日刊IWJガイド「大阪市廃止住民投票は1万7000票差で否決!『二重行政解消』のために2度の住民投票に100億円以上もかけた維新の責任は!?」2020.11.3号~No.2973号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~ボクシング世界スーパー王者の京口紘人選手がPCR検査で新型コロナ陽性反応! タイトルマッチ前日に突然の試合中止!
■【中継番組表】
■大阪市廃止住民投票は1万7000票差で否決! 維新代表松井一郎大阪市長は「政治家のけじめ」と言いながら引退するのは2年半後!? 「二重行政解消」のために2度の住民投票に100億円以上もかけた維新の責任は!?
■<本日の再配信>猿田氏は日本に「世界を二分する『対中包囲網』を米国に作らせないように働きかける」ことを提言! 本日午後20時より、「2020米大統領選挙シリーズ〈1〉 猿田佐世ND代表オンライン講演会 2020米大統領選後を読み解く ―日米関係の現状と今後の展望」をフルオープンで再配信します!
■IWJは生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行し、Youtube Liveで生中継を行うプロジェクトを進めています! 権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していきます! しかしながら8月、9月、10月とご寄付・カンパの達成率が下がり続けています! どうか、IWJの取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!
■これまで一般会員の方は1ヶ月間、配信した動画のアーカイブや記事が全編御覧になれましたが、8月からはこれを2ヶ月間に延長いたします! 今ならおトクです! この機会にぜひ会員登録をお願いします! 休会中の方もぜひ再開してください!
■IWJから皆様にサイトのコンテンツ管理中につき、お知らせがあります。一時的にご不便おかけします。
■【スタッフ募集・インターン】コロナ禍のためにバイト先がなくなり、退学を考える学生が急増しているといいます。退学を考える前に、IWJでアルバイトあるいはインターンの検討をぜひ! IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!
■【編集雑記 第45回 11月3日 辻部亮子】~コロナ禍真っ只中の、今年のハロウィン
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■はじめに~ボクシング世界スーパー王者の京口紘人選手がPCR検査で新型コロナ陽性反応! タイトルマッチ前日に突然の試合中止!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日11月3日に大阪で行われる予定だったボクシングのWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ、スーパー王者・京口紘人対タノンサック・シムシー戦が、新型コロナの影響で、急遽中止となりました。

 試合の前日に行われる計量に際して実施された2日の新型コロナウイルスのPCR検査で、スーパー王者の京口紘人選手に陽性反応が確認されたためです。京口選手は3回目の防衛戦の予定でした。開催前日に世界戦が中止となるのは、日本ボクシング史上初の悲劇です。

 検査では京口選手のチーフセコンドの50代男性も陽性でしたが、2人とも症状はなかったということです。

※京口紘人がコロナ感染 調印式後に世界戦が異例中止(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/battle/news/202011020000477.html

 ボクシングでは10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスで行われたWBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチで、井上尚弥選手がWBA2位、IBF4位のモロニー選手に7回KOで完勝したばかりです。

※井上尚弥、次戦は指名試合「4団体統一」目指す(日刊スポーツ、2020年11月2日)
https://www.nikkansports.com/battle/news/202011020000093.html

 井上選手と対戦相手のマロニー選手は、彼らのトレーナー等の関係者も含めて全員、PCR検査を経た上で渡米し、米国入国してから再度検査した上で「バブル」と呼ばれる隔離室内に2週間とどめ置かれ、完全に外界とシャットアウトされた上で、最終検査も経てリングに上がっています。

 このような厳重な管理のもと挙行された井上対マロニー戦と比べて、日本で行われようとしていた京口対シムシー戦の管理は甘かったのではないか。挑戦者のシムシー選手は中止と聞いて涙を流したそうです。過酷な減量とトレーニングを経て準備してきたシムシー選手には気の毒としかいいようがありません。

 コロナ禍におけるスポーツ興行、特に格闘技など濃厚接触をともなうスポーツにおける選手やスタッフの健康管理の難しさを改めて思い知らされた「事件」です。

 なお、新型コロナでは、男子体操で五輪2連覇の内村航平選手が代表合宿中の10月28日に行ったPCR検査で陽性と判定され、11月8日に行われる国際大会への出場が危ぶまれましたが、30日に3カ所でPCRの再検査を行い、いずれも陰性の結果が出たため偽陽性だったと発表されました。国際大会は予定通り行われます。

※体操・内村はコロナ「偽陽性」 国際大会参加へ(日本経済新聞、2020年10月31日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65719940R31C20A0UU1000/

 この一件を見ても、PCR検査の重要性と反復の必要性がよくわかります。京口陣営は最低限、2週間前に検査を受けておくべきでしたでしょうし、万が一の「偽陽性」の可能性があるとしても、前日では再検査もできません。日本ボクシング界、いや日本のスポーツ界全体が「教訓」とすべき「事件」であるといえます。

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◆中継番組表◆

**2020.11.3 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・京都】13:30~「生かそう憲法 守ろう9条 11・3憲法集会 in 京都 ―講演:『コロナ危機から見える社会と憲法』永田和宏氏(細胞生物学者)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「憲法 9 条京都の会」、「安倍 9 条改憲NO!全国市民アクション・京都」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた憲法9条関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%86%b2%e6%b3%959%e6%9d%a1
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【IWJ・Ch5】15:00~「『学問の自由』を守れ 学者・学生・市民による抗議行動 ―発言:佐藤学氏(安全保障関連法に反対する学者の会)、吉岡忍氏(日本ペンクラブ会長)、戒能民江氏(日本学術会議元会員)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「安全保障関連法に反対する学者の会」、「全国大学有志の会」主催、「全国大学院生協議会」共催の抗議行動を中継します。これまでIWJが報じてきた学術会議任命拒否問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e4%bb%bb%e5%91%bd%e6%8b%92%e5%90%a6%e5%95%8f%e9%a1%8c
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【タイムリー再配信 784・IWJ_YouTube Live】20:00~「2020米大統領選挙シリーズ<1> 猿田佐世ND代表オンライン講演会 2020米大統領選後を読み解く ―日米関係の現状と今後の展望 ―」 映像提供:新外交イニシアティブ(ND)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 9月26日に収録した、「新外交イニシアティブ(ND)」主催のオンライン講演会を再配信します。これまでIWJが報じてきた新外交イニシアティブ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%82%a4%e3%83%8b%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96

[記事ページURL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/481700

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◆中継番組表◆

**2020.11.4 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた原子力規制委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e5%ad%90%e5%8a%9b%e8%a6%8f%e5%88%b6%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a
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【IWJ・Ch5】17:25メド~「茂木敏充 外務大臣 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 茂木敏充 外務大臣 定例記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた外務大臣記者会見関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%96%e5%8b%99%e5%a4%a7%e8%87%a3%e8%a8%98%e8%80%85%e4%bc%9a%e8%a6%8b
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【タイムリー再配信 785・IWJ_YouTube Live】20:00~「中米貿易戦争はプロレスか!? デジタル覇権を争うスマホ業界の抜き差しならない米中相互依存!トランプ米大統領のオーバーアクションに適応する中国の交渉力と技術力!! ~2.13 岩上安身によるインタビュー 第922回 ゲスト 中国通エコノミスト田代秀敏氏 2/3」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2019年2月に収録した、岩上安身による田代秀敏氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた田代秀敏氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e4%bb%a3%e7%a7%80%e6%95%8f

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/442325

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「大阪都構想」と称する「大阪市解体構想」!住民投票を否決されたら投票は無効!? 「大阪市廃止で財政負担増」と報じた毎日新聞のスクープを「大誤報」と決めつける橋下徹氏の暴論を松井一郎維新代表は否定するも、一層深まる市財政局長への圧力疑惑!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483759

「新型コロナウイルスなんて存在しない」「メディアが捏造した陰謀論」などと公言した、フォロワー110万人以上の人気のフィットネス系男性インスタグラマーが新型コロナにより33歳で3人の子を残し死亡! その死は「反コロナ運動」へ命がけの警告!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483767

米大統領選最後の週末!! 各種世論調査は軒並み全国でバイデン氏が優勢と伝えているものの、いまだ激戦州は拮抗!! 世論調査は信用できるのか!? 郵便投票の急増により大波乱が起こる!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483780

非核「神戸方式」決議45周年記念のつどい ―記念講演「米軍優位の日米地位協定と日米合同委員会の密約」吉田敏浩氏(ジャーナリスト)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483266

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■大阪市廃止住民投票は1万7000票差で否決! 維新代表松井一郎大阪市長は「政治家のけじめ」と言いながら引退するのは2年半後!? 「二重行政解消」のために2度の住民投票に100億円以上もかけた維新の責任は!?

 
 大阪市を廃止して4つの特別区に再編することの賛否を問う2度目の住民投票「大阪市廃止・特別区設置住民投票」が、2020年11月1日に投開票が行われ、反対票が賛成票を上回り、否決されました。

 住民投票の有権者は大阪市に住民登録している日本国籍の223万6504人で、大阪市選挙管理委員会の発表した開票速報によると、賛成67万5829票、反対69万2996票、その差は1万7167票でした。

※令和2年11月1日 執行 大阪市を廃止し特別区を設置することについての投票の開票結果 確定(大阪市選挙管理委員会)
https://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu240/sokuho/kaihyo_data_10.html

 前回、2015年5月17日に行われた1回目の住民投票では、反対票が賛成票を1万1000票ほど上回り、僅差で否決されましたが、2015年の時点では大阪維新の会が「大阪都構想」と呼ぶ「大阪市解体構想」に、自民党、公明党、民主党、共産党、社民党がこぞって反対していました。しかし今回の住民投票では、選挙で維新と対立したくない公明党が賛成に立場を転じたにもかかわらず、否決されました。

※「安倍さんと松井一郎(維新代表)さんが連絡取り合って衆院解散。大阪の公明党を全て落選させて憲法改正!」自称「私人」橋下徹氏が公言した衆院解散と改憲シナリオ! 2019.4.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447026

 11月1日深夜に行われた記者会見で、大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長は「すべては僕の力不足」と敗戦の弁を述べ、政界からの引退を表明しました。しかし、松井氏の言う「引退」とは、大阪市長として2023年4月までの残り任期を全うした上で次の市長選に立候補しないという意味のようです。

※「大阪維新の会」大阪市における特別区の設置についての投票の記者会見 2020.11.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483736

 松井氏は「大阪維新の会の先頭で旗を振ってきた。僕自身、政治家としてけじめはつけなければならない」と述べましたが、このあと2年半も大阪市長を続けたあげく、次の選挙には出ないことを「けじめ」と呼ぶのはずいぶん都合の良い話に聞こえます。

 他方、大阪市の廃止のための住民投票をめぐり、2013年以来、人件費と3回の首長選挙、2回の住民投票で合計100億円以上の税金が使われたことを毎日新聞が報じました。「二重行政の解消」をうたいながら、膨大な時間とカネをムダにした維新の責任が問われます。

 詳しい記事は、下記のURLからぜひご一読ください!

※大阪市廃止住民投票は1万7000票差で否決!維新代表松井一郎大阪市長は「政治家のけじめ」と言いながら引退するのは2年半後!? 「二重行政解消」のために2度の住民投票に100億円以上もかけた維新の責任は!? 2020.11.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483853

■<本日の再配信>猿田氏は日本に「世界を二分する『対中包囲網』を米国に作らせないように働きかける」ことを提言! 本日午後20時より、「2020米大統領選挙シリーズ〈1〉 猿田佐世ND代表オンライン講演会 2020米大統領選後を読み解く ―日米関係の現状と今後の展望」をフルオープンで再配信します!

 本日は米国の大統領選の投開票日です。その結果は日本をはじめ多くの国の外交政策に影響を与えそうです。

トランプ氏とバイデン氏のどちらが当選するのか、予想が難しくなっていることは昨日の日刊IWJガイドでお伝えした通りです。

※米大統領選最後の週末!! 各種世論調査は軒並み全国でバイデン氏が優勢と伝えているものの、いまだ激戦州は拮抗!! 世論調査は信用できるのか!? 郵便投票が結果を左右する!?(日刊IWJガイド、2020年11月2日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47727#idx-4

 トランプ氏は投開票日前日の昨日2日に開いた集会で、もし当選したらファウチ国立アレルギー感染症研究所所長を解任する考えがあることを表明しました。それを聞いた支持者らも「ファウチ氏を解任せよ」と合唱しました。

※At late-night rally, Trump suggests he may fire Fauci ‘after the election.’(ニューヨーク・タイムズ、2020年11月2日)
https://www.nytimes.com/2020/11/02/us/politics/at-late-night-rally-trump-suggests-he-may-fire-fauci-after-the-election.html

 米大統領選の結果は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大収束の行方を左右する意味でも大変注目されています。

 加えて、日本をはじめとした多くの国の外交政策に影響を与えそうです。

 そこで、本日は9月26日に開催された新外交イニシアティブ(ND)事務局主催の「2020米大統領選挙シリーズ〈1〉 猿田佐世ND代表オンライン講演会 2020米大統領選後を読み解く ―日米関係の現状と今後の展望」を再配信します。

 猿田佐世氏は米大統領選の状況を以下のように整理します。8月の世論調査で2020年米大統領選の重要課題として経済問題、医療保険問題、コロナウイルス問題に次いで最高裁人事が4位につけていることに注目します。この世論調査が行われた時点では、まだリベラル派の米連邦最高裁判所の判事であったルース・ベイダー・ギンズバーグ氏は病状が悪かったものの、また亡くなっていませんでした。

 これは米国の制度固有の争点であると猿田氏は説明します。また、ギンズバーグ氏は女性の権利のアイコンであることを、文房具屋で販売されているギンズバーグ氏の人形の写真を紹介しながら解説しました。

 その後、猿田氏はジョー・バイデン氏とトランプ大統領の両陣営の対アジア外交について述べ、トランプ政権下の日米外交を振り返りました。最後に、日本のとるべき立ち位置について提言しました。

 共和党員や共和党支持者の中からもトランプ氏を支持しない声が出ている背景として、猿田氏は日米安保条約の破棄やNATO離脱を匂わせる発言などに見られる同盟の軽視をあげます。

 一方で、猿田氏はトランプ氏が日本政府に対して「我々の戦闘機の大量購入にとても感謝している」と述べるなど、非対称な関係性を求めてきたことにも触れました。

 その上で米国に頼る防衛政策で日本の安全は守られるのかを猿田氏が検証しました。

 猿田氏は「日本だけなら、尖閣での小競り合いを除き、中国と日本の間に本格的な軍事衝突が起きる可能性は低い」と述べ「中台紛争や南シナ海での領土紛争に絡んでおり、米中間に軍事衝突が起きれば、日本が巻き込まれうる」と警鐘を鳴らします。

 最後に、「米国が日本防衛のために自国のリスクを冒してまで中国等と本格的な戦争にふみこむことはあり得ない」と結論づけました。

 安倍前総理の「敵基地攻撃能力保有」に触れた退陣前の談話に危機感を示しながら、「日米の良好な外交関係を保ちながら、世界を二分する『対中包囲網』を米国に作らせないように働きかけること」を目指してくべきだと猿田氏は述べました。

 詳しくは、午後8時からの再配信を御覧ください!

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【タイムリー再配信 784】※映像提供 20:00~
2020米大統領選挙シリーズ<1> 猿田佐世ND代表オンライン講演会 2020米大統領選後を読み解く ―日米関係の現状と今後の展望―
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■IWJは生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行し、Youtube Liveで生中継を行うプロジェクトを進めています! 権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していきます! しかしながら8月、9月、10月とご寄付・カンパの達成率が下がり続けています! どうか、IWJの取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 
 先日来お知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のあるときにどうぞお目通しください。

※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507

 レンタルしたLiveUのデモ機を用いた取材をアーカイブで公開しています。取材現場は日比谷図書館地下大ホールという、電波状況の厳しい地下だったにも関わらず、安定して中継を行うことができました。ぜひ御覧ください。

※ライブ中継13:40~ 憲法を変えさせない!誰も戦場に送らせない! ―「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!― 学校に自由と人権を!10・25集会 ―講演:香山リカ氏(精神科医)
https://youtu.be/jgfzDGoHL6I

 IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 他方、IWJは過去に例のないほど経済的なピンチに直面しています。

 IWJの第11期は8月1日からスタートして3ヶ月が過ぎました。しかしながら、8月のカンパ総額は月間目標額の36%にしか届かず、9月は月間目標額の26%の達成率にとどまっています。

 この結果、10月の月間目標額は9月の不足分が加算された995万3340円となりました。しかし10月1日から30日までのご寄付・カンパの総額は205万7969円であり、目標額の約21%という達成率にとどまっています。10月最後の31日は土曜日でしたので、10月の達成率は、8月から大きく低下した9月の達成率を、さらに下回ることになりそうです。

 今月はキャッシュフローが足りず、目前の固定費の支払いを乗り切るために今月、400万円をIWJが借り入れることが本決まりとなりました。

 言うまでもなく、岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、地を這いつくばるように生きてきた一介のジャーナリストに過ぎず、岩上安身にIWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。

 IWJから岩上安身への役員報酬も、3期連続して50%カットし続けています。来月も、再来月も、岩上安身が私財を投じられるわけではありません。

 このままでは、IWJは11月以降、これまでのような活発な活動を継続することはできそうにありません。

 それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。

 コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 皆様と一緒に私たちもコロナ危機を何としても乗りきりたいと思います! 同時に日本が対米追従一本槍で、覇権をかけた米中対立のための、代理戦争の鉄砲玉にされるのを黙って指をくわえて見ているわけにはいきません!

 強まる言論と報道への統制、あるいは菅政権による日本学術会議の6名の任命拒否という違憲・違法の動きの裏にも、軍事研究を解禁し日本を米国の従属国のまま軍事国家化してゆくという強い意志が存在します。1つ1つの事件の背景にあるこうした「俯瞰的視点」を持ちあわせていることも、IWJの特色であると自負しています!

 ぜひ、会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援を、よろしくお願いいたします!

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、SNS等を使って、IWJの良い点、優れた点を、口コミでお知らせいただければと思います。10月31日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4296名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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 独立メディアとしてのIWJの存在は、会員の皆様のサポートがあってこそのものです。特定のスポンサーをもたないことで、誰にも、どんな党派にもおもねることなく、真の報道の自由の実現を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。

 10月31日時点の会員数は4296名様です。うちサポート会員の方は1498名様です。

 まだ、無料の視聴のみにとどまり、会員登録はされていないという方は、ぜひ、この機会に新規の会員になっていただき、IWJの活動をお支えいただければと存じます!

 いったんは会員登録したものの、現在は休会中であるという方、うっかりして会費が未納になっているという方、この機会にぜひ、再開をお願いいたします!

 いったん会員登録した皆様の会員番号は、未納・休会の間も大切に保存してあります。会費を再び納付していただければ、着金が確認でき次第、サービスを再開させていただきます!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
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※ぜひ、サポート会員にお切替えいただいてご支援ください!
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 日頃から、IWJをご支援下さり、様々なコンテンツを、御視聴、御覧いただきましてありがとうございます。

 現在、IWJのサイト上で一部のコンテンツが閲覧できない状態になっています。

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 これからも、激しく流動する「現代」という時代をくっきりと浮かび上がらせるために、IWJならではの視点、切り込み、深堀りで、記事、中継、録画配信、インタビューなどを、皆様にお届けしていく所存です!そのため様々な企画も進行中です。

 ぜひ、これからも、IWJがお届けする様々なコンテンツにご期待ください。よろしくお願いいたします。

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※レギュラースタッフ募集要項
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

■【編集雑記 第45回 11月3日 辻部亮子】~コロナ禍真っ只中の、今年のハロウィン

 みなさま、こんにちは。9月からIWJ見習い記者として修行中の、辻部亮子と申します。記者としてはピカピカの1年生ですが、実を言いますと、もう5年も前から外部ライターとして主に「特報!」註釈を担当してきた老兵(?)です。

 註釈を手がけたインタビューは、樋口陽一氏インタビューや前川喜平氏インタビュー、関良基氏インタビュー、永井幸寿氏インタビューなどなど、大変だったけれど、どれも思い出深いものばかり。今年に入って少しお休みを頂戴していましたが、10月発行「岩上安身のIWJ特報!水島朝穂氏インタビュー」から再開しています。

 また、時に「検証レポート」を執筆する機会もありました。どうぞ御覧ください!そしてこれからは、日々更新される国内外の動きも皆さまにお伝えできるよう、知識と技術を磨いてまいります。皆さま、どうかお支えくださいますよう、よろしくお願いいたします!!

※【IWJ検証レポート】東京五輪招致不正疑惑問題について、仏紙『ル・モンド』が新たなスクープ! 日本のメディアが総スルーする「電通」関与の動かぬ証拠とその手口! 2018.3.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/413827

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※【IWJ検証レポート!】新型コロナ対策の政府専門家会議を牛耳り、検査過少路線へとミスリードする「国立感染症研究所」の闇を切る!731幹部の生き残りは米軍とともに戦後も人体実験を行っていた!(後編:戦後) 2020.3.29
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 さて、先週末の10月31日はハロウィンでした。この日は近年、いつのまにか、東京・渋谷に、思い思いの仮装をした若者を中心に数万人が繰り出す日になりましたね。盛り上がるあまりに羽目を外す人もいて、警察が出動する事態まで生じたことも度々ありました。

 今年は、コロナ禍の真っただ中ということあり、渋谷区長が自粛を呼びかけていました。それが功を奏してか、渋谷の人出は、例年よりは少なめだったと報じられています。日本でのハロウィンのイベント化にさきがけた東京ディズニーリゾートも、今年はイベントを中止していました。

 それでも、IWJのオフィスがある六本木では、ふだんをはるかに上回る人混みが見られたようです。「ようです」と申しますのも、またまた「実は」なのですが、私は九州在住。IWJの元祖テレワーカーなのです! 電話やメール等でオフィスのスタッフと常につながりながら、スリリングかつ刺激的、そしてやりがいのある日々を送らせていただいています。

 そんな遠い西方にいる私の目の代わりに、岩上さんが、めいめい装いを凝らした人々でいつも以上に華やかな六本木の街の様子を聞かせてくれました。「この港区あたりは各国大使館の集積地で、欧米のビジネスマンやその家族も、インターナショナルスクールも多いので、外国人比率が高く、子供を含めて、皆さん、楽しそうにやっています」と。

 そもそもハロウィンは、古代ヨーロッパの土俗的風習に由来すると言われます。キリスト教の広がりとともに、カトリック教会がこれをキリスト教化し、「諸聖人の祝日」(英語ではAll the Saints’ Day)としたというのが通説になっています。これは、冬至の祭りを、イエス・キリストの生誕と重ね合わせて、クリスマスを制定したのと同じです。

 なお、ハロウィンはときに「万聖節」と訳されますが、両者は別物。教会は11月1日の諸聖人の祝日を祝いつつも、前日のハロウィンそのものを公式に祝うことはありません。実際、ヨーロッパではハロウィンの風習は長く廃れていましたが、アメリカで大きく広まり、お祭りの日となったようです。

 コラムニストの堀井憲一郎氏は、日本でハロウィンを祝う習慣が一般的になったのは、2009年にディズニー・シーの全エリアでハロウィンを開催するようになったことと、軌を一にしていると分析しています。

※なぜハロウィンは日本でこれほど大ブームになったのか(現代ビジネス、2017年10月30日)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53340

 ヨーロッパにおけるハロウィンも、日本と似たような経緯で、近年急速に広まりました。フランスを例にとれば、パリ近郊にユーロ・ディズニーランド(現在はディズニーランド・パークと改称)が開業した1992年あたりから、ハロウィンが徐々に広まり、2000年代以降すっかり定着したといいます。

 フランスでのハロウィンは、主に小さい子どものいる家族にとってのイベントで、子どもが飴をもらう日、という位置づけです。ただ、若者のあいだでもかなり普及していて、この日に仮装して騒ぐ者は年々多くなっています。

 日本と異なるのは、街に繰り出すよりは、友人の家に集まって、少人数でのパーティーを開くという点でしょう。かくいう私も、フランス留学中、親友の家でかぼちゃのくりぬきや飾り付けを手伝いました。ハロウィン当夜は(仮装はしませんでしたが)ロゼ・ワインを傾けながら、家で夜通し楽しく過ごしたことを思い出します。

 ところが今年、10月に入ってからの爆発的感染拡大のため、フランスも10月30日から再度のロックダウンに入りました。少なくとも12月1日までは、通勤・通学、買い物などをのぞく、不要不急の外出が制限されるなか、今年のハロウィンはせいぜいSNSに写真を投稿するという形を強いられることになったようです。が、それでも知人宅に集まった人は、少なからずいたことでしょう。

 今すでに、人々の関心は、次の大きなイベントであるクリスマスがどうなるかに集まっています。クリスマスは、日本のお正月がそうであるように、ふだん離れている家族や一族がひとところに集まり、一緒に祝う習慣が定着しているからです。

 ロックダウン下のクリスマスということになれば、人々の被るストレスはハロウィンの比ではありませんが、家族内での感染はやはり無視できないものがあります。欧州の新型コロナ感染拡大状況と人々の動きに、今後も引き続き注視していきたいと思います。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、辻部亮子、杉浦まりあ、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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