┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~「桜を見る会」問題の新展開! 桜は安倍前総理主導で公金の裏金が存在する可能性も! IWJは上脇博之神戸学院大教授と郷原信郎弁護士に直接取材!
┠■国会での「桜を見る会」問題は、刑事事件の問題ではなく国会審議が愚弄された事件! 安倍前総理は国会で説明すべき! 菅政権はGoToトラベルなどの経済活動と感染予防の両立について、統一的な政策枠組みを持てていない !
┠■【中継番組表】
┠■バイデン政権の重要閣僚人事決まる! 他方、トランプ大統領は、「偉大なる米国の復活はトランプ大統領だけができる!」とリツイート! しかし、米国は11月26日の感謝祭の国民大移動週間に突入! 初の3万ドルの株高も重要閣僚人事も水泡に帰す可能性!
┠■<インタビュー報告>米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)政治とメディアが煽り続けた安易な「中国脅威論」! 尖閣諸島領有権を巡り強硬手段をとれば新たな日中戦争を引き起こす!? 岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー
┠■<ニュースフラッシュ>自民党が国民投票法の改正案について、26日の衆議院憲法審査会で質疑と採決を行うことを野党側に提案!! ツイッター上では「#国民投票法改正案に抗議します」のハッシュタグがトレンド入り!! しかし、野党は26日の採決を見送る一方、審議を行うことで合意!!
┠■<録画配信>本日午後8時から、「米国大統領選挙シリーズ<3> 大統領選直後特別企画 【米大統領選速報】ワシントンからの報告―選挙戦を分析し、今後の日米関係を展望する」を録画配信します!!
┠■<新記事紹介1>バイデン政権誕生なら北朝鮮がミサイル実験、核開発再開の可能性をロシアの研究者が指摘! ただし「トランプ大統領なら交渉決裂の可能性はさらに高い」とも! バイデン氏勝利宣言後の今、北朝鮮の出方は!?
┠■<新記事紹介2>「核兵器禁止条約」を批准した国が50か国に到達! 唯一の被爆国日本が参加しないまま、いよいよ2021年1月22日に条約発効! ICANが「歴史的マイルストーン」として発表したニュース全文をIWJが翻訳、ご紹介します!!
┠■<新記事紹介3>菅総理の著作『政治家の覚悟』続報! IWJが版元の文春編集部を直撃! 「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」の記述を、民主党批判を含む章ごと削除! 東日本大震災という日本史上の大転換期の菅発言をなぜ省く? 削除を菅総理が了承か!?
┠■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、なくなってしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!
┠■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!
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■はじめに~「桜を見る会」問題の新展開! 桜は安倍前総理主導で公金の裏金が存在する可能性も! IWJは上脇博之神戸学院大教授と郷原信郎弁護士に直接取材!
おはようございます。IWJ編集部です。
東京でも、冷え込みが一段と厳しくなってきました。職場でも、家庭でも、皆さま、暖房を入れていることと思います。しかし他方では、日本は明らかにコロナ第3波に見舞われています。手洗い、アルコール消毒、人混みを避ける、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを守る、という基本に立ち返るとともに、ぜひ、定期的な換気も忘れないようにしたいものです。寒くなると、換気が滞りがちですが、そこをあえて心がけることが大切だと思われます。
今年の冬は、コロナ蔓延の中で迎える初めての冬です。「いつもの冬とはわけが違う」という意識が必要だと思います。自戒を込めて!!
さて、日刊IWJガイド11月24日号でもお伝えした「桜を見る会」問題が、新たな展開になってきました。
※<ニュースフラッシュ>【1】「桜を見る会」問題で東京地検特捜部が安倍前総理の公設第1秘書を任意聴取! 前夜祭会場のホテルが領収書や明細書を作成していたことも明らかに! 報じたのは読売とNHK! 安倍前総理逮捕への第一歩か!? それとも不起訴にするための布石か!? (日刊IWJガイド、2020.11.24号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47831#idx-6
この展開は、日刊IWJガイド11月24日号でお伝えした「安倍前総理大臣側が前夜祭の費用の一部(800万以上)を負担していたことを示す領収書や明細書をホテル側が作成していた」というNHKなどの報道を受けたものです。
新展開は、第1に安倍氏側が例年、「桜を見る会」前日の夕食会の費用の一部を負担していた事実を認めた、ということです。費用の一部を補填していた場合、政治家による選挙区内の有権者に対する寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触する可能性があります。
第2に、担当秘書は費用補填の事実を知っており、補填した額を政治資金収支報告書に記載すべきだったのを知っていながら、2013年に前日夕食会が始まって以降、記載してこなかったということです。この点は、政治資金規正法の不記載に抵触する可能性があります。
第3に、秘書が国会答弁前の安倍前総理に、「安倍事務所は一部負担をしていない」という虚偽説明をしていたというものです。この点は信用ができる証言かどうか、大いに疑問が残ります。安倍氏が国会答弁前に、補填の事実を知っていれば、虚偽答弁の罪に問われるからです。「火の粉」は安倍前総理本人にはかぶらせない、秘書がすべてかぶる、ということではないのでしょうか?少なくともその疑いは、現段階ではぬぐえません。
※安倍氏周辺、費用負担認める 「桜を見る会」前日夕食会(朝日新聞、2020年11月24日)
https://www.asahi.com/articles/ASNCS6HC2NCSUTFK02J.html
※桜を見る会「前夜祭」そもそも何が問題だったのか? 捜査の行方は?(毎日新聞、2020年11月25日)
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20201124/k00/00m/010/328000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20201125
IWJは、公職選挙法に詳しく、岩上安身のインタビューでもお馴染みの神戸学院大学の上脇博之教授に、この問題について直接取材しました。
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■国会での「桜を見る会」問題は、刑事事件の問題ではなく国会審議が愚弄された事件! 安倍前総理は国会で説明すべき! 菅政権はGoToトラベルなどの経済活動と感染予防の両立について、統一的な政策枠組みを持てていない !
昨日、衆議院・参議院予算委員会が開かれ「桜を見る会」問題やGoToキャンペーン問題について厳しい追及が行われました。
※20201125衆議院・参議院予算委員会(国会中継)(Youtube、2020年11月25日)
https://www.youtube.com/watch?v=h1aaN-QVtts
本日の日刊IWJガイドの「はじめに」でもお伝えしたように、「桜を見る会」問題は、安倍前総理大臣側が前夜祭の費用の一部(800万以上)を負担していたことを示す領収書や明細書をホテル側が作成していたという物証の存在が明らかになったことで、新局面を迎えています。
これを踏まえて、国会での野党の追及が行われました。立憲民主党代表の枝野幸男衆議院議員は次のように追及しました。
「報道各社そろって安倍事務所による800万円超の差額負担を証明する文書の存在を報じています。国会で繰り返し問われ、繰り返し事務所に確認をして出された答弁と明確に食い違っています。
我々は明細や領収書を出していただければ、この問題はすぐに結論が出るんだと、そのことを求めてきましたが、まさにその通りであったということが明らかになりました。
秘書が勝手にやったというような言い訳はまったく通用しません。進退に関わるような大きな問題になっていたことを秘書限りで勝手に処理していたとはまったく信用できません。
百歩譲って、いや一万歩譲って、安倍前総理が知らなかったとしても、国会で明細書や領収書を確認すれば一日で終わるから、確認してほしいと繰り返し求め、そして、確認したと言って、国会に対して説明をしていた、その確認を怠っていたということ自体重大な責任があります。
この問題は、刑事事件の問題ではありません。国会の審議が愚弄されたということです。刑事事件と切り離して国会として実態・真相を明らかにしなければならないと思っています。菅総理は安倍前総理に国会で説明するよう求めるべきではないですか」
これを受けて、菅総理は「いずれにせよ、安倍総理自身が国会で縷々答弁をしたのは事実です。総理自身は、今回の案件に関しまして、刑事告発に対応した検察の捜査に安倍事務所として全面的に協力すると述べています。国会の件については国会でお決めになるという事だと思います」と答えにならない答えを述べました。
枝野氏は、安倍内閣の官房長官だった菅総理の責任についても追及しました。
菅総理は、「私自身、(この問題で)答弁を致しております。私自身も安倍前総理が国会で答弁された内容を総理に確認し、答弁してきたところであります」と木で鼻をくくったような、官房長官時代を彷彿とさせる「鉄面皮」答弁に終始しました。
続いて参議院予算員会で、立憲民主党の福山哲郎参議院議員は、東京の新規の感染者数のグラフを見せながら、GoToキャンペーンについて次のように、追及しました。
「この間の3連休もGoToキャンペーンは止まっていませんから、全国で、移動しています。今の(第3波)山が大きくなる可能性があります。これは第3波と呼んでいいんでしょうか」
これに対して田村憲久厚労大臣は「感染拡大についての明確な定義を我々設けていませんので、政府としてはご指摘のような呼び方はしていませんが、11月21日に新規感染者の最大数を確認しています。その意味では、緊張感をもって感染拡大を防いでいかなければならないと考えています」と従来の政府見解を繰り返すのみでした。
続けて福山議員は、第3波の山が大きくなっているときに、なぜ菅内閣は対策を打たなかったのか、と追及します。
これに対して西村康稔大臣は「10月15日の分科会で、まだ、大幅に増加する傾向が見えない、いわば均衡している状態、専門家のみなさんからは、増加要因と減少要因が拮抗しているとご意見を頂戴し、この時点からすでに、都道府県知事とお話をして北海道では、検査数を4倍に増やすなど対策を強化していっています」と説得力のない弁明に終始しました。
福山議員は、「対策を強化しているのに、なぜ、これだけ感染者数が上がっているのですか。結果が出ないから国民は不安に思うのです。だから、GoToトラベルも止めた方がいいという声があがるのです」とさらに追及しました。
このように、菅政権は、GoToトラベルなどの経済活動と感染予防の両立について、統一的な政策枠組みを持てていないことが明らかになっています。
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◆中継番組表◆
**2020.11.26 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch6】10:00~「種苗法廃案を求める国会前抗議アクション・座り込み行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6
「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)」、「農民運動全国連合会(農民連)」主催、「日本の種子(たね)を守る会」共催の国会前アクションを中継します。これまでIWJが報じてきた種苗法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a8%ae%e8%8b%97%e6%b3%95
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【IWJ・Ch3】17:45~「福島第一原子力発電所『中長期ロードマップの進捗状況』に関する記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3
東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた「中長期ロードマップの進捗状況」関連の記事は以下のURLから御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/medium-to-long-term-road-map
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【録画配信・IWJ_YouTube Live】18:00~「石嶺香織 元宮古島市議会議員 記者会見 ―内容:産経新聞による名誉毀損に対して220万円の損害賠償と記事の削除を求める訴訟について」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
11月25日に収録した、石嶺香織 元宮古島市議会議員の記者会見を録画配信します。これまでIWJが報じてきた石嶺香織氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9f%b3%e5%b6%ba%e9%a6%99%e7%b9%94
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【録画配信・IWJ_YouTube Live】20:00~「米国大統領選挙シリーズ<3> 大統領選直後特別企画 【米大統領選速報】ワシントンからの報告―選挙戦を分析し、今後の日米関係を展望する」映像提供 新外交イニシアティブ(ND)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
11月7日に収録した、「新外交イニシアティブ(ND)」主催のオンライン講演会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた新外交イニシアティブ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%82%a4%e3%83%8b%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96
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◆中継番組表◆
**2020.11.27 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】17:00~「自衛隊を活かす会 講演と討論の夕べ『戦争と自衛隊を「我が事」として考える ―長谷部恭男「戦争と法」を読む』―登壇:長谷部恭男氏(早稲田大学大学院教授)、柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、加藤朗氏(桜美林大学教授)、伊勢崎賢治氏(東京外国語大学教授)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」主催の「講演と討論の夕べ」を中継します。これまでIWJが報じてきた自衛隊を活かす会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%87%aa%e8%a1%9b%e9%9a%8a%e3%82%92%e6%b4%bb%e3%81%8b%e3%81%99%e4%bc%9a
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【IWJ・エリアCh3・京都】19:00~「火を消し止めるなら今だ!―日本学術会議問題とフェミ科研から考える言論統制 ―講演:松宮孝明氏(立命館大学教授)、牟田和恵氏(大阪大学教授)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3
「ユナイトきょうと」主催、「自由と平和のための京大有志の会」共催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた学術会議任命拒否問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e4%bb%bb%e5%91%bd%e6%8b%92%e5%90%a6%e5%95%8f%e9%a1%8c
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【タイムリー再配信 802・IWJ_YouTube Live】19:00~「森友・加計問題で安倍政権に幕引きだ!壊憲発議と国民投票制度の欠陥とは!? 巨大広告代理店『電通』が果たす役割が極めて大きい!? その実態とは!?~ 市民が変える日本の政治オールジャパン学習会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2018年3月に収録した、「オールジャパン平和と共生」主催の学習会「もういい加減にしろ!安倍政権」を再配信します。これまでIWJが報じてきた国民投票関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%9b%bd%e6%b0%91%e6%8a%95%e7%a5%a8
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/416441
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「新卒一括採用やめろ!! 大学で勉強させろ!大学は就職予備校じゃない!面接で恋愛経験聞くな!非通知で電話かけてくんな!お前誰やねん!」~11.23 就活の嫌だと思うところ、学生側からも発信していきませんか?デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485204
吉村大阪府知事が病床のトリアージ導入を発表。「維新発の生命の選別思想について、政府、西村大臣の考えは?」の質問に、西村大臣「詳細を知らないのでコメントは控える」~11.24 西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485259
東京外環道本線トンネル工事現場の真上、調布市の住宅街で陥没発生!! 住民たちはトンネル工事着工の2017年以前からトンネル工事による陥没事故の危険性を指摘し続けていた!! ~11.21 外環道・陥没事故の緊急報告集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485158
日本共産党・山添拓参議院議員「この裁判を進めていけばいくほど、次から次へと大問題が起こってくる。やっぱりこれは、止めておかなくてはいけない工事だった!」~11.24 東京外環道訴訟第9回口頭弁論報告集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485294
和泉補佐官は「総理が言えないから私が代わって言う」と私に言った! ~11.24「加計学園情報公開請求訴訟」前川喜平氏 仮想証人尋問 ―原告人:福田圭子氏、弁護団代表:海渡雄一氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485265
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■バイデン政権の重要閣僚人事決まる! 他方、トランプ大統領は、「偉大なる米国の復活はトランプ大統領だけができる!」とリツイート! しかし、米国は11月26日の感謝祭の国民大移動週間に突入! 初の3万ドルの株高も重要閣僚人事も水泡に帰す可能性!
ジョー・バイデン次期大統領は、23日、外交安全保障政策の重要閣僚を発表しました。
※President-Elect Biden Announces Key Members of Foreign Policy and National Security Team(BIDEN-HARRIS TRANSITION、2020年11月23日)
https://buildbackbetter.gov/press-releases/president-elect-biden-announces-key-members-of-foreign-policy-and-national-security-team/
これによりますと、国務長官に長年にわたってバイデン氏を補佐してきたアンソニー・ブリンケン氏、国土安全保障省長官にキューバ出身のアレジャンドロ・マヨルカス氏、情報機関を統括する国家情報長官にアヴリル・ヘインズ氏、国連大使にリンダ・トーマス・グリーンフィールド氏、国家安全保障担当補佐官に43歳のジェイク・サリバン氏、気候変動問題担当の大統領特使にジョン・ケリー元国務長が指名されました。
また、財務長官に連邦準備理事会(FRB)のジャネット・イエレン前議長(74)を起用する方針です。この方針を受けて、市場は好感し、23日、ほぼ横ばいで推移していたS&P総合500種指数は上昇し0.56%高で終了しました。
※米次期財務長官にイエレン前FRB議長、バイデン氏が起用へ(ロイター、2020年11月23日)
https://jp.reuters.com/article/usa-election-biden-yellen-idJPKBN2832T7
他方、昨日もお伝えした、ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均が初の3万ドルを突破したことを受けて大統領選キャンペーンの公式ツイッターであるチーム・トランプが「偉大なる米国の復活はトランプ大統領だけができる! 」とツイートしました。このツイートをトランプ大統領は自慢気にリツイートしました。
※チーム・トランプのツイッター(2020年11月25日)
https://twitter.com/TeamTrump/status/1331281174606569472?s=20
しかし、記録的な株高は、「米国の株式市場は、金融資産が多少過大評価された状態であるバブルではないが、一部で『火災』が発生している」という指摘も出ています。
※米株市場、バブルというより「火災」(ウォール・ストリート・ジャーナル、2020年11月23日)
https://jp.wsj.com/articles/SB11393064289250644013204587115493924336610
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■<インタビュー報告>米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)政治とメディアが煽り続けた安易な「中国脅威論」! 尖閣諸島領有権を巡り強硬手段をとれば新たな日中戦争を引き起こす!? 岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー
須川清司氏のインタビュー、第4回です!日本を取り巻く軍事、安全保障の環境の変化の背景にある米中のミサイル戦略の最前線をめぐる須川氏のインタビューは他では聞けない情報の宝庫です。
インタビュー冒頭、米国の政権交代について、戦略的に対応しつつ瞬発的な対応を走りながらしなければいけないと言いながら、「大前提として日本には戦略的な思考がない、半世紀以上自分で考えなくても良いという状態でしたから、それが(間違った)成功体験になっちゃっているかもしれない」という須川さんの重たい発言から始まりました。
RCEPへの15カ国署名や、習近平氏のTPP11への参加検討発言について、経済圏と安全保障圏の分裂について、須川氏は「今はもはや経済と軍事と技術が分離できない。最新の技術開発がそのまま軍事力になってくる」、「中国からみても、軍事的に見てもRCEPはサプライチェーンの確保という意味で意味がある」
須川氏「今後クアッド(米日豪印の中国包囲網)が生き残るとしたら、一部のテクノロジー分野など個別分野に限りながら生き残るしかないと思います。日本がRCEPに入ったことによって、クアッドなどの中での交流に制約が出ると思います。
コロナがこれ以上長期化すると、もうアジアのダイナミズム、欧米の地盤沈下がますます加速することになってしまう。日本も経済を回さないといけないから、コロナを抑えて、RCEPのように抑えているところで交流して、人の交流も戻していかないと。GoToなんかいくらやっても…」
日本では、経済と感染抑制が二項対立のような議論があるわけですが、現実の成功例を見ると、中国が典型的であるように、新型コロナウイルス感染を迅速に抑制することがまず先で、それこそが経済再生のキーになるというわけです。
須川氏「中国としてはバイデン政権がどう出るかを見ていると思うが、まあ、トランプ政権以前の(米中)関係には戻らない。中国としては、制約や排除のリスクをヘッジしたいわけで、そこで大事なのが日本です。そういう部分をうまく外交に反映していけばいいんですけどね。
今、中国とバランスの取れる自民党の議員というと、菅内閣の面々を見ると中国を嫌う政治家が多く、二階さん(支持はしませんけど)くらいしかいません」
安倍政権以来8年間、中国が台頭している現実をまったく見ようとしない「お花畑」状態が続いた結果、自民党の議員をはじめ、政権の足場を固める完了も「お花畑」で、御用メディアも同様、そうした現実逃避政権にこびへつらい、おもねるコメンテーターや知識人らの妄言が、日本の外交・安全保障の首を絞めるのではないか。大いに懸念されます。
須川氏は、バイデン政権の中国への姿勢を垣間見せた台湾への対応を紹介しました。台湾の蔡英文総統は、トランプ氏が大統領選に勝った4年前、すぐに電話をしてお祝いのメッセージを伝えています。今回、バイデン氏の勝利宣言の際にも、お祝いの電話を入れていました。
須川氏「しかし、バイデン政権は、蔡英文氏からバイデン氏への電話を直接つながなかった。ブリンケン氏(国務長官就任予定)が、事務レベルで意見交換してお茶を濁したというんですね」
これが中国への配慮かどうかは、まだ判断できませんが、バイデン政権の中国に向き合う姿勢がトランプ政権とは異なるのではないかと思われるエピソードです。
バイデン氏がすでに次の政権の準備のために630万ドルの予算執行もできるように、次期政権の閣僚を一部明らかにしました。これについて、須川氏は日本の政権交替と行政・中央官庁の関係について、身を以て知る者として、以下のように述べました。
須川氏「日本の場合はこうした(政権移行のための準備といった行政上の)手続きが全くない。政権の持っている情報へのアクセスが、(新しい)大臣が任命されてからということになる。同じ党内の政権であればそれでもいいが、政権交代の時はダメですね。まったく」
日本における政権交代のルールの未確立ぶりを垣間見せるエピソードでした。
須川氏はバイデン政権の閣僚について「リフォームミト、改革主義者」と「(オバマ時代への)復古主義者」の二つの流れが見られると指摘。サリバン氏は改革主義で、比較的中立的なブリンケン氏がまとめ役になっているのだろうと分析。
バイデン政権がどのような方針を打ち出していくのか、まだわかりませんが、米中覇権が大きく動こうとする転換期の政権であることに変わりはありません。
閣僚に入る可能性があるといわれている、ミシェル・フロノイ氏がフォーリン・アフェアーズに発表した論文には「スタンド・イン構想」が語られています。中距離ミサイルを持つフットワークのいい小部隊で展開する「スタンド・イン構想」については、第3回インタビューで須川氏が明らかにしています。ぜひ、そちらも会員版であわせて御覧ください。
米国が狙う「スタンド・イン構想」では、台湾を含む東アジア情勢を掌握する上で地政学上、日本を「主戦場」とすることが米国にとって好都合であること、サイバー攻撃によって、敵国のインフラやレーダーを機能不全に追い込み、相手の目を覆った状態で有利に戦いを進める「フォッグ(霧)・ウォー」、敵国の衛星にぶつける「キラー衛星」など。
会員限定の本編がこの後に続きます。ご興味をお持ちになられた方は会員登録をして、ぜひ、本編を御覧ください!
※中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)政治とメディアが煽り続けた安易な「中国脅威論」!尖閣諸島領有権を巡り強硬手段をとれば新たな日中戦争を引き起こす!? 岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=k9I52-Hxbuw&feature=emb_logo
岩上安身による、怒涛の須川清司氏連続インタビューです。この機にぜひ御覧ください。
※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(3)バイデン政権でも米軍の戦略に変化なし? 米中両国のミサイル戦略の狭間で日本列島全土が戦場になる!! 岩上安身によるインタビュー 第1018回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員 2020.11.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484696
※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(2) バイデン新大統領の誕生で米中関係は? 米中覇権交代がコロナ禍で加速か!? 自発的対米隷従国家・日本はどうする!? 岩上安身によるインタビュー 第1017回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員 2020.11.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484505
※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(1)自発的対米隷従国家・日本が対中ミサイル前線基地兼戦場に!?米国の対中戦略を読み解く!岩上安身によるインタビュー 第1013回 ゲスト東アジア共同体研究所 須川清司上級研究員 2020.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482747
また、「自衛隊によるオーストラリア軍に対する武器等防護問題」に関する須川清司氏のコメント記事もあります。どうぞお読みください。
※自衛隊によるオーストラリア軍に対する武器等防護問題についてIWJが有識者へメールで直撃質問! 有識者の回答2 東アジア共同体研究所上級研究員・須川清司氏「日本に対米隷従を強いるというよりも、日本が自ら駒になって喜んでいるように見える」!! 2020.10.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483220
岩上安身による中国情勢に詳しいシグマキャピタルのチーフエコノミスト、田代秀敏氏へのインタビューもどうぞあわせて御覧ください。現在の中国の「勢い」がリアルに感じられると思います。
※コロナ再来に欧米日市場が乱高下!人民元相場はドルに対して急上昇!急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 岩上安身によるインタビュー 第1019回 ゲスト 中国通エコノミスト 田代秀敏氏 2020.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484870
岩上安身による『チャイメリカ』の著者、矢吹晋氏のインタビューもどうぞ!コロナ禍後の「新チャイメリカ」について語っていただきました。
※コロナ後に来るのは 地球の覇権をかけた米中軍事衝突か!? 「新チャイメリカ」体制なのか!? 躍進する中国、衰退する米国、 そして日本の行方は?岩上安身によるインタビュー 第1015回 ゲスト 横浜市立大学名誉教授 矢吹晋氏 2020.10.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482988
■<ニュースフラッシュ>自民党が国民投票法の改正案について、26日の衆議院憲法審査会で質疑と採決を行うことを野党側に提案!! ツイッター上では「#国民投票法改正案に抗議します」のハッシュタグがトレンド入り!! しかし、野党は26日の採決を見送る一方、審議を行うことで合意!!
自民党は24日、憲法改正の手続きについて定めた国民投票法の改正案について、「審議を速やかに進める必要がある」として、26日に開かれる衆議院憲法審査会で、質疑と採決を行うことを野党側に提案しました。
※自民 野党側に国民投票法の改正案 26日採決を提案(NHK NEWS WEB、2020年11月24日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201124/k10012728501000.html
国民投票法改正案は、2018年6月に、自民・公明両党と日本維新の会、希望の党の4党が共同提出しました。国民投票法改正案は、2016年に改正された公職選挙法の内容を、憲法改正の手続きに適用させる法案です。
※国民投票法改正案(7項目)について(衆議院、2020年5月28日)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/2010528shindo.pdf/$File/2010528shindo.pdf
しかし、現行法は、最低投票率の規定がないことや、CMの量が資金力の多寡によって左右される恐れがあることなど、「欠陥」が指摘されており、野党は、改正案には、本当に改正すべき問題に触れられていないとして反対してきました。なお、今回の自民党の提案では、こうしたテレビ広告の規制などの議論も、自由討議として別途行うことが提案されています。
※国民投票法めぐり自由討議 赤嶺氏「審査会動かすな」(しんぶん赤旗、2020年11月20日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-11-20/2020112002_03_1.html
今回、自民党が衆院憲法審査会での質疑・採決を提案したことを受け、ツイッター上では「#国民投票法改正案に抗議します」のハッシュタグがトレンド入りしました。安倍晋三前首相の「桜を見る会」の前夜祭をめぐる費用負担の疑惑が問題となる中、「どさくさに紛れて押し通そうとしているのではないか」などといった批判が上がりました。
※国民投票改正法「#抗議します」の声が拡散(ハフィントンポスト、2020年11月24日)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fbda9d7c5b61d04bfa50cd5?utm_hp_ref=jp-homepage
自民党の提案を受け、衆議院憲法審査会の幹事懇談会が25日に開かれました。自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長は、26日の採決は見送る一方で、改正案の審議を進めることに同意しました。よって、国民投票法改正案は初めて実質的な審議が行われることになります。
※衆院憲法審 国民投票法改正案あすの採決見送り 初の実質審議へ(時事通信、2020年11月25日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201125/k10012730961000.html
■<録画配信>本日午後8時から、「米国大統領選挙シリーズ<3> 大統領選直後特別企画 【米大統領選速報】ワシントンからの報告―選挙戦を分析し、今後の日米関係を展望する」を録画配信します!!
冒頭でもお伝えしたように、ジョー・バイデン次期大統領は23日、外交安全保障政策の重要閣僚を発表しました。
※President-Elect Biden Announces Key Members of Foreign Policy and National Security Team(BIDEN-HARRIS TRANSITION、2020年11月23日)
https://buildbackbetter.gov/press-releases/president-elect-biden-announces-key-members-of-foreign-policy-and-national-security-team/
今回バイデン次期大統領が公表した外交・安全保障チームには、バイデン氏と共にオバマ前政権を支えた実務者が目立ちます。特に、オバマ政権で国務副長官を務めたアントニー・ブリンケン氏が国務長官に指名され、注目されています。
※アングル:「身内」で固めたバイデン外交チームに待ち受ける難題(ロイター通信、2020年11月24日)
https://jp.reuters.com/article/usa-biden-nationalsecurity-idJPKBN2840UV
本日午後8時から、新外交イニシアチブ(ND)が今月7日に行った「米国大統領選挙シリーズ<3> 大統領選直後特別企画 【米大統領選速報】ワシントンからの報告―選挙戦を分析し、今後の日米関係を展望する」を録画配信します!!
本公演では、米大統領選投票日直後の11月7日、ND代表の猿田紗世氏が、米・ワシントンDC在住でND評議員のマイク・モチヅキ氏(ジョージ・ワシントン大学准教授)と、同じくNDシニアアドバイザーの芦澤久仁子氏(アメリカン大学講師)とともに行った選挙報告会です。
新型コロナウイルス禍中における異例ずくめの選挙戦の中で、米国の人々は次期大統領に何を求め、どう行動したのでしょうか。そして新政権の下で何が変わるのでしょうか。日本にはどのような影響があるのでしょうか。特に、講演の後半では、今回国務長官に指名されたブリケン氏など、バイデン氏の外交政策に大きな影響を与えるとされる面々について、現地ワシントンの専門家が解説を行っています。
詳しくは、本日午後8時からの録画配信をご覧ください。
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【録画配信・IWJ_YouTube Live】米国大統領選挙シリーズ<3> 大統領選直後特別企画 【米大統領選速報】ワシントンからの報告―選挙戦を分析し、今後の日米関係を展望する
配信URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
■<新記事紹介1>バイデン政権誕生なら北朝鮮がミサイル実験、核開発再開の可能性をロシアの研究者が指摘! ただし「トランプ大統領なら交渉決裂の可能性はさらに高い」とも! バイデン氏勝利宣言後の今、北朝鮮の出方は!?
米大統領選の結果、11月8日段階でバイデン氏勝利を各紙が報じ、各国首脳も祝福のメッセージを送りました。
しかし、その前の11月5日の段階で、バイデン氏勝利の際は、北朝鮮が自身の存在をアピールするために、ミサイル実験や核開発の再開を行う可能性が指摘されていました。
トランプ大統領は金正恩委員長と2018年6月と2019年6月に首脳会談を行い、北朝鮮は核実験を中止しました。
バイデン氏が勝利宣言をした現在、大統領就任までに、北朝鮮が実際にミサイル実験を行うか注目されます。
詳しくは下記の記事を御覧ください。
※バイデン政権誕生なら北朝鮮がミサイル実験、核開発再開の可能性をロシアの研究者が指摘! ただし「トランプ大統領なら交渉決裂の可能性はさらに高い」とも! バイデン氏勝利宣言後の今、北朝鮮の出方は!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485400
■<新記事紹介2>「核兵器禁止条約」を批准した国が50か国に到達! 唯一の被爆国日本が参加しないまま、いよいよ2021年1月22日に条約発効! ICANが「歴史的マイルストーン」として発表したニュース全文をIWJが翻訳、ご紹介する!!
2020年10月24日、「核兵器禁止条約」を50ヶ国が批准したことで、2021年1月に条約発効することになりました。
条約推進の業績によりノーベル平和賞を受けた核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の、日本の構成団体であるピースボートは、この批准を受けて、25日、12時間特別番組を配信しました。核廃絶を訴える被爆者のサーロー節子さんなどが出演しました。
しかし現在、世界の核弾頭は1万3400発存在するうえ、核保有国は核兵器禁止条約を批准していません。唯一の戦争被爆国である日本も、いまだ条約を批准していません。
ICANは24日、条約発効を「歴史的マイルストーン」と捉えた英文ニュースを発表しました。サーロー節子氏やICAN事務局長のベアトリス・フィン氏の言葉を引いて、条約の持つ意義と今後の取り組みについて訴えています。
IWJでは、このICANによるニュース全文を訳出するとともに、批准国・加盟国の一覧をご紹介します。ぜひ御覧ください。
※「核兵器禁止条約」を批准した国が50か国に到達! 唯一の被爆国日本が参加しないまま、いよいよ2021年1月22日に条約発効! ICANが「歴史的マイルストーン」として発表したニュース全文をIWJが翻訳、ご紹介する!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485372
■<新記事紹介3>菅総理の著作『政治家の覚悟』続報! IWJが版元の文春編集部を直撃! 「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」の記述を、民主党批判を含む章ごと削除! 東日本大震災という日本史上の大転換期の菅発言をなぜ省く? 削除を菅総理が了承か!?
2012年発行の菅総理の著作『政治家の覚悟』が、2020年10月20日に新書版で再刊されました。その際、元の版にあった「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」などの記述が、民主党批判を含む章ごと削除されていました。この問題について、IWJが独自に取材した報告を10月21日刊IWJガイドでお届けしました。
※菅総理著『政治家の覚悟』新書版で「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」との記述を章ごと削除! IWJでは新旧両バージョンを入手し、菅総理による「改竄」点を分析! 得意の文書改竄・歴史修正の本領を発揮し、もはやおなじみとなった「秋田出身・上京苦労話」も最新版にアップデート!!(日刊IWJガイド、2020.10.21号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47645#idx-5
その後、IWJが版元の文藝春秋に直撃取材を重ねた結果を続報としてお届けします。
削除された章は、東日本大震災という日本史上の大きな転換期の政府施策に対する、菅総理の意見であり、歴史的に重要な意義があります。にもかかわらず、いったいなぜ削除したのか? 菅総理は了解したのか? IWJが編集部に繰り返し問いただした結果は? ぜひ下記記事でお確かめください!
※菅総理の著作『政治家の覚悟』続報! IWJが版元の文春編集部を直撃! 「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」の記述を、民主党批判を含む章ごと削除! 東日本大震災という日本史上の大転換期の菅発言をなぜ省く? 削除を菅総理が了承か!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485385
■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、なくなってしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!
いつもIWJをご支援・応援していただき、ありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。
しかしながら、IWJは現在、かつてないほどの経済的なピンチに直面しています。
IWJは今年8月1日に、第11期をスタートしました。IWJは現在、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって活動しています。今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しでした。
しかしながら、8月のご寄付・カンパは、月間目標額の450万に届かず、282万5840円不足の167万4160円にとどまりました。
翌月の9月のご寄付・カンパは、187万2500円でした。9月も月間目標額に対し、262万7500円不足となりました。
10月のご寄付・カンパは210万1969円でした。やはり、月間目標額に届かず、239万8031円の不足となりました。
つまり、今期第11期は、第1四半期にあたる8月、9月、10月の3ヶ月の合計目標額1350万円に対し、ご寄付・カンパの総額は564万8629円にとどまりました。この3ヶ月で不足となった金額は、785万1371円になります。この不足金額は、目標額の58%に相当します。
仮に第1四半期と同じ不足分が第2~4四半期まで続くなら、3140万円もの不足となってしまいます。もちろん、売り上げ1億弱の小企業にこんな赤字は借金でも穴埋めできませんから、1年を経ずして、このままではIWJはつぶれてしまいます!
11月も、1日から16日までのご寄付・カンパは220万9000円です。本当にこのままだと、IWJは活動を停止するか、極限にまで縮小するか、どちらかにせざるをえません。
IWJ代表である岩上安身は、IWJの緊縮財政にあわせ、前期、前々期から3期連続で、今期も役員報酬を50%カットし続けています。その上で、現在の財政ピンチに対処するため、今月個人の貯金から400万円をIWJに貸し付けました。岩上安身はこれまでにもIWJに貯金を貸し付けており、その貸付残高は593万円にものぼっています。
岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、IWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。このまま200万、300万というペースで毎月生み出される赤字を、岩上個人の貯金を崩して埋めていくなら、貯金は数か月もかからず底を尽き、それがIWJの命運の尽きる日となります。
加えて岩上安身は、11月7日に家の近くの路上で、左足を路面の窪みにとられて転倒。左足を骨折してしまいました。
回復まで2ヶ月はかかるそうです。その間、自宅でも会社でも室内を移動するのにも松葉杖を使い続けることになり、活動範囲が制約されてしまっています。
また、度々ご報告しておりますように、総合病院での睡眠時無呼吸症候群の精密検査の結果、睡眠時にかなりの回数と長い時間、無呼吸状態になり、血中酸素飽和濃度が極端に低くなっていることが判明しております。
通常の人であれば酸素飽和濃度は98~99%であるところ、岩上安身は一番低い時では84という数値を記録しています。
主治医によると、「急性でこんな低い数値が出たら、エベレストの山頂にヘリコプターで連れて行ったようなもので、卒倒してしまう数値です」と言われたそうです。意識があって活動しているのが信じられないくらい、血中の酸素濃度が低いレベルなのです!
これに対処するため、岩上安身は現在、CPAPという鼻から空気を送り込む装置を装着しての治療を開始しています。これほど睡眠が取れていない状態では、体調が悪いのは当然なのですが、そこに加えての転倒、骨折。弱り目に祟り目です。
この体調の報告は、岩上安身が近々行う予定にしておりますが、岩上自身は「必ず、骨折も睡眠時無呼吸症候群も治して、また、バリバリと仕事をしますので、それまで、IWJをお支えください」と、決意を表明しています。
ですが、財務がこのような状況では、岩上安身が健康な身体を取り戻し、自由に動き回れるようになるまで、IWJが活動を継続することはできそうにありません。
それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。
また、先日からお知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のあるときにどうぞお目通しください。
※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507
IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!
コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!
会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援とを、スタッフ一同、皆様に心からお願いする次第です。どうかよろしくお願いいたします!
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、口コミやSNS等でIWJへご支援を呼びかけていただければと思います。11月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4344名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!
下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。
※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
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※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
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■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!
現在IWJでは、年末年始の再配信ラインナップの検討を進めています。日本の年末年始といえば大きながない静かな日々となるうえ、さらに今年はコロナ禍もあって外出しにくくなることが確実です。
しかし、IWJでは豊富なコンテンツを駆使して、皆様に決して退屈しない年末年始をお過ごしいただきたいと考えています!
そこで、今回はIWJ会員の皆様、日刊IWJガイドの読者の皆様から「お薦め」や「お気に入り」の動画を募集することになりました。これまでIWJがお贈りしてきた動画コンテンツの中で、印象深いものや思い出に残っているもの、あるいは「深刻な危機感を覚えた」もの、または皆様がIWJを知ったきっかけになったものなど、「ほかの人たちにも観てほしい!」と思う動画を募集します。
「これ!」と思うものがある方は、動画の名前や記事のURLを記載して、以下の投稿先メールアドレスへお送りください。お薦めいただく動画の数に制限はありませんので、1個でも10個でも、ご自由にご記載ください!
皆様から頂戴したご意見は、IWJ編集部で集計のうえ、年末年始の再配信ラインナップ候補として活用させていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします!
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ご意見投稿先
メールアドレス: office@iwj.co.jp
件名は「年末年始お薦め動画」としてください。
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部(岩上安身、國府田響、塩澤由子、六反田千恵、尾内達也、木原匡康)
※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLよりご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20201126
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