日刊IWJガイド・非会員版「自民党新総裁に岸田文雄前政調会長! 第1回投票の議員票で高市早苗候補が岸田氏に次ぐ114票! この大半が決選投票で岸田氏へ!」2021.9.30号~No.3304号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~自民党新総裁に岸田文雄前政調会長! 第1回目の投票の議員票で第3位となった高市早苗候補が第2位の岸田氏に次ぐ114票を獲得! この114票のほとんどが決選投票で岸田陣営へ! IWJの予想通りの岸田・高市連合によって河野氏は敗退! 「キングメーカー」安倍前総理とそのパペットの高市氏が、岸田新総裁にどの程度影響力を行使するのかが今後の焦点!

■「私の特技は人の話を聞くこと」とアピールしてきた岸田文雄新総裁初の記者会見がたったの30分! 「民主主義の危機」「コロナ国難」「新しい資本主義」とキーワードは重ねるものの中味なし!

■あすから10月! 今日一日であと228万8800円が必要です! 9月1日から23日間のご寄付・カンパは目標額の46%、191万1200円にとどまっています! 経済的危機に直面するIWJですが、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■<IWJ取材報告1 >来たる衆院総選挙の争点である「新型コロナ対策」について、IWJ記者が質問! 枝野代表は「特に大事なのは『水際対策の強化』『検査の拡大』、そして『補償』のセットだ」!~9.29立憲民主党 枝野幸男代表定例会見

■<IWJ取材報告2 >「政治の中身において、安倍・菅直系政治を選んだということだ!」自民党総裁選で岸田氏が選ばれたことを受けて志位委員長がコメント!~9.29日本共産党 志位和夫委員長 記者会見

■<IWJ取材報告3 >コロナ終息が理由!? 9月末で廃止される診療報酬、介護報酬、障害報酬のコロナ加算で議論の応酬! 「現場はもうやっていられない!」「継続すべきだ!! 」~9.27野党合同国会第5回「コロナ対策ヒアリング」

■<新記事紹介>コロナ患者受け入れを、国立病院機構と地域医療機能推進機構に、田村厚労大臣は「命令」できるのに、なぜ「お願い」ベース!? 「風評被害」理由に病床数も公開せず、依頼の実効性は不明! IWJは厚労省に「天下りの有無」含めて直撃取材!

■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時から、9月24日収録「コロナ『冬の第6波』に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー(コロナ編)」を再配信します!
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■はじめに~自民党新総裁に岸田文雄前政調会長! 第1回目の投票の議員票で第3位となった高市早苗候補が第2位の岸田氏に次ぐ114票を獲得! この114票のほとんどが決選投票で岸田陣営へ! IWJの予想通りの岸田・高市連合によって河野氏は敗退! 「キングメーカー」安倍前総理とそのパペットの高市氏が、岸田新総裁にどの程度影響力を行使するのかが今後の焦点!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日29日午後2時過ぎより都内のグランドプリンスホテル新高輪で自民党総裁選の開票が行われました。開票の結果は、次のとおりでした。

河野太郎候補(議員票86、党員・党友票169票、合計255票)
岸田文雄候補(議員票146、党員・党友票110票、合計256票)
高市早苗候補(議員票114、党員・党友票74票、合計188票)
野田聖子候補(議員票34、党員・党友票29票、合計63票)

 大方の予想の通り、最初の投票で、議員票382票、党員・党友票382票の過半数の383票に届いた候補はいませんでした。1位通過は岸田候補で合計256票、2位通過の河野氏は合計255票、1票差でした。

 注目すべきは、議員票で高市早苗候補が健闘し、114票と2位につけたことです。これは高市氏一人の人望や政治力でできることではありません。

 出馬の推薦人の20人を集めるのにも四苦八苦していた泡沫候補だったのに、安倍前総理から支持を表明されると、俄然勢いがつき、ネットでの異様な盛り上がりを経て、この得票数です。

 逆に合計では2位の河野太郎氏は、議員票では3位の86票にとどまりました。

 開票後、自民党総裁公選規定に従ってただちに、1位2位の岸田文雄候補、河野太郎候補で決選投票が行われました。

 決選投票は議員票381票(第1回投票で1票が無効となったため)と都道府県連票47票が争われました。午後3時過ぎより決選投票の開票が行われました。

 決選投票の結果は次のとおりでした。

河野太郎候補:議員票131+都道府県連票39=合計170

岸田文雄候補:議員票249+都道府県連票8=合計257

 この結果、岸田文雄前政調会長が多数を獲得し新総裁と決まりました。岸田候補の1回目と2回目の得票差の103票は、ほとんど、高市候補の支持票から流れたものと思われます。27日の日刊IWJガイドで、最も可能性の高いシナリオは、岸田氏と高市氏の連合である、と予想されるシナリオを書きましたが、ほぼ、その予想通りとなりました。

 これで安倍氏は「キングメーカー」となり、かつ、我が身に「モリ・カケ・サクラ」そして広島の1億5000万円もの資金を用いての選挙買収事件など、ほじくられたくないスキャンダルを再び封印することができたからです。

※はじめに~自民党総裁選、議員票では「岸田氏が先行」と時事通信が報道! 伸び悩む河野氏、支持を広げる高市氏で、行方は混沌!? IWJは高市氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」論批判記事をアップ! 本日午後8時から「岩上安身による青木正美医師・前田佳子医師インタビュー前編」を再配信します!(日刊IWJガイド、2021.9.27号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49511#idx-1

 高市票を決選投票では岸田氏に流す、という約束は、両院議員総会の最後に全候補が演壇に上がったとき、岸田新総裁が高市氏と固く握手を交わしていたことにそれはよく出ています。ほかの候補とは、岸田氏は握手を交わしていませんでした。

 高市氏の1回目の得票力こそが、岸田新総裁を生んだのです。

 岸田氏は、新総裁就任挨拶において、「民主主義の危機」をさかんに強調していましたが、その危機を作った張本人の安倍前総理の力を、高市氏を通じて間接的に得て新総裁に就任した形になります。

 岸田氏の下で「民主主義の危機」が解決に向かうはずがありません。

 今後、「民主主義の危機」を作った安倍前総理とそのパペットと言っていい高市氏が、岸田新総裁にどの程度影響力を行使するのか、慎重に見極める必要があるでしょう。

■「私の特技は人の話を聞くこと」とアピールしてきた岸田文雄新総裁初の記者会見がたったの30分! 「民主主義の危機」「コロナ国難」「新しい資本主義」とキーワードは重ねるものの中味なし!

 29日の午後6時から岸田文雄新総裁の記者会見が行われました。

 なんと、最初の記者会見はたったの30分でした。「私の特技は人の話を聞くこと」と自己アピールをしてきた人の行動がこれです。しょっぱなから、選挙キャンペーンで厚塗りしてきた化粧が落ちてきたようです。

 記者会見は冒頭、岸田新総裁のスピーチから始まりました。この中で、岸田氏は、3つのキーワードを語りました。「民主主義の危機」「コロナ国難」「新しい資本主義―『成長なくして分配なし、分配なくして成長なし』」です。

 しかし、そのどれもが空疎で本気でこれらの危機と取り組む姿勢はまったく感じられません。

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■あすから10月! 今日一日であと228万8800円が必要です! 9月1日から23日間のご寄付・カンパは目標額の46%、191万1200円にとどまっています! 経済的危機に直面するIWJですが、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

 いつも皆さまにご支援をいただいているおかげで、IWJは活動を続けられています。スタッフ一同、皆さまのご支援に感謝しております。

 今期第12期の年間の予算の見通しを立てさせていただきました。その上で、今期の会費収入は、7月時点で前期より10%の減少と予想し(第11期実績、6200万円、第12期予想6000万円)、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。前期は月間450万円でしたから、さらに緊縮して30万円下げております。

 これでも、コロナ禍の続く現状を見ていると、会費・ご寄付・カンパ等の収入は、予測を下回ってしまうかもしれません。何とぞ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

 9月1日からの23日間でお寄せいただいたご寄付・カンパは、182件、191万1200円となりました。ご寄付・カンパいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

 今月の、上記の23日までにいただきました191万1200円ですと月間目標額の420万円の約46%となります。9月も残り1日となりましたが、目標額まであと228万8800円が必要となります。

 さらに先月は、赤字となっており、IWJはキャッシュフローの足りない8月を乗り切るため、100万円を岩上安身から借り入れました。すでにお伝えしている通り、IWJは、岩上安身に前期だけで993万5000円借り入れており、今回の100万円とあわせて1093万円を借り入れてしまっています。

 個人から1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、岩上安身は前期も途中から無報酬で働いておりましたが、今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。そうなりますと、岩上自身の生活は貯金を崩しながら、糊口をしのいでいる状態が続きます。これ以上、会社が岩上安身に頼るのは苦しい状況です。

 どうか皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています!

 IWJも例にもれず、前期の第11期に、突然のコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。

 会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度がどうしても上がってしまうことになります。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。

 その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのためになる真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。IWJの苦境も、間違いなく第12期も続くでしょう。

 しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅的な戦争への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在政府・与党は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾と矛の両方となるべく、日本列島中に、中距離ミサイルを配備する用意をして、その結果、米軍に向かうべき中国のミサイルを日本列島内で「吸収」させるという「破滅的計画」の準備を推し進めています。

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その3) 元防衛省キャリアで元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「漫画の読みすぎなのかもしれない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

※コロナ「冬の第6波」に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 ~岩上安身によるインタビュー 第1053回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496626

自民党新総裁には、あの「電磁パルス」の高市早苗氏の支援を受けた岸田文雄前政調会長に決まりました。

 岸田新総裁も危険な緊急事態条項を堂々と憲法に導入する安倍改憲の支持者です。安倍晋三前総理が支持する「お気に入り」の高市早苗氏の力を借りて新総裁に就任したことで、安倍前総理と高市早苗氏の影響力は排除できません。

 高市氏は、総裁選中、中国の軍事施設の上空まで核ミサイルを飛ばし、上空で核爆発させて、電磁パルスによって敵のミサイルを無効化させるなどというとんでもないことをテレビで公然と発言して、軍事についてくわしくない一般の人々の支持を得ようとしました。

 これが、安倍晋三氏―菅義偉氏―高市早苗氏へとつながる現在の自民党の本流の昏い本質なのです。

 岸田文雄氏はリベラルの色彩が強い宏池会出身ですが、2012年の第2次安倍内閣成立以降、右傾化がはなはだしかった安倍・菅政権の約10年の間ずっとその内部で支えてきた人物です。

 急に新総裁になっていた目がさめて、宏池会の伝統のハト派になりましたあー!などということはありません。

 また、総裁選を勝ち抜くにあたって、安倍氏―高市氏に大きな「借り」を作りました。安倍・高市らの、「異常」なまでのタカ派に引っ張られながら、揺れ動くことになるのではないでしょうか。それは、総裁選中、安倍前総理の支援欲しさから、森友問題の再調査問題で見せた打算的な態度変更によく出ています。

 自民党は、中国、北朝鮮など「仮想敵国」に対する態度に硬軟はあるものの、岸田氏も含め、日米安保を外交方針の基軸としたまま思考停止している点では共通しています。

 ここで、日本人全員が気づかなくてはいけないのは、日本がいつまで米国の庇護を当てにしていられるのか、という問題です。高市早苗氏のような人が、中国との戦争の戦端を切ったあと、米軍が日本を守るために大きな犠牲を払って中国と戦ってくれると本気で思っているのですか?という問いです。

 同時多発テロ以降、米軍が20年間も戦ってきたのは、見当違いの「標的」でした。主犯のビン・ラディンはサウジアラビア人で、サウジのイスラム原理主義教義ワッハーブの信奉者でした。同時多発テロに、アフガニスタンもタリバンもイラクも関わっていません。

 しかし、米軍は、サウジの独裁政権やワッハーブのイスラム原理主義者を攻撃するのではなく、見当違いなことに、アフガンにミサイルの雨を降らせて侵攻し、次にイラクを「大量破壊兵器」を持っていると虚偽の言いがかりをつけて、国をまるごと破壊しました。

  その結果はどうなったでしょうか?米軍がアフガニスタンで20年も侵略戦争を行い、あげく樹立した親米傀儡政権を無責任に見捨てて米軍が撤退すると、米軍と20年間戦ってきたタリバンは、あっという間に支配地域をほぼ全土に拡大し、首都カブールに無血入城を果たしました。

 呆れるのは他国を侵略しておいて、コストが見あわないとか、米軍兵士の犠牲が多いなどと判断した時の、米軍・米国の薄情さ、逃げ足の速さです。

 こんな米軍が、日米安保にもとづき、自分たちをいざという時に守ってくれるだろう、などと信じている方が、さすがにどうかしていると言わざるをえません。彼らは、いざという時には守ってくれず、逃げ出す連中なのだ、ということが誰の目にも明らかになったはずです。

 誰の目にも、と書きましたが、我が日本では、まだ多くの人が目を覚ましていません。まだまだ国民の多くは、目を覚まさず、「日米安保」という「御神体」を拝んで、「日米安保基軸」とマントラを唱え続けているのが現状です。

 こうした日米安保カルトの洗脳が解けるには、まだ相当な時間と一定のショックが必要なのかもしれません。それが、愚かな戦争と再度の徹底した敗北なのだとしたら、あまりに犠牲が大き過ぎます。

 自民党の総裁選が終わったら、次はこの秋の衆議院選挙が、大きな焦点となります。

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。

 そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。そして本当に頭のネジが何本か外れた対米依存症の政治家と、米国の言うことを追認するだけの官僚、今ですら「忖度」ばかりの御用メディアによって、しなくてもいい戦争をして地獄を見ることが現実のものとなってしまう可能性があります。

 今年秋の総選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土が、米軍に利用されてしまうかどうか、そして民主主義と国民主権と平和と日本国憲法を守れるかどうかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続ももちろん不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、自らスポンサーとなった東京五輪を巡る報道や、民放連が自主規制なしに改憲CMを受け入れると開き直っている姿勢を見れば一目瞭然です。

 先述した通り、高市早苗氏の、テレビ生放送中の重大な問題発言も、ほとんどのマスメディアが、「問題視」せず、ベタ記事程度ですませています。会見などで質問し、問題視し続けているのはいまだにIWJだけ、というのが、この国の報道・言論の鈍感さ・思考放棄・事なかれ主義のあらわれなのです。

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496407

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496442

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その1)石破茂氏は「核爆発を伴うものであり、NPT体制と不整合」と述べる!2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496596

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その2)岸田文雄氏は「核保有、これはまったく、するべきではない、私は絶対に我が国は核兵器をもつべきではない」と回答! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496601

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その3) 元防衛省キャリアで元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「漫画の読みすぎなのかもしれない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

※みずほ銀行
支店名 広尾支店

店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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◆中継番組表◆

**2021.9.30 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】16:00~「れいわ新選組 山本太郎代表 不定例記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 れいわ新選組 山本太郎代表による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた山本太郎氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b1%b1%e6%9c%ac%e5%a4%aa%e9%83%8e
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【タイムリー再配信1003・IWJ_Youtube Live】19:00~「コロナ『冬の第6波』に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 ~岩上安身によるインタビュー 第1053回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師(コロナ編)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 9月24日に収録した、岩上安身による 青木正美医師、前田佳子医師インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b9

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496626

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◆中継番組表◆

**2021.10.1 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動(スタンディング)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【タイムリー再配信1004・IWJ_Youtube Live】20:00~「アフガニスタンから敗走した米軍! 米国は中国との覇権をかけた戦いのために東アジアへ!!〜岩上安身によるインタビュー第1051回 ゲスト 『アメリカは中国に負ける-日本はどう生きるか』著者 元外務省国際情報局長・孫崎享氏(前編)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 9月9日に収録した、岩上安身による孫崎享氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた孫崎享氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/magosakiukeru

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496079

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■<IWJ取材報告1 >来たる衆院総選挙の争点である「新型コロナ対策」について、IWJ記者が質問! 枝野代表は「特に大事なのは『水際対策の強化』『検査の拡大』、そして『補償』のセットだ」!~9.29立憲民主党 枝野幸男代表定例会見

 2021年9月27日(月)、午後1時より、東京・千代田区の衆議院本館にて、立憲民主党 枝野幸男代表の定例会見が開催されました。

 冒頭、枝野代表は、次の総理大臣を決める自民党総裁選で、決選投票の結果、岸田文雄前政調会長が新総裁に選出されたことを受け、新総裁として、しっかりと国会で論戦に臨んでいただきたいと述べました。

 「自民党の新総裁が決まられたようでございます。当選をされた岸田文雄さんには、お祝いを申し上げたいと思います。

 今の国会の議席の中で、総理大臣の指名選挙が行われれば、これは、岸田さんが、第100代の総理大臣になられるわけでありますので、任期は短いわけでありますけれども、新しい政府として、しっかりと説明責任を果たして頂きたい。

 そして、論戦に応じていただいて、どういう政権を作り、どういう社会を目指すのかということを、国会論戦の中で、互いに、国民の前で、ぶつけ合いたい。というふうに期待をしております。私からは以上です」

 枝野代表の冒頭挨拶に続き、各社記者と枝野代表との質疑応答となりました。

 IWJ記者は、新型コロナウイルス感染症対策について質問しました。

 「新型コロナ感染症は収束しつつあるように見えますが、第6波のおそれもあり、新首相の体制下であっても、結局政府は検査の拡充には積極的ではないように見えます。

 『水際対策強化と徹底した検査の拡大、この二つがないと何をやっても効果がない』と主張する立憲民主党は、検査の拡充を明確に打ち出し、自民党との違いをアピールして総選挙で戦うおつもりでしょうか?」

 枝野代表は、この質問に以下のとおり回答しました。

 「まさにそのことは繰り返し申し上げているとおり、そのとおりです。…あえて申し上げれば、私は、色々ありますけれども、特に大事なのは、『水際対策の強化』、『検査の拡大』、そして『補償』のセット。

 この3つをやらない限りは、いつリバウンドしてもおかしくない状態だと。それ(第6波)に対応することはできない。ということを繰り返し、これまでも、これからも訴えていきます」

 枝野代表と各社記者との質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認下さい。

※来たる衆院総選挙の争点である「新型コロナ対策」について、IWJ記者が質問! 枝野代表は「特に大事なのは『水際対策の強化』『検査の拡大』、そして『補償』のセットだ」!~9.29立憲民主党 枝野幸男代表定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496850

■<IWJ取材報告2 >「政治の中身において、安倍・菅直系政治を選んだということだ!」自民党総裁選で岸田氏が選ばれたことを受けて志位委員長がコメント!~9.29日本共産党 志位和夫委員長 記者会見

 2021年9月29日、東京・千代田区の参議院本館で、この日行われた自由民主党総裁選挙の結果について、志位和夫・日本共産党委員長がコメントを発表しました。

 志位委員長は、自民党総裁選の結果について「自民党が政治の中身において、安倍・菅直系政治を選んだということだ」と述べました。

 さらに志位委員長は、当選した岸田文雄・衆議院議員の経歴に触れ、「9年間に及ぶ安倍・菅政権において、重要閣僚として、また党の要職にあって中枢でこの政権を支えてきた」と述べています。

 また、志位委員長は「特に2015年の安倍政権による、集団的自衛権を可能にする憲法違反の安保法制の強行の際には、外務大臣として立憲主義の破壊に、重大な責任を負っている」と岸田氏の安倍・菅政権時代における政治責任が重大であることを強調しました。

 質疑でIWJは、さきに日本共産党が発表した新経済提言について、今後のコロナ対策について、また、米中対立の中で新首相の元、軍拡、武装路線が進行する恐れがあることを指摘しながら、国家安全保障、外交政策について、志位・委員長の見解を聞きました。

IWJ記者「IWJの渡会と申します。

 3問ほどあります。

 9月22日の政策提言発表記者会見において、志位委員長は、これからの総選挙で野党がそれぞれの経済論を持ちながらも、富裕層や大企業に応分の負担を求める。

 それから社会保障を良くする、消費税減税をするということで一致して結束すると、おっしゃいました。

<経済政策、コロナ対策、外交安全保障についての志位委員長の発言やIWJ記者との質疑応答は、以下の会員限定部分で御覧ください。まだ会員登録されていない方は、ぜひ、会員登録をよろしくお願いします。まだ会員に未登録の方は、ぜひ、会員登録をお急ぎください!>

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■<IWJ取材報告3 >コロナ終息が理由!? 9月末で廃止される診療報酬、介護報酬、障害報酬のコロナ加算で議論の応酬! 「現場はもうやっていられない!」「継続すべきだ!! 」~9.27野党合同国会第5回「コロナ対策ヒアリング」

 2021年9月27日、東京・千代田区の衆議院本館で、立憲野党の議員らが、野党合同国会第5回「コロナ対策ヒアリング」を開催し、政府のコロナ対策について担当者からヒアリングを行いました。

 政府は新型コロナウイルスの感染防止対策のため、医療機関や介護施設が受け取る報酬に上乗せしている特例について、今年9月末をもって廃止し補助金にする方向で調整しています。厚労省と財務省で折衝を進めていますが、財務省内には延長反対の声が強いと報じられています。

※新型コロナ対策への診療報酬特例打ち切り 今月末に期限、実費
補助へ(朝日新聞、2021年9月24日)
https://www.asahi.com/articles/ASP9S5W50P9SUCLV00B.html

 コロナ対策のための診療報酬、介護報酬、障害報酬の特例は、外来診療で50円、入院で1日当たり100円、調剤40円、訪問看護50円などをそれぞれ加算するものです。

 また、介護や障害福祉サービスを提供する事業所では、消毒液などの費用として基本報酬に0.1%を上乗せしています。

 ヒアリングで、立憲民主党の山井和則・衆議院議員は、コロナ関連の補助金の使いにくさに言及し、診療報酬、介護報酬、障害報酬の形を現場は希望していると述べました。

 「コロナ対策の補助金には私たちはいや、というほど痛い目にあっている、申請しないとだめだ、書類が多い、給付に時間がかかる、結果的にほとんどもらえない、(医療の)現場はこの補助金というのには泣いている。(略)

 だから、診療報酬、介護報酬、障害報酬がよいと現場の多くが言っている」。

 山井議員は、診療報酬特例の継続を訴えました。

 詳しくは以下の取材動画をぜひ御覧ください。

※コロナ終息が理由!? 9月末で廃止される診療報酬、介護報酬、障害報酬のコロナ加算で議論の応酬! 「現場はもうやっていられない!」「継続すべきだ!! 」~9.27野党合同国会第5回「コロナ対策ヒアリング」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496753

■<新記事紹介>コロナ患者受け入れを、国立病院機構と地域医療機能推進機構に、田村厚労大臣は「命令」できるのに、なぜ「お願い」ベース!? 「風評被害」理由に病床数も公開せず、依頼の実効性は不明! IWJは厚労省に「天下りの有無」含めて直撃取材!

 IWJが日刊IWJガイド8月5日号において、上昌広医療ガバナンス研究所理事長への取材で明らかにしていたのが、厚生労働大臣が法律にもとづき、地域医療機能推進機構(JCHO)と国立病院機構に対して、コロナ病床確保を命令しないのか、という問題です。

※「重症者以外は入院させない」入院制限について、IWJは上昌広医師に取材!上医師は「患者の医療が必要なことよりも、保健所の負担が大きいので、中軽症患者は見捨てた」!「ベッドが足りないなら、国立病院機構をぜんぶあければいい」と一刀両断!(日刊WJガイド8月5日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49210#idx-2

 田村憲久厚労大臣は、この問題を、8月20日の閣議後の記者会見で、他社の記者から質問されて、「お願いはしているが、すでに入院患者がいるので無理やりには空けさせられない」と回答しました。

 IWJは、改めて厚労省の地域医療機能推進機構法所轄部署に直撃取材し、「JCHOに病床を空ける命令をしないのはなぜか」と質問しました。

 厚労省の担当者は「設置法によらない形で要請している」との回答でした。ところが、現状の「病床確保数」を聞いても、「風評被害などがあり、公表していない」との答えです。国立病院機構に関しても同様の回答でした。それで病床確保の「実効性」は担保されるのでしょうか?

 さらにIWJは、上医師による「厚生官僚の天下り先であるJCHOと国立大学病院機構を守るため、田村厚労大臣が設置法にもとづく命令を出さない」との指摘を踏まえて、核心的質問「JCHOと国立病院機構に厚生官僚は『天下り』しているか?」をぶつけました。果たしてその回答は!?

 詳しくは、本日公開予定の下記記事を御覧ください。

※コロナ患者受け入れを、国立病院機構と地域医療機能推進機構に、田村厚労大臣は「命令」できるのに、なぜ「お願い」ベース!? 「風評被害」理由に病床数も公開せず、依頼の実効性は不明! IWJは厚労省に「天下りの有無」含めて直撃取材!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496889

■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時から、9月24日収録「コロナ『冬の第6波』に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー(コロナ編)」を再配信します!

 昨日もお伝えしたように、政府は28日、19都道府県に発令している緊急事態宣言および8県が対象のまん延防止等重点措置を10月から全面解除する方針を正式に決定しました。

 宣言解除地域では1か月程度の段階的措置を講じるとしていますが、専門家からは「感染者が十分に減らない段階で、科学的でない指標に基づいて行動抑制を解除しては、波を繰り返すだけだ」として厳しい意見が相次いでいます。

 そこで、本日は、9月24日収録「コロナ『冬の第6波』に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー(コロナ編)」を再配信します。

 ワクチン接種率が全人口の58%で、検査・隔離の体制も整っておらず、感染者数も落ち切っていない段階で、規制の全面解除を行えば、1か月間の段階的措置があるとは言え、「第6波」をもたらすことは確実です。そして、ふたたび、医療提供体制の逼迫につながる可能性があります。

 28日の総理記者会見で、尾身茂新型コロナウイルス感染症対策分科会会長は、第5波の急激な感染拡大と急激な減少の理由について、次のように5つの要因を挙げました。各要因の定量的な寄与度の分析はこれからとしながらも、言及した5つの仮説のうち3つまでが国民の側の協力だったのです。

 1.人々の協力、2.夜間の人流の抑制、3.ワクチン未接種者が夜の滞留を避けた。4.ワクチン接種の効果。5. 医療機関、高齢施設での感染減少。

 これは、自宅療養者が増えて入院できずに死亡していく事例が跡を絶たず、国民、とりわけ、ワクチン未接種の若い人たちがこれに恐怖を覚えたからに相違ないのです。

 国民が安心できる検査・隔離・医療体制を十分に提供せず、恐怖で人流を抑え感染予防を促進するなどもってのほかです。

 菅義偉総理と小池百合子東京都知事が、この<恐怖>を生み出した張本人です。これは確実に政治の失敗と言えるでしょう。

 青木医師・前田医師への岩上安身のインタビューでは、冬の「第6波」について、青木医師・前田医師、お二人とも可能性は十分にあると述べています。

 青木医師は次のように述べています。

 「(第6波は)十分あります。問題は、『第5波の新規感染者数5000人』と言っているのは、ある程度症状があって検査を受けたという人たちの数に過ぎないでしょう。

 無症状の人がどれだけ東京、日本にいるか、今の日本の検査体制ではわからない。全然検査が足りない。ロンドンやパリのようにしっかり検査したらいったらどれだけいることか。

 それに冬ですから」

 前田医師は「そう、冬ですから。季節性の要因がありますから。11月から12月にかけて感染が広がるだろうな、と思います」と応じています。

 青木医師は東京五輪とPCR検査抑制の関係や「公衆衛生概念」は検査から生まれるという重要な指摘を行っています。

 青木医師「日本はPCRをやらないできてしまった。どうしてそこまでPCR検査を抑制したのか、その意図はわからないけど、私は、オリンピックのためにできるだけ過小評価しようとしたのではないかと思う。行政側にも忖度があったのかもしれない。

 他の国はこの1年半で効率よく検査をする方法などを確立したけれど、日本はそこができなかった。PCR検査は自分にとっても安心なんですが、公衆衛生のために検査をすることが大事なんだという意識が育たなかったんです。検査をすることによって、パンデミックなんだという認識が人々の間に植わるんですよ。

 日本ではPCR検査をやったことがない人が多いです。無症状だと陽性かどうかもわからないまま。検査をやれば自分も当事者になるでしょう。海外では検査をやるのが当たり前だという社会ができている。

 (感染して休んだ際の生活の補償がないから、日本では)あまり症状がなければ、検査をしないで普通に働いてしまう。公衆衛生概念がない国になってしまった」

 前田医師は、日本の職域検査は、大企業中心でワクチン格差が酷かったと指摘しています。ワクチン格差は、現実社会の中での力関係が直接反映します。これに対して岩上安身は、オレは下級国民か、下級社長かと、ショックまじりに憤りを見せました。

 ワクチン格差は、国内ばかりか、途上国と先進国の間にも存在し、ワクチン未接種地域が新たな変異株の生産工場になる可能性も指摘されています。

 ワクチンによる防御という点でも、検査・隔離という点でも、治療薬や入院といった医療提供体制という点でも、またlong Covid(コロナ後遺症)に対する治療という点でも、その場限りで波に対応するのではなく、<安心>を社会体制として迅速に構築することが、求められているのでしょう。

 詳しくはぜひ再配信を御視聴ください。冒頭のみオープンで、その後は会員限定配信となります。

 仮に、その日の都合で見られなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に見られますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます!

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【タイムリー再配信1003・IWJ_Youtube Live】19:00~
「コロナ『冬の第6波』に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー(コロナ編)」
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
 
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 ※コロナ「冬の第6波」に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 ~岩上安身によるインタビュー 第1053回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師 2021.9.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496626

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、富樫航、木原匡康)

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