アントニオ猪木議員が日本政府の北朝鮮に対する外交姿勢に苦言「後先が違ってる」 2014.8.21

記事公開日:2014.8.21取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 「元気ですか――――!」

 昨年2013年の参院選で日本維新の会(現・次世代の党)から出馬し、当選したアントニオ猪木議員が、8月21日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、今月8月末に北朝鮮・平壌で開催される「インターナショナル・プロレスリング・フェスティバル in 平壌」について話した。

 猪木議員は、1989年にスポーツ平和党を設立し、参議院議員に初当選した。北朝鮮との独自のパイプを活かし、スポーツ外交を謳って、これまでに北朝鮮へ29回訪問している。

 日本維新の会公認で出馬し、当選を果たした猪木議員だが、当選を果たしたその日、「党の公約は一応読んだ」、「まだ維新との政策は打ち合わせていない」と明かすなど、従来の枠には収まらない、独特な国会議員として人気を集めている。

■ハイライト

日本政府の北朝鮮への外交スタンスを批判「国会議員にバカヤロウ! と怒鳴りたい」

 猪木議員は、日本政府の北朝鮮に対する外交姿勢に疑問を感じているという。

 「拉致問題が解決したら、日本政府は北朝鮮と話し合いをする。これが基本でした。私なりに考えると、話し合いをしないで、どうして、拉致が解決するんだよ」

 猪木議員は、話し合いをしないまま、拉致問題の解決をすることはできないと、憤る。

 「バッチをはめている人達に、だいぶ怒られました。そういうことを言ってもらっては困ると。バカヤロウと怒鳴りたい感じでしたが。後先が違っているというのが私の感覚」だと話し、日朝関係をめぐり、日本政府の「拉致問題解決が先」という従来の考え方に疑問を呈した。

猪木議員が主張する「スポーツ外交」の意義とは

 猪木議員が、初当選した時から訴えているのは、一貫して、「スポーツ平和外交」だ。しかし、当時はその考えがなかなか理解されなかったという。

 当時から「なんでスポーツと政治なのか」という意見が多く投げかけられたことを猪木議員は振り返り、スポーツ平和北朝鮮外交にかける熱い思いを語った。

(…会員ページにつづく)

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