東京電力 統合記者会見 20:00 2011.6.7

記事公開日:2011.6.7取材地: テキスト動画
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 2011年06月07日(火)、東京電力本社で、政府・東京電力事故対策統合本部 合同記者会見(20:00、1:19′)が行われた。

 IAEA閣僚会議に対する日本国政府の最終報告書が、本日決定され、その要点を説明した。報告書では原子力の安全と防災に関する技術的な事項を取り上げ、政府全体の様々な責任などは時間の関係から取り上げていない。責任問題は今日スタートした検証委員会で行なうと述べた。

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■全編動画
会見

今日のまとめ

 原子力災害対策本部が本日19:00から開催され、IAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書が決定されている。

 IAEAに対する報告書が発表された。IAEAの5/6の減災本部の会合にて、報告書の取りまとめを作業チームでスタートするよう指示があり、最終的に本日の報告書作成となった。英文の資料をIAEAに送付済。IAEAから参加国へ送付されることになっている。IAEA会議ではこの報告書とIAEA自体が作成した報告書が使われる。
 本文は750頁、13章からなり、Webからダウンロードできるようになっている。

 はじめに、今回の災害は地震と津波という自然災害が並行して起きたことで我が国にとって非常に厳しい事態になった。結果放射性物質を放出することになったことを世界に皆様にお詫びすることを記述した。
 対象とする調査範囲としては、原子力の安全と防災に関する技術的な事項を取り上げる。政府全体の様々な責任などは時間の関係から取り上げていない。責任問題は今日スタートした検証委員会で行なう。報告書自体も検証委員会の対象になる。技術的な検証自体はは非常に厳しく、できるかぎり客観的に行った。
 中心になるのは4章で、事故の発生と進展について、既にわかったこと、データを全て記載した。時系列の動き、解析の結果、詳細に記載した。

 今日の会見では時間の関係で、1号機についてのみ簡潔に要点を説明、(1)電源喪失の経緯、(2)原子炉の冷却の経緯、(3)炉心損傷、水素爆発の経緯、(4)冷却水の漏洩について、特に海水注水をめぐる動きについて詳細に記載した。これは、福島第一原発所長の現場判断で行われた。

 解析の結果、炉心溶融3/11,17:00ごろ燃料露出その後溶融したとことが分かった。現在は圧力容器の底部が損傷し、溶融した燃料の一部が格納容器のDWフロアに落下堆積している可能性がある。

 また、IAEAからの調査要請があった、放射性被曝の状況についても記載。従業員の被曝状況について、現在内部被曝の測定中、非常に遅れている。既に二名が250mSvを超えている。まだ半分程度しか行なっておらず、済も詳細解析はまだ。もっと増えるだろう
 INESの評価、事故一ヶ月後の4/12にLevel7と発表したことは、もっと迅速かつ的確に評価できたのでなかったかと指摘している。その他に、中部電力浜岡原発についての経過を記述した。

 12章、事故の教訓について、5つのグループに分類した。シビアアクシデントの防止策の強化、厳しい事故に陥ることを防止できなかったのかについて、地震津波への対策の強化、地震による大きな損壊は確認されていないが、詳細は不明であり更なる調査が必要である。
 津波については対策が不十分だったことによる対策が最重要項目だと認識している。

※以下はリンクを記載

議事録(PDF)

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