日刊IWJガイド・非会員版「自民党総裁選、議員票は岸田氏が優勢! 危険かつ荒唐無稽な『電磁パルスで敵基地を無力化』論をふりかざす高市氏も支持拡大!」2021.9.27号~No.3301号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~自民党総裁選、議員票では「岸田氏が先行」と時事通信が報道! 伸び悩む河野氏、支持を広げる高市氏で、行方は混沌!? IWJは高市氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」論批判記事をアップ! 本日午後8時から「岩上安身による青木正美医師・前田佳子医師インタビュー前編」を再配信します!

■9月1日から23日間のご寄付・カンパは目標額の46%、191万1200円にとどまっています!9月も残り4日であと228万8800が必要です! 経済的危機に直面するIWJですが、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■米国が中国通信機器大手・ファーウェイの孟晩舟(メン・ワンツォウ)副会長を解放!エコノミストの田代秀敏氏は「菅、モディ、モリソンの3人の総理をわざわざ集めたクアッド首脳会合の最中に解放したのは、中国に対する『戦争はしない』とのメッセージ!」「その代わり、各国はTPPに加盟する中国との自由貿易で稼いだカネで米国の兵器を買わされる!」

■オーストラリアのフランスとの潜水艦建造契約の破棄は「世紀の裏切り」!? マクロンフランス大統領は大激怒!原潜開発を軸とする新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設の目的は米軍需産業の莫大な利益!「脅威」は軍需産業と軍の維持のために常に作り出される!

■<IWJ取材報告 1>IWJ記者の「民間PCR検査を何回でも無料で受けられるようにすべきでは」との問いに無回答!行動規制緩和でワクチンパスポートと陰性証明を「パッケージとして使っていく」と田村大臣!~9.24田村憲久 厚生労働大臣 定例会見

■<IWJ取材報告 2>コロナ禍で生まれた過剰在庫!「ご飯一杯で生産者が受け取るのは、たった10円!」「米作ってめし食えねえ!在庫の山で米売れねえ!」~9.24政府は過剰米を買い上げろ!米危機打開9.24オンライン中央行動
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■はじめに~自民党総裁選、議員票では「岸田氏が先行」と時事通信が報道! 伸び悩む河野氏、支持を広げる高市氏で、行方は混沌!? IWJは高市氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」論批判記事をアップ! 本日午後8時から「岩上安身による青木正美医師 ・前田佳子医師インタビュー前編」を再配信します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日のこの日刊IWJガイドで、自民党総裁選をめぐる世論調査の結果、自民党支持者の間では、高市早苗前総務相が岸田文雄前政調会長を逆転し、河野太郎規制改革・コロナワクチン担当相についで2位につけていることをお伝えしました。

※自民党総裁選・世論調査自民党支持層で、高市早苗氏が岸田文雄氏を逆転、2位に浮上! 決選投票で危険な「電磁パルスで敵基地を無力化」論者高市氏が新総裁・新総理になる可能性も!!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49503#idx-4

 一方、26日付け時事通信は、国会議員票の支持動向調査を報じています。

 時事の記事によると、「議員票では岸田文雄前政調会長が一歩先行し、河野太郎規制改革担当相が猛追。高市早苗前総務相が激しく追う展開になっている」とのこと。また、「党員・党友票を加えた合計で、いずれも過半数に達せず、総裁選は上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きい」と報じています。

※議員支持、岸田氏一歩先行 河野氏猛追、高市氏追い上げ―自民総裁選(時事ドットコム、2021年9月26日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092500434&g=pol

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 しかし、高市氏は外交・安全保障政策に関して、テレビ番組や討論会で、中国を念頭に「強い電磁パルスで相手基地を無力化する」危険かつ荒唐無稽な発言を繰り返しています。この発言ひとつとっても、高市氏がきわめて無責任で空想的政治家であることがわかります。

 IWJでは、他メディアが完全スルーを決め込む中、高市氏が主張する「強い電磁パルス」の発生には、核爆発を高高度で起こす必要があることを指摘し、高市氏の発言がいかに危険で非現実的なものであるかを記事にしています。

 この記事は重要なテーマなので、10月19日まで特別公開しています。

 ぜひご一読の上、高市氏の発言の危険性を世間に周知するため、一人でも多くの方に拡散してください。

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(前編) 2021.9.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496407

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(後編) 2021.9.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496442

 また、高市氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について、IWJは石破茂元幹事長(元防衛大臣)、岸田前政調会長(元防衛大臣)、元内閣官房副長官浦(安全保障担当)の柳澤協二氏(元防衛省キャリア)に、見解をききました。こちらもぜひ、あわせてご一読ください。

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その1)自民党総裁選で河野氏支持の元防衛大臣、石破茂氏は「核爆発を伴うものであり、NPT体制と不整合」と述べる! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496596

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その2)自民党総裁選で高市氏と競う元外務大臣で元防衛大臣でもある岸田文雄氏は「核保有、これはまったく、するべきではない、私は絶対に我が国は核兵器をもつべきではない」と回答! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496601

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その3) 元防衛省キャリアで元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「私も兵器マニアではないけれども。漫画の読みすぎなのかもしれないしね。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 この高市「電磁パルス」発言問題を取り上げ続けてきたのは、マスコミも独立メディアも含めてIWJだけです。

 それでも、じわじわと高市紙がデタラメな発言を平然と口にする人物であることが浸透しつつあるようです。何より高市氏陣営が、我々の批判に気がついて、「(中国相手に、先制攻撃よりさらに先手をとり)、電磁パルスで敵基地を無力化させる」という当初の発言を姑息に「軌道修正」し始めました。

 高市氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言は、9月10日の『大下容子のワイド!スクランブル』でなされましたが、それから10日もたたない19日、高市氏はフジテレビ系『日曜報道 THE PRIME』に生出演しました。

 そこで高市氏は、「電磁パルスで敵基地無力化」を「衛星の妨害で敵基地を無力化」にこっそり修正したのです。

 「それからやはり、敵基地の無力化をいかに早くするか。これも情報が早くあってという前提なんですけど、その場合、衛星への妨害ということが、技術的にはできます。ただ、これを自衛隊の任務としてきっちりと認めるかどうか」

 電磁パルスの「パ」の字もありません。高市氏は代わりに「電磁波」を「かなり近づいてから」使うと述べました。

 「それから、電磁波による、あの、かなり近づいてきてからなんですが、電磁波も防衛に使えるんですけど」

 電磁パルスは見事になくなりました。電磁パルスは電磁波の一種ですが、脈動するようなパルス状の大電流によって発生する特殊なものです。特に、軍事的には地球の高高度上空において核爆発により発生させるものと認識されています。

 高市氏は「電磁パルス」をこっそりと「衛星の妨害」に置き換え、近距離で用いる「電磁波」だけに限定した話にすりかえたのです。

 詳しくは、近日中にアップする予定の以下の記事でお読みください。

※批判を受けて高市氏は「電磁パルスで敵基地無力化」を「衛星の妨害で敵基地を無力化」にこっそり修正!〜自民総裁選候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地無力化」論・防衛論を検証する(その1)

 また、本日午後8時から、「秋の選挙で政権交代を!」と訴える、2021年8月に収録した、「岩上安身による青木正美医師 ・前田佳子医師インタビュー前編」を再配信します。ぜひご視聴ください。

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【タイムリー再配信 1000・IWJ_YouTube Live】20:00~「『ここまでくると国民をわざとほったらかしにしているとしか思えない』菅政権のコロナ棄民政策を止めるには、秋の選挙で政権交代を! ~8.20 岩上安身によるインタビュー第1048回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師 日本女医会前会長・前田佳子医師 前編」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■9月1日から23日間のご寄付・カンパは目標額の46%、191万1200円にとどまっています! 9月も残り4日であと228万8800が必要です! 経済的危機に直面するIWJですが、どうかご支援をよろしくお願いいたします!

 いつも皆さまにご支援をいただいているおかげで、IWJは活動を続けられています。スタッフ一同、皆さまのご支援に感謝しております。

 今期第12期の年間の予算の見通しを立てさせていただきました。その上で、今期の会費収入は、7月時点で前期より10%の減少と予想し(第11期実績、6200万円、第12期予想6000万円)、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。前期は月間450万円でしたから、さらに緊縮して30万円下げております。

 これでも、コロナ禍の続く現状を見ていると、会費・ご寄付・カンパ等の収入は、予測を下回ってしまうかもしれません。何とぞ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

 9月1日からの23日間でお寄せいただいたご寄付・カンパは、182件、191万1200円となりました。ご寄付・カンパいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

 今月の、上記の23日までにいただきました191万1200円ですと月間目標額の420万円の約46%となります。9月も残り4日となましたが、目標額まであと228万8800円が必要となります。

 さらに先月は、赤字となっており、IWJはキャッシュフローの足りない8月を乗り切るため、100万円を岩上安身から借り入れました。すでにお伝えしている通り、IWJは、岩上安身に前期だけで993万5000円借り入れており、今回の100万円とあわせて1093万円を借り入れてしまっています。

 個人から1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、岩上安身は前期も途中から無報酬で働いておりましたが、今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。そうなりますと、岩上自身の生活は貯金を崩しながら、糊口をしのいでいる状態が続きます。これ以上、会社が岩上安身に頼るのは苦しい状況です。

 どうか皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています!

 IWJも例にもれず、前期の第11期に、突然のコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。

 会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度がどうしても上がってしまうことになります。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。

 その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのためになる真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。IWJの苦境も、間違いなく第12期も続くでしょう。

 しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅的な戦争への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在政府・与党は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾となるべく、日本列島中に、ミサイルを配備する用意をして、その結果、米軍に向かうべき中国のミサイルを日本列島内で「吸収」させるという「破滅的計画」の準備を推し進めています。

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

 そんな危険な緊急事態条項を堂々と憲法に導入すると言っている自民党の総裁候補の中には、安倍晋三前総理が支持する「お気に入り」の高市早苗氏のような、中国の軍事施設の上空まで核ミサイルを飛ばし、上空で核爆発させて、電磁パルスによって敵のミサイルを無効化させるなどというとんでもないことをテレビで公然と発言して、軍事についてくわしくない一般の人々の支持を得ようとする人物までいます。

 まず第1に、核保有国でない日本が簡単に核保有できるわけがありません。その上で、中国からの攻撃を察知して、その直前に、中国の領空の上までミサイルを飛ばして核爆発を起こして電磁パルスを引き起こすというのも、ムチャクチャな話です。

 仮に核爆発によって電磁パルスを発生させたとしたら、大規模停電を引き起こすだけでなく、ありとあらゆるインフラが機能しなくなり、電子機器の誤作動も引き起こされます。事故も多発するでしょうし、人命も損なわれるでしょう。地上の中国の核兵器の命令系統に狂いが生じ、誤発射されたり、誤爆したりする可能性もないとは誰も言いきれません。

 そうなった時の中国のダメージは大きく、かつ電磁パルスの「奇襲」攻撃への報復感情は凄まじいものになるでしょう。「無効化」できる核戦力は、一部に限られます。海中の原潜のSLBMなど「無効化」できない残存核戦力が必ず残ります。電磁パルスの「奇襲」を「第2の真珠湾攻撃」と受け取られた時、日本列島全土への核攻撃が正当化され、決断を下されかねません。

 高市氏の頭には、「第一撃」を中国より早く撃ち込むこと、そのことしかないようです。「その後」にまったく考えがおよんでいません。これほど危険な考え方はありません。

 驚くべきことに、高市氏の頭の中では、電磁パルスで相手のミサイルが一時的に無効化されたら、まるで中国軍がその後、報復してこないかのような設定となっています。これはまったくの妄想です。自民党の総裁となる者は日本国の総理となる可能性が非常に高いわけですが、そんな人物が、自分の頭の中のファンタジーの世界にひたって、総裁選の際中にその妄想を喋り続けているのです。

 「第一撃」を敵に食らわせた、その後の戦争の見通しがまったく「白紙」で、何も描けていない。政治家として、総理総裁候補者として、これほど危うく、愚かな人はいません。

 こんな愚かな人物が、自民党の総裁候補として立候補し、安倍晋三前総理に支持され、独裁を可能にする改憲を主張しているのです。しかも自民党の党員・党友アンケートでは、高市氏の支持が急激に高まり、彼女が落選確実な泡沫候補者どころか、初回投票を2位で通過し、3位の岸田氏と「2位・3位連合」を組むことができれば、世論調査で圧倒的に支持率を集めてきた河野氏を逆転して、まさか、まさかの、日本初の「電磁パルス攻撃」首相の誕生となってしまいます。戦争は、確実に、現実のものとなるでしょう。

 問題なのはマスコミです。昼間のワイドショーでこれだけ危険な発言を行ったことを、産経新聞を除いて、読・毎・朝・東京各紙は一切掲載していません。電磁パルスとは何か、何も報じず、何の解説も論評も批判も行われていないのは、メディアとしての役割を完全に放棄していると、言わなくてはなりません。これこそ、「忖度」そのものでしょう。

 ここで、日本人全員が気づかなくてはいけないのは、日本がいつまで米国の庇護を当てにしていられるのか、という問題です。高市早苗氏のような人が、中国との戦争の戦端を切ったあと、米軍が日本を守るために大きな犠牲を払って中国と戦ってくれると本気で思っているのですか? という問いです。

 同時多発テロ以降、米軍が20年間も戦ってきたのは、見当違いの「標的」でした。主犯のビン・ラディンはサウジアラビア人で、サウジのイスラム原理主義教義ワッハーブの信奉者でした。同時多発テロに、アフガニスタンもタリバンもイラクも関わっていません。

 しかし、米軍は、サウジの独裁政権やワッハーブのイスラム原理主義者を攻撃するのではなく、見当違いなことに、アフガンにミサイルの雨を降らせて侵攻し、次にイラクを「大量破壊兵器」を持っていると虚偽の言いがかりをつけて、国をまるごと破壊しました。

 その結果はどうなったでしょうか? 米軍がアフガニスタンで20年も侵略戦争を行い、あげく樹立した親米傀儡政権を無責任に見捨てて米軍が撤退すると、米軍と20年間戦ってきたタリバンは、あっという間に支配地域をほぼ全土に拡大し、首都カブールに無血入城を果たしました。

 呆れるのは他国を侵略しておいて、コストが見あわないとか、米軍兵士の犠牲が多いなどと判断した時の、米軍・米国の薄情さ、逃げ足の速さです。

 こんな米軍が、日米安保にもとづき、自分たちをいざという時に守ってくれるだろう、などと信じている方が、さすがにどうかしていると言わざるをえません。彼らは、いざという時には守ってくれず、逃げ出す連中なのだ、ということが誰の目にも明らかになったはずです。

 誰の目にも、と書きましたが、我が日本では、まだ多くの人が目を覚ましていません。まだまだ国民の多くは、目を覚まさず、「日米安保」という「御神体」を拝んで、「日米安保基軸」とマントラを唱え続けているのが現状です。

 こうした日米安保カルトの洗脳が解けるには、まだ相当な時間と一定のショックが必要なのかもしれません。それが、愚かな戦争と再度の徹底した敗北なのだとしたら、あまりに犠牲が大き過ぎます。

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。

 そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。そして本当に頭のネジが何本か外れた対米依存症の政治家と、米国の言うことを追認するだけの官僚、今ですら「忖度」ばかりの御用メディアによって、しなくてもいい戦争をして地獄を見ることが現実のものとなってしまう可能性があります。

 今年秋の総選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土が、米軍に利用されてしまうかどうか、そして民主主義と国民主権と平和と日本国憲法を守れるかどうかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続ももちろん不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、自らスポンサーとなった東京五輪を巡る報道や、民放連が自主規制なしに改憲CMを受け入れると開き直っている姿勢を見れば一目瞭然です。

 先述した通り、高市早苗氏の、テレビ生放送中の重大な問題発言も、ほとんどのマスメディアが、「問題視」せず、ベタ記事程度ですませています。会見などで質問し、問題視し続けているのはいまだにIWJだけ、というのが、この国の報道・言論の鈍感さ・思考放棄・事なかれ主義のあらわれなのです。

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496407

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496442

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その1)石破茂氏は「核爆発を伴うものであり、NPT体制と不整合」と述べる! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496596

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その2)岸田文雄氏は「核保有、これはまったく、するべきではない、私は絶対に我が国は核兵器をもつべきではない」と回答! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496601

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その3) 柳澤協二氏は「アメリカはまったくそんなことを考えていない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答! 2021.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

※みずほ銀行
支店名 広尾支店

店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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◆中継番組表◆

**2021.9.27 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】13:00~「立憲民主党 枝野幸男代表 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 立憲民主党 枝野幸男代表による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた枝野幸男氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9e%9d%e9%87%8e%e5%b9%b8%e7%94%b7
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【IWJ・Ch4】14:00~「野党合同国会第5回『コロナ対策ヒアリング』―内容:新型コロナウイルス対策などについて、厚生労働省、内閣府、内閣官房より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 野党合同国会第5回「コロナ対策ヒアリング」を中継します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b9
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【タイムリー再配信 1000・IWJ_YouTube Live】20:00~「『ここまでくると国民をわざとほったらかしにしているとしか思えない』菅政権のコロナ棄民政策を止めるには、秋の選挙で政権交代を! 〜8.20 岩上安身によるインタビュー第1048回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師 日本女医会前会長・前田佳子医師 前編」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2021年8月に収録した、岩上安身による青木正美医師 ・前田佳子医師 前編インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた青木正美医師関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E6%AD%A3%E7%BE%8E

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495413

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◆中継番組表2◆

**2021.9.28 Tue.**

【タイムリー再配信 1001・IWJ_YouTube Live】20:00~「ここまでくると国民をわざとほったらかしにしているとしか思えない」菅政権のコロナ棄民政策を止めるには、秋の選挙で政権交代を! 〜8.20 岩上安身によるインタビュー第1048回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師 日本女医会前会長・前田佳子医師 後編
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2021年8月に収録した、岩上安身による青木正美医師 ・前田佳子医師 後編インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた青木正美医師関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E6%AD%A3%E7%BE%8E

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495413

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■米国が中国通信機器大手・ファーウェイの孟晩舟(メン・ワンツォウ)副会長を解放!エコノミストの田代秀敏氏は「菅、モディ、モリソンの3人の総理をわざわざ集めたクアッド首脳会合の最中に解放したのは、中国に対する『戦争はしない』とのメッセージ!」「その代わり、各国はTPPに加盟する中国との自由貿易で稼いだカネで米国の兵器を買わされる!」

 バイデン米政権が9月24日、カナダで3年近く拘束されていた「中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟(メン・ワンツォウ)副会長兼最高財務責任者(CFO)を解放した」ことを各紙が報じました。孟氏は即日釈放されて中国へ出国、25日夜に深セン(機種依存文字:土偏に川)宝安国際空港に到着し、市民の大歓迎を受けました。

※ファーウェイ副会長釈放、変わらぬ苦境 なお「安全保障上の脅威」(朝日新聞、2021年9月26日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP9T5WRVP9TUHBI011.html

※米中、駆け引き激化 ファーウェイ副会長を3年ぶり解放(日本経済新聞、2021年9月25日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24DQG0U1A920C2000000/

 孟氏はファーウェイ創業者・任正非(レン・ジェンフェイ)の長女で、トランプ政権だった2018年12月にカナダのヴァンクーヴァー空港で逮捕されました。

 米司法省は19年1月、米国の制裁対象であるイランにあるファーウェイの関連会社をめぐって、金融機関に虚偽の説明をしたなどとして、孟氏をファーウェイ社とともに起訴しました。米商務省は同年5月に禁輸措置を発動し、20年9月には制裁を強化、ファーウェイは半導体を調達しにくくなり、スマホ事業の一部を売却するなど、苦境に陥りました。

 米司法省は24日、孟氏がミステイクを認める代わりに米国は起訴を猶予する司法取引で合意し、カナダから米国への身柄引き渡し要請を取り下げたことにより、解放が実現したものです。

 孟氏の解放をめぐっては、バイデン大統領が習近平中国国家主席との会談を模索するなど、米中緩和の動きがみられる一方で、米司法省が24日、ファーウェイの「違法性については引き続き公判で争う」とし、商務省は「『安全保障上の脅威』と断じ、禁輸措置の拡大も検討する」と日経が報じるなど、今後の展開は予断を許さない状況が報じられています。

 今回の孟氏解放は、米中対立の中で、どのような意味を持つのでしょうか? 岩上安身によるインタビューでおなじみの、エコノミスト・田代秀敏氏にうかがいました。

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■オーストラリアのフランスとの潜水艦建造契約の破棄は「世紀の裏切り」!? マクロンフランス大統領は大激怒! 原潜開発を軸とする新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設の目的は米軍需産業の莫大な利益! 「脅威」は軍需産業と軍の維持のために常に作り出される!

 フランスがオーストラリア海軍に通常型潜水艦12隻を供給するという潜水艦建造契約をオーストラリアが一方的に破棄し、米国製原潜に切り替えたことで、フランス側が激怒。9月17日には、フランスは駐米・駐豪大使を召還することを決定しました。日刊IWJガイドの9月20日号でお伝えしています。

※米英豪が新たな安全保障の枠組み「AUKUS」を発表! 仏との潜水艦建造契約を一方的に破棄し、非核国の豪で原潜を建造! 仏政府は激怒し、英米豪との間で大きな亀裂が!! 中国は「核不拡散の約束遵守におけるオーストラリア側の誠意を疑うだけの理由ができることになる」と非難! 17日には米駆逐艦が「自由で開かれたインド太平洋」をうたい台湾海峡を通過、直後に中国人民解放軍が同エリアで軍事演習!(日刊IWJガイド、2021.9.20号)
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 この問題の舞台裏がフランスの新聞『ル・フィガロ』や『ル・モンド』などによって、徐々に明らかになってきました。

 ル・フィガロは、この契約破棄事件を「フランス史上最大級の外交的詐欺事件」と呼んで次のように伝えています。

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■<IWJ取材報告 1>IWJ記者の「民間PCR検査を何回でも無料で受けられるようにすべきでは」との問いに無回答! 行動規制緩和でワクチンパスポートと陰性証明を「パッケージとして使っていく」と田村大臣!~9.24田村憲久 厚生労働大臣 定例会見

 9月24日午前11時頃より、東京都千代田区の厚生労働省庁舎にて、田村憲久厚生労働大臣の定例会見が開催されました。

 IWJ記者は、政府のワクチン政策について、以下のとおり、質問をしました。

 「田村大臣は、以前の会見で、ワクチンについて『世界中で感染予防効果があるということ自体が、認められているということではない』と述べられました。

 その言葉を裏付けるかのように、現在、世界中でブレークスルー感染が増加しており、ワクチン接種ありきの対策は見直されるべきですが、政府は、接種の進展を理由に、国民への行動制限を緩和し、さらに『ワクチン・パスポート』をデジタル発行するとしています。

 予防効果のないワクチン接種の進展を理由に、行動制限を緩和することは市中感染を再び増やし、またもやリバウンドを呼ぶだけではないか、と思われます。

 また、努力義務であるワクチン接種でパスポートを発行し、公的サービス等を制限することは、大きな問題となるのではないでしょうか。

 感染予防効果のないワクチン頼みではなく、現在、国民の多くが、自己負担で受けている民間のPCR検査を、受けたいときに何回でも無料で受けられるように検査機関に補助金を出すなどして制度化し、陰性証明を発行して、それをもって行動制限の緩和に活用するほうが合理的ではないでしょうか? 大臣の見解をご教示下さい」

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 詳しくはぜひ、以下の全編動画を御覧ください。

※IWJ記者の「民間PCR検査を何回でも無料で受けられるようにすべきでは」との問いに無回答! 行動規制緩和でワクチンパスポートと陰性証明を「パッケージとして使っていく」と田村大臣!~9.24田村憲久 厚生労働大臣 定例会見
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■<IWJ取材報告 2>コロナ禍で生まれた過剰在庫!「ご飯一杯で生産者が受け取るのは、たった10円!」「米作ってめし食えねえ! 在庫の山で米売れねえ!」~9.24政府は過剰米を買い上げろ!米危機打開9.24オンライン中央行動

 9月24日、東京都千代田区の農林水産省前で、農民運動全国連合会(農民連)主催による「9.24政府は過剰米を買い上げろ!米危機打開9.24オンライン中央行動」と題した集会が行われました。共催として国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)も加わりました。

 この日午後、集会前に農民連、食健連などの代表らが農水省に野上浩太郎農林水産大臣を訪ね、「コロナ渦で生まれた『過剰在庫』を政府が買い取るなどして市場から隔離し、需給環境を改善するとともに米価の下落に歯止めをかけること」など3項目の「コロナ渦による米危機の改善を求める要請書」を手渡しました。

 集会で、農民連の長谷川敏郎会長は、要請について「熊野正士・農林水産大臣政務官が対応したけれど『現在はできません』と従来の政府答弁を繰り返すだけで、まったくやる気を見せなかった」と述べました。

 さらに長谷川会長は「米の生産価格は去年よりさらに下がり、9000円台、ご飯一杯で生産者が受け取るのは、たった10円、このような値段では米作りはできません」と訴えました。

 最後に長谷川氏は、野党5党が集会に参加したことを踏まえ「日本の食と農を野党連合政権で立て直すのだ、そういうキックオフ集会になるように」と締めくくりました。

 詳しくはぜひ、全編動画を御覧ください。

※コロナ禍で生まれた過剰在庫!「ご飯一杯で生産者が受け取るのは、たった10円!」「米作ってめし食えねえ! 在庫の山で米売れねえ!」~9.24政府は過剰米を買い上げろ!米危機打開9.24オンライン中央行動
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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴、渡会裕、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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