TPP・日米二国間交渉の非難を避け、都合の悪いことは国内で規制緩和 ~何のメリットもない秘密交渉からはいますぐ撤退!「STOP TPP!! 官邸前アクション」 2013.9.3

記事公開日:2013.9.3取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 3日(火)、首相官邸前では、毎月第一火曜日に抗議を行っている「STOP TPP官邸前アクション」が行われた。

 米国がTPP交渉参加の条件として、日本に対して、「牛肉・保険・自動車」の3分野で規制緩和を求めてきている。このうちの自動車分野を巡って、米国側は長年に渡り、日本の軽自動車の税制優遇を問題視してきた。軽自動車が、米国製自動車の参入の障壁になっているという主張である。政府は、来年4月からの軽自動車税の増税を検討と報道されている。

 プロジェクト99%・安部芳裕氏は、この動きについて、「米国の要求となると、非難が湧くから国内から自主的に変えた」という形を取ったのではないかと話し、この先、都合の悪いことはTPP交渉や日米二国間交渉ではなく、国内で自ら規制を変えていくだろうと解説した。

 ツイッターで情報発信をしている『にゃんとま~』氏は、国内でのTPP批准手続きについて、「鍵を握っているのは衆議院の優越の関係から、日本維新の会やみんなの党。仮に自民党のTPP反対派が議決で反対に回っても、維新とみんなが賛成してしまえば、通ってしまう。いずれにしても厳しい戦いになるだろう」と、見解を示した。

■全編動画

  • 内容
    ・ブルネイTPP交渉報告 : まつだよしこ
    ・アベノミクス・国家戦略特区から見えるTPP後の姿 : 奈須りえ(元大田区議)
    ・どうなっているの? TPP日米並行協議 : 安部芳裕
    ・TPPにNO!を突きつける世界の運動とつながろう! : 内田聖子
    ・サルでもわかるTPP : 安田美絵&サル
     ※この他、国会議員のスピーチ、参加者1分スピーチなど

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