もんじゅの廃炉可否判断のボールは、今、文部科学省にあると委員長~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.12.2

記事公開日:2015.12.2取材地: テキスト動画
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 安全管理上の問題を繰り返し、文部科学大臣に文書勧告を発出した「もんじゅ」について、田中委員長は「廃炉を求めてはいない」が、廃炉にするか否かの選択は文部科学省の判断だと述べた。

  • 日時 2015年12月2日(水) 14:30~
  • 場所 原子力規制委員会(東京都港区)

廃炉「を」求めてはいないが、選択は文部科学省の判断だと委員長

 安全管理上の問題を繰り返し、文部科学大臣に文書勧告を発出した「もんじゅ」について、田中委員長は「廃炉を求めてはいない」が、選択肢として排除するものでないという。廃炉にするか否かの選択は文部科学省の判断だと述べた。

 もんじゅの問題は、国会閉会中審議や大臣視察などでも取り上げられている。規制委員会が文部科学大臣に発出した勧告は、運転を前提とした審査にかかる勧告ではなく、もっと前の段階だという。事業者の安全文化、安全への取組にかかる資質の問題だという。新規制基準がないと対応できないという大臣発言に対しても、「規制基準がないから対応ができないというレベルのものではない」と否定している。

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