日刊IWJガイド・非会員版「11月半ば過ぎましたが、今月のご寄付・カンパは月間目標額の41%にとどまっています! あと59%、206万7860円が必要です!」2025.11.20号~No.4658


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~11月も半ばを過ぎました! IWJの第16期は4ヶ月目となりました! しかし、ご寄付・カンパは、月間目標額に3ヶ月連続の未達です! 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月末までの11日間で、あと月間目標額の59%、206万7860円をたまわれば、第16期に入って初めて月間目標額に達することができます! 真実を伝えていく活動の困難を、痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■AIバブル崩壊か!? 米国の株式市場相場が4日連続で下落!「高市バブル」を享受してきた日経平均株価も2週間連続の下落傾向! さらに暴落へと突き進む!? 高市政権の積極財政路線が放漫財政であると懸念され、円は1ドル=155円台へ突入! 円安に歯止めが効かない状況!「高市暴落」の予測を的中させたエコノミストの田代秀敏氏に取材! 田代氏は「日本株相場は米国株相場のコピーです。20年以上前から『コピー相場』が定着しています」!「(高市政権は)円を劇的に減価させたアベノミクスを踏襲しているので円安は止まりません」!

■「エプスタイン人脈」の解明(その2)、マイクロソフトの創業者で慈善事業家のビル・ゲイツの場合! ビル・ゲイツ氏は、なんとエプスタインが性犯罪者と決まってから付きあい始めた! パートナーのメリンダ・ゲイツ氏が離婚に踏み切った大きな理由は、エプスタイン氏との交友だった!

■今年4月に自殺した(殺された可能性も高い)、エプスタインの性被害者、ヴァージニア・ロバーツ・ジュフリーさんの回顧録『ノーバディーズ・ガール』が出版され、注目を集める!!

■<IWJ取材報告>「mRNAワクチンは、本来の新規遺伝子治療薬としてではなく、従来型のワクチンとして審査された。PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、本来必要であった審査項目が免除されたことのリスクについて、はっきりと認識していた」!であれば、PMDAは、そのデータをどのように活用したのか!?~11.18 上野賢一郎 厚生労働大臣 定例会見
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■はじめに~11月も半ばを過ぎました! IWJの第16期は4ヶ月目となりました! しかし、ご寄付・カンパは、月間目標額に3ヶ月連続の未達です! 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月末までの11日間で、あと月間目標額の59%、206万7860円をたまわれば、第16期に入って初めて月間目標額に達することができます! 真実を伝えていく活動の困難を、痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

 IWJ編集部です。

 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月末までの11日間で、あと月間目標額の59%、206万7860円をたまわれば、第16期に入って初めて月間目標額に達することができます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

 第16期がスタートした8月は、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円の16%、9月は14%、10月は33%にとどまりました。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、これで3ヶ月連続未達です。財政的には厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を、痛感しています!

 IWJを2010年にスタートさせてからのこの15年間、あるいはそれ以前から、私、岩上安身は、機会があるごとに米国の従属国の地位に甘んじることの危険性に、絶えず警鐘を鳴らしてきました。

 自民党の新総裁、そして第104代の内閣総理大臣に高市早苗氏が就任しました。

 中国との戦争の話を絶えず繰り返し、「米軍が中国軍の矢面に立つのではなく、まず日本が正面に立つ」などということまで、テレビの地上波で発言してきた高市早苗氏が総理となり、いよいよ日本が「代理戦争」の捨て駒となる懸念が、今、まさに現実化しつつあるのを痛感しています。

 また、外交・安全保障分野で、まったく政治家としてのキャリアを積んでいない高市氏が、トランプ大統領との初会談で、報道陣の前で腕を組んだり、はしゃいだり、米国に頼りきった媚びる態度に終始したことも、強い懸念と落胆を覚えます。

 東西冷戦の終わりによって、世界大戦の危機、とりわけ核戦争の危機は遠ざかったと安堵して、約35年が経ちますが、現在、冷戦後で最も戦争の危機が近づいていると感じられます。

 軍事力を支える、肝心の工業力が空洞化してしまっている米国にのみ頼り、米国の戦略に従って、対中国との戦争の矢面に立て、と言われて、「代理戦争」の駒とされる、そんな危機に直面しているのに、政府も、与野党も、大小のメディアも、世論も、いつまでも、現実を否認しているように感じられます。

 今、日本に必要な指導者は、米国に依存し、虎の威を借りる好戦的な指導者ではなく、戦争回避能力に長けている、外交力のある指導者です。核保有国である中国に対して、非核保有国である日本が通常戦力で挑もうとするような、勇ましい言葉ばかり吐く、無謀な指導者ではありません! 日本を第2のウクライナに、日本の首相を第2のゼレンスキーにしてはいけないのです!

 国難は避けられない、としても、大難を小難にとどめることはできるはずです。日本が対米自立を果たし、「敵国」ばかりになっている周辺国と和解して、各国と平和条約を結び、「敵」と戦うのではなく、「敵」と和解して、「敵」を消し去ることができるかどうか。

 対米自立と、周辺国との自力での平和構築に失敗すれば、日本は、大きな試練に直面します。平和の上にしか、国家としての繁栄も、国民としての日々の穏やかな暮らしも、築くことができません。

 間に合うでしょうか。懸念は尽きません。

 肝心なことは、リアルな現実をまず直視することです。大小問わず、ほとんどのメディアが、現実直視を避けています。

 IWJは現実を直視し、お伝えし続けています。しかし、現実は苦いものです。苦い現実を直視したくない心理が働くからこそ、甘い嘘をつくプロパガンダに人は飛びつき、騙されてしまうのです。

 ウクライナ紛争以降は、特に、西側諸国ではプロパガンダの洪水が続いているような状態です。

 我々はプロパガンダの波にのまれることなく、ジャーナリズムの本道を歩み、リアルを伝えるという、当然のことを、貫いていきます!

 そうやって、苦いリアルな現実を直視した上で、なお、前向きな希望を信じる力が残っているかどうかが問われています。

 IWJは、厳しい経営が続いています。そのIWJの行方は、リアルと対峙してなお希望をもてるかどうかだと思います。

 市民メディアであるIWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。特定のスポンサーをつけず、スポンサーの意向に左右されることもありません。

 困難は、迫ってきています。向こう数年以内が、東アジアにおいて、日本が、「代理戦争」の駒として使われてしまうかどうかの正念場です! そうした事態は、絶対に回避しなければなりません!

 そのリスクは、高市氏が総理大臣となり、小泉進次郎氏が防衛大臣となったことで加速する可能性があります!

 今期16期もIWJは、日本だけでなく、西側に広がるプロパガンダにのみこまれず、真実をお伝えしていきたいと思います!

 どうぞ、緊急のご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

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◆中継番組表◆

**2025.11.20 Thu.**

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◆中継番組表◆

**2025.11.21 Fri.**

調整中

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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
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40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763

フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782

ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633

イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726

「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058

「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531

2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988

ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575

「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515

イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653

対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527

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■AIバブル崩壊か!? 米国の株式市場相場が4日連続で下落!「高市バブル」を享受してきた日経平均株価も2週間連続の下落傾向! さらに暴落へと突き進む!? 高市政権の積極財政路線が放漫財政であると懸念され、円は1ドル=155円台へ突入! 円安に歯止めが効かない状況!「高市暴落」の予測を的中させたエコノミストの田代秀敏氏に取材! 田代氏は「日本株相場は米国株相場のコピーです。20年以上前から『コピー相場』が定着しています」!「(高市政権は)円を劇的に減価させたアベノミクスを踏襲しているので円安は止まりません」!

 米国の株式市場で下落が続いており、日本の株式市場にも大きな影響を与えています。

 『日本経済新聞』は11月19日、「18日の米株式相場は4日続落し、ダウ工業株30種平均は前日比498ドル(1%)安の4万6091ドルで取引を終えた」と報じました。ダウ工業株30種平均も、S&P500種株価指数も4日続落しています。

 AI関連株が加熱し過ぎていることへの、警戒で売りが勝っているということは、2000年のITバブル崩壊と同じく、AI高株価が実はバブルである可能性をマーケットが示唆しているとも読みとれます。

 そうであれば、売り遅れると大きな損失を抱えるという懸念から、さらなる売りを呼び、AIバブル崩壊に至るかもしれません。

※NY株4日続落で計2100ドル安、4月関税ショック以来 AI過熱警戒続く(日本経済新聞、2025年11月19日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL1900Z0Z11C25A1000000/

 ダウ工業株30種平均は、トランプ政権が始動し始めた後、下落に向かい、トランプ関税が物議を醸した4月に急落しましたが、その後は回復し、11月12日に4万8431.57ドル(高値)に達しました。しかし、18日は、4万6372.45ドル(高値)まで下落しています。

※NYダウ平均株価 過去データ(Investing、2025年11月19日閲覧)
https://jp.investing.com/indices/us-30-historical-data

 他方、日本では、10月21日に高市内閣が正式に発足してから1ヶ月が経とうとしています。高市氏が自民党の総裁に選出され、次期総理となることが確定した10月4日以降、日本の株式市場は急騰していましたが、米国市場で進む株価の続落は、日本株式市場にも影響を及ぼす懸念があります。また、1ドル=155円台となった円安が、止まる気配はありません。

 まず、株式市場をみてみると、昨年2024年12月30日の日経平均高値(以下も日経平均で示す)は4万0325.78円でした。今年1月にトランプ政権が発足すると、株価は4万円からやや下落傾向が続き、トランプ関税が示された後、4月11日には、3万4639.39円(高値)まで落ちました。

 その後、株価は上昇に転じ、7月中旬には4万円台(高値)に回復、その後も上昇を続け、9月中旬に4万5000円台(高値)に達しました。

 自民党総裁選が10月4日に開票され、高市氏が総裁に選出されると、10月3日に4万5778.66円(高値)だった株価は、10日に4万8597.08円へと3000円近く跳ね上がり、11月4日には5万2636.87円(2025年最高値)に達しました。高市政権誕生を祝うかのような、株価の高騰です。

 この株価高騰により、高市政権誕生を市場が好感している、高市氏を総理に選んだことはベストチョイスだったのだ、という多幸感が、まるまる1ヶ月間続きました。

 しかし、1ヶ月を経過すると、11月5日以降はその後は下落傾向に転じます。11月18日の最高値はついに5万円を切り、4万9971.55円にまで下落しました。わずか2週間で結局、10月10日の水準にまで下がってきたことになります。

※Kabutan(MINKABU、2025年11月19日閲覧)
https://kabutan.jp/stock/kabuka?code=0000&ashi=day

 TOPIXも11月13日に、3389.12円(高値)と今年最高値を記録しましたが、その後は下落に転じ、11月18日は3330.38円(高値)まで下がりました。

※Kabutan(MINKABU、2025年11月19日閲覧)
https://kabutan.jp/stock/kabuka?code=0010&ashi=day

 AI株価のバブル崩壊の可能性もある、米国株式市場の4日続けての急下落は、日本の株式市場への追い打ちとなって、さらに日本の株価を押し下げる要因となりえます。この下落傾向は、長期化するか、あるいは暴落へと進む可能性はあるのか、懸念されます。

 株価と逆行して、為替では、円売りが進んでいます。

 円安は、今年1月初めに、1ドル=157円台後半にまで進みましたが、4月中旬まで概ね円高方向にふれ、1ドル=157円台後半142円台まで戻しました。その後、円安に転じ、7月から9月にかけては147円前後で推移していました。しかし、高市政権が発足した直後、10月6日に、一気に151円台に突入し、歯止めがきなかい状況を迎えています。

 石破政権の間に歯止めがかかっていたにもかかわらず、この局面にきての円安は、高市政権の政治姿勢と無関係であるとは考えられず、「高市円安」とみるべきでしょう。

※ドル円相場(日本経済新聞、2025年11月19日閲覧)
https://www.nikkei.com/markets/worldidx/chart/usdjpy/?type=year

 『日本経済新聞』は11月19日、「18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=155円50~60銭で取引を終えた」と報じました。

 『日経』は、高市政権による積極財政政策によって日本の財政赤字がさらに悪化するとみられ、円売りが進んだ、と分析しています。

※NY円相場、続落 1ドル=155円50~60銭 日本の積極財政を警戒した円売り 9カ月半ぶり安値(日本経済新聞、2025年11月19日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL18CSI0Y5A111C2000000/

 IWJは、岩上安身のインタビューにも度々ご登壇いただいている、エコノミストの田代秀敏氏に解説をお願いしました。田代氏は、高市政権になると、株価暴落もありえること、円安も止まらない可能性があることを予測し、的中させています。

※エコノミスト・田代秀敏氏が、円安・インフレ下での「高市トレード」は日本人をどんどん貧しくさせていると指摘! さらに高市政権の「積極財政」は株価暴落のカウントダウンであると警告! 高株価の「サナエノミクス」に浮かれていていいのか!?(日刊IWJガイド、2025年11月12日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251112#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55225#idx-4

※ここから先は【会員版・中略】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 田代氏は、資産を円建てで運用し保有することのリスクについて、以下のように警告しています。

田代氏「円安は明らかに日本人を貧しくしています。円で収入を得て、円で株式投資など資産運用をして、円で貯蓄をすることは、円安によって恐ろしいリスクに直面しているのです」

 詳しくは、ぜひ、田代秀敏氏のブログでお読みください。

※“高市トレードの恍惚と不安”(田代秀敏|エコノミスト、2025年11月10日)
https://note.com/hidetoshitashiro/n/nf94092b088ef

 岩上安身による田代秀敏氏への直近のインタビューは、以下で御覧ください。

※【第699号-702号】岩上安身のIWJ特報!「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー 第1弾(その2) 2025.11.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529461

※【第696号-698号】岩上安身のIWJ特報! 「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー 第1弾(その1) 2025.10.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529294

※史上空前の株高! しかしこれは日本経済の復活をあらわすものではなく、日本株が「株式の世界ではありえないぐらい割安」だから買われているだけ! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編2 2025.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529139

※「金とビットコインのような暗号通貨の価値の上昇は、ドルの価値が急落していることを示している」! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編1 2025.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529138

※その他の田代秀敏氏インタビューや関連コンテンツは以下で御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e4%bb%a3%e7%a7%80%e6%95%8f

■「エプスタイン人脈」の解明(その2)、マイクロソフトの創業者で慈善事業家のビル・ゲイツの場合! ビル・ゲイツ氏は、なんとエプスタインが性犯罪者と決まってから付きあい始めた! パートナーのメリンダ・ゲイツ氏が離婚に踏み切った大きな理由は、エプスタイン氏との交友だった!

 性犯罪者で、モサドのエージェントの疑いのあるジェフリー・エプスタンの交友関係の中で、ビル・ゲイツ氏ほど奇怪でおぞましい例は、なかなかありません。

 2009年に性的被害を受けたとエプスタインを告訴した、米国人女性ヴァージニア・ジュフリーさんは、こう証言しています。

 「2人目は、ビル・ゲイツです。

 億万長者で、メディアから愛されているひとりです。

 ビル・ゲイツは、よく裸で(エプスタイン島に)いました。

 ビル・ゲイツは、パーティに来て、性行為をするのではなく、実験をしていました。

 若い女の子に、実験で縛り付けて注射を打っていました。

 彼らは、これから人類が滅びるという、よくわからない話をしながら、16歳以下の女の子をテーブルに縛り付けて、注射を打っていました。

 この男らは、自分達を神だと思っているのです。

 人の命を、欲望のために、もてあそんでいます。

 私は、はっきり言います。

 エプスタインは、死んでいません。

 エプスタインは、立場がすごく上だから、貴重なランクにいる人間だから、死んだということにして、彼は助けられました。

 エプスタインは、世界の権力者に、ブラックメールを送っていました。

 いろんなファイルを送ったりとか、映像を送っていました。

 エプスタインにしゃべられたら、困る人間が世の中にたくさんいました」。

※はじめに~衝撃! あの性奴隷の島、エプスタイン島にバラク・オバマ元大統領が頻繁に訪れ、少年達に性加害を行っていた!? そこには、民主党の有力支持者のジョージ・クルーニー氏とトム・ハンクス氏も通い、ビル・ゲイツ氏は少女達を縛りつけて注射を打ち、実験材料にしていた!?しかも、これらは、イスラエルが米国エリートを操作するための大規模なハニー・トラップだった!? これが本当なら、米国がイスラエルに「従順」である謎も解ける! JFKの新資料は出ても、エプスタイン・リストが出てこない理由はこれか?(日刊IWJガイド、2025年5月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250509#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54658#idx-1

 亡くなった(殺された可能性が高い)ジュフリーさんは、ビル・ゲイツ氏は、性行為ではなく、実験に関心があり、少女達に注射を打っていたと証言しています。

 この注射とは、何を意味するのでしょうか?

 ビル・ゲイツ氏は、パートナーのメリンダ・ゲイツ氏ととともに、2000年に、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)を創設して、ワクチン開発・普及、感染症対策、母子保健、医療システムの強化などを行ってきました。

 注射実験は、ビル・ゲイツ氏が、アフリカやインドで、ワクチンの開発と普及に取り組んでいたことを想起させます。

 ビル・ゲイツ氏は、メリンダ・ゲイツ氏と1994年1月1日に結婚し、2021年5月3日に共同声明で「27年間の結婚生活の終結」を発表し、8月2日に正式に離婚しています。

 この離婚の第一の理由が、ビル・ゲイツ氏とジェフリー・エプスタインの交友関係なのです。

 2022年3月4日付『ニューズウィーク』は、メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏へのインタビュー記事を掲載しています。

 同日付『ニューズウィーク』は、こう報じています。

 「それ(ビル・ゲイツ氏との離婚)からほぼ1年後、フレンチ・ゲイツは『CBSモーニングス』のゲイル・キングとのインタビューで、マイクロソフト共同創業者であるゲイツ氏が、失墜した金融業者エプスタインと頻繁に会っていたことが、夫婦関係に悪影響を及ぼしたと語った。

 彼女はこう述べた。

 『私は、彼(ビル)がジェフリー・エプスタインと会っていたことが好きではありませんでした……そのことを彼にはっきりと伝えました』。

 さらにフレンチ・ゲイツは、エプスタインと一度会った理由について、『この男がどんな人物なのか確かめたかったのです。でも、ドアを入った瞬間に後悔しました』と語った。

 彼女はエプスタインについて、『彼は嫌悪すべき存在で、悪そのものでした。そのあと悪夢を見ました』と述べた。

 エプスタインは、2019年8月に死亡している(被害者のヴァージニア・ジュフリーさんは、エプスタインは生きていると強く主張)。

 ゲイツ氏が妻の意向に反してエプスタインとの会合を続けたことについて問われると、フレンチ・ゲイツは次のように答えた。

 『ビルの関係について残っているあらゆる疑問……それはビル自身が答えるべきことです』」。

※Bill Gates’ Ex-Wife Melinda Says His Relationship With Jeffrey Epstein Hurt Marriage(ニューズウィーク、2022年3月4日)
https://www.newsweek.com/bill-gates-ex-wife-melinda-relationship-jeffrey-epstein-hurt-marriage-1684812

 ビル・ゲイツ氏は、エプスタインの性犯罪が問題となってからも、彼と何回も会っていたのです。

 しかも、メリンダ氏がエプスタインと会わないで欲しいと言っても、ビル・ゲイツ氏は聞かなかったことがわかります。

 2021年8月5日付『アルジャジーラ』は、ビル・ゲイツ氏の弁明をこう報じています。

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■今年4月に自殺した(殺された可能性も高い)、エプスタインの性被害者、ヴァージニア・ロバーツ・ジュフリーさんの回顧録『ノーバディーズ・ガール』が出版され、注目を集める!!

 IWJは、この本を紹介した『ガーディアン』の記事を抄訳しました。

※Nobody’s Girl by Virginia Roberts Giuffre review ― a devastating expose of power, corruption and abuse(ガーディアン、2025年10月20日)
https://www.theguardian.com/books/2025/oct/20/nobodys-girl-by-virginia-roberts-giuffre-review-a-devastating-expose-of-power-corruption-and-abuse

 以下、その紹介記事の抄訳です。

 「今年4月に自殺したヴァージニア・ロバーツ・ジュフリーの回顧録『ノーバディーズ・ガール』には、ジェフリー・エプスタインの犠牲者であり、(告発の)活動家であった彼女が、虐待よりもさらに陰湿なものと格闘する一筋の思いが貫かれている。

 幼少期の性虐待の詳細を述べる辛い冒頭の文章の後、彼女は『受け入れがたい話だということはわかっています』と書き、『ですが、読むのを止めないでください』と続ける。

 エプスタインが彼女に、彼の大富豪の友人達の一人と初めて性行為を強要したとされる出来事を語った後には、『私には、一息つく時間が必要です。読者の皆さんもそうでしょう』と記している。

 本を通して、ジュフリーは、読者が彼女の物語に嫌悪感を抱くという自身の想定を和らげようと、魅了し、謝罪し、そして明るく第4の壁を破る。

 誤解しないでいただきたい。これは、権力、腐敗、産業規模の性的虐待、そして組織が、犠牲者よりも加害者に味方した経緯についての本である。

 エプスタインは、公判を待つ間に2019年に獄中で首を吊り、共犯者のギレーヌ・マクスウェルは人身売買で20年の刑に服しているが、これらの結末は、ジュフリーの証言によるところが大きい。(中略)

 もちろん、彼女のこれらの想定は間違いではない。亡くなった時、41歳で、ジャーナリストのエイミー・ウォレスとの共同執筆による彼女の巧みで賢明なこの本で、ジュフリーは性的暴行の犠牲者であることが、良くても哀れみの対象、悪ければ非難の対象となることを知っている(あるデイリー・ニュースの見出しは『ジェフリー・エプスタインの告発者は、セックス奴隷ではなく、金に飢えたセックス・キティだったと元友人が語る』)。

 私は『ノーバディーズ・ガール』に2つの質問を持って臨んだ。

 第1に、この本は、ジュフリーらが人身売買されたとされる著名な男性のリスト、いわゆるエプスタイン・リストについて、何か新しい洞察を与えてくれるか?

 最も新たな疑惑に近いのは、エプスタインが彼女に性行為を強要した数十人の男性の一人について、彼女が『政治家』であり、『元大臣』であったと描写していることである。

 彼は彼女を絞めつけ、殴って、ほとんど意識不明にさせたが、彼女は彼を名指しするにはあまりにも強力すぎると書いている(彼がどれほど暴力的であったかをエプスタインに伝えた際、彼は冷たく『そういうこともあるさ』と言ったそうである)。(中略)

 第2に、この本は、現在、テキサスの低警備刑務所にいて、減刑のためにトランプ大統領に取り入ろうとしているギレーヌ・マクスウェルにとって、状況をさらに厳しくするか?(彼女の最新の控訴は、今月初めに却下された)。

 この点に関して、ジュフリーの証言は、恩赦の可能性をさらに遠ざけるに違いない。彼女(ジュフリー氏)を2000年にマール・ア・ラーゴ(トランプ大統領のフロリダの邸宅)で16歳のロッカールーム・アシスタントとして見つけ出し、マッサージ師候補として『面接』のためにエプスタインの家に連れてきたのは、マクスウェル、または、彼女が少女達にそう呼ぶように主張した『Gマックス』だった。

 ジュフリーはその日、そしてその後の暴行でも、エプスタインとの性行為を強いられ、マクスウェルもそれに加わった。『スリーサム(3人で行う性的行為)の間、マクスウェルは私に激しく当たるようになりました』とジュフリーは書いている。『私が不満を言うと、彼女はさらに私を傷つけました』。

 これは、私を第3の質問へと導く。その辛い性質を考えると、なぜこの本を読むべきなのか? 私は1人以上の人が「読む気力がない」と言うのを聞いたが、これはどの犠牲者も聞きたくないフレーズである。

 しかし、この本が容赦なく、衝撃的に辛い一方で、性犯罪者がいかにして活動するかについての、明確で必要な記録でもある。レイプされ、人身売買されたことで、ほとんどの人々の共感の及ばない存在になるというジュフリー最大の恐れは、実際には起こらない。

 供述録取書ではできないことを、物語は私達を彼女と一緒に部屋の中に連れて行くことによって実現する。この本は、ジュフリーの法的地位である『被害者』に命を吹き込み、私達誰もが知っているような、少女を見せ、『自由に』立ち去ることができながら、人身売買される人々の現実に活気を与える。(中略)

 一方、ジュフリーのアンドリュー王子に関する回想(彼女はエプスタインの島での乱交を含む3回、彼との性行為を強要されたと主張している)は、彼をさらに愚かでグロテスクな光の中に描き出す。

 『私達は服を脱いで浴槽に入りましたが、王子がベッドへ急いでいたため、長くは滞在しませんでした…私の記憶では、全体で30分もかからなかった』とある。

 アンドリュー王子は、ジュフリーの彼との性行為、エプスタインによる人身売買、または彼女に会ったことがあるという彼女の主張を否定している。

 しかし、あまりにも多くの焦点が、王子に当てられてきたため、この本を読んだあとに、私が最も考えたのは彼ではなかった。それは、エプスタインのニューヨークの邸宅へのカジュアルな訪問者達、ジュフリーがそこで夕食の席で遭遇したと語る、著名な男性達、そして時折の女性達である。(中略)

 ジュフリーが、エプスタインとマクスウェルに責任を負わせたことは、正当に誇りに思うべきことである。しかし、性的暴行のサバイバーにとって、回復にかかる費用、ましてや世界の前で加害者に立ち向かう費用は、途方もなく高くなる可能性がある。

 本の冒頭で、エイミー・ウォレスは、ジュフリーの緊迫した最期の数ヶ月間、複数の健康問題、そして彼女のオーストラリア人の夫であるロバート・ジュフリーによるとされるドメスティック・バイオレンスの詳細を共有している(ロバート・ジュフリーの弁護士は、進行中の訴訟を理由に、この疑惑へのコメントを拒否している)。

 4月1日、ジュフリーはウォレスに宛てて、『私の状況に関わらず、この作品が出版されることが、私の心からの願いです』と書いた。その3週間後、彼女は人里離れたオーストラリアの農場で亡くなっているのが発見され、3人の子供が残された。

 ジュフリーが、2009年にエプスタインに対して起こした訴訟で、彼女の弁護士は、彼の虐待の結果として、彼女が負った傷には『人生を楽しむ能力の喪失』が含まれ、その規模が『本質的に永続的』であると述べていた。同じことが、この重要で、勇気ある、そして悲劇的な死後の出版となった本にも言えるかもしれない」。

■<IWJ取材報告>「mRNAワクチンは、本来の新規遺伝子治療薬としてではなく、従来型のワクチンとして審査された。PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、本来必要であった審査項目が免除されたことのリスクについて、はっきりと認識していた」!であれば、PMDAは、そのデータをどのように活用したのか!?~11.18 上野賢一郎 厚生労働大臣 定例会見

 11月18日午前9時20分より、東京都千代田区の厚生労働省にて、上野賢一郎厚生労働大臣の定例会見が開催されました。

 IWJ記者は、質疑応答にて、上野大臣に対し、次のように質問しました。

IWJ記者「新型コロナワクチンについて、2025年9月18日にワクチン問題研究会が行った記者会見(※)において、同研究会代表理事の福島雅典氏は、『mRNAワクチンは、本来の新規遺伝子治療薬としてではなく、従来型のワクチンとして審査された。それが落とし穴だった』と述べています。

※ワクチン問題研究会が「mRNA ワクチンの承認取消および市場回収を求める要望書」を厚労省に提出!!「法律と科学にもとづいて問題を解決し、次のパンデミックに備えましょう」と福島雅典 代表理事~9.18 mRNAワクチン(Messenger RNA 脂質ナノ粒子製剤)の承認取消および市場回収を求める記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529191

 従来型ワクチンとして審査されたことでスルーされた審査項目は、生体内分布をはじめ、計10項目に及び、現在確認されているmRNAワクチン接種による健康被害に関わるほぼすべての審査項目が免除された形となっています。

 また福島氏は、『おそらくPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、この問題の急所をつかんでいた。PMDAは、従来型ワクチンの審査ガイドラインにもとづけば、そのようなデータを要求する根拠はないにもかかわらず、接種後の生体内分布のデータをファイザーに要求した。つまり、PMDAは、本来必要であった審査項目が免除されたことのリスクについて、はっきりと認識していた』とおっしゃっています。

 このPMDAとファイザーとのやりとりについて、厚生労働省側で把握している詳細を、ご教示いただけますでしょうか」

上野大臣「PMDAと個別の企業とのやりとりについては、PMDAが作成した、公表されている審査報告書に記載されている通りだと考えています。

 ご指摘の項目については、試験成績の要不要を含めて検討されて、提出された試験成績等にもとづいて審査されているものと承知しています。さらに具体的なことが必要であれば、大変恐縮ですが、事務方に専門的にお尋ねいただければと思います」

 IWJ記者は、さらに次のように質問しました。

IWJ記者「具体的に、PMDAは、なぜこの生体内分布のデータを要求したのか、またこのデータはPMDAによって、どのように活用されたのか、ということを知りたいのですが、また事務方の方におうかがいすればよいですか?」

上野大臣「はい」

 IWJ記者は、質問の中で、ワクチン問題研究会・福島氏の発言を引用する形で、PMDAが、本来、新規遺伝子治療薬であるmRNAワクチンを従来型のワクチンとして審査したことが招く健康被害リスクの観点から、ファイザーに生体内分布のデータを要求したものとしています。

 これが事実であるかどうかを改めて確認することが、IWJ記者のこのたびの質問の意図するところであり、現在、厚労省担当官からの報告を待っている状態です。

 会見の詳細については、全編動画を御覧ください。

※「mRNAワクチンは、本来の新規遺伝子治療薬としてではなく、従来型のワクチンとして審査された。PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、本来必要であった審査項目が免除されたことのリスクについて、はっきりと認識していた」!であれば、PMDAは、そのデータをどのように活用したのか!?~11.18 上野賢一郎 厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529657

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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