日刊IWJガイド・非会員版「前回の総務大臣会見で『アンタッチャブルな質問』を繰り出したIWJは、次の会見に参加できない!? 権力と記者クラブにとって不都合な存在として排除されても、IWJはめげません! 3月も残り6日! ご支援をよろしくお願いいたします!」2021.03.26号~No.3116号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~前回の総務大臣会見で「アンタッチャブルな質問」を繰り出したIWJは、次の会見に参加できない!? 権力と記者クラブにとって不都合な存在として排除されても、IWJはめげません! 3月も残り6日! ご支援をよろしくお願いいたします!
■【中継番組表】
■地中海と紅海をつなぐチョークポイント・スエズ運河で大型コンテナ船が座礁! 石油価格の上昇、海上輸送の遅延と輸送費の高騰、サプライチェーンが停止し、トヨタ・フォードの自動車工場が操業停止へ! インド太平洋のチョークポイント掌握で中国包囲を狙う「クアッド」の戦略が導くものとは?
■北朝鮮が弾道ミサイル2発を日本海に発射! 柏崎刈羽原発は「テロ対策不備」で「核燃料の移動禁止」の行政処分のあきれた安全意識!! 東京電力の記者会見でIWJ記者が有事の原発攻撃を想定した上での廃炉について質問するも、東電担当者の回答は「世界の平和は願っている」「リスクを一つ一つ低減」!?
■<IWJ取材報告 1>LINE社が情報漏洩問題についての説明会を開催「中国からのアクセスはすでに遮断済みであり、韓国から日本へのデータ移転は2021年6月までに完了予定」~3.23出澤剛 LINE株式会社代表取締役社長CEO他 記者会見
■<IWJ取材報告 2>「不都合な真実を書いたジャーナリストに『捏造記者』というレッテルを貼って葬り去るのが本当に正しいことなのか!?」~3.24日本外国特派員協会主催 西嶋真司氏(映画『標的』監督)、植村隆氏(元朝日新聞記者)記者会見
■<本日のタイムリー再配信>「炉心は冷却されている。注水はうまくいっている」詳しいことはわからないと言いながら希望的観測を強調して発表し続けた東電! 本日午後8時から「3.11直後 東京電力 記者会見まとめ(3月19日)」を再配信します!
■<本日の最新IWJ・note記事>
■【最新!】日経、産経がミスリード!? 「日米豪印首脳会議でレアアースの脱・中国依存、安定供給のワーキンググループ設置」と一面で報じるも、共同声明にレアアースの「レ」の字もなし! IWJ取材に外務省は「まだ何も決まっていません」! 2021.3.23
■【公開中】そのほかのテキスト・動画ラインナップもご紹介します!
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■はじめに~前回の総務大臣会見で「アンタッチャブルな質問」を繰り出したIWJは、次の会見に参加できない!? 権力と記者クラブにとって不都合な存在として排除されても、IWJはめげません! 3月も残り6日! ご支援をよろしくお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 IWJ記者の武田良太総務大臣に対する質問が「アンタッチャブルな質問」としてSNSで話題になったことは、昨日の日刊でお伝えしました。

 その次の大臣会見が開かれる本日金曜日は、引き続き総務省の大臣会見に出席する予定でしたが、記者クラブのみ配布される「通行証」がないと入場が許されない「院内」開催のため、取材は叶いませんでした。

 院内で開催するか、省内で開催するかは各省庁が決めています。IWJは総務省、国交省、経産省、防衛省への大臣会見に出席すべく、参加申し込みを行いましたが、すべて院内開催でした。その際、ある省の広報室担当者から電話口で唐突に「IWJさんは(記者会見の開場が)院内の場合、参加できませんよね?」と念を押されるように言われました。嫌味のある口調だった、とまでは言いませんが、事実です。IWJに来てもらっては困る、でも露骨に締め出して騒がれても困る、という腹のうちが透けてみえます。

 院内で開催されても会見に出席できる記者クラブ所属メディアは傍観してばかりで、重要な点を問い詰めることはしません。皆様、よくご存知の通りだと思います。

 後段で詳細をお伝えしますが、昨日26日に、東京電力で記者会見が行われ、ここでもIWJは「核物質防護」について「アンタッチャブルな質問」を繰り出しました。

 昨日の北朝鮮のミサイル発射や中国の習近平国家主席の6月訪米の取り下げは、東アジアにおける緊張が高まっている印です。

 これに対し、原発を抱えたまま武力戦争に突入する事態を、東京電力は日頃想定しているのか、そもそも原発を抱えたまま戦争は可能だと考えているのか、と質問しました。

 過去も今も、このような質問を大手メディアがすることはまったくありません。米中間の対立の激化や「クアッド」による中国に対する封じ込め戦略の発動は武力戦争勃発の危険性を高めます。原発保有国でありながら、戦争に巻き込まれてしまうという事態は、空想的な話ではなく、現実的に想定しなければならない巨大リスクであるはずです。

 東電がどのような回答をしたか?後段の記事をお読みください。

 記者クラブに所属せず、院内開催の会見に参加できなくても、IWJは権力の「ウォッチドッグ」として尽力してまいります!

 3月も残り6日となりましたが、IWJの春は遠く、経営状況はいまだに厳冬の様相です。どうかみなさまのお力で、IWJをお支えください。

 ご寄付の目標額の累積の不足分は、下記でご説明するように、2月末までで「1141万円」にのぼっております。この不足を埋めて何とか赤字転落をさけるべく、ぜひ、今後も引き続き、ご支援、応援をよろしくお願い申し上げます!

 また、会員数の減少が続く中、ぜひ、新規会員登録および再開をお願い申し上げます。

 IWJの会員数は、一昨年、消費税増税で落ち込みました。さらにコロナで落ち込み、じりじりと減少しています。

 2021年3月15日時点で、会員総数は3879名、そのうちサポート会員1338名、一般会員2541名となりました。2020年3月と比べると、847名も会員が減ってしまいました。会費の減収も、IWJの経営を苦しめています。

 IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

 どうか、まだ会費をお納めいただけていない方は、引き続き会費をお納めいただき、IWJ定額会員を継続していただけないでしょうか。

 現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください!会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

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 IWJでは、会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパの両方を支えとして、運営しています。会員減少に歯止めがかかり、上昇に転じてくれるならばいいのですが、なかなかそう簡単にはいきません。そこで、皆様からのご寄付・カンパがとても重要になってきます。

 IWJは第11期となる今期、皆さまからのご寄付・カンパが、毎月、450万円あれば収支のバランスが取れるように、必要最低限の予算を組んできました。

 しかし昨年8月1日から始まった第11期は、折り返しの後半最初の月となる2月のご寄付・カンパが、221件286万3200円、目標額450万円の64%の達成率にとどまりました。第11期が始まった昨年2020年8月から今年2月までの7ヶ月間、月間目標額100%に到達した月は1ヶ月もありません。

 今期前半から続く大規模な赤字状況は、後半に入ってもその傷口をふさぐことができず、まるで血が流れ出すようにIWJの体力を奪っています。第11期の赤字は、ご寄付・カンパの累積の不足分だけで2月末時点で「1141万円」になっています。ここに会員数の減少による不足分が加わっており、非常に厳しい状況が続いています。

 これまで、毎月の不足分を、岩上安身個人が自分の貯金を崩しながらIWJに貸す形で経営を続けてきました。その全額は993万5000円にのぼります。今期に入って、毎月出る赤字分を、岩上安身個人で埋めてきたことになります。

 しかし、それももう限界です。3月は、岩上安身が会社にお金を貸すことはもうできません。貸す余裕が岩上安身にはもうありません。今月3月から、その月の収支が合うように、収入が下がっても借り入れに頼らず、支出を削り落として収支を合わせることに決めました。

 3月10日、代表の岩上安身は、少なくとも今期末となる7月末まで自らへの報酬をゼロ円にすることを発表しました。岩上安身はIWJの代表取締役ですが、無報酬の「ボランティア」として経営者・編集長・ジャーナリストの3役を務めることになります。

 IWJから岩上安身への報酬は、前期、前々期は50%をカットしており、さらに今期は期首から70%をカットしてきました。しかし、これでは不十分であると岩上安身自身が責任者として判断し、100%カットしてゼロにしました。期の途中でも、役員会を開いて、正式決定すれば、役員報酬は変更できます。

 岩上安身の報酬の全額カットの決断は、IWJを「絶対に生きのびさせる」ための決意の表れです。

 IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまの期待に応えて生きのびられるように、死に物狂いで頑張りたいと思っています。

 そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です! ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

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 皆さまのお支えがあってこそのIWJです。我々もコロナ禍の「サバイバル」に向けて精いっぱい頑張りますので、どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2021.3.26 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】15:00~「ヒューマンライツ・ナウ&在日ミャンマー市民協会『日本政府に対する在日ミャンマー人からの公開質問状に関する記者会見』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「ヒューマンライツ・ナウ」、「在日ミャンマー市民協会」による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきたミャンマー関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/myanmar
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【IWJ・Ch6】17:25頃~「茂木敏充 外務大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 茂木敏充 外務大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた外務大臣記者会見関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%A4%96%E5%8B%99%E5%A4%A7%E8%87%A3%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ_YouTube Live】18:00~「◆◆緊急開催◆◆ND政策提言発表オンラインシンポジウム 『抑止一辺倒を越えて―時代の転換点における日本の安全保障戦略』 ―登壇:柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/ND評議員)、半田滋氏(防衛ジャーナリスト/元東京新聞論説兼編集委員)ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「新外交イニシアティブ(ND)」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた新外交イニシアティブ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%82%a4%e3%83%8b%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96
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【タイムリー再配信 900・IWJ_YouTube Live】20:00~「3.11直後『東京電力 記者会見まとめ(3月19日)』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年3月19日に収録した、「東京電力 記者会見まとめ」を再配信します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%9b%bb%e5%8a%9b

[記事URL]
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/57555
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/57557

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◆中継番組表◆

**2021.3.27 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】13:00~「福島原発事故10年 さようなら原発 首都圏集会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「『さようなら原発』―千万署名 市民の会」主催、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」協力の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた脱原発デモ・抗議関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%87%E3%83%A2%E3%83%BB%E6%8A%97%E8%AD%B0
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【タイムリー再配信 901・IWJ_YouTube Live】17:00~「百人百話「第二十四話」宍戸慈さん」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年9月に収録した、百人百話「第二十四話」を再配信します。これまでIWJが報じてきた百人百話関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%99%be%e4%ba%ba%e7%99%be%e8%a9%b1

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/330097
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【タイムリー再配信 902・IWJ_YouTube Live】19:00~「3.11直後『東京電力 記者会見まとめ(3月20日)』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年3月20日に収録した、「東京電力 記者会見まとめ」を再配信します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/57559

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

4月施行の改正種苗法から農家の「育種知見」を守るため、都道府県が進める「種子条例」制定の動きについて「地域の農業に必要な対応を自ら判断し講じているものと理解する」と野上大臣!~3.23野上浩太郎 農林水産大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490207

LINE社が情報漏洩問題についての説明会を開催「中国からのアクセスはすでに遮断済みであり、韓国から日本へのデータ移転は2021年6月までに完了予定」~3.23出澤剛 LINE株式会社代表取締役社長CEO他 記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490276

 IWJの質問に丸川大臣は、五輪観客全員に「陰性証明書の提示求めない」可能性を実質的に認める! すなわち「大規模な感染再拡大を引き起こす可能性」!?~3.23丸川珠代東京オリンピック・パラリンピック大臣定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490204

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■地中海と紅海をつなぐチョークポイント・スエズ運河で大型コンテナ船が座礁! 石油価格の上昇、海上輸送の遅延と輸送費の高騰、サプライチェーンが停止し、トヨタ・フォードの自動車工場が操業停止へ! インド太平洋のチョークポイント掌握で中国包囲を狙う「クアッド」の戦略が導くものとは?

 世界最大級のコンテナ船が3月23日午前7時40分(現地時間)に座礁して、スエズ運河を塞ぎ、復旧にはまだ2日以上かかるとみられています。

 スエズ運河を用いないでインド洋から地中海方面に船が抜けるためには、南アフリカ喜望峰を迂回するしかなく、大型コンテナ船の場合、1週間程度航海期間が伸びるとされ、海上輸送の価格や物流に及ぼす影響が懸念されています。

※大動脈スエズ運河遮断、供給網リスク一段と 大型船座礁(日本経済新聞、2021年3月25日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR24D9E0U1A320C2000000/

 日本海事新聞によると、座礁した船は、台湾船社エバーグリーンが運航する2万TEU型(*)のコンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」号。エバーギブン号は、愛媛県の今治造船株式会社が2018年に建造、正栄汽船株式会社が所有している船です。

*TEU型とは、コンテナ船の積載能力を示す値(twenty-foot equivalent unit、20フィートコンテナ換算)で、1TEUは20フィートコンテナ1個に相当する。

 今回は、コンテナ定期船会社による国際カルテル・オーシャンアライアンスのアジア―欧州航路で、中国からオランダ・ロッテルダムに向けて航行中でした。

※スエズ運河、メガコン座礁で封鎖。エバーG運航船。欧州航路、遅延悪化。タンカー市況急騰も(日本海事新聞、2021年3月25日)
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=266052

 正栄汽船は3月25日、自社ホームページで以下のように報告しています。

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■北朝鮮が弾道ミサイル2発を日本海に発射! 柏崎刈羽原発は「テロ対策不備」で「核燃料の移動禁止」の行政処分のあきれた安全意識!! 東京電力の記者会見でIWJ記者が有事の原発攻撃を想定した上での廃炉について質問するも、東電担当者の回答は「世界の平和は願っている」「リスクを一つ一つ低減」!?

 25日朝、菅義偉総理が会見を行い、同日朝、北朝鮮が弾道ミサイル2発、発射したと述べました。ミサイルは、日本の排他的経済水域(EEZ)の外の日本海に落下したと推定されるとのことです。

 菅総理は「昨年の3月29日以来、約1年ぶりのミサイル発射は、我が国と地域の平和・安全を脅かす」として、弾道ミサイルの発射であることから、「国連決議違反」でもあるとしました。

 さらに「我が国の排他的経済水域の外の日本海に落下」したことは確認しているが、「これまで以上に警戒監視を強める必要」があるとして、「米国や韓国を始め、関係諸国と緊密に連携し、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜く」と語りました。

※北朝鮮によるミサイル発射事案等についての会見(首相官邸HP、2021年3月25日)
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0325kaiken.html

 また、同じく会見を行った岸信夫防衛大臣によれば、ミサイルの発射は朝7時4分頃及び7時23分頃であり、政府は「北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に厳重に抗議を行い、強く非難」したとのことです。

※防衛大臣臨時記者会見(防衛省・自衛隊HP、2021年3月25日)
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2021/0325a_r.html

 菅総理が「緊密に連携」するという、米国のバイデン大統領は、北朝鮮の動きは「国防総省によれば、いつものことだ」と語ったと、米紙ブルームバーグは伝えています。

※北朝鮮が弾道ミサイル2発発射、日本のEEZ外に落下-1年ぶり(ブルームバーグ、2021年3月25日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-24/QQHV8EDWRGG001

 これに先立つ23日には、バイデン政権発足後初めて、「北朝鮮が先週末に短距離ミサイルを発射した」と米政府が発表したと朝日新聞等が報じています。ただし米政府高官は「今回は通常の活動の一つ」で、「国連安保理決議が禁じた弾道ミサイル」ではないとの見解を示しました。韓国軍が「短距離の巡航ミサイル2発」を探知したことも報じられています。

※米「北朝鮮が短距離ミサイル発射」 米政権の発足後初(朝日新聞、2021年3月24日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP3S2FH6P3SUHBI002.html

 バイデン政権は現状、ミサイル発射を過大視しない方針のようですが、巡航ミサイルから、安保理決議違反の弾道ミサイルへと攻撃力を強めながら、短期間に頻発していることは事実です。

 一方、24日には、東京電力が再稼働を準備する柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で、「テロ対策に不備があった」として、原子力規制委員会が「核燃料の移動を禁止」するなどの是正措置を命じる行政処分を行う方針を決めたことが報じられました。正式決定後は、改善を確認されるまで再稼働は不可能になります。

※柏崎刈羽原発 是正措置命じる行政処分の方針決定 原発事故後初(NHK、2021年3月24日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210324/k10012932841000.html

 NHKによれば、柏崎刈羽原発では、「去年3月以降、テロリストなどの侵入者を検知する設備が複数壊れ」、代替措置も十分機能していなかったとされます。東京電力は、「16の検知設備で故障」を確認し、代替措置をしても「10の検知設備で不十分」との指摘を規制委員会から受けたとのことです。

 原子力規制委員会は「長期間、不正な侵入を許す状態になっていた」と判断し、「核物質防護」などに関わる4段階評価の中で「最も深刻なレベル」だと評価したとのことです。

 同じ柏崎刈羽原発では昨年9月、社員が他人のIDカードを無断使用して「中央制御室に不正に入室」したことも、今年判明したと報じられています。

 この驚くほど安全感覚と管理能力が欠如した東京電力という組織が、原子力発電所を運転すること自体が、国民の安全と国家安全保障を脅かしているといえます。東電ほど平和「ボケ」した存在はありません。

 他方、米中間の覇権争いが極めて深刻な状態に陥りつつあります。米中という超大国の間で、日本を含む他の国々を巻き込んだ有事の勃発が、現実味を増しつつあります。これは、北朝鮮のミサイル発射のデモンストレーションよりも深刻な事態です。「核物質防護」については、テロの脅威以上の外部からの脅威、即ち攻撃リスクを想定する必要があります。

 万一、有事に至り、敵対国から軍事攻撃がなされる場合、致命的な急所となる原発が標的にならない保証はありません。

 日本海沿岸に「撃ってくれ」と言わんばかりに無防備な姿をさらして立ち並ぶ原発は、もしミサイル等で攻撃されれば、それだけで日本列島全体に壊滅的な被害を与えることは間違いありません。

 数基の原発が破壊されれば日本列島は人の住めない土地となり、戦争遂行も不可能となります。日本列島という「身体」に約50基もの原発という「核自爆装置」をくくりつけて「喧嘩」をしようという発想自体が、正気の沙汰ではありません。

 日本が「クアッド」に参加し、米中の対決において局外中立の立場をとらず、集団的自衛権に身を任せて、何も主体的に考えず自動的に参戦するならば、原発への攻撃による日本滅亡というシナリオはSFではなく、現実の話となりかねません。

 この切迫した観点からしても、原発は早急な廃炉が求められますが、この問題を大きく取り上げる大手メディアは皆無というあり様です。

 昨日午後5時45分から、福島第一原子力発電所「中長期ロードマップの進捗状況」に関する、東京電力の記者会見が行われました。

 ここでIWJ記者は、上記の観点から質問するとともに、中継を行いました。

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■<IWJ取材報告 1>LINE社が情報漏洩問題についての説明会を開催「中国からのアクセスはすでに遮断済みであり、韓国から日本へのデータ移転は2021年6月までに完了予定」~3.23出澤剛 LINE株式会社代表取締役社長CEO他 記者会見

 2021年3月23日、午後7時30分より、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京にて、「LINEのグローバルデータガバナンスの現状と今後の⽅針について」と題する説明会が開催されました。

 3月22日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、LINE株式会社の無料通信アプリ「LINE(ライン)」の個人情報が、韓国のサーバーに暗号化も施されない状態で格納され、そのデータに中国企業などがアクセスできる状態となっていたことが、大きな問題として報じられました。

※中国の孫会社が閲覧可、LINE個人情報保護不備で行政続々と使用中止! 他方、中国大手IT企業テンセントが大手株主となる楽天の処遇は!?(日刊IWJガイド、2021年3月22日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48500#idx-4

 23日の説明会には、出澤剛・代表取締役社長(CEO)、舛田淳・取締役(CSMO)、そして、池邉智洋・上級執行役員兼ファミリーサービス開発統括の3名が出席・登壇し、この問題を受けて、海外でのデータ管理についての今後の方針などについての説明が行われました。

 説明会の冒頭、出澤氏は、「ユーザーの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしており、心からお詫びを申し上げます」と述べ、深々と頭を下げました。

 出澤氏は、続いて、「信頼回復の第一歩として、いくつかの決定をした」とし、その決定の内容を説明しました。

 出澤氏は、(1)中国で個⼈情報にアクセスする業務を実施していたこと、(2)トーク(ラインのメッセージ機能)上の画像・動画等を国外で保管していたこと、そして、(3)プライバシーポリシーで国名を明示していなかったこと、の3点が、このたびの情報漏洩発生の要因であるとし、特に、(3)のプライバシーポリシー上での国名の非明示が今回の大きな課題点であると述べました。

 そして、まずは、日本のユーザーを安心させるために、「中国からのアクセスを完全に遮断し、問題となった中国での業務をすでに終了」したこと、また、「韓国のデータセンターに保管されているトーク内の画像・動画・ファイルデータの国内移転を2021年6月までに完了させる」予定であることを発表しました。

 説明会、および、その後の質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認ください。

※LINE社が情報漏洩問題についての説明会を開催「中国からのアクセスはすでに遮断済みであり、韓国から日本へのデータ移転は2021年6月までに完了予定」~3.23出澤剛 LINE株式会社代表取締役社長CEO他 記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490276

■<IWJ取材報告 2>「不都合な真実を書いたジャーナリストに『捏造記者』というレッテルを貼って葬り去るのが本当に正しいことなのか!?」~3.24日本外国特派員協会主催 西嶋真司氏(映画『標的』監督)、植村隆氏(元朝日新聞記者)記者会見

 3月24日、日本外国特派員協会の主催で、映画『標的』の監督である西嶋真司氏と、元朝日新聞記者の植村隆氏の記者会見が行われました。

 『標的』は、植村氏が朝日新聞記者時代の1991年に書いた元朝鮮人慰安婦金学順さんの証言に関する記事が、週刊文春や櫻井よしこ氏、西岡力氏らから「捏造」だと攻撃され、右翼から執拗なバッシングを受けた問題で、植村氏が櫻井氏や西岡氏を名誉毀損で訴えた裁判と植村氏を支援する人々を題材にしたドキュメンタリー映画です。

 会見で西嶋氏は、植村氏へのバッシングと慰安婦問題、そして映画『標的』を制作した意図について、以下のように述べました。

 「日本政府はこの問題に関して、日本の責任をできるだけ小さくしよう(としている)というふうに思えてきました。こうした政府の見解に寄り添うように、櫻井さんは『植村さんの記事によって日本の名誉が傷つけられた、日本人の誇りが傷つけられた』ということを主張しています」

 「今、日本のテレビの番組の中で、慰安婦を扱った番組は、ほとんど見られなくなりました。テレビで慰安婦問題を取り扱うことは、タブーということが当たり前になっています。まるで、日本のメディアは、権力に逆らわないということですね。この慰安婦問題が、浮き彫りにしたような気がしています。これ、非常におかしいことだと思います」

 「おかしいことを『おかしい』と言う社会でありたいという思いから、この『標的』を制作しました。

 日本にとって不都合な真実を書いたジャーナリストに、『捏造記者』というレッテルを貼って、それを葬り去ることが本当に正しいことなんでしょうか?

 この映画『標的』を通して、多くの人にこの問題を考えて欲しいと思っています」。

 詳しくはぜひ、全編動画を御覧ください。

※「不都合な真実を書いたジャーナリストに『捏造記者』というレッテルを貼って葬り去るのが本当に正しいことなのか!?」~3.24日本外国特派員協会主催 西嶋真司氏(映画『標的』監督)、植村隆氏(元朝日新聞記者)記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490316

 岩上安身は2015年1月10日と2月20日、2018年11月10日に植村氏にインタビューを行っています。ぜひあわせて御覧ください。

※「捏造記者」という捏造 「不当なバッシングには屈しない 」~ 岩上安身によるインタビュー 第502回 ゲスト 元朝日新聞記者・植村隆氏 2015.1.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/224004

※「櫻井よしこさんは、私の記事を読んでいないのでは? 間違った事実を元に『捏造』と言われても困る」~岩上安身によるインタビュー 第518回 ゲスト 植村隆氏 2015.2.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/233830

※「ジャーナリスト」櫻井よしこ氏への名誉毀損訴訟 まさかの不当判決!!「悪夢のような判決。言論で勝って、法廷で負けてしまった」~11.10 岩上安身によるインタビュー 第918回 ゲスト 元朝日新聞記者で現・週刊金曜日発行人 植村隆氏・小野寺信勝弁護士 2018.11.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435456

■<本日のタイムリー再配信>「炉心は冷却されている。注水はうまくいっている」詳しいことはわからないと言いながら希望的観測を強調して発表し続けた東電!  本日午後8時から「3.11直後 東京電力 記者会見まとめ(3月19日)」を再配信します!

 IWJでは「3.11」から10年を機に、東日本大震災と福島第一原発事故以後の10年を振り返り、そして忘れないための連続再配信シリーズをお届けしています。

 本日は午後8時から、2011年3月19日の正午からと、午後6時55分から行われた東京電力記者会見を再編集した特別版を再配信します。

 3.11の地震と津波による全電源喪失で福島第一原発の1号機、2号機、3号機が炉心溶融(メルトダウン)し、1号機、3号機、4号機は水素爆発を起こしました。また、2号機は水素爆発を起こさなかったものの、格納容器が破損し、大量の放射性物質が放出されました。

 他方、5号機と6号機はやや高い場所にあり、津波の被害も軽微ですみ、また事故当時、定期検査中だったため、メルトダウンや水素爆発を免れました。

 19日正午から行われた会見では、東電がこの5号機、6号機の状況を説明しています。

 東電によると、6号機の非常用発電機のうちの1つが起動できたとのこと。

 また、小型の仮設海水ポンプが到着したため、これを5号機と6号機に1台ずつ割り当て、電源は電源車を使用。これにより、19日午前5時から、5号機の燃料プールの海水による冷却を開始したとのこと。5時の時点で68.8度だった5号機燃料プールの温度は、4時間後の午前9時に67.6度まで、4時間で1.2度下がったとのことです。

 東電は5号機のプールを30度程度を目安に冷やせれば、水素の発生の危険性はなくなると見通しを語り、その後は5号機の原子炉の冷却に使いたいとの計画を述べました。

 その上で、6号機もこの日中に仮設ポンプが動かせる予定であり、それによって5号機と同じように6号機のプールも当日中に冷却開始を目指しているということです。

 また、点検中だった5号機の原子炉を冷やす計画について、記者が「冷やす必要があるのか?」と質問。これに対して東電側は、「圧力も相当高まっており、100度以上あるので冷やす必要がある」と答えました。東電によると、同じ点検中でも燃料が抜かれていた4号機に対し、5号機と6号機は起動開始が近かったため、原子炉内に、5号機は548体、6号機は764体の核燃料が入っていたということです。

 一方、午後6時55分からの会見では、昼の会見で説明があった5号機と6号機の仮設海水ポンプによる燃料プール冷却の仕組みを、東電が図で記者に解説しました。

 その後、記者からの質問に東電が回答しました。

 現時点で1号機の炉水位、炉圧などから東電はどのような評価をしているのか、という質問に対して東電は次のように答えました。

 「今の時点で大きな変動があるというものではないが、これまでの推移から、1、2、3号機それぞれ、炉水位が非常に低い位置にあった。そのような経緯から、燃料が損傷している可能性は否定できない状態と理解している。

 一方、現時点で冷却については、炉心は冷却されている状態にあると理解している。特に注水するポンプのパラメーターは直接状況が確認できるので、注水はうまくいっている」

 これについて記者が「炉心が冷却されている状態にあると明言したのは今、ここが初めてか?」と質問。東電側は「初めてだという認識は特にありませんでした。炉心に水を注入できているという状態が継続できているので、その状態が今も継続していると認識している」と回答しました。

 これに対して記者が「炉心が冷却されているという表現でいいわけ?」と追及すると、「正確に申しますと、炉心を冷却するための海水の注入が続いているという状態だと認識しています」と訂正しました。

 しかし現実には、1号機、2号機、3号機の核燃料はメルトダウンし、溶け落ちたデブリを冷却し続けているものの、原子炉の破損により大量の汚染水が日々、増え続けていることが、今では明らかになっています。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

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【タイムリー再配信 900・IWJ_YouTube Live】20:00~
3.11直後「東京電力 記者会見まとめ(3月19日)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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 岩上安身は原発事故発生直後から、メルトダウンの可能性を指摘していましたが、当時出演したテレビ番組のスタッフからメルトダウンという言葉を使わず、炉心融解など別の言葉を使うよう要求されました。

 さらに、岩上安身が生放送でメルトダウンという言葉を用いるとわかった番組の中で「メルトダウンと炉心融解の違い」を解説するコーナーを設けるなど、わざわざ「岩上対策」を行いました。

 岩上安身は2011年6月2日の菅直人総理(当時)記者会見で「1号機から3号機までメルトダウンしていたということが明らかになりましたけれども、これを総理がこの事実を知ったのはいつ頃のことなのでしょうか」と質問。

 これに対して菅元総理は、以下のように答えています。

「東電が5月に入ってからだったと思いますが、いわゆる建屋の中に入って、そしてそのコントロールタワー、コントロールの部屋に入って、水位の計器を回復させて、そうすると従来1号機でありますけれども、燃料棒の3分の2程度まで水位があるとされていたものが、ずっと下で、燃料棒はまったく本来の位置にあるとすれば、まったく水位よりも上にあるということが判明して、それを分析した結果、早い段階でメルトダウンをしていたという、そういう結論を出されました。

 政府としては、その事業者の報告、それを原子力安全・保安院もいわばそれを認めるという形になりましたので、政府としてもその段階で正式にメルトダウンを認めたわけであります。

 ただ、早い段階から官房長官もこの場の記者会見等で、その可能性については触れていたと認識をしております。また私自身も当然、東電からの報告、あるいは保安院からの報告、あるいは安全委員会からの報告はきちんと聞いておりますけれども、少なくとも報告があったものは聞いておりますが、それ以外の意見もいろいろな方から聞いておりました。

 そういういろんな意見の中には、メルトダウンの可能性を早い段階から指摘されていた方もあり、私の中にもその可能性について、そうした方からの知識は入っておりました」

※菅内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2011年6月2日)
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11236451/www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201106/02kaiken.html

 岩上安身は2018年1月17日に、菅直人元総理に、原子炉への海水注入や当時の東電幹部との間で行われたやりとりなどについて、インタビューを行っています。こちらもぜひ、あわせて御覧ください。

※「私が海水注入停止を指示したことはない」「安倍総理は虚偽の情報を撒き散らして私を政権から引きずり降ろそうとした」――3.11当時、一体何が!? 菅直人元総理に岩上安身が訊く!~岩上安身によるインタビュー 第837回 ゲスト 菅直人元総理 2018.1.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409824

■<本日の最新IWJ・note記事>

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■【最新!】日経、産経がミスリード!? 「日米豪印首脳会議でレアアースの脱・中国依存、安定供給のワーキンググループ設置」と一面で報じるも、共同声明にレアアースの「レ」の字もなし! IWJ取材に外務省は「まだ何も決まっていません」! 2021.3.23

(目次)
・産経は「ワーキンググループ設置」、日経は「技術・資金を融通、国際ルールづくりで連携」と報道!
・ところが共同声明の資料には「レアアース」のレの字も見当たらない!!
・IWJが「日経、産経の報道はミスリードか?」と直撃質問! 外務省は「書かれていることがすべて」「実際のやりとりについてはお答えを差し控えたい」!
・日経、産経の「勇み足」報道の背景に、米国の対中敵視政策! 最悪の場合、日本は最大の輸出国と輸入国を失う! 中国への石油ルートを封鎖して困るのは日本!
・インドは「クアッド」の「中国包囲網」化に慎重姿勢!
・中国は「ワクチン協力を政治利用するいかなる企ても阻止」と表明!!

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※note(200円)
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■【公開中】そのほかのテキスト・動画ラインナップもご紹介します!

【テキスト】五輪組織委森会長の辞任表明を全文掲載! 15分もの自慢話の末に「余計なことを申し上げたのが、これは解釈の仕方」「多少意図的な報道があったんだろう」「老人が悪いかのような表現をされることも、極めて不愉快」と、まったく反省の色なし!

(目次)
・「私がいることが妨げになる」と言いながら、内容には触れず、さっそく思い出話に突入!
・サッカー等予選の東北開催も、リオ大会の「安倍マリオ」も、震災の仮設住宅で作ったトーチも、札幌へマラソン移動も、全て森喜朗氏の自慢のタネ!
・コロナ禍の最中の聖火陳列で集客自慢! 「3000人、4000人と人が集まってこられて、たいへんな賑わい」!! 聖火によるコロナの感染拡大懸念についてまったく気にしない森式思考回路!!
・「私はそういう意図でものを言ったわけじゃない」「女性の皆さんに本当によく話をしていただいた」!?
・バッハ会長から「たいへん賞賛もいただきました」!
・「老人が悪いかのような表現をされることも、極めて不愉快」!
・「私の命ある限り、日本のスポーツ振興のためにさらに研鑽をしていきたい」!

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https://note.com/iwjnote/n/n6972b7ab28eb

【テキスト】60代医療従事者の女性が ワクチン接種3日後に死亡!! 国家賠償はあるのか? 因果関係は認めるのか? 無症状感染者に接種した場合安全なのか? ワクチンの感染予防効果は? IWJは厚労省に直撃取材!

(目次)
・ワクチンとの因果関係を評価・検討する「専門家」とは誰なのか!?
・「専門家」は「ワクチンに関連があるとはされていない」! いつもの通り、国家は責任を問われないパターンか!?
・「メーカーも国も免責なら、国民はワクチン回避も!! PCR検査充実が必要では!?」との質問への答えは!?
・「丸山真男の説いた戦争遂行時の日本という国家の『無責任の体系』」が現在も続く!!
・安全性問題は現場に丸投げ! 『感染予防効果は不明』の公式見解は変えていない!

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※note(100円)
https://note.com/iwjnote/n/n9bb6b98a6c36

【テキスト】河井案里参院議員に懲役1年4ヶ月、執行猶予5年の有罪判決! 有罪確定して広島選挙区は再選挙へ! 一方、克行元法相は買収相手が多過ぎて判決が春以降!? 買収資金1億5000万円を河井陣営に渡した自民党本部にはなぜ捜査が入らない!?

(目次)
・河井案里議員に懲役1年4ヶ月、執行猶予5年の判決! 克行被告は買収相手が多過ぎて春以降の判決!
・案里被告の有罪確定! 議員失職し、参院広島選挙区は2021年4月再選挙へ!
・1億5000万円の選挙資金を提供した自民党の責任は!? 特に当時党の総裁だった安倍晋三氏、幹事長・だった二階俊博氏の責任は!? そのうち1億2000万円あまりの行方が不明!!

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※IWJ(一般会員はアップ後2ヵ月間、サポート会員は期限制限なく無料閲覧可能)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489604

※note(100円)
https://note.com/iwjnote/n/nb19522416154

【テキスト】首都圏1都3県の緊急事態宣言を21日まで延長! 岩上安身は菅総理会見でワクチンに感染予防効果がないことを指摘、ワクチン一点張りではなく、検査の拡充も必要ではないかと質問! 菅総理も、尾身会長も感染予防効果がないことを渋々認める!

※公共性に鑑み、ただいま全編特別公開中です。

(目次)
・3月5日の総理会見に、岩上外しをかいくぐり当選! 会見参加前に新型コロナに関する懸念事項を再確認!
・ファイザー/ビオンテック社のワクチンに感染予防の効果はない! 岩上が会見で菅総理と尾身会長に直接質問!!
・菅総理、ワクチンの発症・重症化予防効果は認めるも感染予防効果については回答せず!
・事実上ワクチンだけでは感染予防できないことを尾身会長も認める! 「仮に国民の7割」がワクチンを打ったとしてもクラスター感染は起きる!?
・岩上の質問に対し返ってきた答えは一部のみ! 回答がなかった点について、官邸広報官T氏「当たらなかった方への質問のみ受けつける運用になっています」とメールでの質疑受付を拒否! 国民の不安を煽る態度!!
・岩上安身から官邸報道室へ宛てたメール

※IWJ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489510

※note
https://note.com/iwjnote/n/n85e64d62d462

【テキスト】【IWJ検証レポート!】ファイザーのワクチンには感染予防効果があると報じられた、その真実を追う! イングランド公衆衛生庁がファイザー/ビオンテック・ワクチンに無症状性感染にも症状性感染にも予防効果が認められたという査読前論文を発表!?

※公共性に鑑み、ただいま全編特別公開中です。

※IWJ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489540

※note
https://note.com/iwjnote/n/n05c6e3edb326

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210326

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴、田上壮彌、渡会裕、木原匡康、城石裕幸、塩澤由子、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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