2012年3月30日(金)、東京都千代田区の日本プレスセンターで行われた「徹底分析 弁護士日隅一雄」の模様。
徹底分析 弁護士日隅一雄 2012.3.30
(IWJ・原)
■ハイライト
- 内容
1 映画「靖国」妨害事件 (対談相手:佃克彦氏)
2 グリーンピース事件 (対談相手:佐藤潤一氏)
3 NHK番組改変事件 (対談相手:西野瑠美子氏)
4 沖縄密約情報公開事件 (対談相手:澤地久枝氏)
5 ランビック・NPJの活動 (対談相手:梓澤和幸氏)
6 東電会見 (対談相手:木野龍逸氏)
主催団体である「徹底分析弁護士日隅一雄実行委員会」は、日隅氏との付き合いの深いNPJメンバーや弁護士仲間で構成される。日隅氏の弁護士やジャーナリストとしての半生を振り返り、どのような道を歩んできたかを、多角的に分析しようという企画である。
日隅氏の対談相手として登壇したのは、6名。
第一部、弁護士・佃克彦氏との対談は、映画「靖国」妨害事件を巡る裁判について。フリーライター・木野龍逸氏とは東電・統合会見、そして二人の出会いについての秘話。グリーンピース日本事務局長・佐藤潤一氏とは、日隅氏も弁護人についたグリーンピース事件について。
第二部、VAWW-NETジャパン(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)共同代表・西野瑠美子氏との対談では、2001年、慰安婦問題などの戦時性暴力を扱った民衆法廷、「女性国際戦犯法廷」に関するNHKの番組内容を、政治圧力によって変更させられた「NHK番組改変事件」について。作家・澤地久枝氏とは、沖縄返還密約文書開示請求訴訟について(澤地氏は原告団の一人でもある)。そして最後は、NPJ・ランビック報道被害救済弁護士ネットワーク・梓澤和幸弁護士。
梓澤氏との対談では、「なぜ、日隅氏は自身の体調を省みずに東電・統合会見に参加し、奮闘したか」などの質問が飛んだ。日隅氏の答えに会場は涙し、梓澤氏は、「本当の奇跡を起こそう」と日隅氏と握手を交わし、これからもずっと生き続けていくよう、促した。
また、日隅氏は締めの挨拶で、「この企画は生前葬として行ってもらったつもりだが、次は、生前3回忌や生前7回忌を企画していただけるよう、頑張ります」と参加者らに誓った。