北朝鮮のミサイル発射への備えを強化するため、日本政府は都内に地対空誘導パトリオット「PAC3」を配備するなど、朝鮮半島情勢は緊迫している。
4月10日、外国人特派員協会に3人の有識者が招かれ、それぞれの見解を述べた。唯一日本語で発言した静岡県立大学の伊豆見教授は、「ミサイル発射の可能性は49%」と予測した。
北朝鮮は昨年12月にミサイルを発射し、2月には核実験を実施。米韓が3月に合同軍事演習を行った際も強固な反応を示したが、これらの最大の目的は、「金正恩氏の権力を高めるためのイメージ戦略だった」と伊豆見教授は語った。
ミサイル発射の可能性を5割と分析したその理由を伊豆見教授は、「現在、北朝鮮は戦争の構えを見せ、米国等の攻撃を阻止できることを国民に示している。国内的にはこれ以上のイメージ戦略は必要ないと見ていい一方で、国外へ軍事力を見せつけるため、ミサイル発射を実行するかもしれない」と述べた。