「戦争で被害を受けるのは、戦争をしたくない人たち」――。
米国などによるシリア攻撃が懸念される中、30日18時より、抗議行動「緊急アクション シリアを攻撃するな! NO ATTACK ON SYRIA!」が行われ、参加した女性の一人はこう訴えた。
急な呼びかけにも関わらず、東京・虎ノ門のアメリカ大使館そばには約100人の市民が参加。「イラク戦争の過ちを繰り返すな」「Hands Off Syria」などのプラカードを掲げながら、戦争反対を訴えるシュプレヒコールやスピーチは約1時間続いた。
参加者の中に、沖縄の米軍基地問題を追い続けてきた写真家の山本英夫さんの姿があった。山本さんは、解釈改憲によって集団的自衛権の行使容認の動きを見せる安倍政権について言及。「米軍基地が沖縄に集中しているために、国民は自国の軍事体制に対して極めて鈍感になっている」と懸念を示し、「こういう機会に学び、日本政府による軍事介入を許さない闘いを始めて行く必要がある。そうでなければ、私たちの暮らしは68年前に逆戻りする」と警鐘を鳴らした。