアの石油および石油製品の納品は、ロシア連邦大統領の特別な決定に基づいて実施することができる。
第1項で、上限価格を設けた諸国にはロシア産の石油製品の販売を禁じるとしつつ、ロシア連邦大統領の特別な決定があれば、販売可能となる、としています。
第6項で、第1項の実施を監督する省庁にエネルギー省を指定しています。
6.ロシア連邦エネルギー省は、定期的に、ロシア連邦政府が決定する方法で、本法令の第1項 の実施を監視するものとする。
そして、第9項で、この法令の発効と有効期間を定めています。
9.この法令は2023年2月1日に発効し、2023年7月1日まで有効である。
このロシアの対抗措置は、その準備期間を考慮しても、12月5日に始まっている日本や米国など先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)、オーストラリアによる取引価格上限措置に、2か月遅れて発動し、しかも、その期間は7月1日までの5ヵ月間なのです。
さらに、例外規定も存在します。
ロシアには余裕があるように思えます。ロシアは追い詰められているのでしょうか? 石油価格上限設定は本当に効果があるのでしょうか?
例外規定の問題も含めて、岩上安身が、12月9日、27日に2回連続インタビューをしたJOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長・原田大輔氏にも取材をした上で、詳細をお伝えします。
※「脱炭素・ウクライナ紛争を利用して脱ロシアを進める欧州のゴールは、ロシアの資源を安く買い叩くこと」~12.9 岩上安身によるインタビュー第1106回 ゲスト JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長 原田大輔氏インタビュー 第1回 2022.12.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512825
※フルオープン【12/27 19時30分頃~ライブ配信】岩上安身によるJOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長 原田大輔氏インタビュー 第2弾
https://www.youtube.com/watch?v=9DTTIlpAvMo
■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その20)>第一部 ロシア零年「第四章 マフィアのために人道援助を ―一九九二年四月~五月―」(part4)
岩上安身は、1989年から1994年まで、29歳から35歳まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。
現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。
ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください。
下記URLから、初回の復刻連載(その1)をお読みいただけます。
※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4
直近の復刻連載は、下記URLからお読みいただけます。
※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その18)>第一部 ロシア零年「第四章 マフィアのために人道援助を ―一九九二年四月~五月―」(part2)(日刊IWJガイド、2022年12月26日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51693#idx-7
※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その19)>第一部 ロシア零年「第四章 マフィアのために人道援助を ―一九九二年四月~五月―」(part3)(日刊IWJガイド、2022年12月27日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51696#idx-6
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