自由報道協会主催 アーニー・ガンダーセン博士記者会見 2012.9.5

記事公開日:2012.9.5取材地: テキスト動画
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(IWJ・阿部)

 2012年9月5日、麹町報道会見場にて行われた、「自由報道協会主催 アーニー・ガンダーセン博士記者会見」の模様。

 博士は米国の原子力技術者で、1979年のスリーマイル島原子力発電所事故の調査時には専門家として活動。アメリカ・エネルギ−省の廃炉手続きの共著者でもある。氏は、福島第一原発事故後に関して「除染や廃炉のスキルを東京電力は持っていない。原子力の歴史上誰もが経験した事の無い問題を、原子炉の運転しか経験した事がない東電に解決は不可能」と指摘。その答えが確固となった理由として8/31の国会プレセンテーションを挙げ、「事故後初めて東電や保安院に直接質問出来る機会があったが、その答えを聞いて本当に恐ろしいと思った。目隠しをしてわざと目に見えない様にしている様な回答だった」と述べた。

 また、氏は「福島第一の収束作業から東京電力を切り離し、上層部の人員を完全に入れ替える必要性がある」と強調。政府に対しても「原発を残すと決めてしまおうとしている。段階的に原発を廃止していくと電気代が上がるというのは間違っており、また、廃炉コストに関しても政府や公的機関のものが正しいとは思えない」と述べた。質疑応答では国会事故調の報告書を高く評価。その反面で、事故直後から今に至るまで、重要な情報を一切報道しない日本の報道機関を厳しく批判した。

■ハイライト

  • 日時 2012年9月5日15:00~
  • 場所 麹町報道会見場(東京都千代田区)
  • 主催 自由報道協会(告知)

(…会員ページにつづく)

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