2022年9月21日午後2時より、東京・渋谷ハチ公前広場にて、平和をつくり出す宗教者ネット、日本カトリック正義と平和協議会、平和を実現するキリスト者ネット、基地のない沖縄をめざす宗教者の集いの呼びかけにより、「国民に弔意を強制してはならない!国葬に反対する渋谷ハチ公前毎週連続祈念行動」が開催された。
冒頭、日本山妙法寺の僧侶、江上彰氏が「諸宗教者共同声明 安倍元首相の『国葬』閣議決定撤回を求める―国民に弔意を強制してはならない―」を読み上げた。
- 諸宗教者共同声明 安倍元首相の『国葬』閣議決定撤回を求める―国民に弔意を強制してはならない―(平和をつくり出す宗教者ネットのフェイスブック、2022年9月16日)
声明の朗読を受けて、同じく日本山妙法寺の僧侶、武田隆雄氏が次のように述べた。
「私たちは、宗教者です。
レッテルを貼っちゃうということですね、レッテルを貼って、思考停止におちいる。これが怖いんですね。
私たちは、『国葬のあとには、戦争が来る、やって来る』ということを、大変心配しております。
お弔いは、それぞれの意思で決めていくことなんです。それが、国が、『供養しなさい、弔いをしなさい』と言う。個人の心の自由を奪っていく。これは戦前と同じような状態です。
また、戦前と同じような失敗をするのでしょうか? 戦争を起こし、他の国々の方々に迷惑をかけた、そういう歴史を繰り返してはなりません。
さきほどの『諸宗教者の共同声明』(の署名)は2000を超えています。短期間ではありますけども、集まっております」
カトリック豊島教会の信徒の女性は、自身の具体的な危惧を次のように訴えた。
「やはり、国葬の後には戦争がやってくる。もうだいぶ前から着々と準備は進んでいるんですよ。成人年齢はなんで18歳に下がったの? それはね、自衛隊に高卒で入った隊員が戦死した時に、『未成年を殺した』と言われないためなんですよ。確実に、私たちの次の世代、孫の世代は、戦争に行かされる。(中略)
憲法改正しなければ大丈夫よ、って思っていますが、そんなことはないの。安保協定で、何かがあった時には、アメリカが参戦と言えば、日本は自動的に参戦になっちゃうんです。
戦争の足音って、もうすぐそこまで来てるんですよ。その中での国葬です」
詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。