東芝 2017年3月期決算 監査意見は「限定付き適正」―国内製造業で過去最大の赤字9656億円!半導体事業売却の難航・内部統制問題で上場廃止・倒産の足音が!! 2017.8.10

記事公開日:2017.8.11取材地: テキスト動画
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(取材・文:谷口直哉)

 東芝は10日、2017年3月期の有価証券報告書を提出した。最終損益は国内製造業で過去最高となる9656億円、債務超過も5529億円(17年3月末)と巨額にのぼった。

 米原発事業の損失計上での不適切な事項を除き、適正とする「限定付き適正」との監査意見となり、東証の上場廃止基準に触れる恐れがある「不適正」は避けられた。しかし、不正会計発覚以来、問題を指摘されている「内部統制監査」に関しては「不適正」意見が表明された。

 巨額の債務超過を解消するため、進められている半導体事業の売却計画も、米ウエスタンデジタル(WD)と訴訟を抱えるなど難航している。東芝は18年3月末の決算までに、半導体事業を売却し債務超過を解消できなければ、東証の上場廃止基準に抵触し上場廃止となる。

 もし、上場廃止となれば、資金調達が困難になり「東芝倒産」という事態が現実味を帯びてくることになる。

 記者会見終了後、「東芝 原子力敗戦」などの著書があるジャーナリストの大西康之氏に、今回の決算と東芝の現状を解説していただいた。

■ハイライト

  • 日時 2017年8月10日(木)15:00~15:45
  • 場所 東芝本社ビル(東京都港区)

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