日刊IWJガイド・非会員版「中国の王毅外相が訪日!コロナ禍からの経済回復を両国が手を携えて成し遂げていこうとのオファー!! 本日午後6時半からの<岩上安身による須川清司氏連続インタビュー第4弾!>をお楽しみに!!」 2020.11.25号~No.2995号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~中国の王毅外相が訪日!コロナ禍からの経済回復を両国が手を携えて成し遂げていこうとのオファー!! 日米同盟にヒビを入れる!とネトウヨ諸氏の狂想曲。このネトウヨらの咆哮が国益をいかに損なうものか、本日午後8時半からの<岩上安身による須川清司氏連続インタビュー第4弾!>をお楽しみに!!
■<岩上安身による須川清司氏連続インタビュー第4弾!>米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)岩上安身が東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員に、はやくも第4弾となるインタビュー!
■ムニューシン財務長官がFRBの緊急融資制度を終了! FRBの未使用資金は財務省へ返還するよう書簡で要請! 12月31日で制度の期限切れる緊急融資制度の延長がなくなったことで、金融市場の動揺が懸念される!
■【中継番組表】
■<インタビュー報告>新型コロナウイルス「秋の第3波」到来!東京都医師会の緊急提言でGo Toキャンペーンを一部見直し! 冬場のコロナに日本は持ちこたえられるのか!?東京都医師会尾崎治夫東京都医師会会長への岩上安身によるインタビュー報告! 全ての人に必見です!
┠<ニュースフラッシュ>
■【1】米国政権移行へ!トランプ大統領が政権移行業務を容認!ただし敗北は認めず!
■【2】NY市場は、24日の取引で、一時史上初の3万ドルの値をつける! トランプ大統領の政権移行業務容認を好感する!! 
■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、なくなってしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!
■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!
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■はじめに~中国の王毅外相が訪日!コロナ禍からの経済回復を両国が手を携えて成し遂げていこうとのオファー!! 日米同盟にヒビを入れる!とネトウヨ諸氏の狂想曲。このネトウヨらの咆哮が国益をいかに損なうものか、本日午後6時半からの<岩上安身による須川清司氏連続インタビュー第4弾!>をお楽しみに!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日11月24日、中国の王毅外相が訪日し、茂木敏充外務大臣と会談しました。9月に発足した菅義偉政権が中国の要人の訪問を受ける、初めての機会となりました。

※中国 王毅外相きょう来日 日中外相会談 あす菅首相と会談へ(NHK、2020年11月24日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201124/k10012727771000.html

※茂木外相、安定した日中関係は国際社会にとって重要-王外相と会談(ブルームバーグ、2020年11月24日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-24/QKA4THT1UM1001

※尖閣や香港問題で懸念表明へ 日中外相が会談(テレ朝ニュース、2020年11月24日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000199283.html

 報道によれば、茂木外相は「日中両国の安定した関係は地域、国際社会にとっても極めて重要だ」と前置きした上で、「(日中両国は)責任ある大国としてコロナ対策、気候変動、貿易投資など、国際社会が直面する重要課題に取り組み貢献していく必要があります」と述べました。

 王外相もまた、通訳を介し、新型コロナ対策について「手を携えて対応したい」と応じました。その上で、時宜に適った意思疎通を通じて両国経済が回復に向かうよう、積極的に協力していく意向を示したといいます。

 11月16日および20日にお届けした、岩上安身による中国通エコノミスト田代秀敏氏インタビューでも余すところなく示されたことと思いますが、中国は迅速かつ的確な対策を講じて、新型コロナの封じ込めにいち早く成功。先進各国の経済が軒並み沈没するなか、ひとり経済成長の道を着実に歩み続けている国です。

 米国はいまだに同盟国を巻き込みながら中国の締め出し・封じ込めに躍起(自国のコロナを封じ込めるのが先ではないかと、思わずツッコミを入れてしまう方々も多いことでしょう)ですが、ほかならぬ米国企業が、こんな状況の中で需要が発生している唯一の国である中国に、こぞって売り込みをかけていることも、田代氏がインタビューでお話し下さった通りです。

※コロナ再来に欧米日市場が乱高下!人民元相場はドルに対して急上昇!急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 岩上安身によるインタビュー 第1019回 ゲスト 中国通エコノミスト 田代秀敏氏 2020.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484870

 トヨタもホンダといった日本企業もまた、中国市場で売れるがゆえに、今年9月は史上最大の生産台数を記録したといいます。11月15日には、日本、中国、韓国、ASEAN 10カ国、オーストラリア、ニュージーランドの15カ国で経済圏を形成する、「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」への署名が成りました。

 この度の王毅外相の訪日は、本来であるならば、日本が過去の過ちを真摯に受け止めつつ、アジアの隣国たちと手を携えて再出発するためのチャンスになり得るでしょう。

 実際、先に掲げたNHKの報道によれば、中国の政府系シンクタンクである中国社会科学院日本研究所の呂耀東副所長は「日本は、日米同盟を東アジアの平和と安定の基礎だと言うが、そうは思わない。われわれは地域の視点に立って、東アジアの政治や安全保障、経済的な利益を考えるべきではないか」と述べつつ、今回の訪問がそのような良い機会になるという見解を示したといいます。

 訪日2日目となる本日11月25日は、王外相と菅義偉総理との会談が予定されています。政府筋の話によれば、菅総理は、尖閣諸島周辺で活発化する中国公船の動向や香港情勢などについて、懸念を伝えるつもりのようです。

 また、右派論客やネトウヨ諸氏からは早速、時代遅れのスパイ映画顔負けの、現実を無視したコメントが飛び出しています。「日米同盟にくさびを打ち込むつもりなのか」、「ふざけるな。尖閣諸島の問題こそが最重要課題だ」、「中国はさらに日本を取り込むつもりだ。中国のスパイの動きが激しい。官邸が狙われている」等々。

※【スクープ最前線】中国外相“恫喝来日”…菅政権は尖閣死守を 連日の領海侵入の“暴挙”も五輪協力エサに習主席「国賓来日」要求か(夕刊フジ、2020年11月24日)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201124/for2011240005-n1.html

 本日午後6時半からお届けする「岩上安身による須川清司氏連続インタビュー第4弾!」では、そのような考え方がいかに日本の国益を損なうものか、痛感させられることでしょう。皆さまお誘いのうえ、ぜひ御視聴ください!

■<岩上安身による須川清司氏連続インタビュー第4弾!>米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)岩上安身が東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員に、はやくも第4弾となるインタビュー!

 「はじめに」でもお知らせしました通り、本日は、岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー第4弾が午後6時30分より行われます。

 前回インタビューが行われた11月12日は、午前中に、菅総理が初めてバイデン氏と電話会談したことが報じられました。

 インタビューの冒頭、岩上安身が「尖閣諸島周辺域で『日米安全保障条約5条』を適用すると表明したことの意味を後でしっかりうかがいたいと思います」と述べると、須川氏は「2010年だったか、国務長官だったヒラリーが最初にこれを言って、国務長官が言ったと話題になったんですね。その後、オバマ大統領、トランプ大統領、バイデン氏が引き継いできたという流れがあります」と応じ、「安保5条適用」という言葉が、日本を守るため、米軍が即軍事行動を起こすかのような印象を与える決まり文句と化してきたプロセスを説明しました。

 さらに、同12日、日米政府が思いやり予算についてワシントンで交渉に入ったという報道もありました。

 これについて、須川氏は「今交渉している相手はトランプ政権。日本は現状でも(米軍の駐留経費の)8割を負担し、世界一負担が大きい。トランプ政権が言うように現状の4倍といえば、実費の何倍も払うことになる。日本が(米軍を)雇っているような状況になってしまうので、『やや増やす、ほどほど』ということでまとめるのではないかと思います。日米が合意できなければ、(駐留経費は)払われないですから。本当は日本政府が強気に出られる問題なんですね」と解説しました。

 そして、須川氏は「それよりも国防予算の総額、GDPの2%を要求してくるのかといった話の方が大きい。金額も莫大になります」と懸念を示しました。

 インタビュー本編となる会員限定パートでは、中国が現在保有するミサイル数とその性能、第1列島線から第3列島線までの戦略ついてお話をうかがいました。

 須川氏によると、米軍、特に海兵隊は「スタンドアウト」戦略から、米軍が第1列島線と第2列島線の間に中距離ミサイルを中国に撃ち込める小規模で移動型の部隊を数多く配備し、ゲリラ戦のように戦う「スタンド・イン」戦略へ移行しつつあるとのことです。部隊の配備先には南西諸島はもちろん、日本列島も含まれます。

 本日のインタビューでは、弾道ミサイルの飛距離を巡る「射程の戦争」の巻き返しを図る米軍の戦略転換について、前回の続きから、お話をうかがいします。

 また、米国が中国軍に対して抱く危機感から「失われた抑止力」の回復を目指していることや、米軍の新戦略が中国の「軍事冒険主義」を誘発し、沖縄や尖閣諸島を含む南西諸島、そして日本列島に危機を招く恐れがあることについても詳しくお話をうかがう予定です。

 インタビューは冒頭のみオープンで、その後は会員限定での配信となります。この機会にぜひ、IWJ会員へご登録の上、以下のURLよりご視聴ください!

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【IWJ_YouTube Live】18:30~
米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー!
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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 これまでの須川氏インタビュー第1弾~第3弾は、次のURLから御覧いただけます。あわせて御覧ください。

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(1)自発的対米隷従国家・日本が対中ミサイル前線基地兼戦場に!?米国の対中戦略を読み解く!岩上安身によるインタビュー 第1013回 ゲスト東アジア共同体研究所 須川清司上級研究員(2020年10月14日)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482747

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(2) バイデン新大統領の誕生で米中関係は? 米中覇権交代がコロナ禍で加速か!? 自発的対米隷従国家・日本はどうする!? 岩上安身によるインタビュー 第1017回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員(2020年11月10日)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484505

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(3)バイデン政権でも米軍の戦略に変化なし? 米中両国のミサイル戦略の狭間で日本列島全土が戦場になる!! 岩上安身によるインタビュー 第1018回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員(2020年11月12日)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484696

■ムニューシン財務長官がFRBの緊急融資制度を終了! FRBの未使用資金は財務省へ返還するよう書簡で要請! 12月31日で制度の期限切れる緊急融資制度の延長がなくなったことで、金融市場の動揺が懸念される!

 
 トランプ政権のムニューシン財務長官が、11月19日(現地時間)、連邦準備制度理事会(FRB)議長、ジェローム・パウエル議長宛に衝撃的な書簡を送りました。

※Letter from Secretary Steven T. Mnuchin on the Status of Facilities Authorized Under Section 13(3) of the Federal Reserve Act(米国財務省、2020年11月19日)
https://home.treasury.gov/news/press-releases/sm1190

 この書簡の冒頭で、ムニューシン財務長官は、2020年3月27日に成立した「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法」(the Corovavirus Aid, Relief, and Economic Security (CARES) Act)について次のように言及しています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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◆中継番組表◆

**2020.11.25 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた原子力規制委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e5%ad%90%e5%8a%9b%e8%a6%8f%e5%88%b6%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a

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【IWJ_YouTube Live】18:30~「岩上安身による須川清司・共同体研究所上級研究員インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 岩上安身による須川清司・共同体研究所上級研究員インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた須川清司氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a0%88%e5%b7%9d%e6%b8%85%e5%8f%b8

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◆中継番組表◆

**2020.11.26 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch6】10:00~「種苗法廃案を求める国会前抗議・座り込み行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 種苗法廃案を求める国会前抗議・座り込み行動を中継します。これまでIWJが報じてきた種苗法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%A8%AE%E8%8B%97%E6%B3%95
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【録画配信・IWJ_YouTube Live】18:00~「石嶺香織 元宮古島市議会議員 記者会見 ―内容:産経新聞による名誉毀損に対して220万円の損害賠償と記事の削除を求める訴訟について」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 11月25日に収録した、石嶺香織 元宮古島市議会議員の記者会見を録画配信します。これまでIWJが報じてきた石嶺香織氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%9F%B3%E5%B6%BA%E9%A6%99%E7%B9%94
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【録画配信・IWJ_YouTube Live】20:00~「米国大統領選挙シリーズ<3> 大統領選直後特別企画 【米大統領選速報】ワシントンからの報告―選挙戦を分析し、今後の日米関係を展望する」 映像提供:新外交イニシアティブ(ND)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 11月7日に収録した、「新外交イニシアティブ(ND)」主催の米国大統領選挙に関するオンライン講演会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた新外交イニシアティブ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%82%a4%e3%83%8b%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

吉村大阪府知事が病床のトリアージ導入を発表。「維新発の生命の選別思想について、政府、西村大臣の考えは?」の質問に、西村大臣「詳細を知らないのでコメントは控える」~11.24 西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485259

「新卒一括採用やめろ!! 大学で勉強させろ!大学は就職予備校じゃない!面接で恋愛経験聞くな!非通知で電話かけてくんな!お前誰やねん!」~11.23 就活の嫌だと思うところ、学生側からも発信していきませんか?デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485204

【IWJ検証レポート!】大スクープか!? 大誤報か!? 中国艦隊ハワイ沖大演習! 1月の演習を大きく伝えたのは産経等のみ! しかも半年以上経って! 防衛省は「事実関係含め、コメント控える」! すでに中国軍は米軍凌駕!! 日本列島はミサイル戦の戦場に!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485224

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■<インタビュー報告>新型コロナウイルス「秋の第3波」到来!東京都医師会の緊急提言でGo Toキャンペーンを一部見直し! 冬場のコロナに日本は持ちこたえられるのか!?東京都医師会尾崎治夫東京都医師会会長への岩上安身によるインタビュー報告! 全ての人に必見です!

 昨日、11月24日、岩上安身による、東京都医師会尾崎治夫東京都医師会会長インタビューをフルオープン配信しました。

 同じ日、政府がGoToトラベル事業について、大阪市と札幌市の新規予約を一時停止することを決定しました。別の言い方をすれば、まだこの期に及んでも、大阪市と札幌市だけです!

※GoToトラベル、札幌・大阪を除外 政府決定(日本経済新聞、2020年11月24日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66583090U0A121C2MM8000

 また、東京都の小池百合子知事が菅義偉総理と会談し、東京都をGoToトラベルから除外する可能性について協議しました。

※小池都知事「国と連携し対策」 GoToめぐり菅首相と会談
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112400874&g=pol

 このGo To トラベルの一時見直しの動きは、11月20日に行われた東京都医師会の記者会見で尾崎会長が、GoToキャンペーンは感染者数爆発の原因である可能性が高く、医療逼迫につながるためいったん中止をするように求めた翌日から始まりました。

 そんな尾崎会長に医療現場の現状や、今後個人や企業、政府が何をすれば新型コロナウイルスの感染者数を減らしていけるのかについて岩上安身がしっかりお聞きしました。

 尾崎氏は、コロナを恐れた受診控えによる医療機関の経営不振の問題に触れました。
 
 尾崎氏「7月後半から波がおさまってはきていたが毎日平均100~200の陽性者の報告がずっと続いていて、1000人前後の入院患者さんは減らなかった。4ヵ月の間、コロナに関わっている病院はほとんど休みがない」
 
 尾崎氏「そして今度の波が来る。経済的にも減収になってる」

 岩上「病床を増やさなきゃいけない」。

 尾崎氏「それとコロナを診てるから患者さんが怖がって来ない」

 岩上「(減少分は)公費で補わなきゃいけないんじゃないですか?」

 尾崎氏「減収分の8割ぐらいは補填するということにすれば、かなりよくなるが、(政府から)『無理だよ』と言われてる」

 岩上「財務省出てこい! と言いたいですよね。人件費は大変で人間がいなければできないですよね」。

 尾崎氏「国が言ってることは、『重症者は増えてない』」

 岩上「ベッドの数だけじゃなく、人を見てほしいですよね」。

 尾崎氏「同じナースでも無理だという人もいる。配置するには特殊な技能がないと。訓練もあまりやってないから大変になる。そういう中で来年も見通せないまま、ヨーロッパ、アメリカは患者が増えてる」

 また、問題のGoToトラベルについて、国政と地方行政の問題点について岩上安身が尾崎会長に意見を聞きました。

 岩上「年末年始頭痛いですよね。クリスマス、買い出し、大晦日、お正月など、どうするの?」。

 尾崎氏「何でGoToを早めに中断してもらいたいかというと、上昇を緩やかにするハンマーを打たないと大変なことになる。今の予測では12月中旬には東京も1000人を超える」

 尾崎氏「11月中に有効な対策を作って、皆さんに努力してもらい、12月中旬には流行が緩やかになれば、来年は少しいい状態で迎えられる流れができると思います」
 
 尾崎氏「今、心配しているのは、知事に任せますということが出てきている。分科会の先生方の提案では第3段階になっている、なりつつあるところは除外した方がいいと言ってます。東京、愛知、大都市は入れた方がいい」

 尾崎氏「大阪、北海道が頑張っても他の所は自由となると、私は効果は出ないと思う。国が中断するということをお願いしたい。GoToやるやらないは県が判断してもいいが、押さえないとダメだという所はきちっと言われることが国の役割で責任だと思ってる」

 さらに、尾崎会長は繰り返し記者会見で提案した「飲み会は10日に1回」にすれば感染しないということについて詳しく解説しました。政府が提案した「静かな会食」やマスクをつけたりはずしたりというやり方が感染防止に役に立たないこともはっきりしました。

 この後も新型コロナウイルス感染者数を減らす対策について、尾崎氏が詳しく解説しました。万人、必見、必聴です! 続きは会員登録をしていただくと御覧いただけます。この機会にぜひご視聴ください。

<ニュースフラッシュ>

■【1】米国政権移行へ!トランプ大統領が政権移行業務を容認!ただし敗北は認めず!

 トランプ大統領が、政権移行を容認しました。これは、米政府機関の政府一般調達局がトランプ大統領の同意のもと、民主党のバイデン前副大統領への政権移行業務を容認したものです。

 ニューヨークに拠点をおく企業経営者らも、このままの状態が続き政策の停滞が続くことを嫌い、共和党への献金を辞することも検討するとし、トランプ大統領は容認した模様です。しかしトランプ大統領は11月24日(日本時間)のツイッターで「 I believe we will prevail! 」(私たちは勝つと信じてます)と敗北を認めてはいません。

※トランプ氏のツイッター(2020年11月24日)
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1331013908971261953

※トランプ氏、政権移行業務を容認 敗北は認めず米大統領選(日本経済新聞、2020年11月24日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66550280U0A121C2MM0000

■【2】NY市場は、24日の取引で、一時史上初の3万ドルの値をつける! トランプ大統領の政権移行業務容認を好感する!! 

 NYの株式市場は、24日、トランプ大統領が政権移行業務を容認したことを好感し、また新型コロナウイルスのワクチン開発期待もあり、史上初の3万ドルの値を付けました。

 NY現地時間午後1時の時点で3万122ドルと3万ドル台を維持しています。

※NYダウ一時3万ドル 米政権移行・ワクチン開発期待で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66603180V21C20A1000000

■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月で、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円のうち、785万円、約58%の不足となっています! このまま1年間続けば3140万円の不足となり、IWJは期末を迎えずにして、なくなってしまいます! 過去に例のない、最大の経済的なピンチです! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!

 いつもIWJをご支援・応援していただき、ありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 しかしながら、IWJは現在、かつてないほどの経済的なピンチに直面しています。

 IWJは今年8月1日に、第11期をスタートしました。IWJは現在、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって活動しています。今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しでした。

 しかしながら、8月のご寄付・カンパは、月間目標額の450万に届かず、282万5840円不足の167万4160円にとどまりました。

 翌月の9月のご寄付・カンパは、187万2500円でした。9月も月間目標額に対し、262万7500円不足となりました。

 10月のご寄付・カンパは210万1969円でした。やはり、月間目標額に届かず、239万8031円の不足となりました。

 つまり、今期第11期は、第1四半期にあたる8月、9月、10月の3ヶ月の合計目標額1350万円に対し、ご寄付・カンパの総額は564万8629円にとどまりました。この3ヶ月で不足となった金額は、785万1371円になります。この不足金額は、目標額の58%に相当します。仮に第1四半期と同じ不足分が第2~4四半期まで続くなら、3140万円もの不足となってしまいます。もちろん、売り上げ1億弱の小企業にこんな赤字は借金でも穴埋めできませんから、1年を経ずして、このままではIWJはつぶれてしまいます!

 11月も、1日から16日までのご寄付・カンパは220万9000円です。本当にこのままだと、IWJは活動を停止するか大規模に縮小するか、どちらかにせざるをえません。

 IWJ代表である岩上安身は、IWJの緊縮財政にあわせ、前期、前々期から3期連続で、今期も役員報酬を50%カットし続けています。その上で、現在の財政ピンチに対処するため、今月個人の貯金から400万円をIWJに貸し付けました。岩上安身はこれまでにもIWJに貯金を貸し付けており、その貸付残高は593万円にものぼっています。

 岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、IWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。このまま200万、300万というペースで毎月生み出される赤字を、岩上個人の貯金を崩して埋めていくなら、貯金は数か月もかからず底を尽き、それがIWJの命運の尽きる日となります。

 加えて岩上安身は、11月7日に家の近くの路上で、左足を路面の窪みにとられて転倒。左足を骨折してしまいました。

 回復まで2ヶ月はかかるそうです。その間、自宅でも会社でも室内を移動するのにも松葉杖を使い続けることになり、活動範囲が制約されてしまっています。

 また、度々ご報告しておりますように、総合病院での睡眠時無呼吸症候群の精密検査の結果、睡眠時にかなりの回数と長い時間、無呼吸状態になり、血中酸素飽和濃度が極端に低くなっていることが判明しております。

 通常の人であれば酸素飽和濃度は98~99%であるところ、岩上安身は一番低い時では84という数値を記録しています。

 主治医によると、「急性でこんな低い数値が出たら、エベレストの山頂にヘリコプターで連れて行ったようなもので、卒倒してしまう数値です」と言われたそうです。意識があって活動しているのが信じられないくらい、血中の酸素濃度が低いレベルなのです!

 これに対処するため、岩上安身は現在、CPAPという鼻から空気を送り込む装置を装着しての治療を開始しています。これほど睡眠が取れていない状態では、体調が悪いのは当然なのですが、そこに加えての転倒、骨折。弱り目に祟り目です。

 この体調の報告は、岩上安身が近々行う予定にしておりますが、岩上自身は「必ず、骨折も睡眠時無呼吸症候群も治して、また、バリバリと仕事をしますので、それまで、IWJをお支えください」と、決意を表明しています。

 ですが、財務がこのような状況では、岩上安身が健康な身体を取り戻し、自由に動き回れるようになるまで、IWJが活動を継続することはできそうにありません。

 それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。

 また、先日からお知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のあるときにどうぞお目通しください。

※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507

 IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援とを、スタッフ一同、皆様に心からお願いする次第です。どうかよろしくお願いいたします!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、口コミやSNS等でIWJへご支援を呼びかけていただければと思います。11月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4344名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!

 
 現在IWJでは、年末年始の再配信ラインナップの検討を進めています。日本の年末年始といえば大きながない静かな日々となるうえ、さらに今年はコロナ禍もあって外出しにくくなることが確実です。

 しかし、IWJでは豊富なコンテンツを駆使して、皆様に決して退屈しない年末年始をお過ごしいただきたいと考えています!

 そこで、今回はIWJ会員の皆様、日刊IWJガイドの読者の皆様から「お薦め」や「お気に入り」の動画を募集することになりました。これまでIWJがお贈りしてきた動画コンテンツの中で、印象深いものや思い出に残っているもの、あるいは「深刻な危機感を覚えた」もの、または皆様がIWJを知ったきっかけになったものなど、「ほかの人たちにも観てほしい!」と思う動画を募集します。

 「これ!」と思うものがある方は、動画の名前や記事のURLを記載して、以下の投稿先メールアドレスへお送りください。お薦めいただく動画の数に制限はありませんので、1個でも10個でも、ご自由にご記載ください!

 皆様から頂戴したご意見は、IWJ編集部で集計のうえ、年末年始の再配信ラインナップ候補として活用させていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします!

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ご意見投稿先
メールアドレス: office@iwj.co.jp
件名は「年末年始お薦め動画」としてください。
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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、杉浦まりあ、辻部亮子、仲川正紀、中村尚貴)

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLよりご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20201125

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