日刊IWJガイド・非会員版「トランプ氏、バイデン候補に敗れたら米国を去る!? ジョージア州の選挙集会で漏らした言葉の背景には、財政問題、訴訟問題、利益相反問題が!」2020.10.21号~No.2960号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~トランプ氏、バイデン候補に敗れたら米国を去る!? ジョージア州メイコンの選挙集会で漏らした言葉の背景には、財政問題、訴訟問題、利益相反問題がある! 11月3日の大統領選の結果だけでなくその後の米国の混乱に注目を!
■【中継番組表】
■コロナ禍による経済悪化のため、IWJ第11期のご寄付・カンパは、8月月間目標額の36%、9月26%にしか届かず! 10月も1日~19日で8%にとどまり、IWJの財政は大ピンチに! あらたにIWJの全チャンネルをYouTube Liveでのライブ配信に切り替えるためにも新規機材の導入費用が必要です! 会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!
■GoToトラベル事務局出向者平均日当4万円問題を野党が合同ヒアリングで追及! IWJはこの模様を生中継!! 委託先の旅行会社4社とGoToトラベル事務局にIWJ記者が電話で直撃質問!
■菅総理著『政治家の覚悟』新書版で「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」との記述を章ごと削除! IWJでは新旧両バージョンを入手し、菅総理による「改竄」点を分析! 得意の文書改竄・歴史修正の本領を発揮し、もはやおなじみとなった「秋田出身・上京苦労話」も最新版にアップデート!!
■自衛隊のオーストラリア軍武器等防護は集団的自衛権とは無関係!? 岸信夫防衛大臣が官僚のペーパー棒読み答弁!
■IWJ記者質問「福島原発事故生業訴訟の高裁判決に上告した国は、三重に国民を苦しめているのでは?」に大臣は「係争中なのでコメントは差し控える」のみ回答!!~10.20梶山弘志経済産業大臣定例会見
■<本日の録画配信>米大統領選まで2週間! 極右武装組織による民主党のミシガン州知事拉致処刑計画を煽ったトランプ大統領のツイート!? 分断と対立が深刻さを増す米国で多様性と支え合いを訴え支持を広げる「プログレッシブ(進歩派)」! 本日午後8時より新外交イニシアティブ(ND)のオンライン講演会「020米大統領選挙シリーズ<2> オンライン講演会『変わるアメリカ?-米国で支持を広げるプログレッシブな政治と外交の行方』」を録画配信します!
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■はじめに~トランプ氏、バイデン候補に敗れたら米国を去る!? ジョージア州メイコンの選挙集会で漏らした言葉の背景には、財政問題、訴訟問題、利益相反問題がある! 11月3日の大統領選の結果だけでなくその後の米国の混乱に注目を!

 
 おはようございます。IWJ編集部です。

 10月16日にジョージア州メイコンで開催されたトランプ大統領の選挙集会の演説の中で、支持者への冗談とも取れる次のような発言がありました。

 「大統領選の駆け引きの歴史の中でも最悪の候補と渡り合わなければならずプレッシャーがかかっている。私が負けるなんて想像できるか。私の全人生、どうすればいいの?政治史の中で最悪の候補に私が負けるだって。気分のいいものじゃないね。国を出て行かなければならなくなる? わからないけれども」

※Promises, Promises: Trump Says Maybe He’ll ‘Have To Leave The Country’ If He Loses(HUFFPOST、2020年10月16日)
https://www.huffpost.com/entry/trump-leave-country-if-he-loses_n_5f8a5b40c5b6dc2d17f6ff69?ncid=engmodushpmg00000004

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◆中継番組表◆

**2020.10.21 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch6】10:30~「森友事件 キアラ&藤原両事業者への刑事告発受理報告 記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 「キアラ&藤原工業」告発人&弁護団主催、森友事件に関する刑事告発受理報告の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた森友学園関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E5%AD%A6%E5%9C%92
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【IWJ・Ch5】13:00~「第7回『学術会議任命拒否問題 野党合同ヒアリング』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 学術会議任命拒否問題に関する野党合同国対ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた学術会議任命拒否問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E4%BB%BB%E5%91%BD%E6%8B%92%E5%90%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C
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【IWJ・Ch5】14:00~「野党合同国対ヒアリング ―内容:休業支援金、持続化給付金、家賃支援給付金」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 野党合同国対ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた野党合同ヒアリング関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%87%8e%e5%85%9a%e5%90%88%e5%90%8c%e3%83%92%e3%82%a2%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0
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【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた原子力規制委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e5%ad%90%e5%8a%9b%e8%a6%8f%e5%88%b6%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a
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【録画配信 IWJ_YouTube Live】20:00~「2020米大統領選挙シリーズ<2> オンライン講演会『変わるアメリカ?-米国で支持を広げるプログレッシブな政治と外交の行方』」映像提供: 新外交イニシアティブ(ND)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 10月9日に収録した、「新外交イニシアティブ(ND)」主催のオンライン講演会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた新外交イニシアティブ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%82%a4%e3%83%8b%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96

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◆中継番組表◆

**2020.10.22 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%9b%bb%e5%8a%9b

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■コロナ禍による経済悪化のため、IWJ第11期のご寄付・カンパは、8月月間目標額の36%、9月26%にしか届かず! 10月も1日~19日で8%にとどまり、IWJの財政は大ピンチに! あらたにIWJの全チャンネルをYou Tube Liveでのライブ配信に切り替えるためにも新規機材の導入費用が必要です! 会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!

 皆様、いつもIWJへの温かいご支援、本当にありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心から感謝いたします。

 睡眠時無呼吸症候群のため、岩上安身の血中酸素飽和濃度が、通常の人より10%程度低い水準になっていることは、連日この日刊IWJガイドでもお伝えしていますが、このような状態が続くと、脳機能の低下や仕事の作業効率の問題だけでは済まず、狭心症の発作といった致命的な事態にも至りかねません。

 岩上は、狭心症の突然の発症時に用いるため、肌身離さずニトログリセリンを持ち歩いていますが、夜中に睡眠薬が深く効いている状態で、冠攣縮性狭心症の発作に襲われれば、枕元においてあるニトログリセリンに手をのばすことも、携帯電話で119番に電話することもできず、手遅れになる可能性もありえます。

※【検証レポート】2015年1~2月、岩上安身が北の大地で倒れるまでの道程~IWJスタッフあてメールも検証。「心臓の動脈の痙攣」を引き起こしたストレス、過労の実態と、追い打ちをかけた「世界の危機」の正体 2015.3.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/237316

※2018年10月30日夜、再び冠攣縮性狭心症の発作に見舞われた岩上安身!~ 発作以降、体調は一進一退が続くものの、療養に専念しつつ必ず復帰することを誓う!
https://iwj.co.jp/wj/open/condition_report

 IWJは現在、未曽有の財政的にピンチにあり、岩上安身は全力投球で仕事に臨みたいと願っています。

 しかし、命にはかえられません。この睡眠障害と、睡眠時無呼吸症候群と、鼻呼吸ができない鼻づまりを起こす肥厚性鼻炎の悪化という三重苦を打開すべく、手術も覚悟の上でクリニックから紹介状を書いてもらい、15日に総合病院の耳鼻科でCTを撮りました。

 その結果、手術では症状の改善が見込めないとの診断を受けました。今までのように、対処療法的に、点鼻薬を用いながら、睡眠時無呼吸症候群による酸素飽和濃度低下に対する酸素吸入療法を行うことになりそうです。

 岩上安身は、再度、睡眠時無呼吸症候群の精密検査のため、本日11日、総合病院で1泊2日の入院検査を行います。検査では身体に約20個のセンサーを取り付け、睡眠の状態や呼吸の状態、いびきの状態、身体の酸素の状態などを記録解析します。検査結果は1週間後くらいに出ることになります。

 睡眠時無呼吸症候群は、中高年以上の男性に多く、年をとるにつれ、悪化していきます。若さはとり戻せませんが、肥満を解消することで、舌根沈下の度合いは軽減される可能性があるとのことで、岩上は、今、食事制限だけではなく、社内の若手スタッフと一緒になってキックボクシング部の活動を再開し、若いスタッフ(一部年配のスタッフもいますが)と汗を流しながら、減量につとめています。

 この減量とともに精密検査を経て、近いうちに開始されることになると思われる酸素吸入療法によって、「血中酸素飽和濃度を人並の99%に戻す!」と毎日周囲に、そして自分自身への励ましを込めて喝を入れてます!

 岩上安身の気力は横溢しており、闘病へも前向きです!

 どうぞ「復活」への岩上安身のこの意気込みをご理解賜り、岩上とIWJにご支援いただけたら幸いです。

 IWJでは現在、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。

 IWJは設立当初、Ustreamというライブストリーミングのプラットフォームを利用して番組の中継配信を行っていましたが、動画配信の世界の趨勢にともない、現在は「岩上安身によるインタビュー」、録画配信、再配信をYouTubeで配信しています。YouTubeは動画配信サービスの中では圧倒的に利用者が多く、高画質での配信が可能で、視聴者が増えれば収益が得られるというメリットがあります。

 一方、YouTubeでの配信には比較的大きな容量の安定した通信環境が必要となるため、日々の記者会見や集会、シンポジウム、抗議集会やデモの中継は、ツイキャスを利用して配信しています。ツイキャスは使用する通信容量が少ないため、一般的なポケットWi-Fiで配信でき、電波状況の悪い場所でもYouTubeに比べれば中継ができなくなる可能性が低いというメリットがあります。

 しかし、ツイキャスは通信容量が軽い分、画質が悪く、またYouTubeのように収益化の手段もありません。

 現在、新聞社や通信社、大手資本のネットメディアなどが次々に動画配信に参入してくる中、IWJとしてはネットメディアとしての生き残りをかけて、今後すべての中継、配信をYouTubeに移行する必要性を強く感じています。

 全ての配信を視聴者数の圧倒的に多いYouTubeで行うことができるようになれば、より多くの人へIWJの存在価値をアピールできることになります。IWJのYouTubeチャンネルへの登録者が増え、再生回数が増えれば収益の増加が見込まれ、IWJの経営の安定化にもつながるという期待もあります。

 また、利用者の方にとっては、YouTubeへ移行することよってIWJの配信を、これまでより高画質で御覧いただけるようになるほか、視聴者の側で画質を選んだり字幕を表示したり動画を保存するといった、YouTube独自の様々な機能を利用することができるようになります。

 しかし、これまでツイキャスで行っていた記者会見場や集会場、屋外などの「現場」からの中継、配信をYouTubeで行うためには、複数のネット回線を束ねて容量の大きな帯域を確保しながらカメラからの画像データをYouTubeに送る「LiveU」という新たな機材が必要となります。

 この機材の導入には、最も安い物でも1セットで税別約41万円かかります。すべての配信をYouTubeで行うためには、1日の配信の数だけ、この機材を導入しなければなりません。現在のIWJの中継規模を維持するには、東京だけでも少なくとも4台から5台のLiveUが必要になります(沖縄や関西、福島など、地方の中継をどうするかはまた別になります)。

 IWJはインターネットメディアとして、時代の変化にあわせた柔軟な改革にも、敏感に果断に対応していきたいと考えています。どうか、IWJのこうした取り組みにもご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします。

 IWJの第11期は8月1日からスタートして2か月半が過ぎました。しかしながら、8月のカンパ総額は月間目標額の36%にしか届かず、9月は月間目標額の26%の達成率にとどまっています。

 この結果、10月の月間目標額は9月の不足分が加算された995万3340円となりました。10月も3分の2が経過しましたが、10月1日から19日までのカンパ総額は78万1969円であり、約8%の達成率です。

 9月は8月よりも達成率が大きく低下してしまいましたが、10月もこのままではさらに低い達成率となってしまいます。今月はキャッシュフローが足りず、岩上安身個人からの借り入れが必要になりそうです。これでは、IWJは秋以降、これまでのような活発な活動を継続することはできそうにありません。

 岩上安身は、必ずこの危機を乗り越えて復活する!と周囲に宣言していますし、我々スタッフも岩上安身が減量にも成功し、治療も成果をあげて、血中の酸素飽和濃度99%の身体に戻って、フル回転するようになると信じています!

 私たちは、岩上安身がフル回転して最前線に戻ってくるまで、何としても活動を継続していきたいと強く願っています。そのためには、市民の皆様のお支えがぜひとも必要です! このコロナ危機によるピンチに際し、ぜひ、会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援を、よろしくお願いいたします!

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、SNS等を使って、IWJの良い点、優れた点を、口コミでお知らせいただければと思います。10月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4256名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております! 

 コロナ禍の状況で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません! 皆様と一緒に私たちもコロナ危機を何としても乗りきりたいと思います!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■GoToトラベル事務局出向者平均日当4万円問題を野党が合同ヒアリングで追及! IWJはこの模様を生中継!! 委託先の旅行会社4社とGoToトラベル事務局にIWJ記者が電話で直撃質問!

 問題だらけのGoToトラベル事業に関して、新な事実が発覚しました。二階俊博幹事長が会長を務める全国旅行業協会(ANTA)のほかに、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、東武トップツアーズの4社から地方の事務局に社員が出向してます。

 そして、10月15日発売の週刊文春によると、その人件費として平均1日4万円が計上されていることが明らかになったのです。

 10月19日には、野党合同ヒアリングで観光庁の担当者と野党の間でこの問題について質疑応答が行われました。IWJではこの模様を生配信しました。

※GoToトラベル事務局出向者平均日当4万円問題を野党が合同ヒアリングで追及!~10.19野党合同国対ヒアリング(GoToキャンペーン+感染実態解明)―内容:GoToトラベルの地域別予算枠の撤廃など
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482980

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■菅総理著『政治家の覚悟』新書版で「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」との記述を章ごと削除! IWJでは新旧両バージョンを入手し、菅総理による「改竄」点を分析! 得意の文書改竄・歴史修正の本領を発揮し、もはやおなじみとなった「秋田出身・上京苦労話」も最新版にアップデート!!

 2012年3月に出版された菅義偉(すが よしひで)氏の著書『政治家の覚悟』が、新書版として10月20日に再販されました。

 2012年当時、菅氏が所属する自民党は野党で、菅氏は衆議院議員、元総務大臣、自民党組織運動本部長という立場でした。その後官房長官となり、そして総理大臣となる前の「自由な立場」で書かれた「2012年版」には、民主党政権を批判する内容が記載されており、菅氏自身が安倍政権において官房長官という重責をになう立場になってから以来の、公文書の破棄や改竄・無記録が当たり前になっている状況からは信じられないことですが「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」との記述も旧版にはありました。

 ところが「2020年版」では、その記述が章ごと削除されています。

 2012年版と2020年版は大きく構成が変わっています。2012年版は全4章で構成されていましたが、2020年版にはこのうち1章と2章のみが一部構成を変えて収録されており、第3章と第4章の代わりに「官房長官時代のインタビュー」が追加されています。

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■自衛隊のオーストラリア軍武器等防護は集団的自衛権とは無関係!? 岸信夫防衛大臣が官僚のペーパー棒読み答弁!

 一昨日19日、岸信夫防衛大臣とオーストラリアのレイノルズ国防相が会談を行い、「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた防衛協力」と「自衛隊による武器等防護にオーストラリア軍を加える方向で調整を始める」ことが発表されました。

※日豪防衛相会談後の岸防衛大臣臨時会見(防衛省、2020年10月19日)
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2020/1019a_r.html

 昨日20日に行われた岸信防衛大臣定例会見に参加したIWJ記者は時間内に質問する機会が得られませんでしたが、この問題についての岸大臣と他社との間で重要な質疑応答がありましたのでご報告します。

※米国に加え、豪軍を「武器等防護」対象に!「これまでも様々な防衛訓練を共同で行ってきた。その積み重ねの結果として、日豪間の相互運用性の向上が不可欠となっている」~10.20 岸信夫防衛大臣定例会見 2020.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483012

幹事社(北海道新聞)「昨日行われた日豪防衛相会談において、オーストラリア軍に対する武器等防護について調整を開始すると合意したとの発表がありました。すでに対象となっている米国を含めた3か国の連携が強化されると評価する声がある一方、自衛隊と他国軍の一体化に対する懸念や、自衛隊が武力衝突に巻き込まれるのではないかとの問題がありますが、大臣の考えをあらためてお聞かせください」

岸大臣「昨日、日豪防衛相会談を行いました。日本と豪州はともに米国の同盟国であります。普遍的価値や戦略的利益を共有する、特別な戦略的パートナーです。

 近年、防衛協力が進化し、自衛隊と豪州軍が平素から連携して様々な活動を行う機会が一層増加してまいりましたことにともないまして、日豪間の相互運用性の向上が不可欠となっています。そうした中で、自衛隊法95条の2にもとづく、豪州軍の武器等の警護は、自衛隊と豪州軍が相互運用性を高め、平素から連携する基礎となるもので、我が国の平和と安全および日豪防衛協力にとって重要な意義があるものと考えております。

 防衛省・自衛隊としては、自由に開かれたインド太平洋の維持強化に向けて、豪州との防衛協力をさらに進化させてまいりたいと考えております」

共同通信「武器等防護についてうかがいたいんですが、これまで武器等防護が行われていたのはアメリカだけで、オーストラリアが加わったわけですが、アメリカとの間は、日米安保条約にもとづく軍事同盟という形があるので理解ができるんですが、オーストラリアとの間ではそういった形がない。何を根拠に武器等防護という、他国軍と一体化するような取り決めをしたのでしょうか?」

岸大臣「先ほども申しましたけれども、オーストラリアと日本というのは、特別な戦略的パートナーの関係にあります。これまでもさまざまな形で防衛協力を行なってきました。共同訓練も行ってきたところであります。その積み重ねとして日豪間の相互運用性の向上が不可欠となっています。この相互運用性を高め、そこから連携する基礎となるものが、今回の武器の警護と、こういうことであります。我が国の平和と安全、また日豪防衛協力にとって重要な、意義のある活動だと考えているところでございます」

共同通信「聞いているのはアメリカとの関係のように、日米安全保障条約という、国際条約の取り決めに従ってやる武器等防護と違って、オーストラリアとの間にはそういった条約はないと思うのですが、どういう法的根拠にもとづいて、結ばれたんですか?」

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■IWJ記者質問「福島原発事故生業訴訟の高裁判決に上告した国は、三重に国民を苦しめているのでは?」に大臣は「係争中なのでコメントは差し控える」のみ回答!!~10.20梶山弘志経済産業大臣定例会見

 10月20日午前11時5分から、梶山弘志経済産業大臣の定例会見が開かれました。IWJ記者が中継するとともに、質問を行いました。

※IWJ記者質問「福島原発事故生業訴訟の高裁判決に上告した国は、三重に国民を苦しめているのでは?」に大臣は「係争中なのでコメントは差し控える」のみ回答!!~10.20梶山弘志経済産業大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483009

 IWJ記者「東京電力福島第1原発事故をめぐる生業訴訟で、仙台高裁は、国が規制権限を行使しなかったのは違法として、国と東京電力に約10億円余の支払いを命じましたが、国と東電は13日、上告しました。

 上告した国は、高裁判決で大津波を予見できた根拠にした、国の地震予測『長期評価』に対し『十分な科学的根拠を伴う知見ではない』『信頼性は低く津波を予見できなかった』などとして、大津波の予見可能性と事故の結果回避可能性を否定していると報じられています。

 『十分な科学的根拠を伴う知見ではない』『信頼性の低い』予測を立て、それをもとに判断し、事業を推進したのはいずれも国ですから、責任は当然国にあると考えられます。しかも二重に責任があります。さらに責任回避のために、上告すること自体、国は三重に国民を苦しめる罪を犯しているのではないかとすら思われますが、梶山大臣ご自身のご見解をお聞かせください」

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■<本日の録画配信>米大統領選まで2週間! 極右武装組織による民主党のミシガン州知事拉致処刑計画を煽ったトランプ大統領のツイート!? 分断と対立が深刻さを増す米国で多様性と支え合いを訴え支持を広げる「プログレッシブ(進歩派)」! 本日午後8時より新外交イニシアティブ(ND)のオンライン講演会「020米大統領選挙シリーズ<2> オンライン講演会『変わるアメリカ?-米国で支持を広げるプログレッシブな政治と外交の行方』」を録画配信します!

 米大統領選は11月3日の一般有権者による投開票まで2週間となりました。今年の大統領選では、米国内の社会の分断と対立が新型コロナへの対応をめぐって一層激しさを増しています。

 ミシガン州では新型コロナへの対応で、民主党のグレッチェン・ホイットマー州知事が出したロックダウン(都市封鎖)命令に対して4月に武装した市民集団が反ロックダウンを訴えて州議会に押し寄せるなど、激しい抗議が行われました。

 ミシガン州では10月7日、FBIがホイットマー知事を拉致しようと計画していた極右民間武装組織を逮捕しましたが、事件の背後にはトランプ大統領が4月に「ミシガンを解放せよ」とツイートしたことが暴力を煽ることにつながったと指摘されています。犯行グループは州知事を処刑する相談までしていたとされています。

 一方、ミシガン州は、12州あるとされている「スイング・ステート」のうちの一つの州だと言われています。米大統領候補者のどちらにも有権者が、揺れてなびいていく(スイング)州(ステート)という意味で、「スイング・ステート」の州を抑えることが米大統領選の勝利のために、必須となっています。

※トランプを批判し「狙われた」美人知事のさらなる受難(ニューズウィーク日本版、2020年10月19日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/post-94742.php

※(再掲)マスクをしない客の入店を断った警備員が射殺されてしまう米国社会!民主党支持層と共和党支持層でマスク着用義務化をめぐって米国社会が分断! 米国にとってマスクは命がけの問題! 2020.8.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/479212

 岩上安身が19日に行った矢吹晋氏へのインタビューでも、中国の香港やウイグルへの人権侵害を厳しく糾弾するトランプ大統領が、その一方で米国内のBLM運動でのデモ参加者を暴徒と呼んで州兵まで動員して弾圧する矛盾を指摘しました。

※冒頭オープン【10/19 18時30分~ライブ配信】岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー
https://youtu.be/rXsV7XEWK1I

 こうした中、米国ではバーニー・サンダース上院議員に代表される、「プログレッシブ(進歩派)」と呼ばれる政治グループが、若い世代を中心に支持を広げています。「プログレッシブ」は、多様性と支え合いの政治を訴えて支持を集めています。

 今年10月9日、弁護士の猿田佐世氏が代表を務めるシンクタンク新外交イニシアティブ(ND)が、オンラインでこの「プログレッシブ」をテーマにした講演会を行いました。

 講演会では米国政治に詳しい高崎経済大学准教授の三牧聖子氏が登壇。プログレッシブとは何か、どのような政治・外交を訴えているのか、そして米政治全体に与える影響などについて、講演を行いました。

 本日午後8時より、9日に行われたこのNDのオンライン講演会を録画配信いたします。ぜひ、ご視聴ください!

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【録画配信 IWJ_YouTube Live】20:00~
2020米大統領選挙シリーズ<2> オンライン講演会「変わるアメリカ?-米国で支持を広げるプログレッシブな政治と外交の行方」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、城石裕幸、杉浦まりあ、仲川正紀、木原匡康、辻部亮子、中村尚貴)

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLよりご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20201021

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