2022年9月1日、東京・衆議院第二議員会館にて、立憲民主党による「第11回 旧統一教会被害対策本部」が開かれ、旧統一教会の宗教2世(匿名)の方からヒアリングが行われた。
この会議は2部制となっており、宗教2世の方からのヒアリングが行われたのは第1部。その後の第2部は、宗教2世の方の訴えについて、関係省庁からヒアリングが行われたが、こちらはマスコミに公開されなかった。
ヒアリングに応じたAさんは、旧統一教会の恋愛と結婚についての問題点を、以下のように語った。
「自由恋愛は禁止されている為、基本的には親が子どもに対して、こういう『別れろ』みたいな話を振ってくるんですけど、これって親だけの問題じゃなくて、バックボーンについてる宗教組織がこういうことをやらせるということを、大きな問題の後景として理解いただくことが非常に大事だと思っています。
ですので、これは単純な、世の中で言われている『毒親』問題とか、家庭内の問題じゃないなという論調が一定数あるのは徐々に承知しているんですけど、あくまで親の行動を狂わして、子どもに対して束縛行為をとってしまうのが、バックボーンに付いている宗教組織が問題の根源になるということを最後に大事なメッセージとしてお伝えさせていただきます」
また、合同結婚式で結婚した「両親から生まれた祝福2世」の小川さゆりさん(仮名)は、幼少時からの貧困による学校でのいじめや、家庭内での信仰の強制など、自身の人生について「人権侵害だった」と語ったあと、議員や省庁の官僚に「同じ事を繰り返さないために、政治と宗教の関係について、もう一度検討して欲しい。献金などの規制もすべき」と訴えた。
詳しくは、ぜひ全編動画をご視聴いただきたい。