2014/04/25 「さらば、独裁者」週刊金曜日主催の緊急集会で鈴木宗男氏、辛淑玉氏、小森陽一氏らが「暴走する安倍政権」の危険性を指摘  

記事公開日:2014.4.29
このエントリーをはてなブックマークに追加

特集 憲法改正特集 集団的自衛権

 「政治の原点は弱い人のためにある。しかし、今の政治は、ひと握りの金持ちや強い者のためにある」──。鈴木宗男氏は厳しく断じた。

 2014年4月25日(金)、東京都文京区の文京区民センターで「緊急集会『さらば、独裁者 徹底検証 暴走する安倍政権』」が開催され、佐高信氏(評論家、週刊金曜日編集委員)と北原みのり氏(文筆家、週刊金曜日書評委員)の対談、鈴木宗男氏(新党大地代表)、辛淑玉氏(のりこえねっと共同代表)、小森陽一氏(東京大学教授)の講演が行われた。

 これは、同タイトルの『週刊金曜日』臨時増刊号の発売記念イベント。開会挨拶に立った同誌編集長の平井康嗣氏は、「安倍政権になってから、ものを言いづらい雰囲気になってきた。このような状況が全体主義につながるのではと危惧し、タイトルに『独裁者』という言葉を使った」と話した。

  • 記事目次
  • カリスマ性のない独裁者・安倍総理
  • 泣ける物語として消費される「戦争」
  • 情報リークで政治生命が奪われ、人格否定まで
  • 世界はレイシズムを越えようとし、日本は総理がレイシズムそのもの
  • 解釈改憲は安倍「暴走」政権の一番危険な本質

  • 発言 北原みのり氏、小森陽一氏、佐高信氏、辛淑玉氏、鈴木宗男氏

カリスマ性のない独裁者・安倍総理

 はじめに、佐高信氏と北原みのり氏の対談が行われた。愛国主義に傾倒する女性たちを取材した『奥さまは愛国』の著者である北原氏は、安倍総理について、「こんなにカリスマ性のない独裁者ってあり? 男としての魅力はゼロ。愛国にはまる女性たちに話を聞くと、『安倍さんは好きじゃない。でも、お守りしなければいけない人だ』と言うんです。小泉元総理のように『かっこいい!』とはならない」と話し、次のような見解を示した。

 「愛国に走る人たちが、3.11以降に増えたのは間違いない。メディアを信じられなくなり、ネットでいろいろな情報を得るようになった彼らは、政治に向けるべき怒りや不安が、韓国などに向かう。今の日本を否定したら、自分の立場がなくなるほど追いつめられているのではないか。安倍さんを支えているのは、私たちが作り出す空気なのだ」。

泣ける物語として消費される「戦争」

 さらに、映画『永遠の0』を見たという北原氏が、「どこで泣くんだろうと不思議に思いながら見ていたが、終わって出てくる男性たちは目が真っ赤。家族のために死んでいく俺、という男のロマンをくすぐる感動システムが絶妙だ」と言うと、佐高氏は「泣くのが右翼、泣かないのが左翼かな。作家の重松清さんは、人が泣くツボは心得ているけど、それは封じ手にしているというが」と応じた。北原氏は「戦争が、物語として消費されている。私たちは、どれだけ感動に飢えているんだろう」と話した。

 佐高氏は「かつて自衛隊の栗栖幕僚長が『自衛隊は、国民を守るものだと誤解されている。国の本体を守るのが自衛隊だ』と発言している。彼らの頭の中では、国と国民は別なのだ。愛国と言う人たちは、それを一緒にして、国が守ってくれると思っている」と指摘した。

情報リークで政治生命が奪われ、人格否定まで

 鈴木宗男氏は、権力のメディア戦略に触れて、次のような話をした。「今年の1月、読売新聞1面トップに『安倍総理は通常国会後、内閣改造、党役員改選をする』という記事が出た。半年後の話を新聞に載せておいて、その翌々日、総理大臣がこれを肯定する。これは、高等な戦術である。年末から(総理の靖国参拝などで)、自民党役員の中にも安倍総理を批判している人は結構いた。これが『人事を改造する』と言ったら止まった。計算ずくである。これが権力である」。

 「マスコミは『われわれは反権力だ』と言っているが、彼らが一番権力に媚びている。なぜなら、彼らは権力者から情報をリークしてもらわないと、記事が書けない仕組みだから。私は12年前に国策捜査で逮捕されたが、話してもいないことを検察がリークして、マスコミが書きたてた。小泉政権の時、政権批判をする評論家はテレビから全部外された。今も、その傾向がある。怖いことである」と指摘した。そして、自身が政権から排除された経緯を語っていった。

 鈴木氏は安倍政権について、「心配なのは、去年の7月に参院選で勝って、衆参のねじれがなくなってから、強く出てきたことである。特定秘密保護法、国家安全保障会議設置法、これらは強行採決すべきではない。時間をかけてさまざまな意見を聞いて、冷静に判断すべきである」と述べた。

 そして、「安倍総理自身というより、取り巻きの人たちも一蓮托生で動いていることを危惧している。今日も(TPPの日米協議を巡って)麻生副総理が『オバマ大統領がひとりで決められるものではない。そんな力はない』と偉そうに発言した。こういう人が副総理だから問題である。安倍総理本人を見るのも大事だが、取り巻きの言動も見る必要がある。ここが、ひとつのポイントだ」と示唆した。【IWJテキストスタッフ・花山/奥松】

世界はレイシズムを越えようとし、日本は総理がレイシズムそのもの

この続きは、会員限定となります。
まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会に会員となって続きをお読み下さい!

この記事・映像の完全版は、IWJ会員のみ閲覧・視聴ができます。
会員の方はここをクリックしてください。
会員登録はこちらから。
この記事・映像だけを有料で閲覧・視聴する場合はこちらから。

■関連記事

IWJのこうした取材活動は、皆様のご支援により直接支えられています。ぜひIWJ会員にご登録いただき、今後の安定的な取材をお支え下さい。

新規会員登録 カンパでのご支援

一般会員の方で、サポート会員への変更をご希望される場合は、会員ログイン後、画面上部の会員種別変更申請からお進み下さい。ご不明の際は、shop@iwj.co.jp まで。


コメント “2014/04/25 「さらば、独裁者」週刊金曜日主催の緊急集会で鈴木宗男氏、辛淑玉氏、小森陽一氏らが「暴走する安倍政権」の危険性を指摘

  1. 安倍首相の夫人である昭恵さんは電通という企業の出身ですが、
    この電通が政権運営に協力していると言われています。
    某オンライン百科事典に電通の競業避止義務違反が指摘されていましたが、
    密かに削除されています。このように言論統制が敷かれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です